待望の疣草(イボクサ)と上州鴎蔓(カモメヅル)

2020年09月22日(火) [日帰り]

• GPS: 06:09
• 距離: 18.1km
• 登り: 306m
• 下り: 306m

天候

晴れ

アクセス

自宅から徒歩での周遊で公共交通機関の利用は有りません

写真

今日は少し長距離を歩くので最初から買い物は避けたいのですが長沼公園隣接の農家の庭先に栗があったので2袋購入です

鑑賞用トウガラシ(唐辛子)でしょうか　いくら何でもこれは荷物になるので購入出来ません

栗は1袋300円で2袋既にリュックにしまいました　後から来られる方も大丈夫ですよ

イボクサ(疣草)　今月初めに行った八王子市高月の水田では時期的に早過ぎて見れなかったこの花が長沼公園近くに咲きました

水田雑草の一つで穀物の栽培には嫌われ者ですが開花が待ち遠しい花でもあります

イボクサは地面に近い所で咲いていますが少し目線を上にするとシソ(紫蘇)の花が目に入りました

超低山の秋の花の開花が遅い代表の様なキバナアキギリ(黄花秋桐)　長沼公園霧降の道にて

コジュケイ(小綬鶏)　あまり有難がられない鳥ですが近年その数が減っているとか　人の気配を感じると直ぐ逃げるので遠くからの撮影ですがその鳴き声は「チョット来い」...

2週間前に発見したボタンヅル(牡丹蔓)の実から僅かながら白い綿毛が出て来ました　結構時間が掛かるものです

野猿の尾根道ではこれも遅ればせながらのヤマホトトギス(山杜鵑)　この花だけは沢山咲いていました

イタドリ(虎杖)　赤く見えるのはガクの色で遠目には花がピンクのように見えます

フリフリのヘクソカズラ(屁糞蔓)　花弁の縁がこの様にフリフリになっている方が綺麗かも...

タマスダレ(玉簾) すっかり市民権を得たのか最近至る所に咲いています　耐寒性があり丈夫で増えるらしい

同じゼフィランサスの仲間のサフランモドキ(サフラン擬き)　こちらは半耐寒で霜除けなどで越冬出来るとか...

ムラサキゴテン(紫御殿)　メキシコ東部の沿岸地域に分布するツユクサ科ムラサキツユクサ属の常緑性多年草　何と言っても葉の色が独特

カワラケツメイ(河原決明)　ネムノキの葉に良て夜になると葉を閉じる　決明とはハブ茶知られている「エビスグサ」の漢名

8月には長池公園の帰りに購入したベルベ(別瑠辺)の田舎パンサンド　今日は長池公園での昼食用です

今回は那須のこだわりの御養卵を使ったタマゴサラダとハムのサンドイッチ　「御養卵のたまご&ハム」も購入です

長池公園のやまざと広場の先でナンバンギセル(南蛮煙管)の花を発見　ここでも葉に覆われていて僅かな色の違いからやっとの発見でした

長池公園の姿池では既に開花が終わっていますがこの場所での出逢いは初めてです

クロアゲハ(黒揚羽)　クジャクチョウ(孔雀蝶)の様な派手さはありませんが中々綺麗な蝶です

逃げられるといけないので5m以上離れて連写での撮影です　絶えず翅を動かしています

ウラギンヒョウモン(裏銀豹紋)がオトコエシ(男郎花)に留まっていました　ウラギンヒョウモンは3種類あるらしいがこれは低標高地に生息するサトウウラギンヒョウモンでしょうか

アオツズラフジ(青葛藤)　この蔓を編んで四角い衣装箱のつづら(葛籠)を作っていたとか　実が青くなるので青葛藤

中央園路沿いのフェンスの上にジョウシュウカモメヅル(上州鴎蔓)

上州鴎蔓は群馬県の榛名山で最初に見つかったことから 「上州」 の名前がある　コバノカモメヅルの変種

ヤブタバコの枝は横に張り出し枝に沿って多数の頭花をつけるがこのコヤブタバコ(小藪煙草)は枝先や葉腋に下向きに頭花をまばらに付ける

第二デッキ名物キツリフネ(黄釣船)　蜂と虻(アブ)が飛び回っているので長居無用です

第一デッキの近くにもジョウシュウカモメヅル(上州鴎蔓)　こちらの方が蔓性だと言うことが良く分かります

ノアズキ(野小豆)　野生の アズキ という意味だがつる性で食用にはならない　第一デッキの反対側に沢山咲いています

ゲンノショウコ(現の証拠)の花と実　実が熟すと裂開して種を飛ばしその姿が御輿の屋根のようなユニークな形状になる

長池公園のツルニンジン(蔓人参)の開花も遅いです　殆ど下向きに咲いていましたが一つだけ誰かが持ち上げたのか撮影し易かったです

長池公園の田んぼは都内の小学生などの野外学習の場にもなっているらしい　何か今風のカカシ(案山子)はダンスでもしているのかな...

田んぼの畦道を歩いていると目に入ったのはヤブマメ(藪豆)　撮影し易い様に葉を避けても良かったのですがこれは自然のままで

古代米　小学生の教材として必要なのかここでは古代米の栽培も行われています

古代米の植えられている田んぼの先の湿地帯に未だ咲いていたサワギキョウ(沢桔梗)

作業小屋近くに咲くヒガンバナ(彼岸花)　今日は正に秋分の日でお彼岸の中日です

メドハギ(筮萩)　メド(筮)とは易占いに使う棒のことでこの茎を代用にしたとか　花は疎らですが確かに萩の仲間と分かります

アレチノヌスビトハギ(荒地の盗人萩)に白花があったとは知りませんでした

せせらぎ緑道沿いの小川に咲くオモダカ(面高)の雄花

堀之内のせせらぎ緑道からワープして寺澤谷戸公園までやって来ました　雄のツマグロヒョウモン(豹紋)　

ベニシジミ(紅小灰蝶)と西洋ニンジンボク(西洋人参木)　西洋原産の朝鮮人参に似た葉を持つ木と言うことらしい

ヒメアカタテハ(姫赤立羽)　花が密集しているせいか蝶が多いです

これは今が旬のケイトウ(鶏頭)　鶏の頭に似ているかと問われればそうかなというのが回答です

しかし、これは鶏の頭のひだひだだけは似ている様な気もしますがこんなケイトウの花を見るのは初めてです

ミヤマチャバネセセリ(深山茶羽挵)でしょうか　他にもキアゲハやアサギマダラなど蝶の天国でした

最後は平山城址公園のツリバナ(吊花)の実の赤味加減の確認です　まあまあ合格かな

本日の代表写真　テーマは疣草と上州鴎蔓なのですが実は狙っていた青葛藤(アオツヅラフジ)とも出逢えたので仲間に加えました

長池公園のマップです　PDFファイルは感想欄で紹介します

感想

ランツベルク

世の中は4連休でかなりの人出で賑わったらしいですが私は相変わらずマイペースの安近短、今日も静かな花散策を実施しました。

今回はテーマに書いた通りイボクサ(疣草)とジョウシュウカモメヅル(上州鴎蔓)が狙いでした。気温も下がり大分歩き易い季節となりましたが何より狙い通りに花との出逢いがあるとそれが爽快感となります。今日は連れも一緒に花探しを手伝ってくれて満足の花散策となりました。

長池公園のかたくり観察路ではアズマレイジンソウ(東伶人草)の蕾を沢山確認、今年は東京薬科大学の薬用植物園は入園出来ないのでこの花は是非長池公園に再訪して観察したいものです。

長池公園MAP (PDFファイル)
https://www.google.com/url?sa=t&rct=j&q=&esrc=s&source=web&cd=&ved=2ahUKEwja797jpPzrAhWKvZQKHTCACVkQFjAKegQIAxAB&url=http%3A%2F%2Fwww.pompoco.or.jp%2F1999_2016%2Fchiikitai%2F201011map.pdf&usg=AOvVaw1BJiBLnMRAsGkDfuWHKdyu

Landsberg