入笠山 梅雨の晴れ間に花と湿原の名山へ

2020年07月12日(日) [日帰り]

• GPS: 03:52
• 距離: 8.9km
• 登り: 412m
• 下り: 398m

コースタイム

日帰り

• 山行: 3:36
• 休憩: 0:11
• 合計: 3:47

10:41 富士見パノラマリゾートゴンドラ山頂駅
11:27 11:28 入笠湿原
11:36 11:37 山彦荘
11:58 11:59 岩場コース 迂回コース分岐
12:12 12:19 入笠山
12:30 12:30 首切登山口（仏平峠）
12:33 12:34 首切清水
12:42 12:42 大阿原湿原入口
12:53 12:54 テイ沢分岐
12:59 12:59 大阿原湿原
13:04 13:04 大阿原湿原入口
13:12 13:13 首切清水
13:16 13:17 首切登山口（仏平峠）
13:38 13:38 マナスル山荘
13:38 13:38 御所平登山口
14:19 14:20 山彦荘
14:30 14:30 アカノラ山
14:33 14:33 富士見パノラマリゾートゴンドラ山頂駅
14:33 ゴール地点

天候

曇り後晴れ

アクセス

利用交通機関：

電車 バス

往復：JR富士見駅⇆富士見パノラマリゾート
https://www.fujimipanorama.com/summer/access/#train
行きは9:00発、帰りは15:00発で、無料の送迎バスが出ています。
行きのバスは2台用意されており、10人に満たない人数でしたが分乗しました（私が乗った方のバスは乗客3人）。
帰りのバスは1台のみ、行きの人数を見て台数を決めているのかもしれません。

電車はあずさを使いましたが、1列に1組いるかどうか位の空き具合でした。
その他の路線も含め、楽に座れる程度に空いていました（一度だけ、隣を避ける縛制限では座れず）。

コース状況／危険箇所等

入笠山山頂直下はやや急ですが全体的によく整備されていて、取り立てて危険な場所はありません。
梅雨時と言うこともあり、大阿原湿原へ向かう道はぬかるみがあり、湿原中の木道もすべりやすくなっている場所がありました。
入笠山までの道は大丈夫でしたが、それより奥へ行く方はご注意を。

その他周辺情報

駐車場〜ゴンドラ乗り場までは徒歩数分、ゴンドラの所要時間は15分ほど。
無料送迎バスに乗る場合は、14:30頃には下りのゴンドラに乗った方が良いです。

往復券は￥1,650で、入笠山に咲く花のガイドブック、次回￥300割引券、ソフトクリーム￥50割引券がついてきました。
コロナ対策として、購入時に氏名・住所・連絡先の記入が必要になります。

写真

7/12 10:04

本日は入笠山に登ります。

7/12 10:08

富士見駅から無料送迎バスに乗り、富士見パノラマリゾートに到着。

7/12 10:14

山麓から早くも綺麗な花を目に出来ます。山アジサイの小径、少し寄って行こうかな。

7/12 10:15

鮮やか！赤いアジサイってあるんですね。

7/12 10:32

ゴンドラで上へ。写真にも写っていますがマウンテンバイクや、他にもパラグライダーなど、色んな活動を楽しめるようになっています。

7/12 10:43

山頂駅に到着、涼しくて気持ちいいー。目の前の八ヶ岳は上部に、雲がかかっちゃってますね。

7/12 10:45

山頂駅の目の前、お花畑エリアその1へ突入。

7/12 10:45

ノコギリソウ。前半はほとんど花レコになります。

7/12 10:47

センジュガンピ。ガイドブックでは8月上旬が花期になってたけど、今年はちょっと早いのかな？

7/12 10:48

ヨツバヒヨドリ。数多く見かけましたが、これはまだ蕾？

7/12 10:49

ニッコウキスゲは遠くからでも目立つ。

7/12 10:50

お花畑の奥には奥秩父と御坂山地。少し雲がかかって分かりにくいですが、右端には…

7/12 10:51

富士山も頭を出しています。

7/12 10:54

ノアザミと東屋。

7/12 10:55

ニガナ。結構高いところにも咲くんですね。

7/12 10:58

恋人の聖地こと八ヶ岳展望台。

7/12 11:03

アワモリショウマ。泡盛って沖縄のお酒じゃなかったっけ？

7/12 11:03

7/12 11:05

この辺りはマップに無いような小さい道が多くて、だんだんどこを歩いているか分からなくなってきました。

7/12 11:06

ズダヤクシュ。流石にこれは看板がないと気がつけなかったな…。

7/12 11:07

サワギク。小さいけどちゃんとキクの形。

7/12 11:08

ひっそりとした場所にムラサキツメクサ。

7/12 11:10

エンビセンノウ。看板はあったのにガイドブックには無かった。

7/12 11:12

お花畑エリアを抜けました。この辺の林床はササが多いです。

7/12 11:17

林道ではこの大きめなキクが目立つ。何ギクかな？

7/12 11:22

シカ柵を抜けると…

7/12 11:23

湿原本番！目にも爽やかな景色。

7/12 11:26

ヒメジョオンかな？

7/12 11:28

写真には上手く撮れませんでしたが、ノハナショウブとアヤメの群生がすごいです。

7/12 11:30

ミヤマバイケイソウ。ほんのりとですが、緑色がかった花って珍しい。

7/12 11:37

湿原を抜けて、入笠山山頂を目指します。

7/12 11:38

道路と並走した遊歩道ですが、なかなかいい雰囲気。

7/12 11:41

放射状の花序が特徴的なクリンソウ。

7/12 11:43

お花畑その2。こちらはアヤメとオダマキが印象的でした。

7/12 11:45

ハクサンフウロの儚げな感じが好き。

7/12 11:45

ウツボグサ。

7/12 11:46

アヤメは、こちらのお花畑の上部が一番綺麗だった気がします。

7/12 11:47

イチゴの実。シロバナノヘビイチゴかな？

7/12 11:49

アヤメの群生地。

7/12 11:50

7/12 11:52

キバナノヤマオダマキ。あわーく黄色い。

7/12 11:54

お花畑の頂上までは行かず脇に抜け、山頂へ向かう道に入ります。

7/12 11:58

ここの分岐は岩場コースへ。

7/12 12:01

ミツバオウレン？ちょっと時期が違う気もするけど…。

7/12 12:03

登山に慣れてる人にはやや急な道位ですが、観光客が来ることを考えると、「岩場コース」の表現は正しい気がする。

7/12 12:06

最後は階段を登って…

7/12 12:07

入笠山山頂に到着！ゴンドラでは皆マスクしていましたがここでの着用率は目算1〜2割、こんなもんですかね？

7/12 12:09

中央アルプスをバックに山頂標識。開けているので風がよく通り、少し肌寒いくらいです。

7/12 12:16

こっちは雨かな？

7/12 12:18

時計とコースタイムをにらめっこ、まだ行けると判断して、大阿原湿原にも寄って行くことにしました。

7/12 12:28

こちらへ来ると頓に人が減ります。悪いコースではないんですが…。

7/12 12:34

山道を通っていくコースもありますが、梅雨時の湿原ということで思いの外ぬかるみが酷かったので、無難に車道から行くことにします。

7/12 12:36

何という木か分かりませんが、いかにも高原という雰囲気。

7/12 12:42

大阿原湿原に到着。反時計周りに周回することにします。

7/12 12:45

いかにもな湿原。入り口付近は車椅子でも入れます。

7/12 12:45

沢も何本か流れており、見た目以上に水場が多そうです。

7/12 12:51

花はニガナくらいしかないので、花がお目当てという人はここは見送っても良さそうです。

7/12 12:53

コケが美しい折り返し地点。この辺が一番曇天で、パラパラと降られましたが、幸い本降りにはならず以降は回復傾向。

7/12 12:55

こちらの半周は、前半の半周とはまた違った趣き。

7/12 13:15

戻る途中にて。アジサイってこんなに縦に伸びるもんなんだ。

7/12 13:21

入笠山の中腹くらいまで戻って来ました。入笠山までは行かず、新コースと呼ばれている巻道を使います。

7/12 13:23

ほとんどアップダウンがないので、体力を使わず歩けます。若干横に傾いているので、足元には注意。

7/12 13:33

お花畑の頂上に出ました。

7/12 13:38

マナスル山荘で一休み。

7/12 13:55

マナスル定食を頼んだら、想像の倍くらい出てきてビックリ。美味しくいただきました。

7/12 14:17

ヴェールのようなコケ。新コースでもよく見かけました。

7/12 14:20

入笠湿原まで戻って来ました。美しい。

7/12 14:21

時間に余裕がなくなって来たので、写真はほどほどに。

7/12 14:24

ウマノアシガタ。他の花よりツヤツヤした印象。

7/12 14:31

7/12 14:32

エゾカワラナデシコ。山地に咲くらしいですが、なぜ名前に川原が入るんだろう。

7/12 14:32

ゴンドラ山頂駅まで戻って来て、ここでゴール。帰りの電車では雲越しにうっすら赤岳が見えるくらいまで晴れてきていました。

撮影機器：

iPhone 7 Plus Apple

装備

個人装備

長袖シャツ Tシャツ ソフトシェル タイツ ズボン 靴下 グローブ 雨具 ゲイター 着替え 靴 ザック ザックカバー 行動食 非常食 飲料 地図（地形図） コンパス 計画書 ヘッドランプ 保険証 携帯 時計 タオル

感想

HOSHI2016

今週の登山は諦めていたのですが、土曜に天気予報を見ると日曜の天気が悪くない感じ。
コロナ禍に加え、ケガ等の個人的な事情もあり長いこと山から離れており、リハビリのつもりで楽に登れて涼しい場所を探した結果、入笠山に決めました。

好天とまでは言えませんでしたが、雨は一瞬パラついただけで、日差しの中富士山まで見えたとなれば、梅雨時ならば十分すぎる結果でしょう。
普段の登山を思うと、移動時間が長い割には滞在時間が物足りないですが、鈍っていた体にはこの位が丁度良かったです。
また徐々に体を慣らしていこうと思います。

花の百名山の中でも名高い入笠山ですが、その名に恥じず、あるいはそれ以上に素晴らしいお花畑が広がっていました。
今咲いている花を撮るだけでも半分以上花レコになってしまうほどで、大きなカメラとレンズを抱えた写真ガチ勢の方も沢山来ていました。
南関東からお手軽にアクセスできて、というにはやや遠いかもしれませんが、アルプスの中枢部までは行きにくいけど高原の空気や花々を楽しみたい、という人にはオススメです。
季節と共に咲く花もガラッと変わるようなので、また違う季節に訪ねてみたいと思います。