ホラの貝ゴルジュ 笛吹川東沢

2020年08月28日(金) [日帰り]

• GPS: 05:36
• 距離: 11.3km
• 登り: 1,097m
• 下り: 1,087m

コースタイム

日帰り

• 山行: 5:31
• 休憩: 0:06
• 合計: 5:37

9:02 西沢渓谷入口バス停
9:15 9:15 ねとりインフォメーション
9:22 9:22 徳ちゃん新道登山口
9:27 9:28 二俣吊橋
9:39 9:40 鶏冠谷出合
14:05 14:06 鶏冠谷出合
14:14 14:14 二俣吊橋
14:19 14:22 徳ちゃん新道登山口
14:24 14:24 近丸新道登山口
14:39 14:39 西沢渓谷入口バス停
14:39 ゴール地点

天候

曇り時々小雨

アクセス

利用交通機関：

自家用車

コース状況／危険箇所等

水量は平水

写真

8/28 9:27

s) 東沢きました　先行2パーティー

8/28 9:39

s) 鶏冠谷出合

8/28 9:44

s) 東沢F1
y)すごく難しそうに見えましたが、左奥にクラックが走っていてそこから比較的容易に登れるようでした

8/28 9:56

s) ホラの貝ゴルジュの少し前にある看板
y)昨年、事故があったとのことで、この看板が数多く設置されていました。今流行りのキャニオニングとかで気軽に来られては困る、みたいな雰囲気がありました

8/28 10:00

s) 魔界の入口が見えてきました
y)ほんとに魔界です。異次元空間そのもの。

8/28 10:18

s) 慰霊登山パーティーの方　気持ちよさげです

8/28 10:23

s) さぁ、いよいよ入ってしまいました

8/28 10:23

s) おお〜〜〜　驚きの光景です
y)東沢に来るたびに「この奥にはどんな世界が広がっているんだろう」と思ってましたが、ついに足を踏み入れる時がきました

8/28 10:24

y)まさに異次元空間です。増水するとあんな高いところに木が挟まるのですね。恐ろしい・・・

8/28 10:25

s) 狭いゴルジュだ

8/28 11:46

s) 苦労の末

8/28 11:52

s) 突破しました
y)半分諦めかけてました(笑)

8/28 11:58

s) フォロー中撮影

8/28 11:58

y)stkさん、フォロー中

8/28 12:07

s) 入口振り返る
y)大変な側壁トラバースでした。もうちょっとフリクションが効くかと思ったのですが・・残置ハーケンを使った「ガッツリA0」です(笑)

8/28 12:14

s) 次は泳ぎです　水量少ないので

8/28 12:16

y)stkさん気合を入れて
s) ゴーグルOK！

8/28 12:16

y)一気に突破です。意外に水圧が強かったそうです。

8/28 12:17

s) それほど苦労はしないで突破（最短距離の右岸沿いいったが、左岸の方が緩やか。最後逆にいってもいいかも）

8/28 12:21

s) 激流を進む
y)恐怖の側壁トラバースのあとは（水量次第ですが）泳いだり、ヘツったりして楽しく突破できます♪

8/28 12:28

s) 泳いで取り付く意欲はなかったw

8/28 12:38

s) 右を小さく巻いて振り返る

8/28 12:43

s) 左斜面利用して滑り台で降りる
y)ゴルジュ内は激流となった際に良く磨かれるみたいで至る所見た目がツルツルでした

8/28 12:51

s) ここからはツッパリで行けます。最後は広くなるので体を横にしました

8/28 12:54

s) ふぅ〜〜

8/28 13:03

s) 魔界の出口が見えてきました
y)距離は短いけど、かなり濃密な時間が過ごせます(笑)

8/28 13:06

s) 現実世界に帰った気分
y)帰ってきたんだなあとホッとする瞬間

8/28 13:41

s) 核心部は巻き道から俯瞰できます

8/28 13:45

s) お疲れ様でした〜〜
y)泳ぎ系は毎回連れて行ってもらうだけですが、また行きましょう。ありがとうございました。

撮影機器：

COOLPIX S30 ニコン

OLYMPUS Tough TG-5 オリンパス

装備

個人装備

登攀具一式

共同装備

30m 20m

感想

yoshi629

ホラノ貝ゴルジュ：3級
釜の沢など東沢に入ると見かける、あのすごいゴルジュ。見た目はきれいなブルーで美しいのだが、何となく妖しげな恐ろしさを感じるところ。まさに魔境の入り口を思わせる。入ってはいけないような、あの奥に広がる世界を見てみたいような不思議な気持ちになる。東沢に入る度に気になっていたけど、なかなか足を踏み入れる勇気が無かった。
でも、今回、泳ぎのスペシャリストに連れて行ってもらう機会が得られたので喜び勇んで出かけた。

泳ぎ系の沢は水量次第でグレードが大きく変わるが、今回はかなり少ないようで特に苦労することも無く、楽しく突破できた（突破してくれたのはstkさんだけど(笑)）
ただ最初の滝を突破するための側壁トラバースは別である・・核心であり、ほぼ唯一の登攀ポイントなる。右壁から行くが水から上がったところにビレイポイントがある。そこから側壁をトラバースするのだが、結構厳しい。フリーで行けるとしたらかなりのクライマーだと思った（少なくとも私にはそう感じた）。今回はややヌメリがあってコンディションは良くなかったかも。通常は残置ハーケンにアブミをかけて突破するらしい。
残置ハーケンは側壁に4本打たれていて、突破した先の右上にもう1本ある（後続のビレイポイントにした）が、今回行った際には2本目が破断していた・・　これが無いとかなりきつい。ハーケン打つのにも体勢が悪いし、カムも良いポイントが無くて、ホントに困った（上の穴ポコにマイクロカムなら行けるかも）。次に行く方、がんばってください（私はなんちゃって沢屋流の邪道で突破しました・・）

ＳＴＫ

夏休みをとって有名なゴルジュ「ホラの貝」へ。天候もイマイチだし先行Pもおり、ゴルジュ突破のみに絞っていってきた。
梅雨明けから3週以上。この日は水量がだいぶ少ない模様。泳ぎ突破担当としては助かるコンディションだ。ホラの貝入口では、昨年の事故の慰霊を兼ねた釜ノ沢遡行遡行パーティーの方と出会った。泳いでいて気持ちよさそうでした。去年の事故にニアミスしたそうで、それに比べるとやはり水量は少ないとのこと。
最初の泳ぎは特に問題なし。ややヌメりを感じる右岸に到着しヘツって奥に。ここでヨシさんを引っ張りこむ。いざ中に入るとすごい光景が広がっていた。別世界にでも来たような雰囲気を感じた。この後が核心。左岸のクライミングとなる。リードはヨシさん。ランニングは3つでいずれも古いハーケン。アブミを使った記録が多いので、長めのスリングで代用しようと持ってきた。が、結局アブミとして使う箇所はなかった。1つ目から2つ目への移動が難しい。その間のボルトは折れて存在せず。上部に穴ボコあり、マイクロカムがもしかしたら使えるかも知れない。フォローは2ピン目スリング掴み多用で安心して進めた。3ピン目からはフリクション勝負。ヨシさんが左岸上部にビレイ点作ってくれたのでトラバースせずに安心して突破出来た。ふぅ〜〜という感じ。フリクションある靴がよいかと。クライミングシューズでいく方もいるようだ。自分は久々のサワーシューズRSでフリクションは十分。ヨシさんハイパーVでよく突破したな〜w
続いて水量多い場合は突破困難となる淵だ。泳ぎ要員なので出番だ！w　今日は水量少ないがまずまずの勢いを感じた左側を一気に進み突破。奥は浅いので問題なく滝上に出られた。この後はそれほど困難な個所はなく普通のゴルジュ沢と同等の感じだ。ツッパリで越えられる箇所など多く楽しめた。
山ノ神あたりで遡行終了。
天気はイマイチで小雨も降ったりしていた。どっぷりつかるとやはり寒い。ここは短いからいいが、日差しでの体温回復ないと本気泳ぎは3回くらいが限度。以降は体固まるし心が折られてく。やっぱウェットスーツあった方がいいのだろうな〜と感じた。
半日だが、かなりインパクトある冒険という感じで満足のゴルジュ遡行となりました。天気のいいときに再訪してみたいものです。

コメント

sawadon

おめでとうございます。
名だたるゴルジュの突破おめでとう。
沢やの憧れだよね、若者しか行けませぬ。泳ぎと登攀の名コンビでさすがです。
来夏もどっぷり泳ぐなら黒部、上の廊下を推奨します。
(*Θ_Θ*)/

yoshi629

Re: おめでとうございます。
以前からかなり気になっていた魔境にやっと行ってきました。やっぱりすごい世界でしたよ
今回は水量が少なかったのでそれほどの苦労はなかったです。突破してくれたのはstkさんだけど
また、天気の良い時に行きたいので来年にでも一緒に行きますか

上の廊下、憧れます。遡行に数日かかるのでなかなか行けないですが、いつか必ず行きます 　天候判断が難しいのでしょうね・・

ＳＴＫ

Re: おめでとうございます。
sawadonさん、こんばんは
ホラの貝楽しめました。
寒さの弱さだけはいかんともしがたいですが、上ノ廊下ですか。あこがれはずっと持ってます。ウェットスーツありでいくかな
４日くらいの晴天を見込まないといけないのが、なかなか難しいところですよね。