大雪山(旭岳・間宮岳)
- GPS
- 06:55
- 距離
- 13.1km
- 登り
- 923m
- 下り
- 921m
コースタイム
- 山行
- 5:48
- 休憩
- 1:03
- 合計
- 6:51
天候 | くもりのちガス |
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過去天気図(気象庁) | 2020年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
ロープウエイ往復3400円始発6時30分でした。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
十勝岳と同じく登山ポストはなし。入山帳が姿見駅にありました。 |
その他周辺情報 | 旭岳温泉「湯元湧駒荘」1000円。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
日よけ帽子
靴
ザック
昼ご飯
行動食
飲料
地図(地形図)
笛
ヘッドランプ
ファーストエイドキット
日焼け止め
ロールペーパー
携帯
時計
サングラス
タオル
カメラ
|
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感想
遠征登山2座目は、早起きして大雪山旭岳周回コースへ。
びっくりしたのは、旭岳ロープウェイの始発がなんと6時30分!!
きちんと早起きして、6時40分の二便目に乗ることができました。
山頂駅につくと、青空の下に噴煙、その奥に山肌がむき出しの山が見渡せました。
朝のひんやりした空気を吸い込んで、木道を歩き始めます。
木道脇には池があり、花が咲いて迎えてくれました。
真っ正面に旭岳を見ながらゆるやかに登ると、大きな池に逆さ旭岳がうつるすばらしい景色が目に飛び込んできました。
噴煙まで映すそれは、まさに姿見の池という名前の通りです。
昨日がガスガスだっただけに、この景色には感激せずにはいられませんでした。
そしてふと、先に到着していた団体さんを見ると、昨日十勝岳であった方たちでした。
団体さんもわたしに気がついてくれて軽くご挨拶。きくとみなさんは黒岳まで縦走するそうでした。
姿見の池の右手の登山道を歩き始めると、いよいよ登りにかかります。
まっすぐ旭岳へのびる道で、歩いていてとても気持ちいい道でした。
左手からゴオゴオと噴気の音が聞こえたときには、その迫力に韓国岳を思い出すほどでした。
火山を感じる魅力的な山歩きがしばらく続きます。
露出した山肌もまた、見ていてかっこいいものでした。
遠く右手に連なる山々も気になりますが、どこの山なのかがよくわかりません。
それでも昨日はできなかった、景色を楽しむ登山のすばらしさをかみしめることができました。
だんだんと滑りやすい坂になり、ジグザグに高度を稼ぐようになったところで、八合目の標識が見えてきました。
正面の旭岳はもちろん、ユニークな名前の金庫岩もはっきり見えます。
昨日の疲れもなく、順調にくることができ少しほっとしながら再び歩き始めます。
歩きながら左の谷を見ると、白いガスがゆっくりうごいているのが見えました。
気持ち的に少し急ぎ足になりました。
がしかし、その甲斐むなしく9合目であたりはガスに包まれてしまいました。
あまりに真っ白で、先行していた登山者の方に「さっきまで晴れていたのに。。」とついつい愚痴をこぼしてしまいました。
9合目から先は道がゆるやかになり、ニセ金庫岩、金庫岩と見所が続きます。
しかも岩の間にお花が咲いているのが見えて癒されました。
ガスの中なのが悔やまれますが、これも山の天気なんだと思うしかありません。
そういい聞かせて登ると、ガスの中に標識が浮かび上がり、山頂に到着しました。
すでに何人か山頂にいらっしゃいましたが、ガスのせいでその姿さえぼんやりして見えました。
昨日に続き、ガスガスの山頂(/o\)。。
ひんやりと肌寒さを感じながら、15分くらい待ってみましたが、ガスが流れる気配はありません。
諦めて先へ進むことにしました。
そしてこの、旭岳からの下りの道がひどくてびっくりしました。
まずはザレザレの急斜面。足を置くたびに滑り、転ぶんじゃないかと気が気ではありませんでした。
案の定、一回大きく後ろに滑り尻餅をついてしまいました。
そして、次に待ち受けていたのは雪渓。
足跡をたどりますが、少しとけかけた雪はぐずりやすく、ここもまた危険でした。ストックもなかったので、バランスを保つのに必死でした。
足跡をたどっていきましたが、最後はそれを見失ってしまいました。
同じように斜面をおりていた方が地図を見て、登山道の方向へ導いてくれました。
そこで感激のお花畑が目に飛び込んできました。
ツガザクラ、チングルマが咲き乱れていました♪雪渓とのコラボがなんともステキです!
花にかこまれての山歩きで、雪渓の下りでの疲れなど一気に吹き飛びました。
振り返るとガスで見えなかった旭岳もバッチリ見えています。
ゆるやかな登りが続きますが、景色とお花に癒されて進みます。
ガスったり晴れたりを繰り返す空の下、火山の荒々しさを感じて登り、間宮岳へ。
間宮岳は、山頂が広くて不思議な山でした。
そこから、右手に生き物の気配がない御鉢平を見ながら中岳分岐まで一気に下ります。
ちょうど板敷きのベンチがあったので、軽くパンをかじりこのあとのロングコースに備えました。
中岳温泉までは山に囲まれた登山道で、日当たりのいい場所を選んでお花が咲いていました。
一株のコマクサを見つけたときは、その生命力に感激でした。
中岳温泉に下ると、先行の登山者が足湯を楽しんでいました。
手をひたすと、たしかに温かく温泉でした。
先を急ぎたかったので、温泉でのんびりすることなく下山します。
雪渓を渡る箇所もありました。
エゾノリュウキンカが雪の中でも元気な黄色い花を咲かせているのが印象的でした。
下りきったところで、木道が敷かれている裾合平がはじまります。
色々なお花が咲いていました。
ただ、だんだんと足の疲れが出て来てしまい、お花畑の裾合平を過ぎて、ロープウェイまでの道のりがとても長く感じました。
登り返しがあったり、雪渓を渡る箇所があったり。いかにも熊がいそうな、クマザサ地帯もありました。
だんだんとガスが濃くなってきたのも、気分が下がる原因だったと思います。
けぶるガスの中にぼんやり夫婦池が見えたときは、やっとついた、とため息がこぼれるほどでした。
ロープウェイ駅→という標識に、いよいよゴールが近づいているのを感じますが、ロープウェイらしい建物が全く見えません。
そのくらい濃いガスがあたりをおおっていました。
やっとその姿が見えたときの安堵感。。。
周回コースを選んだことを後悔した瞬間もありながら、無事に戻ることができました。
下山後は雰囲気のいい湯元湧駒荘でひとっ風呂。
帰りがけに、旭川のラーメンよし乃本店の味噌ラーメンでお腹を満たしてから、レンタカーを返却しました。
そして、旭川から札幌まで高速バスで移動します。
翌日の移動日を経て、いよいよ今回の遠征のラスボスへ挑みます!
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