御池岳 (御池林道から土倉岳〜丸山〜T字尾根を周回)
- GPS
- 08:11
- 距離
- 16.3km
- 登り
- 995m
- 下り
- 995m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
R421の政所より約11km。 舗装されているが、政所〜君ヶ畑で道が狭い所有り。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
御池林道〜ヘリポートは、中電の鉄塔巡視路。 奥ノ平〜丸山は、一般登山道。 その他は、一般登山道でなくバリエーションルート、もしくは道が無い区間。 日帰り温泉は、三重県側に帰る場合、少人数なら六石温泉の「あじさいの湯」が空いててお勧め。500円。 大勢の場合は、阿下喜温泉「あじさいの里」の方がいいかも。 |
写真
感想
先週、雨乞岳の帰りに、石榑トンネルを通った。
その時、このトンネルが開通したら行きたいと思っていた計画を思い出した。
その内のひとつが、今回のコースだ。
R306が通行止めで三重県側から入れないので、ようやくふんぎりがつき、実行することができた。
去年、御池林道を下見していたので、駐車地までは知った道だった。
T字尾根は、何度かテーブルランドからタテ棒を往復している。
今回初めて通るのは、ノタノ坂入口からテーブルランドまでと、T字尾根のヨコ棒だ。
以前から気になっていたヘリポートにも寄り道してみた。
朝、トイレ休憩に宇賀溪に立ち寄った。
すると、登山口に2名の警官が立っていた。
訳を尋ねると、「最近遭難が多いので」ということだった。
そういえば、ホタガ谷ルートは通行止めになっているとか。
御池林道の小又谷Pには1台の車も無かった。
あまり多いのもなんだが、1台も無いのはちょっと寂しい。
今回のルートは反時計回りだ。
早速、小又谷林道に入る。
途中巡視路の鉄橋を渡ってノタノ坂に向かう。
尾根に上がると、茶屋川を挟んで、藤原岳がすぐ近くに見える。
次々と鉄塔が現れ、鉄塔巡視をしている気分になる。
途中、巡視路は右に派生した尾根に入る。
直進すると土倉岳だ。
今日は寄り道するので、右に曲がり、巡視路を進む。
広い緩やかな尾根を辿ると、突然異空間に出た。
ヘリポートだ。
Hの文字が薄く褪せてしまっているが、なんとか読める。
天狗岩や頭陀ヶ平が目の前に立ちふさがっている。
山に囲まれた隠れたUFO基地といった感じのする場所だ。
あまり長居してもいられない。
鹿の鳴き声に追われるようにして、ヘリポートを後にする。
土倉岳の山頂は思っていたより広かった。
三角点の場所は南に開けていて、休憩もできる。
でも、ここまで来たら、やっぱりテーブルランドを見ながら休憩したい。
そう思い、北側のコルに移動する。
テーブルランドへの登りは、急斜面だ。
道は不明瞭で、どこでも道に見える。
しかしながら、どこにも道がない。
仕方がないので、適当にガムシャラ登る。
意外とあっけなくテーブルランドに着く。
ここからは勝手知ったるテーブルランドだ。
まずは、東端峰から東のボタンブチへ。
予定通り、ここの大展望レストランで昼食だ。
奥ノ平に着くと、ようやく人に会う。
ボタンブチには、何人かの人影が見える。
それにしても、連休中日だというのに、登山者が異様に少ない。
ボタンブチに着く頃、まだ1時半だというのに、テーブルランドには誰もいなくなってしまった。
静まりかえったボタンブチでは、ケルンを積み、静かに手を合わせた。
帰りは、幸助、マユミ、東、奥の各池を巡る。
最後に台地を振り返り、ゆっくりT字尾根に向かって下降する。
長大なT字尾根にも、人の気配はない。
少し西に傾いてきた太陽に向かって、T字尾根を急ぐ。
途中、何度も振り返り、ボタンブチを見つめる。
緩やかなアップダウンの続くT字尾根の旅は、誰にも会うことなく、林道に着地した。
駐車地までの林道は、丁度紅葉が見頃だった。
西日が当たり、木々が赤や金色に輝いている。
真っ赤なカエデの葉っぱを拾いながら、林道をゆっくり歩いていると、
いつの間にか、自然と「もみじ」の唄を口ずさんでいた。
歌詞にピッタリな情景に酔いしれながら。
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