また山に行きたくなる。山の記録を楽しく共有できる。

Yamareco

記録ID: 2407646
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
甲信越

奥丸山 左俣谷〜右俣谷周回

2020年06月21日(日) [日帰り]
 - 拍手
Hyperion117 その他2人
体力度
5
1泊以上が適当
GPS
09:16
距離
19.6km
登り
1,500m
下り
1,499m
歩くペース
速い
0.70.8
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
7:36
休憩
1:41
合計
9:17
5:03
5:08
0
5:36
5:36
14
5:50
5:51
9
6:00
6:00
10
6:10
6:10
19
6:29
6:41
167
9:28
10:30
43
11:13
11:21
33
11:54
12:02
4
12:06
12:06
53
12:59
12:59
29
13:28
13:28
20
13:48
13:49
10
13:59
13:59
6
14:05
14:05
8
3:04 自宅出発 15℃
4:48 新穂高登山者用無料駐車場到着 11℃

4:56 新穂高登山者用無料駐車場出発
5:08 新穂高登山指導センター到着
6:00 笠新道登山口到着
6:29 小池新道入口到着
7:29 小池新道・奥丸山分岐点到着

7:41 小池新道・奥丸山分岐点出発
9:25 奥丸山山頂到着

10:30 奥丸山山頂出発
11:13 槍平小屋到着

11:21 槍平小屋出発
11:54 藤木レリーフ到着
12:06 滝谷避難小屋到着
12:59 白出沢出合到着
13:28 穂高平小屋到着
14:02 新穂高登山指導センター到着 22℃
14:13 新穂高登山者用無料駐車場到着

平面距離  19.6km
沿面距離  20km
記録時間 09:16:20

最低高度 1,051m
最高高度 2,445m

累計高度(+) 1,473m
累計高度(-) 1,463m

平均速度 2.2km/h
最高速度 7.4km/h
天候 快晴
過去天気図(気象庁) 2020年06月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
国道158号線から国道471号線を経由して
新穂高登山者用無料駐車場
コース状況/
危険箇所等
新穂高〜小池新道入口の林道
 群発地震による落石に注意
小池新道入口〜奥丸山
 特に問題ないが、湿った木の根が滑りやすいので注意
奥丸山〜槍平小屋
 槍平小屋手前で丸太での渡渉が必要
 ルートも不明瞭
槍平小屋〜藤木レリーフ
 複数の倒木で登山道が塞がれているので木の下または上を通過
 谷にある残雪のトラバースあり
滝谷
 渡渉用の橋がないので少し遡上して渡渉可能箇所を見つけて渡る必要あり
滝谷避難小屋〜白出沢出合
 特に問題なし
白出沢出合〜穂高平小屋
 林道上への落石は除去され道路整備済み
穂高平小屋からのショートカット登山道
 ロープ箇所あり
その他周辺情報 新穂高登山指導センター
 洗面所、トイレ利用可能
予約できる山小屋
槍平小屋
今日は快晴です
2020年06月21日 05:01撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
1
6/21 5:01
今日は快晴です
新穂高登山指導センターに登山届けを提出して左俣谷に向かいます
2020年06月21日 05:07撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
1
6/21 5:07
新穂高登山指導センターに登山届けを提出して左俣谷に向かいます
2020年06月21日 05:07撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
2
6/21 5:07
右手に見える山
西穂高岳?
2020年06月21日 05:11撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
6/21 5:11
右手に見える山
西穂高岳?
抜戸岳、弓折岳方面が朝日に輝いている
2020年06月21日 05:23撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
1
6/21 5:23
抜戸岳、弓折岳方面が朝日に輝いている
1時間半は左俣谷林道をひたすら進みます
2020年06月21日 05:23撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
1
6/21 5:23
1時間半は左俣谷林道をひたすら進みます
左俣谷ルートは左に抜戸岳などがすぐ近くに見えていて楽しい
2020年06月21日 05:24撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
1
6/21 5:24
左俣谷ルートは左に抜戸岳などがすぐ近くに見えていて楽しい
2020年06月21日 05:37撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
1
6/21 5:37
1時間で笠ヶ岳への笠新道登山口に到着
2020年06月21日 06:00撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
2
6/21 6:00
1時間で笠ヶ岳への笠新道登山口に到着
笠ヶ岳山荘は今期休業だそうな
残念
2020年06月21日 06:00撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
1
6/21 6:00
笠ヶ岳山荘は今期休業だそうな
残念
雪崩で運ばれたと思わしき岩々
2020年06月21日 06:25撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
6/21 6:25
雪崩で運ばれたと思わしき岩々
穴毛大滝?
雪解け時期にだけ見られる滝だそうな
2020年06月21日 06:26撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
1
6/21 6:26
穴毛大滝?
雪解け時期にだけ見られる滝だそうな
水量豊富で迫力がある
2020年06月21日 06:26撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
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6/21 6:26
水量豊富で迫力がある
奥丸山への橋
2020年06月21日 06:28撮影 by  iPhone 6s, Apple
2
6/21 6:28
奥丸山への橋
橋の左に小池新道入口
ここから鏡平、双六岳に
まずは鏡平には行ってみたい
2020年06月21日 06:29撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
1
6/21 6:29
橋の左に小池新道入口
ここから鏡平、双六岳に
まずは鏡平には行ってみたい
橋の先からの急登に備えて、休憩&軽く腹ごしらえ
2020年06月21日 06:29撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
6/21 6:29
橋の先からの急登に備えて、休憩&軽く腹ごしらえ
2020年06月21日 06:29撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
6/21 6:29
2020年06月21日 06:39撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
6/21 6:39
2020年06月21日 06:39撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
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6/21 6:39
2020年06月21日 06:39撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
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6/21 6:39
2020年06月21日 07:05撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
6/21 7:05
2020年06月21日 07:05撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
6/21 7:05
ギンリョウソウ
2020年06月21日 07:08撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
1
6/21 7:08
ギンリョウソウ
下抜戸沢?
2020年06月21日 07:12撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
1
6/21 7:12
下抜戸沢?
滝のような水の流れ
2020年06月21日 07:13撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
2
6/21 7:13
滝のような水の流れ
ギンリョウソウ
2020年06月21日 07:16撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
6/21 7:16
ギンリョウソウ
急登にヘロヘロな姿
2020年06月21日 07:55撮影
6/21 7:55
急登にヘロヘロな姿
抜戸岳と秩父平
2020年06月21日 07:58撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
4
6/21 7:58
抜戸岳と秩父平
新穂高方面
2020年06月21日 08:02撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
6/21 8:02
新穂高方面
渡って来た橋をアップで
2020年06月21日 08:03撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
6/21 8:03
渡って来た橋をアップで
渡って来た橋が下に小さく見える
2020年06月21日 08:03撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
1
6/21 8:03
渡って来た橋が下に小さく見える
稜線に出ました
いきなりキレットと北穂がお出迎え
2020年06月21日 08:18撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
1
6/21 8:18
稜線に出ました
いきなりキレットと北穂がお出迎え
東側の展望が開け、キレットと穂高連峰が見える
2020年06月21日 08:18撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
6/21 8:18
東側の展望が開け、キレットと穂高連峰が見える
キレットと北穂高岳
2020年06月21日 08:18撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
6/21 8:18
キレットと北穂高岳
北穂高岳、涸沢岳、奥穂高岳、ジャンダルム
2020年06月21日 08:19撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
2
6/21 8:19
北穂高岳、涸沢岳、奥穂高岳、ジャンダルム
抜戸岳
2020年06月21日 09:00撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
2
6/21 9:00
抜戸岳
穂高連峰
2020年06月21日 09:02撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
1
6/21 9:02
穂高連峰
双六岳をアップで
2020年06月21日 09:03撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
1
6/21 9:03
双六岳をアップで
一旦下った後のやせ尾根から北側を見下ろす
2020年06月21日 09:06撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
6/21 9:06
一旦下った後のやせ尾根から北側を見下ろす
イワカガミ
2020年06月21日 09:07撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
6/21 9:07
イワカガミ
残雪は僅か
2020年06月21日 09:17撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
6/21 9:17
残雪は僅か
登って来た稜線を振り返る
中央奥に焼岳が見える
2020年06月21日 09:20撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
6/21 9:20
登って来た稜線を振り返る
中央奥に焼岳が見える
槍が見えた
もう少しで山頂か?
2020年06月21日 09:24撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
6/21 9:24
槍が見えた
もう少しで山頂か?
2020年06月21日 09:24撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
1
6/21 9:24
2020年06月21日 09:24撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
6/21 9:24
槍ヶ岳をアップで
2020年06月21日 09:27撮影 by  NIKON D7100, NIKON CORPORATION
3
6/21 9:27
槍ヶ岳をアップで
最高の景色です
2020年06月21日 09:28撮影 by  NIKON D7100, NIKON CORPORATION
3
6/21 9:28
最高の景色です
笠ヶ岳と抜戸岳
2020年06月21日 09:30撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
2
6/21 9:30
笠ヶ岳と抜戸岳
大ノマ岳、黒部五郎岳、双六岳、弓折岳
2020年06月21日 09:30撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
6/21 9:30
大ノマ岳、黒部五郎岳、双六岳、弓折岳
双六岳を少しアップで
2020年06月21日 09:30撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
1
6/21 9:30
双六岳を少しアップで
2020年06月21日 09:31撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
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6/21 9:31
笠ヶ岳と抜戸岳
2020年06月21日 09:34撮影 by  iPhone 6s, Apple
2
6/21 9:34
笠ヶ岳と抜戸岳
鏡平小屋が見下ろせる
2020年06月21日 09:37撮影 by  NIKON D7100, NIKON CORPORATION
1
6/21 9:37
鏡平小屋が見下ろせる
黒部五郎岳、双六岳、手前に弓折岳
さらに手前下に鏡平
2020年06月21日 09:37撮影 by  NIKON D7100, NIKON CORPORATION
1
6/21 9:37
黒部五郎岳、双六岳、手前に弓折岳
さらに手前下に鏡平
黒部五郎岳をアップで
2020年06月21日 09:40撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
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6/21 9:40
黒部五郎岳をアップで
西鎌尾根
2020年06月21日 09:41撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
6/21 9:41
西鎌尾根
槍ヶ岳山頂
手前には槍ヶ岳山荘
2020年06月21日 09:41撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
1
6/21 9:41
槍ヶ岳山頂
手前には槍ヶ岳山荘
南岳小屋が見える
2020年06月21日 09:42撮影 by  NIKON D7100, NIKON CORPORATION
6/21 9:42
南岳小屋が見える
雄滝
豪快に流れ落ちています
雪崩発生前
2020年06月21日 09:42撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
6/21 9:42
雄滝
豪快に流れ落ちています
雪崩発生前
キレット
2020年06月21日 09:42撮影 by  NIKON D7100, NIKON CORPORATION
6/21 9:42
キレット
雄滝
雪崩による雪煙が右に見える
2020年06月21日 09:47撮影 by  NIKON D7100, NIKON CORPORATION
2
6/21 9:47
雄滝
雪崩による雪煙が右に見える
雄滝
雪崩による雪煙が右に見える
2020年06月21日 09:48撮影 by  NIKON D7100, NIKON CORPORATION
6/21 9:48
雄滝
雪崩による雪煙が右に見える
2020年06月21日 09:54撮影 by  iPhone 6s, Apple
2
6/21 9:54
雪ダルマと
2020年06月21日 10:06撮影 by  NIKON D7100, NIKON CORPORATION
1
6/21 10:06
雪ダルマと
雪ダルマと
2020年06月21日 10:06撮影 by  NIKON D7100, NIKON CORPORATION
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6/21 10:06
雪ダルマと
2020年06月21日 10:07撮影
6/21 10:07
アゲハチョウも一休み
2020年06月21日 10:08撮影 by  NIKON D7100, NIKON CORPORATION
6/21 10:08
アゲハチョウも一休み
焼岳
その先にあるはずの御嶽山は見えない
2020年06月21日 10:17撮影 by  NIKON D7100, NIKON CORPORATION
1
6/21 10:17
焼岳
その先にあるはずの御嶽山は見えない
槍ヶ岳山荘を双眼鏡で確認中?
2020年06月21日 10:19撮影 by  iPhone 6s, Apple
6/21 10:19
槍ヶ岳山荘を双眼鏡で確認中?
中岳と南岳の間にある自然のオブジェ
2020年06月21日 10:23撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
6/21 10:23
中岳と南岳の間にある自然のオブジェ
大きく3つに割れている
2020年06月21日 10:24撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
6/21 10:24
大きく3つに割れている
一時笠ヶ岳にガスがかかっていたが、とれた
2020年06月21日 10:29撮影 by  iPhone 6s, Apple
1
6/21 10:29
一時笠ヶ岳にガスがかかっていたが、とれた
奥丸山山頂を後にします
2020年06月21日 10:31撮影 by  iPhone 6s, Apple
1
6/21 10:31
奥丸山山頂を後にします
ショウジョウバカマ
2020年06月21日 10:32撮影 by  iPhone 6s, Apple
1
6/21 10:32
ショウジョウバカマ
気温は高いが気持ちのいい下り
2020年06月21日 10:33撮影 by  iPhone 6s, Apple
6/21 10:33
気温は高いが気持ちのいい下り
槍平小屋からよく見える赤茶く崩落した場所
2020年06月21日 10:35撮影 by  iPhone 6s, Apple
6/21 10:35
槍平小屋からよく見える赤茶く崩落した場所
崩落した場所
2020年06月21日 10:36撮影 by  iPhone 6s, Apple
6/21 10:36
崩落した場所
もうすぐ千丈沢乗越への分岐
ここまで下ると正面に見える槍ヶ岳も小さくなってしまった
2020年06月21日 10:40撮影 by  iPhone 6s, Apple
6/21 10:40
もうすぐ千丈沢乗越への分岐
ここまで下ると正面に見える槍ヶ岳も小さくなってしまった
千丈沢乗越への分岐
2020年06月21日 10:41撮影 by  iPhone 6s, Apple
6/21 10:41
千丈沢乗越への分岐
2020年06月21日 10:56撮影 by  iPhone 6s, Apple
6/21 10:56
サンカヨウ
群生していました
2020年06月21日 11:08撮影 by  iPhone 6s, Apple
2
6/21 11:08
サンカヨウ
群生していました
2020年06月21日 11:09撮影 by  iPhone 6s, Apple
6/21 11:09
2020年06月21日 11:09撮影 by  iPhone 6s, Apple
6/21 11:09
丸太の渡渉1本目
2本目はレベルが高く余裕なしのため撮影ない
2020年06月21日 11:12撮影 by  iPhone 6s, Apple
6/21 11:12
丸太の渡渉1本目
2本目はレベルが高く余裕なしのため撮影ない
2020年06月21日 11:13撮影
6/21 11:13
槍平
2020年06月21日 11:13撮影 by  iPhone 6s, Apple
6/21 11:13
槍平
槍平キャンプ指定地
テン泊の方がいる様子
2020年06月21日 11:14撮影 by  iPhone 6s, Apple
1
6/21 11:14
槍平キャンプ指定地
テン泊の方がいる様子
遅咲きのミネザクラ
2020年06月21日 11:14撮影 by  iPhone 6s, Apple
6/21 11:14
遅咲きのミネザクラ
2020年06月21日 11:15撮影 by  iPhone 6s, Apple
6/21 11:15
雄滝?
2020年06月21日 11:54撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
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6/21 11:54
雄滝?
白出沢出合手前の砂防ダム
2020年06月21日 12:57撮影 by  iPhone 6s, Apple
1
6/21 12:57
白出沢出合手前の砂防ダム

装備

個人装備
長袖シャツ Tシャツ ソフトシェル ズボン 靴下 雨具 ゲイター 日よけ帽子 着替え ザック 昼ご飯 行動食 飲料 計画書 予備電池 GPS 日焼け止め 保険証 携帯 時計 サングラス タオル カメラ

感想

全国における移動自粛要請解除により、針ノ木岳、弓折岳、奥丸山の候補から最も難易度の低そうな所を要望して飛騨の山友さんに奥丸山を選択していただいた。
久しぶりの山行であり、いつも足を引っ張ってしまうので、少しでも楽そうな所に。

飛騨の山友さんはコロナ禍と群発地震の影響を配慮して、前日に下見登山を済ませていた。
左俣林道に地震による少しの崩れはあるが、登山道に問題なしとのこと。

2日連続で同じ山に行ってもらうことに申し訳なさもあったが、360度の絶好展望である奥丸山への期待も大きかった。
問題はいつもの自分の体力のみと思いつつ、前日の曇天で涼しい中、田んぼの畦草刈りや自宅裏の雑草退治を済ませたのだが、田んぼの中を見ると昨年酷い目にあったホソバヒメミソハギがまた大量発生していることに気付いた。
1度で退治出来るものではないが、今のうちから何度か除草しないと昨年の二の舞になってしまうと思い、夕方まで田んぼの中で作業した。
作業中、「明日奥丸山に行けるのかな?迷惑を掛けるようなことにならないかな?でも行きたいな」と頭の中がグルグル。

山友さんから無理せずにという旨の連絡をもらったが、「大丈夫です。」とは言い切れず、「大丈夫だと思います。」と返事をした。
遠足前日の小学生のようなもので、さっぱり熟睡は出来なかったが、体は休めたはず。
Google Mapで自宅から新穂高登山指導センターまで1時間40分とのことで、2時半前に起床して3時過ぎに自宅を出発。

新穂高登山者用無料駐車場の駐車台数は1割にも満たない程度で一番上のスペースに駐車した。
例年なら激混なのだろうが、ロープウェイの運休も重なってたぶん奇跡的な空き状況だ。
恥ずかしながら北アルプスの西の玄関口新穂高を訪れるのはこれが初めて。
見る景色がすべてはじめてのものでワクワクする。
新穂高登山指導センターは洗面所の水が飲め、トイレもとてもきれい。

出発して2時間半くらいは林道歩きなので、寝不足、体力不足の心配はない。林道は上高地から横尾への遊歩道歩きより傾斜はあるが、アップダウンがないし足下も平らで歩きやすい。
群発地震の影響で落石が危険なのでなるべく右の山側を避けて歩いた。

予定通り約2時間半で小池新道入口との分岐に到着。
橋の上で弓折岳方面の景色を楽しみながら、この後の急登に備えて軽く腹ごしらえをする。

立派なコンクリートの橋を渡るといよいよ登山道となるが、開通してまだ15年程の新しいルートとのこと。このルートによって新穂高から槍ヶ岳へのルート上の山に仲間入りしたそうだが、山友さんの経験からもレコの数からも訪れる人は少いようだ。

急登であるのは確かだが、体力に応じて足を止め、抜戸岳方面の景色を振り返って楽しむのも良いと思う。
道中湿った箇所が多く、ギンリョウソウがたくさん見られた。
所々段差が大きく木の根が湿っていて滑り、息が上がりっぱなしで稜線に出た。
稜線に出ると日差しがあり、東側の景色が見られるようになるので、気分転換になる。稜線上の笹はコロナ禍のためか笹刈りされてない場所もあり、ルートが少し不明瞭だったり、倒木通過もあった。
北アルプスでは見られない、イワカガミと笹が隣り合って生えている様子も新鮮に見えた。
一度だけ下って登り返す箇所はあったが、思った程の高低差ではなく、ほどなくして山頂に到着した。
山頂には先行者が1人おられたが、早くに登頂されていたのかしばらくして下山されて行った。

山頂直下には僅かに残雪があった。
円錐形の山頂は、正に360度のパノラマ眺望だ。
槍ヶ岳、大喰岳、中岳、南岳、北穂高岳、涸沢岳、奥穂高岳、西穂高岳、焼岳、笠ヶ岳、抜戸岳、弓折岳、野口五郎岳、双六岳、鏡平、西鎌尾根ととても豪華な面々。
槍ヶ岳を南西から望むのは初めてで、笠ヶ岳、抜戸岳の雪景色がとてもきれいだ。

少し早い昼食をとりながらのんびりしていると、『ゴー』という地響きのような音が聞こえてきた。
どこかで雪崩が発生したようだが、見える範囲でそれらしき様子はない。間違いなく南東の方角から聞こえていて、長く続いている。
やがて滝谷の雄滝右に白い雪煙が上がって来た。雪崩の発生した谷は直接見えないが、雪煙からその規模が想像出来る。恐ろしいものを見てしまったが、正に高見の見物で良かった。

山友さんの下見では左俣林道の往復だったが、急坂の下りで木の根で滑って4度のコケてしまったとのことで、距離は長いが緩やかな右俣ルートを下って周回することとなった。

槍平小屋までの下りは日当たりが良く空気はモヤとするが、日陰は涼しい。こちらも急坂ではあるが、登って来たルートのように湿っていないのでとても歩きやすい。
槍平小屋手前の祠のある場所ではサンカヨウの群生が見られた。

川沿いにある槍平小屋まで下れば後は楽勝なのかと、無知な初級者として思ってしまったのだが、右俣ルートは群発地震の影響もあって初級者には向かない状態となっていた。
まず、槍平小屋到着までに2度の渡渉が必要で丸太の上を渡った。

・雪解けで水量の多いこの時期には渡渉用の橋は架かっていない
・コロナ禍で山小屋が営業していないので、ルート案内等が十分にされていない
・地震により大きな木の倒木が複数ありルートを塞いでいるが、まだ整備されていない

下りにもかかわらず、倒木通過、残雪のトラバース、渡渉とイベントの度に息が上がり、ヘロヘロの状態で本日最大の難所である滝谷に入った。
滝谷の水量は多く、この時期は橋を架けても流されてしまうため、橋は架けられていない。
沢に行き着いた場所の周辺を見渡しても渡れそうな箇所はないため、山友さんが50m以上遡上して渡渉可能な場所を見つけてくれた。
自分はと言えば、協力しなければと思いつつも、この息の上がった状態で渡渉中にバランスでも崩したらまずいことになってしまうと思い、大きな岩にもたれ掛かって休憩。
良い場所を見つけてもらえたので渡渉は問題なく出来たが、すぐ先にも難所があり、細い木の枝に身を預けながら足を滑らさないよう慎重にヒヤヒヤしながら通過した。

滝谷避難小屋の先は多くが岩の上を歩く登山道だが、少し下っては少し登返しの繰り返しで、下山している感が少なく、とても長く感じた。
右俣谷の沢も遙か下に見えるので、この標高差をいずれうめないとならないはずだが、いつになるんだろうとばかり考えていた。

白出沢出合で林道に入って一安心。
だが沢との標高差はまだ大きく、穂高平小屋の先にある林道をショートカットする登山道を通過して、ようやく沢のレベルまで下山できた。

準備が足りず山頂でやり残したことがあるので、左俣林道ルートのピストンで今年中に再度訪れてみたい。

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