八経ヶ岳 瑞々しい雨の天女達

2020年07月23日(木) [日帰り]

• GPS: 11:06
• 距離: 18.7km
• 登り: 1,643m
• 下り: 1,648m

コースタイム

日帰り

• 山行: 8:22
• 休憩: 2:42
• 合計: 11:04

7:45 R309 90番ポイント
8:08 8:09 タイタン広場
8:29 8:35 R309 90番分岐
9:03 9:03 R309 90番分岐
9:21 9:29 しなの木出合
9:34 9:34 一ノ垰
9:39 9:39 一の垰プレート
9:59 10:00 奥駈道出合
10:16 10:17 弁天ノ森
10:35 10:35 聖宝ノ宿跡
11:24 11:36 弥山小屋
11:50 11:50 大黒岩
12:11 12:50 狼平避難小屋
14:40 14:52 大峰山
15:35 16:52 弥山小屋
17:19 17:20 聖宝ノ宿跡
17:38 17:39 弁天ノ森
17:50 17:50 奥駈道出合
18:02 18:03 一の垰プレート
18:11 18:11 しなの木出合
18:24 18:25 R309 90番分岐
18:34 18:35 タイタン広場
18:49 18:49 R309 90番ポイント
18:49 ゴール地点

友達とのテント泊は降雨延期。でも気持ちは乗ってたので、ソロで弥山へ。

天候

☁（涼しい一日でした）

アクセス

利用交通機関：

自家用車

R309　90番道標付近（路駐5台くらい可）

コース状況／危険箇所等

・清明ノ尾：踏み跡あり、テープ追い、傾斜緩やか
・八剣山西尾根：バリエーション、踏み跡なし

その他周辺情報

・洞川温泉：700円（温泉利用者は駐車場90分無料）
・中華料理彰武：激うま。予算〜1000円

写真

7/23 7:34

R309　90番道標から清明ノ尾へ取り付きました。

7/23 7:45

山に入っていく瞬間ってワクワクします♪

7/23 8:05

う〜ん！良い尾根です♪とっても静かで、足音だけがテンポ良く聴こえていました。

7/23 8:08

1600m以上はガスの中。霧の大峰を楽しみます。雨さえ降らなきゃ気分も上々です！

7/23 8:09

タイタンさん。もう森の住人のようです。ラピュタのロボット兵みたい。

7/23 8:10

キノコはもう少ないです。

7/23 8:13

幅が広く、緩やかな傾斜の気持ちの良いトレイルです。R309 25番道標辺りから続く古い作業林道の名残りです。

7/23 8:34

大峰奥駈道に出るとガスの中から弥山が出迎えてくれました♪

7/23 8:35

ちょっとクサタチバナの群落に寄り道しよーっと。正に一ノ垰、とても美しい稜線。因みに舟ノ垰が二ノ垰とも呼ばれていたそうです、あそこも綺麗、神仙平、カラハツソウ谷♪

7/23 8:41

クサタチバナの群落のあるP1486付近は含水性の高い石灰岩のピークで苔がとても美しいです。でもメチャ滑るー。

7/23 8:48

バイケイソウはちょっと増え過ぎの様な気が・・・結局お目当てのクルマユリは見つけられず〜妙な臭いが立ち込めてる〜💦

7/23 8:59

白靄の中で木をコツコツ叩く音だけが響いていました。

7/23 9:09

高塚山方面は結構展望良かったです。

7/23 9:33

一ノ垰の靡。どうしようもない時は飲んでみようかとシミュレーション。煮沸したら何とでもなるか〜？？いや、やっぱりその前に降りよう…

7/23 9:36

奥駈出合のピークの奥には弁天ノ森。弁天の霧と呼ばれた濃いガスは多くの修行者の行手を遮ったそう。

7/23 9:44

奥駈道からは外れますがP1516は踏みたいピークです。

7/23 9:47

白骨木もある美しいピークです。

7/23 9:51

そして一瞬でガスに飲まれる。プチ弁天の霧体験♪

7/23 10:00

奥駈出合です。ここからはかなり踏まれているルート（大通り）です。

7/23 10:07

コロナ禍の影響はここにも・・・触るのは嫌なので枝ですくって袋に閉じ込めました。不織布はプラスチックですから何十年も分解せずに残っちゃいます・・・。

7/23 10:47

本当に美しい原生林です。

7/23 11:01

山頂に近づくにつれガスが濃くなってきます。濡れている木道はめちゃ滑るので注意して歩いてくださいね〜。

7/23 11:21

弥山小屋に着きました！お昼時なので皆さんランチされていました、焼肉のいい香りがしまーす！

7/23 11:40

ヒコニャンや〜。知ってる人かな？リュックをデポしての八経かな？

7/23 11:40

山頂は後にするとして、さっと狼平に下ってゆきます。

7/23 12:04

ほんまにごっつ滑ります。注意、注意！

7/23 12:26

狼平の吊橋のところで、愛知から遠征してこられたお二人と出逢いました。弥山、八経と周られオオヤマレンゲも見れずこのまま帰られるとの事・・・え〜なんで？！勿体ない！なのでご案内することにー！

7/23 12:45

ちょっとその前に避難小屋がまた汚されているので、弥山を愛するハイカーとして出来る限りの掃除はしてゆこうと・・・でもゴミ多すぎて閉口しました。2階の窓から外に投げ捨てているようですね・・・。お2人も手伝ってくださいました（感謝！）。

7/23 12:35

小屋の中の落書きは火であぶられて書かれているので、手持ちの道具では消しようがない・・・。今度はサンドペーパーが要るな。

7/23 12:51

とりあえず小屋泊の人のためにも隠しておいた（気持ち悪い落書きですので・・・）。浅井さん、スミマセン。誰か管理者とか居ないのかな？禁止の筈の焚き火も相変わらず…

7/23 12:53

そのまま八経へ来た道を登り返すよりもバリエーションでしょ？！ハ剣谷を遡上しました。

7/23 13:03

美しい八剣谷。ナメが特に素晴らしいです。

7/23 13:11

でも岩肌がびっくりするくらいヌルヌルしていて、ルート取りに困りますっ！でもさすが、しっかりついて来て下さってます。経験積まれているかは雰囲気で分かる気がします。

7/23 13:22

滑るから八剣谷を詰めないで、池ノ谷と八剣谷の二俣で尾根に付く事にしました。

暫く登ると尾根芯に一株のオオヤマレンゲ。咲きたてで純白でした。蕾も一つ。一番綺麗なタイミングでした。

鹿達の食害から自ら身を守る為に高く成長しています。

このタイミングでここを通ったことも、お二人との出会いをより一層鮮明に焼き付けた出来事でした。

7/23 13:45

こんな美しい樹林帯を読図しながら登るのって、とても楽しく感じます。

7/23 13:54

せっかくなので読図のレクチャーを。「ドンピシャで山頂へ飛び出しましょう！」とチャレンジして頂きます！

7/23 14:39

みゆきさん、コンパスを駆使してドンピシャで山頂を取りました〜！そういうのってカッコイイと思うんです！

7/23 14:40

八経ヶ岳山頂で3人で。ワイワイと楽しかったので、背景が真っ白なことはすっかり忘れていました。

7/23 14:59

さてさて、ここからが天女の花と呼ばれるオオヤマレンゲの群生地ですよ〜。お二人とも「レンゲ」と言うので畑の小さいお花みたいと思っていたらしく下しか見てなかったんですって。

7/23 15:03

ふと目線を上げると・・・木々の間から覗いてましたっ♪見てもらえて良かったです。

7/23 15:03

咲きたてを10輪ほど見つけました。今日が今季一番綺麗だった気がします。

7/23 15:03

蕾もまだいくつかありましたよ〜。

7/23 15:07

勿論、実になってる子も。

7/23 15:11

炎の実です！

7/23 15:15

水滴を纏った天女、可愛い〜♪

7/23 15:15

瑞々しいっ！

7/23 15:39

弥山々頂でお二人とはお別れしました、お気をつけて〜！また会いましょう。そして僕はと言うと遅いランチを、そうしないとお腹がすき過ぎて・・・お腹もグーグー鳴っています。

7/23 16:49

テント泊のステキな女性たちとおしゃべりしながらランチを。いや、もう晩御飯の時間やわ。みんなとっても楽しそうでしたね〜。当初の予定通り、テント泊したかったな〜！今度こそ。

7/23 16:56

ではでは、スタコラーっと帰ります。
途中、可愛い子に会いました。ガスの中って鳥たち(動物全体的に、ヤツにも💦)にも良く近付けるんですよねー。

7/23 18:09

一ノ垰。ガスが真上に立ち上り、さっきまで真っ白だった西の空に弥山が姿を現しました。きっと山頂のみんなにも展望が広がっただろうね！なんだかほっこりした嬉しいひと時でした。

7/23 18:10

弥山小屋までバッチリ！

7/23 18:10

雲を纏う鐵山。最近行くって言うたのに、すっかりご無沙汰してました。

7/23 18:13

行者還岳の向こうには山上ヶ岳、念仏山。奥駈道は何度歩いてもワクワクさせてくれます。

7/23 18:18

ちょっと夕焼け。

7/23 18:25

P1458から清明ノ尾へ。目印のテープがあります。踏み跡も明瞭です。

7/23 18:27

鮮やかな大普賢岳のシルエットを横目に、

7/23 18:37

生命感溢れまくるでっかい巨木も横目に、

7/23 18:49

90番の階段へ。お疲れ様でした〜！ここでコケたらマンガ！

温泉でさっぱりしよ！山頂でお別れしたお二人とはまたここで再会しました。

一緒に洞川温泉郷の彰武さんへ、

カレーラーメン丼！ゴハンとラーメンを一緒に味わえる激うまあんかけ丼、最高〜！（950円でした。そこそこのお値段と思いきや、それでもコスパ高しっ！）

撮影機器：

LUMIX DMC-TZ85 パナソニック

iPhone XR 64GB SIMフリー Apple

感想

ゲスト

23日、24日と山友さん達とキャンプを予定してたんだけど、雨で中止〜！仕方ないですよね。でも、この日はお天気も耐えてくれそうだったのでパッキングしたリュックからテントとシュラフは抜いて、エマージェンシー用にツェルトとシュラフカバーに詰め替えて出発。幸い雨には1000滴くらい当たっただけで、一日中気温も低く涼しく過ごすことが出来ました。
狼平に着いた時、遠征に来られていたみゆきさんとマツムラさんに出会いました。一緒にオオヤマレンゲを見に行きましょう！とお誘いし、バリエーションで八経ヶ岳へ。沢山の咲きたてのオオヤマレンゲに出逢うことが出来ました！もう終わりかけだと言う報告もあったのでとっても嬉しかったです。
また、山頂では元気で素敵なテント泊3人組にも会え、楽しくランチ出来ました！なんだか、久しぶりに賑やかな弥山だったような気がします。
やっぱりいつ登っても良い山でした。

山は登山者の気持ち一つでどんどん綺麗になってゆきます。その気持ちだけでかなり変わります、そして少しづつ実践を(僕は今無理〜ってスルーしちゃう事も良くあるんです💦)。ゴミを見つけた時は、ちょっと面倒ですが持ち帰るゴミに少しだけでも加えて頂けたらと思います。

コメント

mo-829

ご苦労様でした(^-^)
akirasさん、こんばんは〜☆

狼平小屋の落書きにゴミ・・
悲しいですね(*`Д')
足下悪い中、ありがとうございました。

出逢い、嬉しいものですよね( ´∀`)
一緒に歩いたお二人、きっとお山に対する愛情がもっと深まったのではないかと思います(^-^)
お疲れ様でした(^o^)v

ゲスト

Re: ご苦労様でした(^-^)
mo-829さん、こんにちは。
ちょっとライターでの落書きってエスカレートし過ぎですよね、普通に器物損壊です。何かしらの事情はあったんだろうけども・・・
ゴミはいつも同じ人の気がします、ゴミの内容がほぼ毎回同じですから。もしかしたら一人だけかもしれないですね、それでもあんなに汚れてしまうって悲しい限りです。
そんな中、遠征に来られていたお二人とお掃除できたのは心強く、嬉しかったです。
数年後、地図上に狼平避難小屋荒廃って書かれないようにはしてゆきたいなぁと願っています。

tetsuyam

大峰愛に溢れたガイドさん(^_^)/
akiras さん、おはようございます。
狼平からガイドさんだったんですね。
その愛知のYamaper さん達にもakirasさんの大峰愛が存分に伝わったと思いますよ。

しかしえげつない落書きする奴ですね(*｀Д´*)
ゴミ・焚き火跡にも腹立ちと共に悲しくなります。何しに山に来てるんやと…
本当にいつもありがとうございます。

ゲスト

Re: 大峰愛に溢れたガイドさん(^_^)/
tetsuyamさん、こんにちは！
遂にヤマレコでもプロフィール写真を登録されたんですね！梯子、双門コースとかですか？
狼平は他の避難小屋と比べてあまり人が来ないってのもあるでしょうね。人の目があり、良心や後ろめたさがあると、ああいう事はしなくなるのですが。やっぱり、そう言う人に無関心になるのは1番ダメかとも思います。かと言って単独だとトラブルは面倒だし…。やっぱりみんなの目や、行動力が大切なんだと思います。

tetsuyam

Re[2]: 大峰愛に溢れたガイドさん(^_^)/
それぞれもう少し意識する様に心掛けが必要ですね、反省点です(^_^;)
汚す事が恥ずかしくなるようにしなければ…

広告にあれこれ阻まれながら何とかプロフィール写真登録しました(笑)
お見事！双門のハシゴです。

ゲスト

Re[3]: 大峰愛に溢れたガイドさん(^_^)/
tetsuyamさん、またまたこんにちは！
山を楽しみたい！これはプライオリティー最高点ですよね。その分ちょっとだけ返したろ〜って気持ちが大切かなと思います。そんな思いの人が増えたら、きっそれは大きな抑止力になりますね！僕も意識する様にします。まだまだ全然自然に出来る感じでは無いですよ。
そろそろ双門コースを歩きたいけども、梅雨が明けても暫く水量多いし、岩が水苔でヌルヌルなんで注意ですね。しかしあのコースは本当に綺麗で楽しいですよね〜！

no2

「雲を纏う鐵山」「水滴を纏った天女」いいですね〜
　akirasさん、こんにちは。
90番道標スタートであまり見かけないようなルート取り。ロングですね〜　知ったかぶりしてますけど(笑)

彰武さんのご紹介ありがとうございます。存在を知ってから行けずにおりますが、閉店になってしまっていないのか変な心配をしている次第でして… 温泉から少し離れていて商売が成り立つのかな？なんて要らぬ心配も。味もコスパもいいんですね。
日帰り温泉入って、彰武さんで夕食を摂ってから車中泊のプランも立ててあるんですが、プチホテルにも興味ありなんです。遠征的な使い方もできるかと思って。

山を愛されているのが良くわかるレコでございました。

ゲスト

Re: 「雲を纏う鐵山」「水滴を纏った天女」いいですね〜
no2さん、こんにちは！
「水滴を纏った…」と「風呂上がりの…」を迷いましたが、コッチにしました😁😁
彰武さんは閉店間際どころか21:30の閉店後もお客さんでいっぱいのお店！みんな味と店主の人柄に惹き寄せられてるんでしょうねー。リピーターばかりの雰囲気でした！僕もファンになりましたよ！

おいやん

お疲れ様でした
大峯を愛するakiras さんならではのレコですね！
ゴミ拾い、掃除とか適当に山歩きをしているワシとは大違い‼️
中華彰武はロードバイク🚴を乗ってこちらへ来たときの昼食ポイントで何回もきています。
疲れた体にはスタミナ丼がメッチャ美味しかったです。
先日ご一緒した帰りに行けばよかったと後悔・・・
また食べに行きたくなりました🤭

ゲスト

Re: お疲れ様でした
oiyan1さん、こんにちは！
結局、例の落書きが気になり、いてもたっても居られずに日帰りで行ってきました。
狼平、こんな事が続くと、メンテナンスの予算も付かず廃墟化してしまいそうだと心配です。以前は良くボランティアの方々が手入れして下さっていたのですが、最近はどうなんでしょうか。
行者、楊子の小屋ではこういうのは無いですね、見た事無いですもの。それは奥駈を歩く修行の方々など綺麗に掃除して下さっているのもあると思います。僕にとっては狼平は双門からの中継がほとんどですが、疲れてばかりいないで少し掃除して行こうと思います。
あ、彰武さんにはまた行きましょうね！

wattan

ロングな山行お疲れ様です。
akirasさん、おはようございます。
ロングな山行お疲れ様です。
おおやまれんげの案内や、狼平小屋のお掃除ありがとうございます。
あのタイタンの有るところは。タイタン広場と言うのですね。
朽ちてしまったら名前だけ残りますね。

ゲスト

Re: ロングな山行お疲れ様です。
wattanさん、こんにちは。
wattanさんの好きな楊子の小屋はきっとこんな事無いんですが、狼平は定期的に荒らされてますね。もっと小屋に泊まる人が増えてくれたら良いのですが…。
晴明ノ尾の台地はタイタン平と勝手に呼んでましたが、タイタン広場って言うんだ。きっと50年は残ってますよ〜。東口よりも、なだらかで歩きやすい良い尾根ですね。なんと言っても北側にチラチラと大普賢のギザギザが見えるのがプレミアムです。

wattan

Re[2]: ロングな山行お疲れ様です。
akirasさん、今晩は。
たまには、ｙamapも覗いてくださいね。

ゲスト

Re[3]: ロングな山行お疲れ様です。
YAMAP、携帯変えたらパスワードが分からなくなり暫くログインできずでしたが、先週木曜日についにパスワードがヒットしたんです〜。wattanさんの冒険見に行きまーす！