小橡川左又谷ネガエリ谷左又


- GPS
- 07:30
- 距離
- 11.2km
- 登り
- 3,701m
- 下り
- 2,928m
コースタイム
- 山行
- 7:31
- 休憩
- 0:00
- 合計
- 7:31
天候 | 曇時々晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2020年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
その他周辺情報 | 小処温泉 大人700円 |
写真
装備
個人装備 |
メット
ラバーソールの沢靴
笛
軍手かワークマン百円グローブ
ルベルソ
その他
|
---|---|
共同装備 |
8.5mm40m
8mm40m
カム小さめの5〜10本
ハーケン15枚くらい
|
感想
・前日
gpv予報を見てると、日曜朝、宮川や蓮方面はそんなに降らなさそうやん。土曜の朝に妻に「日曜、沢登りいってきていい?」と聞くと、「どうぞ」とのこと。「誰と行くん?」→「俺だけやけど」→「一人は心配やなぁ」と毎度の台詞。で、何人かに声かけたけど来る人は居ない。あ、そういえば、と、先週末、温泉で会った、インスタ繋がりの沢屋さんにインスタDMで声かけると、「いきます」と返事あり。マジ?
大熊谷右岸支流 と 地形図の崖記号が気になってた増水時行先リストの この谷との二択を提示すると、この地形図の崖のほうに行きましょ、とのこと。話が早い。で、「なんてゆう谷ですか?」と来たので、ヤマレコで見れる、昭文社の山と高原地図で照合してみると、「ネガエリ谷」の左又に該当するらしいことが分かった。
・当日
川上村の道の駅で わんこちゃんと待ち合わせ。
渋ちゃんやmarch_hare3さんとも会って少し話した。
march_hare3さんは前夜泊してはったらしい。俺は下のほうで寝てた。
わんこちゃんの車を遡行終了点近くの、大台ケ原ドライブウェイの、ある林道のゲート前にデポり、俺の車でスタート地点に向かう。
この小処温泉への道はやっぱ傾斜きついな。途中に綺麗な東屋があり、そこにテントを張ってあった。
スタート地点には大きい蛭が居て、シーブリーズの薄めたスプレーをシュワーってかけてみた。
堰堤方向への林道があり、堰堤の横まで続いていたが、倒木が多すぎて車は通れない状態。木をのけることができれば通れそう。
林道終点から小沢を跨ぐ時、コンクリの溝があり、大きな蛇が居た。
踏み跡っぽいところを辿ってると、奈良県と書かれたコンクリ杭があった。
沢床に降りると、水は多かった。今日は珍しく、ライジャケを車に置いてきてんけど、こんなに水あるんやったら持ってきたらよかった。先週のセビ谷の水の無さで、羹に懲りてなますを吹く状態か。
まぁでも、本気で泳ぐところはなく、大体 足つくし、足つかないところも一瞬ぐらい。シャワークライミングを楽しみ、川原歩きを楽しみってしてる内に いくつかの枝谷や、大き目の二又を過ぎる。途中、ウォータースライダー遊びにもってこいの滝があり、少し時間をとって遊んだ。
壁が立ってきて、ジョワーって水の流れる滝があらわれた。ここは合羽を着て、ロープで確保しながらシャワークライミングでいきまひょか。わんこちゃんに「リードいく?」と聞くが、「今日は鎌田さんが」というので、内心「えっ」と思うが、まぁあかんかったら引き返そうゆうことでロープを段取りしてとりついてみる。
と、ホールドもスタンスも豊富で、水を被るのさえ嫌がらなければ、特に悪くはない。フリーで登ってもいいぐらい。一応そのまま登って、上でハーケンで支点こさえて、セカンドビレイの段取りをして登ってもらった。
その後、しばらくはシャワークライミングや、ゴーロの登りなどを楽しんだ。
いくつかの5mほどの滝で、ぬめぬめ過ぎて 俺よー登らんわってとこも、わんこちゃんは先に登って オタスケ紐を出してくれたりした。
わんこちゃんがフリーでとりついたけど、途中から やっぱビレイして、とビレイして登ったりしたとこもあった。
なんかいよいよ来たなって感じの三段セットに見えるゴルジュ滝があり、その内、下から2段は滝を登って、最後の3段目の滝が これは登れんわ、ってことで、左岸の岩壁も外傾で巻き難そう。で右岸側が立木が続いてるかも、、、ってことでトライしてみた。
水線から、最初、腐葉土みたいな土が岩壁にへばりついてるところを、数m、こわごわと、自分も岩壁にへばりつきながらカニ歩きして ちょっと安定したとこまで行った。で、そっからビレイしてもらって、岩の割れ目に、数mおきに立木が存在しているところを登ってみることにした。
わりと太目の木にはシュリンゲで支点をとったけど、太目の木だけでは登れず、小さい木やら何やら なんでもつかんで登った。結構、傾斜がきつかった。
40mロープの残り5mってところで、もう数m右斜め上に登ったら太目の立木があるところまで来た。が、そこは、急に向きを曲げないといけなくて、ロープの流れが悪なりそうなんで、その手前の細い木3本で支点を取り、それだけでは不足なんで、アングルを土混じりの岩の割れ目にブチこんで、バックアップをとった。
で、セカンドビレイして、わんこちゃんがそのままつるべで抜ける。わんこちゃんは 滝身方向にトラバり、25mほどロープをのばしてビレイ解除のコール。そのトラバりも出だしが嫌らしかった。
そこは下からみた滝の落ち口を過ぎたところっぽかった。が、その上にも滝が続いている。その上の滝が登れるかどうかは分からないが、だいたい、巻いてる時に見える滝は、登り難そうに見えることが多い。で、近づいたら登れるんちゃうってことで、フリーでルンゼっぽいところをザザっと降りていくと、斜瀑やって、やっぱり登れた。
その斜瀑を登ったところで一旦ゴルジュが終わり、次のゴルジュが始まってる。が、次のゴルジュは そんなに立ってなさそうなんで、なんとかなるやろってことで、一息いれる。
予想通り、次のゴルジュは難なく水線を抜けられて、以降は時々5〜10mの滝もあるが、暫く癒し渓。
このまま大台ケ原ドライブウェイに出るのかと思いきや、大きな壁に連瀑、そして、20m弱の滝などが続く。なんやこれーーー、まだ終わらんのんかいっみたいな。
まぁでも、今までと比べたら楽に巻けて、でもしんどいから、時々休憩さしてもろて、ひーひー登ってたら、車のエンジン音が聞こえてきた。
でも、まだそっから続きはある。
いくつかの小滝をこえて、枝谷をわけたところで両岸、植林とかになってきて、そんなときに、頭上にバスが通る。おー、あそこが道か、ってことで、最後に踏ん張って足を右、左、右、左と出して、ガードレールをハードル越えして、道に出た。そこから2〜3分で車デポ地。
ええ遡行でしたわ。満喫、おなかいっぱい。いっぱい過ぎ。よー頑張った、俺。
わんこちゃんも色々リードとかしてくれて有難うございました。
地形図どおり、傾斜がきついだけあって、滝がこれでもかこれでもかと続く、いい谷やった。途中のスライダー遊びも含め、巻き、ハーケン、カム、直登、シャワークライミング、などなど沢登りを満喫できた。
スライダー遊び動画
・遡行図
https://note.com/kamadakeisuke/n/n42671e814b4f
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