天王山〜十方山〜西山古道〜釈迦岳〜ポンポン山〜大原野森林公園西尾根ルート〜南の谷〜小塩山
- GPS
- 09:42
- 距離
- 26.3km
- 登り
- 1,564m
- 下り
- 1,477m
コースタイム
- 山行
- 8:32
- 休憩
- 1:10
- 合計
- 9:42
天候 | 晴れ/薄曇り/曇り/雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2020年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
|
コース状況/ 危険箇所等 |
■山崎駅〜天王山〜十方山〜浄土谷 地図に従って進んで行き、椎尾神社の横から入山し、谷ルートを進みます。 分岐がいくつもあるので、標識などに注意して所定の進路へ。 縦走路に合流して、南西方向へ進み、天王山の山頂方面へ。 雨後で濡れていると滑りやすい箇所が所々にあります。 山頂から引き返して来て、小倉神社分岐の少し手前から十方山の山頂へピストン。 小倉神社分岐で浄土谷方面へ進むと、これまでと同様、はっきりとした道が続きます。 雨水で道の中心がえぐられた区間まで来ると、浄土谷にある登山口はすぐそこです。 ここからは少し舗装路を歩きます。 ■西山古道〜大沢〜大杉 彌勒十三佛の近くから入山し、あまり歩かれていない谷を進むと、西山古道の道標13に出合います。 東に延びる尾根に進路を取り、途中の道標などを見つつ進むと、道標10地点。 すぐ近くの道標9地点にて左折し、西山古道を離れます。 以前は凹状の道でしたが、倒木などで通行しにくくなっているのか、尾根に新たな踏み跡が形成されており、今回はこちらを通行。 ただし、こちらも倒木が多めで、この時期はクモの巣が多い。 しばし歩くと舗装路に出合い、そのまま進むと大沢の集落へ至ります。 大沢から少し川久保方面へ進んだ地点から入山し、大杉へ向かっています。 地形図の破線路や尾根を繋いで歩いており、特に危険な箇所はないと思われるけど、ある程度の経験がある人向けと思われます。 詳細については、省略します。 ■大杉〜釈迦岳〜ポンポン山 大杉から林道分岐までの区間については、写真40の通り、通行止めとなっています。 通行止めの原因となっている区間はその先となっているので、今回は通行しています。 7月の大雨によると思われる斜面崩落箇所があり、少し対処が必要なぐらいだけど、今後も大雨などによる影響を受けやすそう。 大杉から釈迦岳を経てのポンポン山までは明瞭な道で、問題なし。 ■ポンポン山〜大原野森林公園西尾根ルート〜森の案内所 ポンポン山の山頂から出灰方面へ少し進んだ所に標識があり、そこから西尾根ルートへ。 やや急な斜面の区間があるので、滑らないように注意したいですね。 ほぼ踏み跡ははっきりしており、森の案内所まで歩きやすい道が続きます。 ■森の案内所〜南の谷〜小塩山 森の案内所を出て府道に出合うと、小塩山の登山口がすぐそこにあります。 少し進むと沢があり、ここを渡渉し、南の谷へ。 南の谷は一般のルートではなく、2018年9月の台風21号による倒木で部分的に荒れています。 特に危険ではないけれど、それなりに歩き慣れている人向けと思われ、ある程度の注意は必要でしょうか。 谷を詰めて行くと関電巡視路に出合い、分岐を経て、トラバース道となります。 途中に斜面崩落地があり、やや通行しにくくなっています。 天皇陵道に合流し、その後は舗装路などを歩き、小塩山山頂へ。 ■小塩山〜南春日町バス停 淳和天皇陵を回り込んで先へ進むと、舗装路に出合います。 舗装路を進み、標識に従って車道をショートカットする山道へ。 明瞭な道が続きますが、少し滑りやすそうな路面状態の所があります。 ゲートを通過し、その先の正法寺の池を通過して左折。 地図に従って進むと、南春日町バス停へ至ります。 |
写真
感想
まだ暑いけど、ふとした折に季節の移ろいを感じるようになり、夏が去り行く寂しさを少し抱きつつも、秋の訪れを待っている自分がいるのを認識する。
秋の花と言えば、色々とあるのだろうけど、個人的にはアケボノソウが最も気になる。
近場の山でも咲いてくれるので、花期じゃない頃から葉っぱを観察しては期待感を高めたりしていて、花期を待ち遠しく思っていたのです。
家を出るまでにモタモタしてしまい、予定よりも遅めのスタートです。
回り道になるのだけど、いつものように椎尾神社を経るルートで天王山へ向かいます。
山崎駅を発ち、サントリー山崎蒸留所の建物を両側に見ながら進むと、椎尾神社に至る。
ヤブランの花期は終わりに近づいているようで、結実しているのもある。
無事の山行をお願いし、神社の横から入山です。
ミズヒキやツユクサなど、おなじみの花がまだ咲いており、夏の気配が残っている。
暑さを感じつつ登って行き、尾根ルートに合流すると少し風があり、心地良い。
縦走路に合流し、のんびりと歩いて行くと、天王山山頂に到着です。
まだ早めの時間ながら、ご近所さんかなという感じの方がチラホラと。
来た道を引き返して行き、その先の奥の山展望台に寄り道。
小倉神社分岐まで進み、十方山へ。
静かな中をゆったりと進んで行き、十方山山頂に到着です。
ピークハンターさんのプレートを確認後、近くの岩場まで行き、展望を楽しむ。
小倉神社分岐まで引き返し、浄土谷方面へ。
最後は道の中央部が水流で深くえぐられており、歩きにくさが増している。
途中で見つけた少し大きめの石を両手に持って来ており、溝の中へ。
焼け石に水かも知れないけど、できる事をやっておこう。
下り終えると、浄土谷にある登山口に到着。
少し歩いた地点から再入山し、小さな谷を登って行きます。
観察などに少し時間を費やし、峠の地形の所まで来ると、写真17の道標があり、ここからは西山古道を辿ります。
しばし歩くと、道標10地点となり、すぐ近くの道標9地点で左折し、大沢方面へ。
久しぶりに通るルートで、明らかに前よりも荒れていて、それなりに苦労させられる。
何度かクモの巣に突っ込んでしまい、ストレスが溜まる。
やっとの事で歩き終え、舗装路に合流。
そのまま舗装路を歩いて行くと大沢の集落へ至り、分岐にて右折。
かと思ったら、写真21の標識にある通り、通行止め。
仕方がないので、撤退し、別ルートを模索。
少し川久保方面に歩いた後、地形図と実際の地形などを鑑みて、問題なさそうかなと判断し、写真22の地点から取り付いてみる。
早めに尾根に乗るのが良いと思ったけど、沢沿いに踏み跡があり、地形図の破線路かと思われるので、こちらを辿ってみる。
意外とはっきりとした踏み跡で、少し進みにくい所もあるけど、特に問題なし。
しかし、程なくして踏み跡がはっきりしないように思われ、先行きが怪しく感じられたので、強引に尾根へ。
尾根に乗ってみると、西側にはネットが張られており、その向こうの尾根には向谷山の電波塔が見えている。
谷に沿って進む別の破線路もあるようだけど、そのまま尾根を進みます。
関電の巡視路となっているようで、道自体ははっきりしている。
でも、歩く人は少なそう。
やや不安なまま歩いて行き、川久保尾根に合流。
一般のルートの歩きやすさと安心感を改めて実感しながら進んで行き、大杉に到着です。
しかし、川久保渓谷方面は通行止めとなっていて、ショックを受けてしまう。
写真40の地図をよく見てみると、林道分岐から川久保方面が倒木処理作業のために通行止めとの事なので、林道分岐までは通行できると判断。
気を取り直して、先へ。
川久保方面から歩いて来る人とすれ違い、日曜日で倒木処理作業をしていないのかなと推測。
アケボノソウを探しながら歩いて行き、多くはないものの咲いているのを見つけ、撮影。
ただし、場所によってはアケボノソウの幼生を踏んづけてしまいそうなので、注意が必要だし、程々にしておきます。
同じくアケボノソウを探しに来られていた男女ペアがおられ、少しだけお話し。
さらに進むと斜面崩落している箇所があり、木々が折り重なるように散乱しており、沢の流れがせき止められている。
7月の大雨の影響と思われ、各所でこんな感じになっているのかも。
少しの対処で問題なく通過し、林道分岐に到着。
水声の道への手前に掲示があり、7月の大雨の影響により、水声の道は通行不可能との事。
大杉に到着の時点で、林道分岐までのピストンのつもりだったので、今回は影響なし。
若い男女ペアがやって来られ、水声の道に向かう予定だったようで、少しだけお話し。
引き返して行くと、先程の男女ペアが戻って来られ、アケボノソウに関して再びお話しをさせてもらいました。
雨が降り始めたと思ったら、さらに雨脚が強まり、お別れして先へ。
もう少し書くべき事はあるけど割愛し、大杉に到着。
なじみの道を歩いて行き、釈迦岳山頂に到着です。
その先は歩いている人がこれまで以上に増え、この日の人出は多いよう。
ポンポン山に到着してみると、過去最高ぐらいの人数で、かなりの密度。
全く落ち着かず、数枚の写真撮影のみで、先へ。
大原野森林公園の西尾根ルートへ進み、誰も見かけないままリョウブの丘に到着し、静かで居心地が良いので、ここで昼食です。
その後は何人かとすれ違い、森の案内所に到着です。
5月末に来た時にはまだ閉鎖されていたけど、30人までとの制限付きながら、建物は開所されています。
小塩山の登山口はすぐ近くにあり、再入山。
尾根ルートに変更しようかと心がぐらついたけど、南の谷へ。
倒木帯をやり過ごすと歩きやすくなり、谷の雰囲気を味わいながら登って行きます。
キノコが色々とあり、写真55はヒラタケかなと思い、傘を割ってみたり、根元部分に黒ずみがないかを調べてみる。
毒キノコであるツキヨタケではなさそうと判断し、これだけ少し採取してみます。
さらに似たようなキノコがあるので、そちらも念のために調べておきます。
そんな感じで谷を歩き終え、いつも通りに進んで行き、天皇陵道に合流。
疲れ始めており、山頂まで行くのが億劫ではあるけど、元気をかき集めて登って行きます。
何とか登り切り、舗装路を経て、淳和天皇陵へ。
手を合わせた後、天皇陵を回り込んで行くと、小塩山山頂に到着です。
何をするでもなく、静かな山頂で佇みます。
下山は天皇陵道とし、途中までは来た道を戻って行きます。
その後は路面の地肌が露出している所が増えているとの印象で、滑りやすそうになっており、注意しつつ。
標高が低い辺りでは表土の流出を防ぐためか、雨水を逃がすための処理が施されていて、ありがたいなと感じます。
うまく効果が出ると良いですね。
途中から15時46分発のバスに間に合うのではないかと思い、滑らないように気を付けながらもペースを少し上げる。
ゲートを通過し、もう大丈夫そうかなと思い、その先のルート分岐点にてシャツを着替えて、さっぱりとした気分に。
しかし、意外と余裕がないと分かり、やはり最後は走る羽目になってしまう。
相変わらず成長がないなと感じながら進み、何とか時間内に南春日町バス停に到着し、この日も無事にゴールです。
秋の花を求めての山行という事で、アケボノソウを見るべく、今回は近場の京都西山へ。
食害などの影響か、徐々に数を減らしているように思われ、先行きが心配です。
そんな状況でもあり、可憐な花を観察している間は得難い時間のように感じられ、幸せな気分に包まれていたように思います。
来年以降も無事に花を咲かせてくれるよう、気にかけておきたいですね。
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