赤城山《鍋破山》

2020年07月12日(日) [日帰り]

• GPS: 02:19
• 距離: 4.3km
• 登り: 609m
• 下り: 590m

コースタイム

日帰り

• 山行: 1:56
• 休憩: 0:20
• 合計: 2:16

15:45 鍋割山登山口
16:42 16:53 鍋破山前不動
17:04 17:13 鍋割山
18:01 ゴール地点

天候

晴れ

アクセス

利用交通機関：

自家用車

鍋割山登山口駐車スペースに駐める。

コース状況／危険箇所等

反時計回りの周回です。未踏のコースを歩きたいがために無意味に回り込んでいます。

鍋破山前不動コース：急登ですが、特に危険なところは無いです。ツルツルした泥の急坂なのでスリップ注意でした。

鍋割山登山道：一般登山道ですが、岩が多い急坂なので注意でした。

写真

7/12 15:44

鍋割山登山口 スタート
前を行くＫ太君。

7/12 15:47

Ｋ太君を藪コースにいざないます。

7/12 15:52

藪の勢いがありますが、道形はしっかりあるので安心です。巨石もゴロゴロしています。

7/12 15:53

鍋割山が見えました。

7/12 15:56

謎の石柱
ここへ合流しました。

7/12 15:59

鍋破山前不動コースの道標
(急坂につき要注意)と書かれており、ちょっとドキドキ。

7/12 16:15

泥の急坂に足を取られ、心が折れたＫ太君はここで下山しました。

7/12 16:29

「鍋破り」を彷彿とさせる、大岩が転がる急登を縫うように登ります。

7/12 16:41

鍋破山前不動
岩の窪地に造立されております。岩壁は水の通り道になっているようで、水が落ちていました。

7/12 16:42

赤い不動明王立像
足元には石造物の部材もあり「數」とありました。

7/12 16:42

鍋破山前不動碑
台座には文化五年(1808)、長栄寺如実再建立とありますが、石碑裏面には昭和三十三年とありました。

7/12 16:44

不動明王様が見つめる先は、榛名山の展望が広がっていました。

7/12 16:54

一心、覚明、普寛の三霊神碑
裏面には昭和廿七年 御嶽教あ組中講 建之とありました。近世御嶽信仰の開祖である、覚明、普寛とその高弟である一心を祀った霊神碑です。

7/12 16:57

笹原のビクトリーロードを登ります。

7/12 16:58

背後には絶景が広がり、涼しい風が吹いていました。

7/12 17:04

鍋割山 山頂
遅い時間なので貸し切りです。

7/12 17:06

鍋割山石仏
鉢を持つ石仏です。

7/12 17:12

関東平野の絶景を堪能しながら小休止です。

7/12 17:38

獅子ヶ鼻
・995付近は鍋割高原とも呼ばれております。

7/12 17:49

未踏のトラバース道を辿り、駐車地へもどります。

7/12 17:52

下山後に振り返る鍋割山。

7/12 17:53

土砂崩れのように荒れているところもありました。

7/12 17:55

謎の石柱に戻ってきました。
左には當國大胡町 藤澤重吉、右には明治八年(1875)とありました。鍋破山前不動に呼応する鳥居だろうか。
背後には鍋割山です。

7/12 17:57

鍋破山前不動コース入口
この辺りに巨石があるとのことですが、見逃しました。下山したＫ太君と合流しゴールです。

撮影機器：

iPhone XR 64GB SIMフリー Apple

感想

モンブラン

午後から空いていたので、奥武蔵の低山を予定しておりました。しかし気温が高かったのと、赤城山方面は雲ひとつない想定外の晴天だったので、予定を変更して未踏の鍋破山前不動コースへ。

鍋割山は赤城山の主要ピークとしては一番外れにあり、お隣の荒山とは対照的に、女性的な穏やかな山容を呈しています。その丸みを帯びたフォルムは、鍋を伏せたように見えることから鍋割山、あるいは、弘法大師が霊場探しに訪れたが見つからず、諦めて立ち去る際に持っていた手鍋を投げたことからその名がついたとも云われているそうな。

鍋破山前不動コースは文字通り、鍋を破るような猛々しさがあるコースで、赤城山の一般コースとしては指折りの急坂です。そして何より石柱や不動明王といった歴史的な要素もこのコースの魅力なのかなと思います。

途中リタイアしたＫ太君は残念でしたが、楽しく歩くことができました。