クリスマス寒波?の伊吹山


- GPS
- 07:18
- 距離
- 11.2km
- 登り
- 1,203m
- 下り
- 1,196m
コースタイム
往き 5:00、下り 1:30(休憩時間含む)
天候 | 雪のち曇り 気温 午前中−3℃→午後から3℃ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
今回、雪はニュースで大雪とやってたほどはありませんでした。 (10cm-30cmで丁度いい程度でした) 視界はガスのため不明瞭でした。 ルートは樹林帯の中は明瞭でした。 樹林帯から抜けたところは先行者のトレースのおかげでなんとか分かりましたが、トレースがないと尾根ではないのでどこへ歩いていいのやら分かりません。夏道の記憶がほとんどない自分にとってはコンパスで角度を固定して登っていくくらいだと思います。 基本ルートは山腹をジグザグに走っているので直答しているとしょっちゅう横断することになると思います。 |
写真
湿雪かと思いきやけっこう乾燥している。
てか、一粒一粒がでかい。
でも口に含むとけっこう湿ってた。
外はカリカリ 中しっとり、みたいな。。。
うーん、デリシャス!!いうてる場合かっ。
面白い雪だナ〜。。。
感想
■登山開始までの不安
前からこの祝日は伊吹山に行く予定にしていた。
是非締まったいい雪の斜面を快調に登りたい、と思っていたが、
ところがヤマレコで雪の状況を確認するとほとんどないらしい。
残念〜!と思っていたら、ちょうど24早朝から雪が降るらしい。
イェーイ!
そういえば去年の24日もどんぴしゃで雪が降ってくれて比良山でラッセルを楽しんだのを思い出した。
俄然やる気がでてきてたら、
なんだかテレビで「クリスマス寒波」とかいっている。
朝に起きると京都北部・滋賀の湖西・湖北は大雪警報!?
伊吹山辺りは大雪・雪崩注意報。
「おいおい、びびらすなよ。。。」
伊吹山は表層雪崩は大丈夫なのかな?
心配ながら車を進める。
「まあ、行けるところまで行ってみよう」。いつもの言葉で気が楽になる。
■雪崩について
車を停め、駐車場のおばあちゃんと話しをすると、
「こんなに雪が振るのはほとんどない」とか???
→いやいや、マジか?
続いておばあちゃんに「伊吹では雪崩とか聞きますか?」ときくと、
「それは聞かないな〜」との返事。
→ちょっと一安心。
いよいよ登山口に立つと、ちょうど後ろからソロの登山者発見!
→挨拶をして、ホッとしながら登りはじめた。
登りはじめると、えらい雪が少ない。10cm程度か。
なんだ、ぜんぜん大丈夫じゃん!ビビらせよって。
その後、ソロの登山者と話しをする機会があり、
話を伺うと、こちらの方の駐車場のおっちゃんは
「雪崩の可能性もあり、気をつけるように」と言っていたそうな。
→やはり、納得。様子を見ながら行くべし。。。
結局、上へ上がっても積雪量はそれ程多くなく、30CMくらい
雪も安定している様子で、ひやひやせずに最後まで登れた。
帰りに大津の好日山荘に寄って定員さんに雪崩の話しを聞くと、
3月の伊吹に登ったときに底雪崩の跡をみた、との事。
場所は、山に向かって登山道の左側(西側)。
そのときは登山道にまでは達していなかったらしい。
また、雪庇も発達していた様子(山頂台地の西側へ伸びる尾根の南側斜面)。
今日は視界が悪かったのでそっち方面の状態は確認できなかったが、
次回、機会があれば確認したいと思った。
■トレースについて
トレースは前日のが少し残っており、
鼻歌交じりのマイペースで高度を上げていく。
予定通り3合目でスノーシューを装備。
ただ3合目からの方が雪は少なくなったような気がする。
樹林帯を抜けると、ガスで周りがよく見えない。視界15mくらいか。
いつものことだがメガネも曇ってよく見えない。
6合目の非難小屋もけっこう近づいてからそれと確認できた。
トレースなしの状態でけっこう一人だけでは難しいような気がした。
ただ、この山は登山道から離れたといってもどうなるものでもなく、
登山道自体が一つの方向(磁北42度位)にむかってジグザグに走っているので
直登していると何度も登山道を横断することになるようで、
神経質にならなくてもよいようだった。
でも山頂の手前8、9号目辺りが潅木帯になっているため、詰めの方向を誤ると
最後に潅木帯の中の道なき道を行く羽目になるようで、
実際山頂の小屋でご一緒させてもらった京都のソロの方はだいぶ西側へ直登してしまったようだった。でも流石、そこはちゃんと切り抜けてこられている様子。
皆さん、ツワモノですな〜。
■今回の反省点
1)汗処理の手ぬぐいを忘れた。
噴出す汗の処理に苦労した。
2)アイゼンの合わせ
今回、厳冬起用の靴を新しく買ってためし履きをしたんですが、
アイゼン履こうと思ったら、長さが足りなくって履けなかった。
ははは、無精してた。
今回は新雪で無しでも何とかやれたが、次回からはやはりちゃんと合わせておくべきだと思った。
(ちなみにグリベルのアイゼンは長さが足りなければ真ん中のジョイントの金具のパーツを裏返すして左右を取り替えると長くなるようです。
:帰りに大津の好日山荘によって確認した)
■その他
やっぱ、山は刻々と状況が変わるので行ってみないと状況が判らないですね。
以前伊吹には15年ほど前に夏山を1度やっただけで、ほとんど記憶がありませんでした。
ルートのイメージが出来ていればもう少し安心して行動できたかな〜。
忘れんうちにまた来たいですな〜。
それにしても、寒波はどこへ?
昼から晴れ間が見えて、3℃とは。。。
いずれにしても雪崩は怖い〜。
過去に大雪崩があり、三名の方が亡くなられています。
五合目の売店から少し上に離れた場所に石碑が立っています。
その後作られた雪庇防止壁と、雪崩防止柵によって、近年は起きないとされてますが、小規模な雪崩はあります。
神経質になる必要はないと思いますが、今後起きないとは誰も保障していません。
大雪が降ったときは伊吹に限らず要注意です。
コメント&情報ありがとうございます!
もっとも早くに下山して来られた方ですね。
すれ違ったときに声をかけさせていただきました。
todokitiさんのレコ読みました。
はた迷惑な経験、ホントにお疲れ様でした。
おかげで遭難者が一人減りましたね。
当事者は倍返しでお礼すべきでしょう。
---
そうだったんですか。
それであの柵ができたのですかぁ。
勉強になりました。
やはり伊吹は地形がすり鉢上になってますものね。。
普通に考えると「雪崩れの巣」に見えるようなところを、よく皆さん平然と登られてるなーと記録を見ながら考えていました。
雪崩れに関しては、解説本こそ読めど、さっぱりの素人なのでこれからいろいろ勉強です。
(基本、雪崩れそうなリスキーな場所には踏み入れない、が考え方なんですが)
同じような地形だと伊吹以外では即ごめんですね。
次回伊吹をやるときには、視界がいいときに雪崩のルート等をじっくり観察してみたいものです。
また御口授願います。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する