記録ID: 2546157
全員に公開
沢登り
日高山脈
日程 | 2020年08月24日(月) ~ 2020年08月28日(金) |
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メンバー |
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天候 | 晴れ |
アクセス |
利用交通機関
車・バイク
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|
地図/標高グラフ


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過去天気図(気象庁) |
2020年08月の天気図 [pdf] |
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装備
個人装備 | Tシャツ 長袖インナー タイツ ズボン 靴下 グローブ 雨具 靴 ザック 行動食 非常食 飲料 地図(地形図) コンパス 笛 計画書 ヘッドランプ 予備電池 GPS 筆記用具 保険証 携帯 時計 ツェルト ナイフ ハーネス ヘルメット 確保機 ロックカラビナ カラビナ スリング ロープスリング 渓流シューズ |
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共同装備 | 調理用食材 ファーストエイドキット 常備薬 カメラ ロープ ハーケン 捨て縄 |
写真
感想/記録
by coolhorse
C0−エサオマン北東カールC1(6h45m)天気:晴れ
びれい橋を出発し、林道を進む。林道は途中から草が生い茂って不快になるが、ピンクテで道を見失うことはなかった。分岐から1時間ほど歩いて入渓。入渓地点からはエサオマン北東カールが見え、パーティのテンションが上がる。
天気が快晴だということもあり、エサオマンの河原を快調に進んだ。そしてC1280の滝を越え、C1340のナメに着いた。確かに一枚の岩盤がずっと続いていたが、そこまでプレッシャーを感じることなく通過できた。ナメから少し歩くと二股が現れ、水がほとんど涸れている右股を行くと程なくしてカールに着いた。北東カールは素晴らしいテン場で、山に包まれるという表現がぴったりの幻想的な場所だった。一同大興奮で写真を撮りまくった。早く着いたので大富豪をして暇をつぶした。周囲からナキウサギの声がしたが姿は見えなかった。
C1−札内JP↔エサオマンPeak−10.5の沢カールC2(7h45m) 天気:快晴
朝起きると満点の星空。カールと星空なんて最高の組み合わせだ。気持ちの良い朝を迎えられた。今日はいよいよ心配していたエサオマン乗越。ルートにしていたルンゼは前日にコンパスを合わせて確認していた。スタッフの2人は通るべきルンゼを示した写真を持参していたため、安心してルート選びができた。ルンゼは浮石が多いため間隔を空けて登った。途中二股に分かれるとことはピンクテが乱打された左股を進んだ。ルンゼは小さなナメ滝を越えて踏み跡っぽくなった。踏み跡にはピンクテがあり、藪を漕ぐことなく稜線に出ることができた。時間読みの半分である1h30mでルンゼを通過できた。そこから札内JPまで行き、いざエサオマンAt.へ。エサオマンまでは明瞭な踏み跡が続いていた。Peakに着くと素晴らしい眺望。北日高が一望できた。天気が良くて最高だった。ここでも写真撮影大会を開催した。ピー缶のカキ塩レモン風味(ヒグマのリスクを考慮して今回はしょっぱいピー缶を用意)を食べた後引き返し、いざカムエクへの稜線へ。この稜線が大変だった。下調べでは踏み跡があるためそこまで藪漕ぎにはならないだろうと予想していたが、実際は踏み跡など一部しかなく、しかもその踏み跡を行きすぎると急に道がなくなり、そこから稜線へ復帰するのも大変だった。結局、ずっと稜線上をハイマツを漕ぎながら行った方が速そうだった。結果時間読みより45mオーバーで10.5の沢カールへ。「10.5の沢カール」といいつつも、カールではなく、ただの源頭といった景観だった。10.5の沢カールは草地で、一部砂が露出しているところにタープを張った。水を汲みに下の沢まで行くには往復2時間ほどかかった。
C2−八ノ沢出合−C900三股C3(10h15m) 天気:晴れ
昨晩は風が強く、タープがLのほほを何回もビンタしていた。やっぱりタープは風との相性が良くない。朝はガスがかかったり晴れたりといった天気だったが、またもや星を見ることができた。ハイマツを40分漕いで沢に出られた。そこからはガレ沢を下る。岩がぬめぬめしていて滑りやすかった。時折小滝が現れたが、どれもabすることなくへつりや草付きの巻き道で通過できた。基本的に降り方に迷うような小滝は右岸を通過できた。予想していたよりも水量が多く、滝もあり、骨のある沢だった。十ノ沢出合に到着し、そこから河原をひたすら歩いた。八の沢出合には整地された良テン場がいくつかあった。それにしても今日は暑い。みんな汗だくになっていた。八の沢はゴーロチックな河原で、水量もそこそこ。あまりの暑さに立ち止まっては沢の水を浴びながら歩いた。しばらく進み、C900の三股へ。本当はC999の三股まで行きたかったが、メンバーの疲れ具合を考慮して今日はここまでとした。この日はそれまでのカール泊とは違い、暖かい夜を過ごすことができた。
C3↔八の沢カール↔カムエクAt.−C4=C3(9h45m)
三股は全部の股が滝となっていて荘厳な感じ。雪渓は少し残っていたが特に通行に問題はなかった。この辺から明瞭な踏み跡+ピンクテが誘導してくれた。踏み跡は急な夏道といった感じで登山靴でも登れそうだった。基本的に踏み跡通りにいったのでなんもだったが、とにかく暑い…。みんな汗を流しながら蒸し暑い道を登った。やがて沢に合流し、カールはすぐそこに見えた。踏み跡を行ったり沢中を歩いたりして水を浴びながら進んだ。沢がなくなると平地となって、カールに到着。八の沢カールはエサオマン北東カールよりも開けていて明るかった。しばらく休憩した後カムエクAt.へ出発。明瞭な踏み跡をひたすら進んだ。天気が良いのはうれしいことだが、さすがに暑すぎる。雲が恋しくなったのは初めてだ。・1700コルに着いて休憩したころ、カムエクまでの登りの急さに驚愕する。一同戦意を喪失しかけるが、稜線のそよ風に背中を押されて重い腰を上げた。稜線は大きな岩とハイマツでかなりキンキン。踏み跡は明瞭だった。こまめに休憩をはさみつつ、1時間半かけてPeakに到着。暑くてしんどかったが、やっぱり天気がいいPeakは気持ちよかった。全員大興奮。三角点に立てかけてある小さな看板を持って、みんなで写真を撮った。ピー缶はサバの缶詰。塩分不足となっていたため意外とウケが良かった。素晴らしい景色を目に焼き付けながら、結局1時間もPeakで休憩した。
ピークで会った人に聞いたところ、札内川ダムまでの道路は「あかしやトンネル」まで車が入れるとのことだった。翌日は余裕を持って下山できそうなので、この日の行動は昨日のテン場までとした。暑さと疲れでフラフラになりながらテン場に帰った。
C4―八ノ沢出合−札内川ダム下山(5h15m)
最終日の朝も星空。結局毎朝星が見れた。こんなこと4年に1回だろう。
下山は何も問題なかった。心配していた札内川下流の渡渉も、丁寧に巻き道ができていたのですんなりと通過できた。時間読みよりもかなり早く林道終点に着いた。そこからは道路を歩く。やっぱり沢がないと暑くてしんどい…。最後まで暑さが我々を苦しめた。じりじりとした暑さの中、道路の橋の工事が行われていた。どうやら今年の秋に開通するらしい。お疲れ様です。
ようやく下山口のあかしやトンネルに到着。多くの車が停まっていた。
びれい橋を出発し、林道を進む。林道は途中から草が生い茂って不快になるが、ピンクテで道を見失うことはなかった。分岐から1時間ほど歩いて入渓。入渓地点からはエサオマン北東カールが見え、パーティのテンションが上がる。
天気が快晴だということもあり、エサオマンの河原を快調に進んだ。そしてC1280の滝を越え、C1340のナメに着いた。確かに一枚の岩盤がずっと続いていたが、そこまでプレッシャーを感じることなく通過できた。ナメから少し歩くと二股が現れ、水がほとんど涸れている右股を行くと程なくしてカールに着いた。北東カールは素晴らしいテン場で、山に包まれるという表現がぴったりの幻想的な場所だった。一同大興奮で写真を撮りまくった。早く着いたので大富豪をして暇をつぶした。周囲からナキウサギの声がしたが姿は見えなかった。
C1−札内JP↔エサオマンPeak−10.5の沢カールC2(7h45m) 天気:快晴
朝起きると満点の星空。カールと星空なんて最高の組み合わせだ。気持ちの良い朝を迎えられた。今日はいよいよ心配していたエサオマン乗越。ルートにしていたルンゼは前日にコンパスを合わせて確認していた。スタッフの2人は通るべきルンゼを示した写真を持参していたため、安心してルート選びができた。ルンゼは浮石が多いため間隔を空けて登った。途中二股に分かれるとことはピンクテが乱打された左股を進んだ。ルンゼは小さなナメ滝を越えて踏み跡っぽくなった。踏み跡にはピンクテがあり、藪を漕ぐことなく稜線に出ることができた。時間読みの半分である1h30mでルンゼを通過できた。そこから札内JPまで行き、いざエサオマンAt.へ。エサオマンまでは明瞭な踏み跡が続いていた。Peakに着くと素晴らしい眺望。北日高が一望できた。天気が良くて最高だった。ここでも写真撮影大会を開催した。ピー缶のカキ塩レモン風味(ヒグマのリスクを考慮して今回はしょっぱいピー缶を用意)を食べた後引き返し、いざカムエクへの稜線へ。この稜線が大変だった。下調べでは踏み跡があるためそこまで藪漕ぎにはならないだろうと予想していたが、実際は踏み跡など一部しかなく、しかもその踏み跡を行きすぎると急に道がなくなり、そこから稜線へ復帰するのも大変だった。結局、ずっと稜線上をハイマツを漕ぎながら行った方が速そうだった。結果時間読みより45mオーバーで10.5の沢カールへ。「10.5の沢カール」といいつつも、カールではなく、ただの源頭といった景観だった。10.5の沢カールは草地で、一部砂が露出しているところにタープを張った。水を汲みに下の沢まで行くには往復2時間ほどかかった。
C2−八ノ沢出合−C900三股C3(10h15m) 天気:晴れ
昨晩は風が強く、タープがLのほほを何回もビンタしていた。やっぱりタープは風との相性が良くない。朝はガスがかかったり晴れたりといった天気だったが、またもや星を見ることができた。ハイマツを40分漕いで沢に出られた。そこからはガレ沢を下る。岩がぬめぬめしていて滑りやすかった。時折小滝が現れたが、どれもabすることなくへつりや草付きの巻き道で通過できた。基本的に降り方に迷うような小滝は右岸を通過できた。予想していたよりも水量が多く、滝もあり、骨のある沢だった。十ノ沢出合に到着し、そこから河原をひたすら歩いた。八の沢出合には整地された良テン場がいくつかあった。それにしても今日は暑い。みんな汗だくになっていた。八の沢はゴーロチックな河原で、水量もそこそこ。あまりの暑さに立ち止まっては沢の水を浴びながら歩いた。しばらく進み、C900の三股へ。本当はC999の三股まで行きたかったが、メンバーの疲れ具合を考慮して今日はここまでとした。この日はそれまでのカール泊とは違い、暖かい夜を過ごすことができた。
C3↔八の沢カール↔カムエクAt.−C4=C3(9h45m)
三股は全部の股が滝となっていて荘厳な感じ。雪渓は少し残っていたが特に通行に問題はなかった。この辺から明瞭な踏み跡+ピンクテが誘導してくれた。踏み跡は急な夏道といった感じで登山靴でも登れそうだった。基本的に踏み跡通りにいったのでなんもだったが、とにかく暑い…。みんな汗を流しながら蒸し暑い道を登った。やがて沢に合流し、カールはすぐそこに見えた。踏み跡を行ったり沢中を歩いたりして水を浴びながら進んだ。沢がなくなると平地となって、カールに到着。八の沢カールはエサオマン北東カールよりも開けていて明るかった。しばらく休憩した後カムエクAt.へ出発。明瞭な踏み跡をひたすら進んだ。天気が良いのはうれしいことだが、さすがに暑すぎる。雲が恋しくなったのは初めてだ。・1700コルに着いて休憩したころ、カムエクまでの登りの急さに驚愕する。一同戦意を喪失しかけるが、稜線のそよ風に背中を押されて重い腰を上げた。稜線は大きな岩とハイマツでかなりキンキン。踏み跡は明瞭だった。こまめに休憩をはさみつつ、1時間半かけてPeakに到着。暑くてしんどかったが、やっぱり天気がいいPeakは気持ちよかった。全員大興奮。三角点に立てかけてある小さな看板を持って、みんなで写真を撮った。ピー缶はサバの缶詰。塩分不足となっていたため意外とウケが良かった。素晴らしい景色を目に焼き付けながら、結局1時間もPeakで休憩した。
ピークで会った人に聞いたところ、札内川ダムまでの道路は「あかしやトンネル」まで車が入れるとのことだった。翌日は余裕を持って下山できそうなので、この日の行動は昨日のテン場までとした。暑さと疲れでフラフラになりながらテン場に帰った。
C4―八ノ沢出合−札内川ダム下山(5h15m)
最終日の朝も星空。結局毎朝星が見れた。こんなこと4年に1回だろう。
下山は何も問題なかった。心配していた札内川下流の渡渉も、丁寧に巻き道ができていたのですんなりと通過できた。時間読みよりもかなり早く林道終点に着いた。そこからは道路を歩く。やっぱり沢がないと暑くてしんどい…。最後まで暑さが我々を苦しめた。じりじりとした暑さの中、道路の橋の工事が行われていた。どうやら今年の秋に開通するらしい。お疲れ様です。
ようやく下山口のあかしやトンネルに到着。多くの車が停まっていた。
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この記録に関連する本
この記録に関連する登山ルート
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この記録で登った山/行った場所
- カムイエクウチカウシ山 (1979m)
- エサオマントッタベツ岳 (1902m)
- 七ノ沢出合 (590m)
- 八ノ沢出合 (680m)
- 札内川九ノ沢分岐 (880m)
- 札内川十ノ沢分岐 (950m)
- 札内分岐 (1869m)
- キネンベツ沢分岐 (712m)
- 神威北東尾根末端 (630m)
- びれい橋 (580m)
- エサオマントッタベツ川ガケノ沢分岐 (730m)
- コイボクカール
- 八ノ沢カール
- エサオマントッタベツ川山スキー沢出合 (997m)
- エサオマントッタベツ北東カール
- 三股 (999m)
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