向谷山〜川久保山〜釈迦岳周辺の谷巡り〜西山古道
- GPS
- 10:02
- 距離
- 29.1km
- 登り
- 1,670m
- 下り
- 1,663m
コースタイム
- 山行
- 8:56
- 休憩
- 1:06
- 合計
- 10:02
ゴール地点が別表記されていますが、山崎駅でゴールしています。
天候 | 晴れ/曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2020年05月の天気図 |
アクセス | |
コース状況/ 危険箇所等 |
一般の登山道や、林道や舗装路区間に関しては、特に問題なし。 釈迦岳周辺の谷ルートを含め、所々で一般の登山道でないルートを歩いています。 特に危険な箇所はありませんが、倒木への対処が必要な所もあります。 今回は超簡易版です。 後日、詳細に記入するかもです。 |
その他周辺情報 | トイレ - 若山神社、山崎駅 |
写真
感想
「そろそろかな?」と耳元で妖精が囁いたように思われ、重くなった腰を上げてみた。
久しぶりなので、やはり不安があるし、まだ遠出するのは好ましくなさそうで、近場の山へと思うのだけど、その辺りは昨年の10月から12月に重点的に歩いたはず。
なので、今回は少しひねくれたルートを設定。
しばらく訪れていない山を経て、釈迦岳周辺の谷を巡ったりしつつ、いくつかの場所でクリンソウでも見てみよう。
自宅から徒歩にて島本駅へ向かい、ここからスタートとします。
まだ5時半ぐらいなのに、辺りは明るく、お休みしている間に季節が進んだのを実感。
消防署の前には新設の中高一貫校ができており、静かな町に何某かの変化をもたらすのでしょうね。
散歩かなという人達に紛れつつ歩き、若山神社に到着し、お詣り。
すでに暑く、ちょっと休憩。
神社の裏から山道へ進むと、すぐにユキノシタを発見。
愛嬌を感じさせる花でもあり、じんわりと幸福感が広がります。
その後もコアジサイが咲いていたりで、花を愛でつつの山歩きはやはり楽しい。
尺代の集落を抜け、ジョギングの女性が挨拶と共に軽やかに先へと進んで行くのを見送っていると、アウトドアな生活に戻って来たんだなと淡く感じていたような、いなかったような。
分岐にて、左へ進みます。
本当は水無瀬渓谷を経由してギロバチ峠へ向かいたいのだけど、依然として通行止めのはずで、昨今の事情もあり、今回は自重し、迂回路でもある当ルートへ。
林道が続き、あまり好きではないルートなのだけど、以前に感じていたよりは悪くないかなとの印象で、まあ、普通の林道かと。
しばし歩いて行くと、ピンクの花が咲いており、タニウツギですね。
今年はもう見られないままかもという感じだったけど、終盤に近い状態ながらも咲いており、気持ちの高まりを感じる。
林道終点となり、山道を登って行くと、ギロバチ峠に到着です。
久しぶりとなるギロバチ峠にはエゴノキが咲き始めており、春から初夏へと移行しつつあるのを実感させられる。
まだ通行止めのままと思われるおおさか環状自然歩道を少し辿り、目星を付けていた尾根まで来ると目印や小さな標識があり、ここから向谷山へ向かいます。
尾根上には倒木があり、普段なら処理をしつつという感じになりそうだけど、この日は何もせずにひたすらやり過ごします。
進みにくい辺りを抜け、はっきりとした踏み跡に出合うと、すぐに電波塔へと続く舗装路が見えて来るので、そちらへ。
道脇には処理された倒木が多く、ここも台風による被害が大きかったよう。
よたよたと登って行くと、向谷山山頂に到着し、久しぶりに電波塔を間近に見上げます。
そんなに頻繁には来ない山頂だし、ここでパンでも食べつつ滞在しようかと思っていたのだけど、クマバチが旋回しており、落ち着かないので諦める。
危険でないのは分かっているのだけど、音の与える影響は大きいのです。
その後、久しぶりに大沢の大杉を見に行ってみる。
ヤマレコを始めて以降、色々と巨木を見て来たけど、そういった経験がありつつも、この木の立派さは初めて見た時とあまり変わらないように感じられる。
周囲に奔放に枝を伸ばした姿が印象的ですね。
一般道に戻り、しばしの舗装路歩き。
大沢から川久保への区間を歩くのは初めてで、樹木の花を眺めたりしつつも、左右の山の様子をチェックしておきます。
川久保バス停に到着し、パンを食べながらの休憩にします。
川久保の集落内を歩き、その端にある登山口から川久保尾根ルートへ。
以前の印象通り、やや単調な道で、面白味には欠けるかな。
川久保山山頂を経て、その先には新たな林道が開通しており、人工的な風景が目の前に広がっています。
結局、この区間では2人のマウンテンバイク乗りとすれ違い、1人のトレイルランナーに追い抜かれ、大杉に到着です。
まだ10時過ぎだけど、この後は休憩適地がしばらくないので、ここで昼食です。
休憩中に少し出来事があったけど、割愛。
西へ進路を取り、川久保渓谷方面へ。
堰堤の先は林道となっており、少し先で右折し、お目当ての谷へ。
何度となく歩いている谷なのだけど、2018年9月の台風21号以降は立ち入っておらず、荒れ具合が気になっていたのです。
結果としては、荒れは局所的で問題はあまりなく、一般のルートではないのだけど、相変わらず歩きやすいとの印象。
最後は倒木が多めとなり、何となくの記憶を頼りに進み、所定の位置で縦走路に合流。
ポンポン山の山頂はすぐ近くなのだけど、そちらへは向かわず。
反対方向に少し歩き、別の谷へ。
緩やかな谷をのんびりと歩き、再び縦走路に合流。
釈迦岳の山頂はすぐ近くなのだけど、そちらへは向かわず。
道の反対側へ下り、別の谷へ。
こちらも緩やかな谷で、白い花が目を引くので近寄ってみると、オオカメノキではなく、ヤブデマリでした。
本来は良い雰囲気のはずの谷だけど、やや荒れてしまっていて、残念。
沢の合流地点で東海自然歩道に出合い、そのまま下って行くと、まだ見頃のタニウツギがあり、程良い華やかさが眩く感じられる。
程なくして、杉谷の標識地点に到着です。
クリンソウを見るべく、近くの湿地に足を延ばしてみたけど、ちょっと期待外れ。
引き返して来て、しばらくの舗装路歩き。
善峯寺付近の登山口から再入山し、西山古道を辿ります。
写真63の分岐にて左に進み、京青の森方面へ。
途中の白糸の滝で涼を取り、ちょっと元気になる。
京青の森の湿地に着くと、クリンソウは後半かなという感じ。
周りが植林帯で薄暗く、期待していたほどではないとの印象だけど、まあ、それはそれ。
ベンチにてパンを食べつつの休憩。
引き続き西山古道を辿りますが、4月に歩いた時にコバノミツバツツジで華やかだった道にはモチツツジが所々に咲いている程度で、普段の色合いに戻っています。
歩き慣れた道なので黙々と歩き、写真68の分岐で西山古道を離れます。
静かな谷を下って行き、舗装路に出合う。
写真70の登山口から再入山し、天王山方面へ。
小倉神社分岐での休憩を経て、予定通りに十方山や天王山には寄らずに下山すべく、椎尾神社方面へ。
谷を歩いていると、高い位置にエゴノキの花が咲いています。
ああ、ここにも咲くのかと嬉しくなり、自分が地元の山を良く知っていなかったのを思い知らされた一日だったなとの思いがよぎります。
そろそろ足の動きが怪しい感じなので、最後まで注意して歩き、椎尾神社に到着。
手を合わせ、無事に下山できたのを感謝。
山崎駅まで歩き、ここでゴールとします。
4月11日以来の山行なので、6週間ぶり。
その間、2度ほど裏山的な十方山へ倒木の片付けに出向いたものの、歩いた距離は短く、毎週のように山へ出かけていた頃の日常とは大違い。
久しぶりなので、それなりの不安はあったけれど、実際に歩いてみると、意外と問題はなく、大変なのはレコの作成かなという感じ?
今回はひねくれたルート設定をしてみたのだけど、予期せぬぐらいに種々の花を見る事ができ、改めて山歩きの楽しさを実感したし、地元の山の魅力を再発見できたようにも思う。
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