玉原高原。新緑のブナ林散策

2020年05月24日(日) [日帰り]

• GPS: 06:49
• 距離: 13.6km
• 登り: 737m
• 下り: 732m

コースタイム

日帰り

• 山行: 6:19
• 休憩: 0:25
• 合計: 6:44

8:17 センターハウス
8:23 8:24 ぶなの湧き水
8:30 8:35 玉原湿原入口
8:42 8:43 玉原湿原
10:06 10:07 尼ヶ禿山
10:59 10:59 玉原越
11:25 11:25 長沢三角点
11:34 11:35 ぶな地蔵
13:00 13:14 鹿俣山
14:12 14:12 武尊山ルート合流点
14:23 14:25 森林キャンプ場
14:59 14:59 ぶなの湧き水
15:01 センターハウス

天候

曇り。山頂付近は濃霧

アクセス

利用交通機関：

自家用車

写真

5/24 8:18

玉原湿原入り口駐車場。ここより出発。
天気は芳しくない。見上げる上方には濃い靄が漂っていた

5/24 8:19

ウリハダカエデがお出迎え

5/24 8:25

すぐに、ぶなのわきみず

5/24 8:40

湿原へと向かう。

5/24 8:41

ツツジが残っていた

5/24 8:44

湿原は、あまり湿原ぽくない。
あいにくの曇り空。どんより

5/24 8:51

湿原らしい小川

5/24 8:57

湿地帯に春の芽吹き

5/24 9:00

新緑の中を進む。
時折、日差しが差し込むことも

5/24 9:03

尼ヶ禿山への道に入ると、すぐにブナ林となった

5/24 9:23

ハウチワカエデも

5/24 9:27

広々としたブナの森の巨木は、ほぼブナ一色。
とてもきれい

5/24 9:35

ブナの新緑がまぶしいほど

5/24 10:02

山頂付近で視界が開けると、眼下も新緑

5/24 10:06

尼ヶ禿山到着

5/24 10:08

新緑の海。
遠くは霞んでいる。戸神、三峰。

5/24 10:49

いったん下る。雲間に覗く薄い青空。林道沿い

5/24 10:50

5/24 10:53

ウリハダカエデの花序。
よく目立つ

5/24 11:26

ブナ平へと進む

5/24 11:31

きれいなブナ新緑の中を進む

5/24 11:32

ブナ林内の低木は、ほぼカエデ。
カエデの新緑もみずみずしい

5/24 11:34

ブナ平。
シナノキの巨木。見上げる

5/24 11:36

ブナの巨木もすばらしい

5/24 11:36

ブナ一色。

5/24 11:44

ブナ平を過ぎ、鹿俣山へ向かう。
途中、複雑な枝ぶりのブナ

5/24 12:13

スキー場らしきところに出る。
遠くはやはり靄っている

5/24 12:31

雪の残るスキー場。
一面靄。

5/24 12:38

オオカメノキ。
いたるところで咲いていた

5/24 12:55

スミレ。
多くの場所で咲いていた

5/24 12:58

靄に霞む。
山頂付近は、芽吹きが遅い

5/24 13:01

鹿俣山到着。
靄で、遠望なし

5/24 13:06

クロモジがあった。
花がなければ、同定は難しいような

5/24 13:05

けっこう愛らしい

5/24 13:22

天気よくなく、すぐに戻ることに。
靄に包まれるブナ林

5/24 13:25

靄の中はまた違った雰囲気

5/24 13:25

こんな眺めもなかなかいいものと

5/24 13:42

下ってくると、靄が晴れ、再びブナの新緑

5/24 13:46

カエデの新緑

5/24 14:07

新鮮な緑

5/24 14:08

きれいなみどり一色。
本日は、ゆっくりブナ三昧

5/24 14:09

もうこれは、ブナの絵画館でしょうか

5/24 14:17

ホオとトチの共生

5/24 14:26

最後にブナの葉

5/24 14:27

もう一枚

5/24 14:56

せせらぎのある道路脇に出た。
無事帰着

撮影機器：

EOS M3 CANON

装備

個人装備

青ザック 軽量ストック 夏ズボン 長袖シャツ ショートカットシューズ

感想

self

　他の雑木林に比べ、ブナの森の、とりわけ新緑の美しさは別格だろう。葉をびっしりと携え、枝張りも大きく、その初々しい若葉のきれいな緑は森の女王の名にふさわしい。
　初夏の玉原高原に分け入るのは初めてだったが、やはりブナの森はすばらしかった。歩けど歩けどブナの森が続いた。これほどたくさんのブナに囲まれていたのは初めてかもしれない。巨木も多く、天井がブナの葉でおおわれる様は、緑の空間を彷徨う感じがあった。林床は笹の繁茂、林内の低木はカエデで満ちていた。またトチノキもずいぶんと多かった。
　ただ、ずっと歩き続けていると、確かにきれいなブナ新緑には違いないのだが、何かが足らないように感じられはじめた。そうして何が不足しているのだろうと考えていると、なんと言ったらいいのだろうか、いわば整序感とでもいうべきものが、どうも不足しているように思われ、そう思いはじめると、なかなか抜けないものである。自然の作り出す造形に、整序も何もあったものではなかろうが、これまでに経験した広々としたブナ林には、言うなれば、はっきりとは見えないあるまとまりがあったような気がしてならず、この森はそれが少々乏しく感じられてしまったのは、きっと勝手な錯角かもしれない。
　とはいえ、この広大なブナの森の、そのすばらしさが減ずるはずもなく、この上なく貴重な自然であるとは間違いないだろう。