入笠山（にゅうかさやま）の湿原と花園散策

2020年06月27日(土) [日帰り]

• GPS: 06:34
• 距離: 13.3km
• 登り: 662m
• 下り: 656m

コースタイム

日帰り

• 山行: 5:20
• 休憩: 1:13
• 合計: 6:33

6:07 沢入登山口
7:01 7:01 入笠湿原
7:08 7:08 山彦荘
7:19 7:22 マナスル山荘
7:23 7:24 御所平登山口
7:36 7:37 岩場コース 迂回コース分岐
8:03 8:26 入笠山
8:39 8:40 首切登山口（仏平峠）
8:44 8:45 首切清水
8:54 8:55 大阿原湿原
9:11 9:11 テイ沢分岐
9:19 9:19 大阿原湿原
9:25 9:26 大阿原湿原入口
9:35 9:36 首切清水
9:40 9:41 首切登山口（仏平峠）
10:18 10:53 山彦荘
11:27 11:28 富士見パノラマリゾートゴンドラ山頂駅
11:35 11:36 アカノラ山
11:39 11:40 富士見パノラマリゾートゴンドラ山頂駅
11:50 11:51 入笠湿原
12:40 沢入登山口

天候

晴れ

アクセス

利用交通機関：

自家用車

沢入登山口駐車場へ駐車（この先は一般車両は通行規制中）

コース状況／危険箇所等

沢入登山口〜入笠湿原：　登山道は良く整備されており、勾配もなだらかで歩き易い。
入笠湿原〜入笠山山頂：　マナスル山荘までは、車道に沿って遊歩道がもうけられており、遊歩道がお薦め。途中にクリンソウの群落がある。マナスル山荘〜入笠山山頂の間は、お花畑の中を登る道と、マナスル山荘から直登する道がある。お花畑コースがお薦め。
入笠山山頂〜大阿原湿原：　山頂直下の下りはちょっと急だが、登山道は良く整備されている。岩場コースと岩場迂回コースがあるが、岩場というほどの感じではないと思われた。
大阿原湿原周回：　湿原に下る道は、車道を歩くルートと沢沿いに下るルートがあり、沢沿いルートは、ぬかるみもあるが、笹等は刈られている。湿原を反時計周りに歩く場合、前半は歩き易いが、後半は、樹林帯の中の木道が傾いており、滑りやすく倒木もあるので注意が必要。
入笠湿原〜ゴンドラ山頂駅：　登山道は良く整備されている。ゴンドラ山頂駅の周辺には、いろいろな花木が植栽されているので、花好きの方にはお勧め。

その他周辺情報

公衆トイレは、沢入登山口、入笠湿原の山彦荘の隣、マナスル山荘の手前、ゴンドラ山頂駅にある。

写真

6/27 6:02

沢入登山口駐車場に到着!!

6/27 6:05

入笠山案内板!!

6/27 6:07

この時点での駐車台数は、10台以下だったが、下山してきたら路駐している車も多数ある人気ぶりだった。

6/27 6:07

登山開始!!

6/27 6:10

キイチゴが沢山なっており、これ目当てにまた来たいなと思うほど!!

6/27 6:23

ミヤマオダマキ!!

6/27 6:44

落葉松の樹林帯の中の登山道を登っていく!!

6/27 6:57

入山湿原入口のゲートが見えてきた!!

6/27 6:58

入笠湿原入口には、鹿の食害を防ぐため、柵が設置されている!!

6/27 6:59

入笠湿原に入ると、光沢のある黄色い花「ウマノアシガタ」が目に飛び込んできた!!

6/27 7:00

入笠湿原では、満開のアヤメの群落が出迎えてくれた!!

6/27 7:02

ゴンドラ山頂駅と入笠山の分岐を通過!!

6/27 7:03

蓮華躑躅の朱色が緑の湿原に映える!!

6/27 7:03

入笠湿原の大きな看板が登場!!

6/27 7:04

湿原を彩るアヤメの群落!!

6/27 7:06

今が旬の「クリンソウ」!!

6/27 7:06

「あやめ」をズームアップ!!

6/27 7:07

山彦荘前を通過!!

6/27 7:08

随所に公衆トイレが設置されており、登山者に優しい!!

6/27 7:08

入笠山へ車道を避けて脇道の遊歩道を進む!!

6/27 7:12

沢沿いにはあちこちに「クリンソウ」が出迎えてくれている!!

6/27 7:13

風情のある遊歩道、あちこちに「クリンソウ」が咲いている!!

6/27 7:15

「クリンソウ」の大群落!!

6/27 7:16

入笠山登山口の「花畑」のゲートを通過!!

6/27 7:17

入笠山直下に広がる「入笠花畑」!!既に時期が過ぎたが、日本すずらんの群生地で、咲き終わった鈴蘭があちこちに広がっている!!

6/27 7:17

この時期は、「あやめ」があちこちに咲いている!!

6/27 7:19

6/27 7:20

ゲートを通過すると「マナスル山荘」!!　ここにもゲートを出てすぐ右に公衆トイレがある!!

6/27 7:23

入笠山登山口!!

6/27 7:25

案内板にとまっていた蝶
「ヤマキマダラヒカゲ」かな??

6/27 7:29

入笠山への登り!!

6/27 7:31

登山道脇には「ツマトリソウ」見かけられた!!

6/27 7:35

入笠山への「岩場ルート」と「迂回ルート」の分岐!!
右側が「岩場ルート」だったので、右に進む!!

6/27 7:44

落葉松の枝には「サルオガセ」

6/27 7:45

「蓮華躑躅」

6/27 7:47

振り返ると八ヶ岳の山並みが見える!!

6/27 7:50

入笠山山頂に到達!!　前方に鳳凰三山＆甲斐駒ヶ岳が見える!!

6/27 7:51

入笠山山頂(1955m)に到達!!　後方は、中央アルプスの山並み!!

6/27 7:52

富士山もうっすらと見える!!

6/27 7:52

八ヶ岳の山塊（中央が赤岳、右側が権現岳、左側は阿弥陀岳＆横岳）

6/27 7:53

中央に乗鞍岳が見えている!!

6/27 7:53

中央奥に北アルプスの穂高岳＆槍ヶ岳が見えている!!

6/27 7:54

豊橋から来られていた方に撮ってもらった!!

6/27 7:58

入笠山山頂には、二等三角点が設置されている!!

6/27 8:06

三角点の標柱には、「大山祇命、摩利支天」と彫られた石碑が置かれていた!!

6/27 8:08

中央アルプスの空木岳〜南駒ケ岳〜越百山!!

6/27 8:08

乗鞍岳をズームアップ!!

6/27 8:09

北アルプスの槍ヶ岳〜奥穂高岳をズームアップ!!

6/27 8:26

入笠山山頂で30分程360度の眺望を楽しんだ後、大阿原湿原にまわることにして下山開始!!

6/27 8:31

カラマツ林の中を下る!!

6/27 8:34

首切清水・大阿原湿原を目指して進む!!

6/27 8:39

首切登山口を通過!!

6/27 8:40

下ってきた裏登山道を振り返る!!

6/27 8:46

車道を避けて笹が刈り払われている遊歩道を進む!!

6/27 8:54

大阿原湿原に来る頃には、上空に青空が拡がっていた!!

6/27 8:55

大阿原湿原入口のテラスから木道が延びている!!

6/27 8:56

テラスから湿原を望む!!

6/27 8:57

大阿原湿原の周回コースを散策!!　湿原は陸地化が進んでいた!!

6/27 8:58

蓮華躑躅の群落!!

6/27 8:58

湿原には「ウマノアシガタ」が多く見られた!!

6/27 8:59

6/27 9:06

夏の日差しを浴びて花弁が輝く「ウマノアシガタ」!!

6/27 9:08

十数羽の「ヤマキマダラヒカゲ」が集まっていた!!

6/27 9:11

大阿原湿原の最奥の「テイ沢」に下るところから樹林帯の中の木道になる!!

6/27 9:12

苔が美しい!!

6/27 9:14

樹林帯の中の木道は、雪等で傾いており更に表面が濡れているため、滑りやすく気を付けて歩いた!!

6/27 9:18

木道の途中には倒木が2か所あり、注意が必要!!

6/27 9:26

大阿原湿原入口駐車場前の案内板!!

6/27 9:36

首切清水の案内看板!!

6/27 9:36

首切清水??　今は飲めないそうです!!

6/27 9:40

首切登山口を通過!!

6/27 9:42

シロバナヘビイチゴ

6/27 9:44

ウマノアシガタ

6/27 9:49

八ヶ岳ビューポイントからの八ヶ岳山塊!!

6/27 9:54

途中から車道から花畑経由の遊歩道にルート変更!!

6/27 10:00

花畑には、日本鈴蘭が咲き残っていた!!

6/27 10:03

シモツケソウはまだ蕾!!

6/27 10:05

花畑内で見つけた花弁が8枚の「ツマトリソウ」

6/27 10:10

花畑内で「ハクサンフーロ」も見つけた!!

6/27 10:22

今回の目的の一つの「釜無ホテイアツモリソウ」は、山彦荘脇のお花畑で初対面!!

6/27 10:22

「釜無ホテイアツモリソウ」!!

6/27 10:22

ついつい何度も撮ってしまう!!

6/27 10:23

有毒の「大アマドコロ」

6/27 10:24

これも珍しい「黄花アツモリソウ」

6/27 10:51

これで見納めかなともう一度!!

6/27 10:53

6/27 10:53

6/27 11:00

入笠湿原から山彦荘を望む!!

6/27 11:10

初夏を代表するニッコウキスゲの群落!!

6/27 11:11

ニッコウキスゲをズームアップ!!

6/27 11:13

ゴンドラ山頂駅前のすずらん広場からの八ヶ岳の眺望!!

6/27 11:14

ゴンドラ山頂駅

6/27 11:26

6/27 11:27

眺望抜群のゴンドラ山頂駅前のテラス席!!

6/27 11:32

ゴンドラ山頂駅前で再び出会った釜無ホテイアツモリソウ!!

6/27 11:34

ニッコウキスゲの群落!!

6/27 11:38

サラサドウダン!!

6/27 11:42

ゴンドラ山頂駅上部は、電波塔銀座!!

6/27 11:43

いろいろな電波塔が林立!!

6/27 11:47

入笠湿原を見下ろす!!

6/27 11:51

入笠湿原を振り返る!!

6/27 11:52

沢入登山口分岐!!

6/27 12:24

沢入登山口への下山路の途中にある富士見町水道施設!!

6/27 12:40

沢入登山口駐車場に帰着!!

撮影機器：

OLYMPUS STYLUS TG-4 Tough オリンパス

iPhone XR 64GB SIMフリー Apple

装備

個人装備

長袖シャツ Tシャツ ソフトシェル ズボン 靴下 グローブ 防寒着 雨具 日よけ帽子 靴 ザック 昼ご飯 行動食 非常食 飲料 レジャーシート 地図（地形図） コンパス 笛 計画書 ヘッドランプ 予備電池 GPS 筆記用具 ガイド地図（ブック） ファーストエイドキット 常備薬 日焼け止め 保険証 携帯 時計 サングラス タオル ストック カメラ

感想

matusan

コロナ禍に伴う登山自粛で約3ヵ月山に行ってないため、足腰がなまってしまった。先週県間移動が可能になったため、何処かに出かけたいなと思い、行き先を探した。丁度6/27の土曜日は、梅雨の中休みで晴れ間が期待できそうだった。リハビリ山行に手頃で、いろいろな花が見られる場所を探した結果、入笠山に行き着いた。
早朝に自宅を出て中央高速を走り、甲府盆地に来ると、ガスが晴れ始め、八ヶ岳が見えてきた。諏訪南ICで高速をおり、入笠山登山口のある沢入登山口を目指した。6時過ぎに駐車場に着くと、既に10台程度の車が駐車していた。支度をして出発。
久しぶりの山行のため、ゆっくり歩いたが、歩き易い登山路だった。7時に入笠湿原に着いた。湿原では、ウマノアシガタ、クリンソウ、アヤメ、蓮華躑躅等が出迎えてくれた。
山彦荘前から遊歩道に入ると、沢沿いに点々とクリンソウが顔を見せてくれ、クリンソウの大群落もあった。湯歩道が終わるとそこは、花畑。入笠山山頂に向けてなだらかな斜面が拡がっていた。先ずは、入笠山山頂を目指し、マナスル山荘前を通って山頂を目指した。登山道は、花畑の右側を直線的に登る道だった。途中で岩稜ルートと迂回ルートの分岐があったが、岩稜ルートを登った。しかし、岩稜というほどの岩稜は無く、途中1ヶ所鎖がかかっていたものの、普通の登山路だった。8時に入笠山山頂に到達した。入笠山山頂には、2等三角点が設置されており、360度の眺望が拡がっていた。この山頂からは、日本百名山のうちの22峰が見えるとのことで、この日も富士山、甲斐駒ヶ岳、木曽駒ケ岳、八ヶ岳、御嶽、乗鞍岳、穂高岳等18峰が視認できた。山頂からの眺望が素晴らしく豊橋から来られた方と二人で30分近く眺望を楽しんだ。
時間が早いため、大阿原湿原に足を延ばすことにした。首切登山口（仏平峠）、首切清水を経て笹薮の中の散策路を歩き、8:54大阿原湿原に着いた。誰もいない貸し切り状態の湿原をぐるりと周回することとし、木道を歩いた。前半の木道は歩き易かったが、後半の木道は、樹林帯に中で木道が湿っており、かつ傾いているため転倒しないように注意して歩いた。湿原は、陸地化が進行しており、想像していたものと違ったが、鴬や郭公の鳴き声を聞きながら静かな林間コースの散策を楽しむことが出来た。
大阿原湿原からの帰路、本日の目標の一つの釜無ホテイアツモリソウを探して山彦荘を目指した。入笠山山頂で豊橋から来られた方に、その花が山彦荘前のお花畑にあると教えてもらったためである。
最初は通り過ぎていたが、10時過ぎになると、続々とハイカーが登って来ており、大賑わいだった。山彦荘前で絶滅危惧種になっている釜無ホテイアツモリソウ、黄花アツモリソウに出会うことが出来、30分近くゆっくり昼食休憩を摂った。
この後、ゴンドラ山頂駅に向かい、入笠すずらん山野草公園を散策した。この公園にも、様々な植栽されており、ニッコウキスゲの群落にもお目にかかることが出来た。また、釜無ホテイアツモリソウの保護栽培地でも貴重な花をめでることが出来た。この公園からは、正面に八ヶ岳の峰々が望まれ、八ヶ岳の存在感を改めて実感した。
中々去りがたい思いがあったが、11:40に下山の途につき、12:40に沢入登山口に帰着した。
今回は、久しぶりの山行だったが、入笠山の山頂からの素晴らしい眺望を堪能することが出来、数十種類の山野草が咲き乱れる湿原やお花畑を鑑賞することが出来、大満足の山行になった。