立山から裏剱へ歩む4日間の山旅 弥陀ヶ原in欅平out

2020年10月01日(木) 〜 2020年10月04日(日)

• GPS: 32:32
• 距離: 44.8km
• 登り: 4,406m
• 下り: 5,641m

コースタイム

1日目

• 山行: 5:15
• 休憩: 0:36
• 合計: 5:51

8:57 弘法/松尾峠 分岐
9:36 9:37 松尾峠展望台
10:04 10:04 弘法/松尾峠 分岐
10:40 10:44 一ノ谷
12:25 12:48 天狗平山荘
13:27 13:27 ホテル立山
13:52 13:54 室堂
13:55 13:55 ホテル立山
14:03 14:03 みくりが池
14:07 14:07 みくりが池温泉
14:19 14:19 雷鳥荘
14:26 14:31 雷鳥沢ヒュッテ
14:43 14:44 雷鳥沢キャンプ場
14:48 浄土橋

2日目

• 山行: 7:51
• 休憩: 1:30
• 合計: 9:21

5:40 浄土橋
7:14 7:17 一の越山荘
8:14 8:16 雄山
8:37 8:40 立山
8:44 8:44 大汝休憩所
8:54 8:55 富士ノ折立
9:24 10:00 真砂岳
10:50 10:54 剱御前小舎
11:02 11:08 剱御前山（最高点）
11:17 11:24 剱御前小舎
12:02 12:13 剱沢キャンプ場
12:20 12:22 剱澤小屋
13:41 13:43 平蔵谷出合
14:13 14:26 長次郎谷出合
15:01 真砂沢ロッジ

3日目

• 山行: 8:45
• 休憩: 2:06
• 合計: 10:51

3:53 真砂沢ロッジ
4:06 4:07 三ノ沢
5:13 5:27 二股
6:19 6:22 仙人新道ベンチ
7:37 8:15 仙人峠
8:26 9:17 仙人池ヒュッテ
10:46 10:57 仙人温泉小屋
11:04 11:09 仙人温泉湯元
11:27 11:26 雲切新道最高点
13:29 13:32 仙人谷ダム
13:39 13:39 仙人谷駅
13:44 13:44 関西電力人見平宿舎
14:21 14:21 権現峠
14:43 阿曽原温泉小屋

4日目

• 山行: 5:11
• 休憩: 0:04
• 合計: 5:15

6:17 阿曽原温泉小屋
8:05 8:06 折尾ノ大滝
8:15 8:15 オリオ谷
8:42 8:42 大太鼓
10:07 10:07 蜆谷
10:42 10:43 水平歩道始・終点
11:25 11:27 欅平駅
11:32 ゴール地点

天候

1日：くもり一時雨、夜は快晴
→夕方まで積雲多く、時々ガスで一時弱い驟雨性降水。
2日：快晴
3日：曇り、薄曇り、弱い陽射しはあり
4日：曇り、薄曇りで11時頃に一時雨、陽射しあり

アクセス

利用交通機関：

電車 バス 自家用車 ケーブルカー（ロープウェイ／リフト）

・行き
立山〜追分：アルペンルート利用1880円
・帰り
欅平〜宇奈月温泉：トロッコ電車1980円
宇奈月〜立山：地鉄2140円

コース状況／危険箇所等

・剱沢
詳細は写真に掲載した通り。融解＆崩落が進み雪渓を歩くことはできず、悪天時は通行控えたほうがよさそう。

その他周辺情報

・雷鳥沢キャンプ場利用料500円
・真砂沢ロッジ幕営料700円、ビール500ml缶800円
・阿曽原温泉小屋幕営料800円、入浴800円、ビール500ml缶800円

写真

10/1 9:06

追分で下車し、旅のスタート。
始めに松尾峠へ寄り道。

10/1 9:26

気になる松尾峠から先、立山新湯への廃道。

10/1 9:34

松尾峠展望台
何も見えず

10/1 9:47

弥陀ヶ原と大日連山
少しずつ天候回復の兆し

10/1 10:05

松尾峠を散策し、ここから室堂へ

10/1 10:27

獅子鼻岩手前
ます寿司で補給

10/1 10:44

一ノ谷の登下降は鎖場あり
慣れていれば問題なし

10/1 10:50

獅子鼻石

10/1 11:52

弥陀ヶ原の池塘群
時より驟雨性降水となる

10/1 12:26

天狗原山荘でラーメンライス補給

10/1 14:00

みくりが池

10/1 15:16

雷鳥沢でくたばる
外来入浴はどこも15時頃で終了なため入らず

10/1 15:20

おやつ
皮ごと食べられてゴミが出ない優秀なやつ

10/1 16:08

びぃるを飲まずにはいられない

10/1 17:14

いつも通り肉を焼く

10/1 17:20

夕方も雲多め

10/2 5:15

翌朝、月が沈む。寝過ぎだ。
予定より1時間遅れ。結果的に剱御前へ寄り道できなくなる。

10/2 5:59

1か月後には滑れるようになってくれ

10/2 6:54

朝陽に照らされる浄土山

10/2 7:19

一の越

10/2 8:02

御前谷雪渓(氷河)
上部と下部で分離している

10/2 8:02

雄山山頂(3003m)

10/2 8:08

薬師岳へ至る縦走路
手前龍王岳の東尾根を登攀してみたい。

10/2 8:14

雄山山頂からの景色
全部見え

10/2 8:33

大汝山からの大展望

10/2 8:44

富山県に住んでいるのならば歩いておきたい立山三山

10/2 9:02

内蔵助雪渓
消失しそうだが、かろうじて越年するか

10/2 10:13

10/2 10:25

崩落地形恐ろしいが、巻き道へ行ってみる。
ほんの10分もしないであっさり巻けた。

10/2 10:33

10/2 10:35

剱岳どーん

10/2 10:36

縦走路振り返り

10/2 11:00

秋色に染まる山岳地帯

10/2 11:03

剱御前越しに剱岳。
剱御前へ行きたかったが、予定時間オーバーなためやめておく。

10/2 11:05

大日岳西大谷山クズバ山大熊山…
日本海に注ぐ早月川

10/2 12:01

剱沢キャンプ場
概ね時間通りに通過。

10/2 12:02

剱沢キャンプ場から剱岳
平和だ

10/2 12:25

未知な世界へ
ここからが本番

10/2 12:51

剱沢突入
雪渓の残骸見えてきた

10/2 13:01

岩肌が紅葉に染まる

10/2 13:06

雪渓の消耗過程がよく観察できる。

10/2 13:06

武蔵谷

10/2 13:22

高巻く
新しいピンクテープが頼り

10/2 13:27

高巻きはガレ場

10/2 13:40

平蔵谷
雪が無い

10/2 13:44

うげっ

10/2 13:52

キンチョーした

10/2 14:15

長次郎谷
雪消えまくり、かつてこんなことになったとはあるのだろうか

10/2 14:20

雪渓末端付近で左岸へ渡渉

10/2 14:21

消耗著しい剱沢雪渓
推定末端高度約1？00m

10/2 14:40

オアシス見えた

10/2 15:49

真砂沢ロッジで幕営
沢沿いの平坦地、テント4張で快適そのもの。

10/2 16:34

よるめし

10/3 5:07

翌朝暗闇を1時間以上かけて二股吊橋

10/3 6:05

三ノ窓雪渓(氷河)

10/3 6:12

10/3 6:28

小窓雪渓(氷河)ズーム

10/3 6:30

朝陽に照らされた

10/3 6:30

この池の平山の凹地形はなんだ
かつての氷河地形の名残？

10/3 7:26

10/3 7:48

池の平小屋偵察＜●＞＜●＞
小窓雪渓へのトラバース道が観察できる。

10/3 8:03

後立山の峰々も目白押し

10/3 8:07

トゲトゲ

10/3 8:20

ひっそり佇む仙人池ヒュッテ

10/3 8:26

有名なところ
青空で眺めたかった

10/3 9:10

10/3 9:21

10/3 10:11

雲切新道で下山
基本、沢沿いの急斜面で転落に注意が必要。

10/3 10:26

もくもく湯けむりが見えてきた
左上に雲切尾根へ向かうトラバース道

10/3 10:51

仙人温泉小屋は休業中

10/3 11:07

仙人湯、あたりは熱気に溢れる。
湯量が少なくて入れなさそう

10/3 11:45

雲切新道を下山

10/3 11:51

雲切尾根から清水尾根
左から白馬岳、旭岳、清水岳。分かる、分かるぞ〜

10/3 12:26

ついに黒部峡谷の建造物が見えてきた

10/3 12:51

水平道も見えてきた

10/3 13:08

10/3 13:28

仙人谷ダム
ズゴー

10/3 13:31

この施設の天井をのっこした

10/3 13:36

なぜか施設内を歩く

10/3 13:38

線路が！

10/3 13:39

これはマニアにはたまらんのだろう。

10/3 13:40

熱気溢れる場所が
いわゆる高熱隧道か

10/3 13:44

10/3 13:46

ご立派な建造物

10/3 14:08

水平道へはなんと100mぐらい登る。勘弁してください。
仙人新道下ってきた身体に堪える

10/3 15:10

阿曽原温泉小屋で幕営
15時頃は数人しかおらず安心していたが、16時以降も18時頃まで次々と人が集まり密集状態に。

10/3 16:41

びいるを飲まないわけがない

10/4 6:08

最終日はゆっくり出発

10/4 7:23

落ちたら死

10/4 7:33

奥鐘山

10/4 8:13

10/4 8:58

奥鐘山の岩壁
とてつもない

10/4 8:59

10/4 9:06

コ

10/4 9:20

うほっ
そそられる隧道

10/4 9:22

10/4 9:29

10/4 9:56

10/4 10:53

10/4 11:21

欅平駅に下山
このあたりも散策してみたいが、今回は一目散に車回収へ向かった。

撮影機器：

AQUOS U SHV35 au シャープ

感想

INUSHD

裏剱を楽しむ3泊4日の山旅、2年前に剱沢で山岳警察職員に咎められて行くのを諦めた仙人新道〜雲切新道を歩く、長らく目論んできた山旅ができて満足。結果的には氷河巡り紀行的な旅となった。
時期的には消耗最盛期、末端の標高等を確認することができたので、後日文献と照らし合わせてここ数年の超少雪による消耗具合を考えてみよう。

初日10月1日は弥陀ヶ原を散策しながら室堂経由して雷鳥沢で幕営。
翌2日は立山三山を縦走して剱沢へ下り真砂沢ロッジで幕営。雪渓を高巻くルートはガレ場やあり注意を要する。
3日は仙人新道を登り、雲切新道を下って阿曽原温泉小屋で幕営。10時間コースの長丁場だったが、15時前に阿曽原温泉小屋へ着くことができた。温泉にも入れてビールも飲めてもう最高以外の何物でもなかった。
最終日4日は、水平道で欅平駅へ下山。そのまま12時前のトロッコ電車に乗り、地鉄を乗り継いで立山駅に着いたのは16時前。車回収で山旅終了。仮に称名滝inしていたなら、15時20分の称名滝行きのバスに間に合うよう4日目に下山するか、あるいはタクシー課金して称名滝へ行くしかないだろう。