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Yamareco

記録ID: 2421957
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無雪期ピークハント/縦走
日高山脈

伏美岳〜ピパイロ岳

2020年05月30日(土) [日帰り]
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GPS
--:--
距離
27.5km
登り
2,139m
下り
2,130m

コースタイム

日帰り
山行
12:02
休憩
1:05
合計
13:07
5:05
90
トムラウシ沢林道入口
6:35
6:40
5
6:45
0:00
175
9:40
10:00
170
12:50
13:15
135
15:30
15:40
75
16:55
17:00
5
17:05
0:00
67
18:12
トムラウシ沢林道入口
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2020年05月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
美生ダム付近 トムラウシ沢林道入口前に駐車
コース状況/
危険箇所等
林道入口〜伏美小屋〜登山口まで林道約7km(崩落多数)
登山道は多少笹が被っているが明瞭
その他周辺情報 新嵐山荘 日帰り入浴270円 10:30〜21:30
2016年の台風で崩れてしまったトムラウシ沢林道の入口から出発。早朝なのに18℃もあり、風が生暖かい。消耗させられそうな予感・・・。
2016年の台風で崩れてしまったトムラウシ沢林道の入口から出発。早朝なのに18℃もあり、風が生暖かい。消耗させられそうな予感・・・。
林道に入って最初の1kmくらいはわずかに補修の手が入っていたが、それ以降はほとんど手が入っていないようだ。渓谷橋までは崩落箇所は数多く、大規模にやられてる所ばかり。
林道に入って最初の1kmくらいはわずかに補修の手が入っていたが、それ以降はほとんど手が入っていないようだ。渓谷橋までは崩落箇所は数多く、大規模にやられてる所ばかり。
登山口の1.5kmくらい手前。妙敷山北面に繋がる沢を渡る所が一番ひどかった。橋があったはずだが、跡形もなくなっている。
脆い斜面をトラバースしながら沢に降りていく。
登山口の1.5kmくらい手前。妙敷山北面に繋がる沢を渡る所が一番ひどかった。橋があったはずだが、跡形もなくなっている。
脆い斜面をトラバースしながら沢に降りていく。
沢の水流は強かったが、良い感じの位置に倒木が2本あり楽に渡渉できた。
1
沢の水流は強かったが、良い感じの位置に倒木が2本あり楽に渡渉できた。
伏美小屋に到着。室内はそこそこ綺麗で快適そう。水も蛇口からしっかり出ていた(要煮沸?)。
伏美小屋に到着。室内はそこそこ綺麗で快適そう。水も蛇口からしっかり出ていた(要煮沸?)。
林道歩きを終えてようやく伏美岳登山口へ。
この先の登山道は一部笹刈りが入っている所もあれば、藪っぽくなっている所もあり。全体的には明瞭で迷うような場面は無かった。朝方だからかダニはそこそこ付く。
林道歩きを終えてようやく伏美岳登山口へ。
この先の登山道は一部笹刈りが入っている所もあれば、藪っぽくなっている所もあり。全体的には明瞭で迷うような場面は無かった。朝方だからかダニはそこそこ付く。
・1224mあたりまで登る頃には笹薮は薄くなり、快適な登山道になってきた。
・1224mあたりまで登る頃には笹薮は薄くなり、快適な登山道になってきた。
・1392mを過ぎると尾根は全面残雪に覆われ、伏美岳直下まで続いていた。傾斜はきつくなく、ツボ足+ストックでちょうどいい。
夏道を忠実にトレースしようとすると踏み抜くことが多かった。少し夏道を外したところの方が雪が締まっていて良いようだ。
・1392mを過ぎると尾根は全面残雪に覆われ、伏美岳直下まで続いていた。傾斜はきつくなく、ツボ足+ストックでちょうどいい。
夏道を忠実にトレースしようとすると踏み抜くことが多かった。少し夏道を外したところの方が雪が締まっていて良いようだ。
振り返ると妙敷山が近くに見える。
登山道の無い山だが、稜線にはまだ何とか雪が繋がっていて縦走できそう。
振り返ると妙敷山が近くに見える。
登山道の無い山だが、稜線にはまだ何とか雪が繋がっていて縦走できそう。
伏美岳に到着!
残雪を纏った北日高の山並みが一気に広がった。
2
伏美岳に到着!
残雪を纏った北日高の山並みが一気に広がった。
幌尻岳〜戸蔦別岳〜北戸蔦別岳。
去年にチロロ林道から縦走したのを思い出す。
幌尻岳〜戸蔦別岳〜北戸蔦別岳。
去年にチロロ林道から縦走したのを思い出す。
北側には日高のトムラウシ山(1476m)が手前に、大雪のトムラウシ山が遠くにうっすらと見える。
同名の山が同じ所から見渡せるのは面白い。
北側には日高のトムラウシ山(1476m)が手前に、大雪のトムラウシ山が遠くにうっすらと見える。
同名の山が同じ所から見渡せるのは面白い。
縦走路の先を見ると、ピパイロ岳が思ったよりも近くに見えた。
まだ9時台だし、この快晴。伏美岳のPHで終わりにしたら後悔しそうだ。長い行程にはなるが、ピパイロに向かって出発!
縦走路の先を見ると、ピパイロ岳が思ったよりも近くに見えた。
まだ9時台だし、この快晴。伏美岳のPHで終わりにしたら後悔しそうだ。長い行程にはなるが、ピパイロに向かって出発!
伏美岳直下にはハイマツに囲まれたテン場?もあった。強風時は頂上よりこちらの方が良さそう。
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伏美岳直下にはハイマツに囲まれたテン場?もあった。強風時は頂上よりこちらの方が良さそう。
伏美岳〜最初のコルのあたりまでは夏道が出ていた。
日高の一級国道と呼ばれる区間だけあって道は明瞭だった。
伏美岳〜最初のコルのあたりまでは夏道が出ていた。
日高の一級国道と呼ばれる区間だけあって道は明瞭だった。
その後も夏道が出ているところはあったが、残雪が主体になってきた。
ツボでも登れなくはないが一応軽アイゼンを装着。
その後も夏道が出ているところはあったが、残雪が主体になってきた。
ツボでも登れなくはないが一応軽アイゼンを装着。
細かいアップダウンを繰り返して・1730mまで来た。
ピパイロはもう目前だが既に12時を過ぎていて、日没前に下山できるか微妙な感じがしてくる・・・。
細かいアップダウンを繰り返して・1730mまで来た。
ピパイロはもう目前だが既に12時を過ぎていて、日没前に下山できるか微妙な感じがしてくる・・・。
山頂直下で雪が切れ、ハイマツの道を上り詰めるとようやくピパイロ岳。
山頂直下で雪が切れ、ハイマツの道を上り詰めるとようやくピパイロ岳。
ここは伏美岳に増して最高の展望台だった。
ここは伏美岳に増して最高の展望台だった。
手前から戸蔦別岳〜神威岳の稜線、二つのカールに挟まれたエサオマントッタベツ岳。
そして中央奥にはカムエクが待っている。今年こそは・・・
手前から戸蔦別岳〜神威岳の稜線、二つのカールに挟まれたエサオマントッタベツ岳。
そして中央奥にはカムエクが待っている。今年こそは・・・
ピパイロ岳西峰〜1967峰。
この位置から見る1967はどっしりと聳えている感じでかっこいい。
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ピパイロ岳西峰〜1967峰。
この位置から見る1967はどっしりと聳えている感じでかっこいい。
ピパイロ岳直下のテン場。約1張分。
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ピパイロ岳直下のテン場。約1張分。
さて、時刻は13時過ぎ。日没までに帰らねば。
帰路は下り基調とはいえ、細かいアップダウンは多い。伏美岳の登り返しはさすがに気が遠くなりそうだった。30秒に1回立ち止まってしまう。。
さて、時刻は13時過ぎ。日没までに帰らねば。
帰路は下り基調とはいえ、細かいアップダウンは多い。伏美岳の登り返しはさすがに気が遠くなりそうだった。30秒に1回立ち止まってしまう。。
それでも往路よりだいぶ時間短縮して伏美まで戻ってきた。
明日も好天の予報、ここでテン泊したくてしょうがない。
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それでも往路よりだいぶ時間短縮して伏美まで戻ってきた。
明日も好天の予報、ここでテン泊したくてしょうがない。
伏美からの下り。札内〜エサオマンが少しずつ夕陽に染まっていく。

この日は下界の最高気温30℃で、標高を下げると暑くなってきた。最終的に水3Lもすべて使ったが、日没前に無事下山できた。
伏美からの下り。札内〜エサオマンが少しずつ夕陽に染まっていく。

この日は下界の最高気温30℃で、標高を下げると暑くなってきた。最終的に水3Lもすべて使ったが、日没前に無事下山できた。

感想

今回は伏美岳〜ピパイロ岳(+余裕があれば1967峰)を1泊で縦走する計画を立てていたが、諸事情のため当日になって急遽日帰りに変更することに。結果、13時間超という過去最長の行程になってしまったが、好天に恵まれて北日高の展望を存分に楽しむことができた。雪を纏った日高山脈は何度見ても美しい。

昨年に北戸蔦別岳から幌尻岳・ピパイロ岳までそれぞれピストンしているので、今回の山行によって伏美岳〜幌尻岳までの稜線を繋ぐことができた。これをきっかけに、登頂だけでなく稜線繋ぎにも興味が湧いてきてしまった。日高の主稜線をすべて繋ぐには途方もない時間がかかりそうだけど・・・。

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