土砂降りの四阿山 2020年91登目
- GPS
- 06:24
- 距離
- 10.4km
- 登り
- 840m
- 下り
- 838m
コースタイム
天候 | 雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2020年09月の天気図 |
アクセス |
写真
感想
天気予報が大外れ、景色がウリの四阿山で眺望ゼロ。残念な百名山でした。私にとって本格的な雨登山となりましたが、何よりもモンベルのレインウェアの性能にびっくり。ゴアの性能はすごいですね。唯一手袋だけがゴアじゃなかったのですが、気温も低くなかったので何とかしのげました。下山したらピーカン。日頃の行いを顧みて反省いたしました!ここのところ会社のトイレでゴキブリ退治してたのでそれが思い当たります.....
「解放」
前日の天気予報がはずれ、大雨の中、菅平牧場に到着。四阿山の玄関口だ。6時スタートの予定を1時間遅らせ天候の回復を待つ。関西ナンバーの高齢夫婦がレインウェアを来てスタート、その後も男女1組が続く。私はいよいよ、帰宅する選択を捨てた。レインウェア、ゲーターを着込み、ゴアテックスに願いを込めて降車した。雨の中の本格的な登山は初めてだ。不安もあるが、未体験の山登りに興奮していた。牧場の脇を通過、四阿山の登山道に入る。乳牛は雨に関心をもたず、黙々と草を食んでいる。「今日の登山は牛だ!牛のように黙々登るのだ!」ぬかるんだ道を慎重に登る。先行した男女ペアに追いついた。レインウェアをかぶっているため私の熊鈴の音も聞こえないようだ。しばらく同じ速度で続く。途中の休憩ポイントで私に気づいたようで道を譲ってもらった。標高を上げると紫色の花が群生している。エゾリンドウだ。パープルの花びらが雨露に生え、梅雨時の紫陽花を思わせる。今年の長い梅雨、そのあとの酷暑を思い出し、秋の訪れを感慨深く感じた。季節は惑わされず黙々と移り変わる。人間は秋雨に戸惑い狼狽える。コロナ禍は春夏秋冬の何になるだろうか?秋、さらに雨ならまだ先に冬があるな...登りの道中は妄想が浮かんでは消える。答えをだすべくもなくただ足を進める。しかし、この山は道標がすくない。景観がない雨の登山は道標の登場が少ない楽しみの一つなのに...まさに2本足の牛。鳴かず、文句も言わず、脚を進めるしかないのである。Gショックの高度計が2000mを過ぎたころ、風が強くなってきた。森林限界を超え、雨風を遮る樹木がなくなったのだ。風の音が恐ろしい。すれ違う登山者もまだいない。私を包んでいた森林は孤独から守ってくれていたのだ。稜線にでると霧に視界が遮られ、盲目の不安に包まれた。闇を手探りで進む。ただひたすら山頂を目指すのみ。根子岳への分岐を過ぎると幾分風が収まってきた。雨もやみ初めて登山者とすれ違った。他愛のない会話であったが、これまでの緊張が溶けた。孤独という肩の荷を下ろして残り0.7kmのビクトリーロード。山頂へ到着した。たかだか2,3時間であるが私にとっては十分な「行」であった。山登りの楽しさがは山頂での「解放感」である。360度、遠方まで見渡せる胸のすくような景色はなかったが、孤独、苦しみ、恐怖からの解放を得られた。車を降りた時の興奮は間違いではなかった。雨の吾妻山は私にとって生涯忘れられない名山となった。
今回雨中の行で更に徳を積むと思われます。
次の遠征ではピーカン☀️になる事を祈りましょう😌
私も妙高山遠征の時はてんくらオールAでしたが
ほぼ雨☂️でした💦いつの日かリベンジしますよ〜💪
「解放」しっかり読ませていただきました👍
shouheiさんご無沙汰です!コメありがとうございます。天気予報がこれほど見事にはずれたのは久しぶりです。雨で徳を積む、前向きな励ましに感謝いたします!なんちゃって山行記読んでいただきサンキューでっす!
こんばんは😄
四阿山、360°の展望の筈が真っ白けとは、
でも良く頑張って登頂、私は多分⁉
途中からなら雨具(私もゴアです)を、
それでも修行達成して良かったですね。
常人⁉からすれば雨の登山は異常かも知れません。「開放」しっかり読ませていただきまました。
teheさんこんにちは!コメありがとうございます。高速道路で2時間かけていったので、引けなくなってしまいました。マゾ的?な登山を発見してしまいました。モンベルのカッパですが、国産アッパレですね。駄文にお付き合いいただきありがとうございました!
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する