日本晴れの安達太良山 (奥岳周遊+鉄山ルート)
- GPS
- 10:02
- 距離
- 12.6km
- 登り
- 880m
- 下り
- 885m
コースタイム
- 山行
- 8:19
- 休憩
- 1:44
- 合計
- 10:03
天候 | 日本晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2020年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
http://www.michinoeki-adachi.jp/index_kudari.html 【登山口駐車場】あだたら高原駐車場(奥岳登山口) http://www.adatara-resort.com/green/ |
コース状況/ 危険箇所等 |
勢至平(午後) ↑踏み抜きと泥濘 |
その他周辺情報 | カスタマカフェ 郡山安積店(アーリーナイトパック推奨) https://rakutama.com/shop/koriyama-asaka.html |
写真
装備
個人装備 |
Tシャツ
ズボン
靴下
日よけ帽子
靴
ザック
昼ご飯
行動食
飲料
GPS
携帯
時計
サングラス
タオル
カメラ
クッカー
ガスバーナー
双眼鏡
PC
|
---|---|
備考 | トレッキングシューズ |
感想
福島のシンボルとも言うべき偉大なる代表的山が磐梯山であるのは周知の事実だが、県内でその磐梯と双璧をなすと言っても過言ではないもう一つの名山が紅葉の名所としても名高い安達太良山である。この日はそんな名山にこの上ない最高の天候で訪れようと言うのだから弥が上にも期待は高まらざるをえなかったが、いざ登ってみれば決して最後まで期待を裏切られることもなく本領発揮した本来の安達太良の魅力を存分に味わうことができた。
先ず山頂からの眺望では今まで見たこともない澄み切った青空の下に雄大かつ優美なパノラマに心を打たれる、そしてまるで月面を彷彿とさせる爆裂火口の壮大な眺望を横目に歩く稜線は圧巻の一言に尽きる、脚を止めてじっくりと火口底を見下ろせば静寂閑雅な世界に招かれ謎の異空間に降り立ったかのような不思議な錯覚を覚える程凄まじいのだ。
何処か邪悪なエナジーに満ち溢れているのも私好みであり、いつ見ても飽きることはなく心まで浄化されそうな気分となる。
今回改めて実感したが安達太良という山は実にポテンシャルが高い、元々登山というのは誰もが愉しめる金の掛からない素晴らしい娯楽ではあるが、これ程までにコスパの非常に優れた山はなかなか珍しく、更に言えば、登るか否か迷ってる時間が無駄、という山に他ならない。
さて、ずっと先になるかもわからないが次回は登山口が豊富にある安達太良連峰の中でも屈指の人気を誇る沼尻登山口からの縦走路を頭に思い描きながら帰路に就くのであった。
因みに余談だが想定外にも下山時において雪の踏み抜きにより少しばかり神経の消耗があったので自身への戒めとして追記とする。
今回の登山道は前回からも未だ記憶に新しいお馴染みの奥岳を起点とするスタンダードな周遊ショートコースだが何気に残雪期の安達太良を歩くのは初めてのことである。
残雪は薬師岳展望台を超えた辺りから始まっており、初っ端から矢鱈と踏み抜き続けた。先日の優雅な磐梯の山歩きからは想像に反して思わぬ苦戦を強いられる羽目になったのだが、そもそも私は雪面歩き自体もう何年も遠ざかっていたし、体重は100キロ前後あってか聊か自重の面でビハインドを背負っているように思えてならなかった(知らんが
特に夕方頃だ、下りの勢至平においては心地よい程のポカポカ陽気が仇となったのかクリークに覆い被さるクラストの大幅な強度低下による踏み抜き泥濘地獄に陥り、何処に足先を乗せようが雪面が割れて崩れてしまうといった、まるで落とし穴という名の罰ゲームを一人無様に繰り広げていた、もはやトレースもクソもなく小賢しい猿真似は通用しない、これには流石の私もお手上げ寸前だったが闇雲に藻掻いた末に何とかお得意の惰性で切り抜けた次第である。
下山後、粘土質の泥水に塗れてすっかり輝きを失ってしまった薄汚い靴を堪らず脱ぎ捨てると泣きながら躊躇いもなく靴の廃棄を決意したのは言うまでもないだろう。
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