(19th百名山・立山)アルペンルートから立山縦走(別山尾根から剱岳)
- GPS
- 13:17
- 距離
- 21.2km
- 登り
- 2,323m
- 下り
- 2,353m
コースタイム
- 山行
- 6:10
- 休憩
- 1:50
- 合計
- 8:00
過去天気図(気象庁) | 2020年09月の天気図 |
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アクセス | |
予約できる山小屋 |
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写真
感想
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秋の連休は天気のマシそうなところを探し、はじめての扇沢からアルペンルートで立山とさせてもらいました。でもすごい人出が予想される中、何一つ予約しないで突っ込んでどうなるのでしょうか???最悪の場合、扇沢まで行って帰るだけなのは癪なので、100名山の美ケ原か霧ケ峰を考えていましたが、、、さてさて。。。。
Day0(9/20, Sun)
朝9時に扇沢に向けて自宅を出発。今日は行くだけなので下道で行きます。4連休の2日目、交通量重く、神奈川を脱出するのに3時間、たらたらと道の駅に寄りながら夕方18時くらいに大町温泉郷の薬師の湯に到着。一風呂浴びて、晩飯を食べて20時ごろに扇沢に到着。無料駐車場は少し空いてましたが、幅が狭くカオス状態なので有料でも安めの第3駐車場に駐車することにしました。明日のアルペンルートバスの始発は7:30、まあ2時間くらい前に並んだとしてもまだたっぷり時間があるので、まずは半沢直樹でも見るかと思ったら受信できず。。。お・し・ま・い・death!さっさとふて寝することにしました。しかしいつものように深く眠ってしまい5時頃回りがうるさくなって起きて切符売り場の方に行ってみるとすでに行列が。。。。。さっさと準備して列に並び、6:50頃から始まるという当日券販売開始に備えますが、じーっとしていると寒いですね。w
Day1(9/21, Mon)
6:50からアルペンルートの切符が発売になり、行列が動き始めます。”7:30発の当日券は完売になりました。“というアナウンスがあると、行列から、ああ〜というため息が。。。。。これ以降、”?:??発の当日券は完売になりました。“というアナウンスのたびにため息が聞こえます。私は幸い8:00発のチケットをとれました。8時の電気バスで扇沢を出発し、黒部ダムに到着。そこからダムを歩いて渡って、ケーブルカー、ロープウェイでそれぞれ黒部平、大観峰へと到着して、最後バスで立山トンネルを通過して室堂につきます。扇沢で同じ時間のバスに乗れれば、ケーブルカー、ロープウェイで定員オーバーで次発になっても、最後のバスで結局追い付き、室堂到着は同じになるので、黒部ダムを必死こいて走る必要はないです。(自分のこと)
室堂の駅を出るといきなり立山の峰々が目の前にドーン!アルペンルートは本当にワープですね、感動です。室堂から出発して立山三山、奥大日岳を見ながら雷鳥沢のキャンプ場を経て、別山乗越に登り、そこから劒沢キャンプ場を目指します。雷鳥沢wのキャンプ場は室堂から至近で温泉も入れるということで人気、密状態でした。別山乗越からはいよいよ剱岳が目の前に現れ、登山者も少なくなってきます。劒沢のキャンプ場で手続きをしてからテントの設営をします。さすが4連休です、ざっと200張くらいのテントがありますが、広いのでそれほど密ではないです。首を出せば剱岳が一望できるように設営を終えてほぼ正午。朝は始発に乗れなかったので心配しましたが、15時になったらどこにいても下山するという条件で剱岳を目指します。昨年は馬場島から早月尾根で剱岳に登っていますが、大変な割に裏口から登ったような印象がぬぐえず、正面から剱岳と八ツ峰を望む王道の別山尾根から今年は登りたかった。剣山荘まで一旦下り、そこから登りです。この時間から登る人はほとんどおらず、下山する人がほとんどで、すれ違いでちょっと待ち時間がありますが、頂上に近い鎖場では登りと下りのルートが分かれているので待ち時間はほとんどありません。しかし頂上に近くなってこの時間のせいか下山する人も少なくなって、自分が登りのルートにいるのか下りのルートにいるのか分からなくなる時があったので注意です。実際、下りルートの避難小屋、カニのヨコバイ方面に入り込んでしまい、戻る羽目に。一服劒、前劒とピークを上り下りしながら進み、右手に平蔵谷が見えたら早月尾根のルートと合流し、剱岳山頂です。上り下りがあるとはいえ劒沢キャンプ場、標高2500mからのスタートですので14:30頃には到着できました。が、頂上には誰もいなかったw写真を取り合うこともできず、そそくさ下山開始です。こういう岩峰の上り下りなので下りも上りと同じくらい時間がかかりました。早月尾根よりも格段に眺望は良かったです。しかし朝から登るとほとんど鎖待ちの渋滞必至とのことですので注意。
ややガスに覆われた劒沢キャンプ場にもどって晩飯を食べて、携帯の機内モードを解除したのが運の尽き、日本は連休ですが、海外のお客さんからメールがたくさん。。。なんでこんなところでバリバリ電波が、、、、ていうくらい受信できてました。シュラフに入って、今年はこんな社会情勢なので海外出張もできなくなったおかげで今日も山に来れたなあ、とか10月は会社の年度末なのでは例年なら製品の出荷や、スタッフの評価があって大変だなあとかつらつらと思いを巡らせていたらいつもの熟睡モードに。今回は上下ダウンとシュラフカバーで武装して温かく寝れましたzzzz
Day2(9/22, Tue)
朝4:30頃起床。3時くらいから表は少し騒がしく、結構な人が剱岳に向かうのだなあと思ってました。剱岳の方を見てみると別山尾根にヘッデンのライトが数珠つなぎになってました。まだ暗かったのでまずは朝食を食べそれからテントの撤収を行います。6時ごろスタート。今日はメインイベントの立山三山+αの縦走です。まずは別山(南峰)を目指します。稜線に出るまで急登です。やや風が強かったですが晴れていて剱岳、後立山の峰々がよく見えます。荷物を別山(南峰)にデポして北峰にも行ってみます。なだらかな頂上からも素晴らしい眺望でした。南峰に戻ってから本格的に立山の稜線歩きです。真砂岳を経ていわゆる立山の富士ノ折立、大汝山、雄山を踏破していきます。最高峰の大汝山からは黒部ダムが見下ろせ、後立山の峰々も美しかった。雄山はやはり眺望がよく、立派な雄山神社、一等三角点があります。そこから一の越山荘のコルまで300mほど標高を落とされます。ちょうど本日の始発が室堂に到着した時間とあったのか、一の越山荘から雄山へ沢山の登山者が登ってきます。でもこちらも上りと下りの経路が分かれているので渋滞はありません。一の越山荘からまた登り返してます。斜度はそれほどでないのですが結構だらだら長い。。。浄土山南峰について行く予定のなかった龍王岳を見たら登っている人がいたので、登りたくなってしまいましたwだって地図に道がないんだもん。空身で岩峰を登って頂上へ。五色ヶ原がよく見えます。折立から薬師岳を経て、五色ヶ原へ抜けるルートもいつか。。。浄土山南峰から浄土山にはすぐに到着。これで立山三山(別山、立山、浄土山)を訪れるという今回の目標をクリアできました。そこから室堂に下山して、11:45発のバスで扇沢に向けて帰途につきます。連休を立山で過ごした方々でバスもほどほど混んでましたが、反対方向のバスを見ても結構混んでいたのはビックリ。今回アルペンルートをはじめて使ってみていい経験でした。室堂の駅で地上に出たときのワープ気分は感動です。これからも裏銀座や読売新道を歩くことがあればまた来ることもあると思うので様子が分かりました。
大町の薬師の湯は良かったですが、やや施設が古いので帰りは8月に寄った中房のしゃくなげの湯で汗を流してから帰宅しました。長野の街道沿いの畑はコスモスと白く可憐なそばの花が美しかった。新そば喰いに来たいですねえ。連休の最終日でしたが、夜の9時前には帰宅できました。お疲れ様でした。
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