笠ヶ岳周回ワンデイ(笠新道〜クリヤ谷)
- GPS
- 09:25
- 距離
- 23.8km
- 登り
- 2,513m
- 下り
- 2,532m
コースタイム
- 山行
- 8:47
- 休憩
- 0:37
- 合計
- 9:24
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2020年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
市営 新穂高第2駐車場 500円/6時間 |
コース状況/ 危険箇所等 |
〈笠新道〜笠ヶ岳〉 登山道明瞭。さすが100名山のメイン登山道。初めてのコースで真夜中だったが迷うことはなかった。 〈笠ヶ岳〜クリヤ谷〉 100名山・山歩きガイドには「難路」と記載あり。スピードを上げて歩こうと思うと怪我に繋がりそうな道が多い。雷鳥岩までの濡れた岩場が滑るため要注意。岩の白字の印、木に巻き付けてあるピンク目印をたどれば迷うことはない。笹が多く朝露がある時間だとかなり濡れると思われる。渡渉点は問題なく渡ることができたが、増水時は通行不可。 |
その他周辺情報 | ひがくの湯 登山者700円/人 |
写真
感想
梅雨が明け、快晴が約束された週末。最初は火打山と妙高山をワンデイと考えていたが、コロナが広がっている中で人気があるこれらの山へ行くのはリスキー。それならば、密の避けられそうな笠ヶ岳を双六岳と一緒にワンデイしようと考えた。
土曜の仕事を終えて穂高温泉へ向かう。道中久しぶりにラジオなんかを聞いてみると、明日の午後に一時的に雷があるとのこと。双六から笠ヶ岳、クリヤ谷に抜けるならそれなりの時間尾根を歩くことになるので雷なんか来たらひとたまりもない。死にたくないのでシンプルに笠ヶ岳のみに変更。せっかくならご来光を尾根付近で見れたらいいなと思い、早めに出られるよう目覚ましをかけて車中泊した。
翌日2:30に出発。初めての登山道をヘッドライトをつけて真夜中に、しかも一人でなんて怖い。しかし歩いていると前方に明かりが。3人の外国人親子だった。聞くと水晶岳まで行くそう。羨ましい。
笠新道までの林道は地味に長い。日の出は5時なので2時間半で杓子平くらいまでは行きたい。先を急がねばならないので少し走った。新しいシューズもいい感触。笠新道は急登と言われていたので覚悟して挑んだ。石の上を歩くことが多く、リズミカルに足を進めた。標高が上がると穂高連峰のシルエットが見えてきた。暗くても迫力がある。
杓子平に出るとかなり明るくなっていた。足を進めると、さっきより穂高連峰が見えにくくなってしまったことに気づく。ご来光まで20分弱。早く上の方まで行かねば。杓子平をガンガン歩き日差しが出ているところに出ると、そこには槍ヶ岳のすぐ左側からご来光を拝む絶景が。見回しても誰一人おらず、朝ごはんを食べながらこの景色を貸し切りした。
尾根に出ると笠ヶ岳までの美しい稜線が見えた。この稜線をルンルンで歩いていく。急登だったのと、日の出の時間に追われていたので、その開放感もあった。
山荘を越え、ガレ場を登り詰めると笠ヶ岳山頂。ずっと見えていた槍ヶ岳〜焼岳以外にも、富山方面の山々や、御岳山、乗鞍岳、おそらく南アルプスも見えた。こんなに見えるとは。晴れていて良かった。
ここからはクリヤ谷方面へ下っていく。途中までは普通に歩きやすかったが、少し尾根の西側に入ると、濡れた植物や岩場で歩きにくかった。今回の山行で足に出来た傷はだいたいこの辺で作られたものである。雷鳥岩を過ぎると尾根歩きから傾斜がある下りとなる。ここでも笹が多く、足を置く道の状態が分かりにくいのでスピードを出せない。最終水場を過ぎてしばらくするとだんだんと道が良くなってきた。そして沢のすぐそばを歩くようになる。この沢がすごくきれいだった。渡渉点もいくつかあり楽しく渡れたが、雨降り後だと難しいかもしれない。ふと後ろの方を見上げると錫杖岳がズドーンといすわっていた。この時はこの山の名前すら知らず、下山後の温泉でやっとで知ったが、時間もあったし寄ってもよかったなとやや後悔。
とても歩きやすい道になってからしばらくすると、ゴールの登山口に出た。ネットで評価がメチャ高い宿のそばにある登山口である。少し歩いたところに前夜にデポしておいたチャリがあり、それに乗って車までGO。ずっと登りであり足に負担がかかる。車は無料駐車場を見つけられず有料に停めており、計1500円かかってしまった。まあ最高の山行ができたのでいいや。結局すれ違ったのは登りで10人くらい。下りで5人だけだった。密は回避できたのではないかと思う。早くみんなが気兼ねなく山歩きできる日が来てほしい。
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