快晴の竜ヶ岳(砂山〜金山尾根〜遠足尾根)
- GPS
- --:--
- 距離
- 11.4km
- 登り
- 1,133m
- 下り
- 1,128m
コースタイム
〜岩尾根上部平坦地(10:45/11:00)〜裏道に出る(11:30)〜竜ヶ岳(11:50/12:05)〜遠足尾根ピークの湿地帯
(12:40/13:05)〜大日向(13:45/13:55)〜植林帯の枝尾根を下る(14:20)〜林道に出る(14:40)宇賀渓駐車場(14:45)
天候 | 微風・快晴で最高の登山日和 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
砂山までは明確な石段が続きますが、遊歩道にしてはきつい登り? 金山尾根への取付きには×印があります。 尾根が広がってから最高点まではテープが増え、判りやすくなりました。 遠足尾根枝尾根の植林帯にも赤リボンが目立ちました。 金山尾根・蛇谷分岐付近と遠足尾根・大日向の下りでは前を横切る鹿に遭遇しました。 |
写真
感想
雪の降る前に、もう一度歩いておきたかった金山尾根と遠足尾根。
しかし、滝見物も捨てがたい。
ならば砂山から長尾滝へ出て、宇賀渓を下って金山尾根に取り付こう。
駐車場からは青空の下に、くっきりと竜ヶ岳が眺められる。今日は素晴らしい天気になりそうだ。
砂山コースは初めてなので地図を確かめて、アーケード前のYの字を左へ入る。
遊歩道だと言うので甘く見ていた。石段の整備された明確なコースだが、傾斜は遊歩道にしてはきついと感じる。
登り始めてしばらくすると、伊勢湾が一望できる展望台になる。絶好の日の出の撮影ポイントだそうだ。
やがて左から水晶谷コースを併せ砂山に出た後、花崗岩の岩場を過ぎ、北西に延びる尾根筋で長尾滝へ向かう。
ザレの尾根を急降下して行くと(登りに使うときつそう)水音が聞こえ、堰堤の右岸に出て石槫峠分岐になる。
分岐を右折し二段の滝上部を左岸へ移ると、谷水が一気に落下する長尾滝の落ち口になるので、
梯子にすがって滝の渕に下りる。
宇賀渓見どころの長尾滝、五階滝を見て本流左岸をしばらく下ると、やがて金山尾根の取付きに出る。
見ると長尾滝への指標と、岩に赤ペンキで×印が有るので間違いない。
かすかな踏み跡を辿って尾根を上がる。
第一ピーク(587m)でやっとわずかな展望が得られ、北西には竜ヶ岳がスッキリと眺めらる。
再び展望のない明確な尾根道を蛇谷分岐に出ると、目の前を横切る三頭の鹿に遭遇、
あわててカメラを構えたが、間もなく樹林へ走り去ってしまった。
やがて尾根下から再び尾根筋に戻ると、広い尾根になり以前ルートに戸惑った場所に出るが、今はリボンとテープが
目障りなくらい下がっている。(一寸やり過ぎ!)
わずかに右に振って尾根芯を登るが、ここから岩尾根にかけての登りが多分金山尾根最大の斜度だろう。
(下りには難儀すると思う。)
急斜面を喘いで登りきると、雰囲気が変わって明るい尾根になり、やっと展望も開ける。
北東から右へ白銀輝く御嶽〜中央アルプス、更に恵那山を挟んで南アルプスがずらりと勢揃い。
小休止には最適な場所だ。行動食を摂りながらしばし展望。
馬酔木の群落をくぐって、明るい笹の尾根に沿って高度を上げるに従って
更に白山・北アルプスも姿を現す。白銀のアルプスを見ながら最高地点に出た後、藤原岳を正面に見て深い笹の
ブッシュを突っ切るといきなり裏道へ飛び出す。
(下りの時にこの地点を観察すると、ブッシュの脇の赤い杭が目印になりそうだ。)
霜柱が溶けてぬかるんだ道を、クラの台地から竜ヶ岳に出る。
快晴、微風の山頂には多くの人が食事を楽しんでいる。こんなに快適な竜ヶ岳山頂は初めてだ。いつも強風で早々と下るのが
常だったが、今日は長居したい気分だ。しかし人が多過ぎて食事に適当な場所が無いので、下る事にする。
ホタガ谷(今は通行止めになっている)分岐のコルから遠足尾根ピークの湿地帯に出て、ここで遅めの昼食を摂る。
今日は午後になっても、風も無く相変わらず快晴が続いている。
積雪期に備えてルート取りを確認しながら広大な笹の尾根を辿り、新道分岐を見送って予定どうり大日向へ下る。
大日向に着くと、三角点脇に丸太が有るので腰を降ろして一息入れよう。
踏み跡は薄いが尾根筋は明確だ。左側が切れ落ちた尾根を過ぎ、やや右に振った尾根は急降下した後大きく広がり
平坦地になる。
正面は杉が茂る植林帯で、ここが枝尾根を宇賀渓へ下る地点だ。
地図と磁石で方角を確認し、南西を見極めて一気に下る。
薄暗い杉林の中、倒木を跨ぎ、幹にすがってひたすら南西に向かって下る。
以前は無かったが、赤リボンが所々に現れる。ルートは外れていないようだ。
汗が噴き出す頃、透かしてみる先に白い道が見えた。左へ少しトラバースするとドンピシャリ、
北河内橋の取付きで林道に出た。橋の向こうには見納めの紅葉が赤く燃えるようだ。
予定どうりのコースで、白銀のアルプスも眺められ、冬に備えルートも再確認できて、収穫の多い山行になった。
そして、長く楽しめた紅葉も今週で見納めだろう。
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