ガスと強風の大汝峰 ヒルバオ雪渓と水屋尻雪渓滑走
- GPS
- 07:25
- 距離
- 15.9km
- 登り
- 1,684m
- 下り
- 1,689m
コースタイム
- 山行
- 6:17
- 休憩
- 1:04
- 合計
- 7:21
天候 | 曇り時々霧雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2020年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
今日の白山は午後から雨予報。昨日も雨だったし今日行かないと後悔すると思って午前中下山という計画です。0:15起きで別当出合到着4:00でした。
天気悪い予報&まだ早いので上段の駐車場も半分くらい。雨も大丈夫です。しばらくしたら明るくなるでしょうし一応少し見えるのでヘッデンは出さずに歩きます。初めての山ではそんなことしませんが。
中飯場で飲み物補給中に速そうな人が抜かして行きました。それ以外、抜かすことも抜かされることもない静かな砂防新道です。
甚之助までは82分、ほぼベストの状態まで体が戻ったようです。コロナで白山に来れなかったので体が出来上がったころには雪渓がなくなりそうです。
少しだけ休憩して、そのまま黒ボコを目指します。もうエコーラインとかトンビ岩とかに雪はないでしょうから、最短で歩きやすいルートにどうしてもなってしまいます。山頂までは感情入れずに黙々と歩きます。
十二曲あたりから風が強くなり、霧雨が叩きつけてきたので雨具を着ます。雨具は登山用のではなくてオートバイ用。テムレスと同じ素材なので水弾きは最高です。透湿性はコート形なので足元から換気されますから気にしません。
体が冷えたところに雨具を着るとほっこり暖まります。弥陀ヶ原を歩いているとこのほのかな暖かさで眠気が襲ってきました。でも足元は風通しが良いので寒いです。
室堂に到着します。中で暖を取りたいところですがスキー持ったずぶ濡れの人は歓迎されないでしょうし、またコロナもあるので外のベンチで休憩します。
今日はヒルバオ雪渓狙いなので直接大汝峰に行きます。もう御前峰には用事がなくなりました。途中3回ほど雪渓の横断があります。ガスガスで雪渓の大きさがよく分かりません。
中宮道分岐から大汝峰に登るルートはものすごい風です。スキー持っているというのもありますが体を持っていかれるので耐風姿勢のように歩きます。ヘルメットが風で引っ張られて顎紐で首が締まって息苦しいです(笑)
何とか大汝峰に到着、すぐに山頂神社の囲いの中に入ります。防寒テムレスしてますが体の芯から冷えて指先も冷えます。ちょっと震えが出たくらいです。隅っこに座らせてもらって350gの寒天ゼリーを食べると、これが常温の生ぬるさで暖まってほっこりしました。やれやれ生き返った。
ここでスキーを出して兼用靴に履き替えて、ヒルバオ雪渓を滑ることにします。山頂からすぐのところに雪がありました。一部ラントクルフトがありますが探せば安全に乗れる場所があります。
あいにくヒルバオ雪渓もガスガスです。急斜面の先がまるで見えません。どっちにしてもスプーンカットが固めなので慎重に滑ります。やはりこういう斜面を滑るとスキーの良い練習になります。正確なターンとエッジングがないと転倒し滑落する危険がありますから、どうしても上手くなります。
先週あたりは2kmは確実につながっていたと思いますが今日は300mくらいで終わってしまいました。もう7月、しかもこの梅雨の大雨が続きましたから無理もありません。1時間の登り返しを期待していたのですが見事に?裏切られました。
とはいえこのお花松原からの登り返しはかなりハードです。時々休憩しないと登れません。といいつつ登り返しは18分だけ。先週の1/3もありませんでした。
あとは来た道を黙々と戻るだけ・・・と言いつつ水屋尻雪渓は「もしかしたら白山でのこの夏の山スキーはこれが最後になるかも?」と思うと滑らずにはいられませんでした。手間ですがザックから兼用靴を取り出して登山靴から履き替え、滑り終わればまた戻す、これだけで合計10分消費します。
今日のところはこれでいいでしょう。強風とガスガスですからこれ以上欲張ろうという気も湧いてきません。
また室堂の外のベンチで休憩して下山します。こんな天気ですがまだ何組もの方々が登られてきます。みんな物好きですねぇ。私もですが。下山はストックをザックに固定して両手フリー(実際には右手はスキー板押さえていますが)の方が歩きやすかったです。帰りも無心で何も考えずに黙々と歩きました。幸い雨も降り出さず、片付けも難なく完了しました。
まだしばらくは雨が続きそうです。これでは雪渓がどこまで消えるのか読めないので、果たして次は白山で山スキーできるのでしょうか。そろそろ立山に行かないと。雷鳥沢野営場もオープンしているので、行くとしたらテント泊で内蔵助氷河スキーでしょうかやっぱり。
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