針ノ木雪渓で藪漕ぎ
- GPS
- 09:53
- 距離
- 11.1km
- 登り
- 1,297m
- 下り
- 1,281m
コースタイム
天候 | 曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2020年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
無料駐車場はがら空き(数台の駐車)。 有料駐車場にいたっては、おそらく一台も停まっていなかったと思います。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
二度ほど、渡渉があります。 雪渓は、雪の堅さがほどよく、歩きやすいと思います。 トレースはほぼ分からず、また、当日は我々の他は誰も歩いていなかった上、ガスっていたので、間違った沢を登ってしまいました。同じような条件の場合は、注意が必要だと思います。 扇沢駅から雪渓までの間は、森の中を歩きますが、クマの糞が転々とあり、ビクビクしながら歩きました。 |
写真
感想
あ…ありのまま
今起こった事を話すぜ!
「オレたちは雪渓を登っていた
と思ったらいつのまにか藪漕ぎしていた」
な…何を言っているのかわからねーと思うが
オレたちも何をしてるのかわからなかった…
梅雨の真っ只中、平日。針ノ木雪渓に、我々の他は誰もいない。
ほどよく締まった雪質に、トレースは見当たらない。
進行方向はガスの中。
気が付くと、隣の沢を登っていた。
これはおかしいと気付き、トラバース。一旦下り再度登るという選択はなかった。
「それ大変じゃん。ここ突っ切ろ」
我々の前に立ちはだかるのは、ダケカンバ。深い雪にも負けずに根を張る、ダケカンバの木々。
ぼくは、ひっくり返ってカメラのレンズフードを破損。友人は、虫に刺されて耳が腫れ上がる。どう考えても一旦下った方がマシだった。結局、1時間近くの悪戦苦闘。
なんとか切り抜けたものの、テンションだだ下がり。
「もう、撤退しよ」
「そうするか…」
と言った瞬間に、少し日が差す。
「おおっ」
「行くか」
というわけで、針ノ木小屋までは頑張ってみることに。雪渓の真っ只中じゃ、休憩もままならないしね。
針ノ木小屋は営業していない。
外のベンチで、しばし休憩。
「蓮華、どうする?」
「いや、ボクはもういいよ」
「そっか」
「行ってきなよ」
「行くなら一緒に行こうよ」
「いや、ボクはもう登ったことあるから。天気も冴えないし」
「じゃあオレも行かない」
「いいの?」
「なにが?」
「下山したら言うよ?「蓮華岳、登ったことないの?」って」
「うっ…」
結局友人は、ピークハントに。
ぼくは、針ノ木小屋の外のベンチで昼寝。誰もいないので、ベンチに横になっての昼寝。
これが強烈。強烈な疲労回復効果。
登山中に横になって昼寝をした経験はなかったけれど、これはイイね!
1時間半で蓮華岳を往復した友人が帰るまで、ぐっすり。
ぼくよりはるかに体力のある友人が、疲労困憊に見える。
ぼくは、ワリと元気ハツラツで下山。
ちょっと良い気分。
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