記録ID: 2627914
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無雪期ピークハント／縦走
尾瀬・奥利根
燧ヶ岳〜至仏山ぐるっと一周：一ノ瀬から入山、鳩待峠に下山
2020年09月29日(火) 〜
2020年09月30日(水)
hina1048
体力度
6
1〜2泊以上が適当
体力度について
- GPS
- 15:46
- 距離
- 28.6km
- 登り
- 1,967m
- 下り
- 1,774m
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標高グラフを拡大コースタイム
1日目
- 山行
- 7:22
- 休憩
- 1:18
- 合計
- 8:40
2日目
- 山行
- 6:15
- 休憩
- 0:44
- 合計
- 6:59
| 天候 | 2日間とも早朝は朝靄、日中は晴れ |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2020年09月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
バス 自家用車
◆大清水駐車場は平日早朝だったこともあり、余裕があった。 ◆大清水駐車場の駐車料金は1日500円、未明到着なので帰る時に2日分1000円を支払う。 ◆行きは大清水から一ノ瀬までシャトルバス乗車：料金700円で乗車時に徴収。 ◆帰りは鳩待峠から戸倉バスターミナルまでシャトルバス乗車：料金1000円は鳩待峠の乗車券販売窓口で購入、乗場は徒歩2分位離れた所にあり乗車券は買えない。 ※運転手さんが終点の尾瀬第一駐車場に着く直前にバスターミナル利用者がいるか尋ね、途中下車した。 ◆関越交通が都心から大清水まで尾瀬号（季節運行）を運行、車でなくても超便利 https://kan-etsu.net/pages/17/ ・期間：2020年7月1日(金)から10月11日(日)まで ・乗車場所：バスタ新宿、練間駅、川越駅 ・料金は片道3800円〜4200円、往路は夜行便もある ◆駐車場＆シャトルバス情報 ・2020年尾瀬国立公園の交通対策のお知らせ https://www.pref.gunma.jp/contents/100158472.pdf ・尾瀬戸倉＝鳩待峠シャトルバス https://kan-etsu.net/files/libs/2637/202007121432588377.pdf ・大清水＝一ノ瀬シャトルバス https://www.pref.gunma.jp/contents/100158473.pdf ・尾瀬戸倉＝大清水：関越交通・路線バス時刻表 https://www.navitime.co.jp/diagram/bus/00229379/00047090/0/?from=bus.timelist |
| コース状況／ 危険箇所等 |
・1泊2日のテント泊縦走装備のザック重量は出発時14kg弱、下山時12kg弱 ・登山届：事前に山と自然ネットワーク・コンパスでオンライン提出済み ・三平峠から三平下への下りは木道が滑りやすく、慎重に歩いた。 ・燧ヶ岳の登りに歩いた長英新道も、下りに歩いた見晴新道も、いずれも合目標識があったが、始点と頂上との標高差を10等分して標高単位に設置してあり、歩く時間の目安にはならない。長英新道は標高差70m間隔と思われ、見晴新道は100m間隔で合目標識と共に標高も明示されていた。 ・見晴新道はほとんどがドロドロの泥濘（ぬかるみ）で足場を探しながら歩く必要があった。 ・至仏山は蛇紋岩が多く滑りやすいことで有名で、登りも下りもかなり気を使いました。 ・尾瀬は登山者も多く、ポピュラーな所なので指導標も歩道もしっかりと整備されています。 ・しかし場所によっては木道が傷んでいる所が多く、原発事故以来、東電のサポートが弱くなったのかと心配したが、木道の補修工事は定期的に行われているようで少し安心しました。 |
| その他周辺情報 | ◆見晴キャンプ場（燧小屋）：TEL:090-9749-1319 料金：1人1泊800円、サイト数：約100張り 缶ビール：ロング600円、ショート450円 ◆スマホの電波通話状況とOZE GREEN Wi-Fiによる無料WiFi接続 見晴キャンプ場でスマホが圏外だったので燧小屋に聞いたらau携帯はアンテナが設置されているが、docomoは鳩待峠に大出力のアンテナがあるだけなので燧ヶ岳など山の上では使えるが麓は届かないと言われました。恥ずかしながら後から知ったことですが、OZE GREEN Wi-Fiによる無料WiFi接続も同時に提供されていて、au以外のスマホでも見晴の休憩舎付近など提供エリアで使える筈でした。以下のKDDI発表に対応エリアが載っています。 https://news.kddi.com/kddi/corporate/newsrelease/2018/08/02/3310.html ◆下山後の温泉は戸倉周辺に複数あるが、コロナ禍で日帰り入浴は営業していなかった。 ※尾瀬戸倉観光協会の2020.07.27更新のお知らせによると尾瀬温泉「戸倉の湯」の営業は10月11日までの土日祝日のみ、16時（15時30分最終入場）までの営業と書いてあった。 http://www.oze-navi.com/info.html#news3 |
写真
一ノ瀬休憩所。暗いうちに大清水に着き、マイカーからシャトルバスに乗り換えて一ノ瀬に到着してやっと明るくなってきた。灯りはトイレの建屋。
9/29 5:23
一ノ瀬休憩所。暗いうちに大清水に着き、マイカーからシャトルバスに乗り換えて一ノ瀬に到着してやっと明るくなってきた。灯りはトイレの建屋。
尾瀬はどこでも自然植物保護で靴底の種子等を落とすため登山道入口にマットが敷いてある
朝靄のため尾瀬沼越しの燧ヶ岳は見られなかったが、木道脇は草紅葉で秋の風情たっぷり
尾瀬沼ビジターセンター脇の公衆トイレ。外にある水場で飲料水が汲める。
尾瀬沼。水際に鷺？と思われるの鳥がいたが、写真には写らないのでアップで撮った写真を合成した。
長英新道はしばらくは単調な緩やかな道が続き、さっぱり高度があがらない
2合目と書かれた標識があった。単調な道のりなので何かと励みになる。標高は約1820m。
4合目を過ぎると尾瀬沼を俯瞰できる展望がある。遠方の三角形の山は日光白根山と思われる。
柴安�堯�この付近からナデッ窪の下降点があると思うが、標識も踏み跡も気が付かなかった。
燧ヶ岳（俎�堯砲�ら柴安�瑤鯔召燹�左後方、尾瀬ヶ原の上に至仏山。
柴安�瑤�ら下山開始。見晴は遥か下、黄色の尾瀬ヶ原と緑の樹林帯の境目あたりか。
2合目、標高1600m。この後の1合目標識は見つけられなかった。
燧小屋。ここで見晴キャンプ場の利用手続きを行った（利用料800円）。缶ビールもここで購入。
燧小屋入口から左に行くと水場がある休憩舎（左）とトイレ建屋（右）があり、その奥がキャンプ場だ。
日付変わって9月30日。竜宮小屋の前まで来た。起きた時は星が見えたがどうやら朝靄でガスっている感じ。
竜宮現象が見れると書かれていたので寄ってみた。この水たまりで水がどんどん吸い込まれているらしい。
反対側に竜宮現象の出口がある。先ほど吸い込まれた水がここから湧き出ているらしい。
木道がかなり傷んでいるなと思っていたが、定期的（数年間隔）に補修工事を行っているようだ。
かなり登って休憩したくなる頃に尾瀬ヶ原と燧ヶ岳が望めるようになる
ここが中間点とのこと。登山口の撮影タイムが6:43、頂上着の撮影タイムが9:28、この写真が8:06でここまで1h23、ここから頂上までが1H22で確かに半分だ。
1
9/30 8:06
ここが中間点とのこと。登山口の撮影タイムが6:43、頂上着の撮影タイムが9:28、この写真が8:06でここまで1h23、ここから頂上までが1H22で確かに半分だ。
上州武尊山の上には富士山も見えました。ぼやっとしているので気が付いた人は何人いたのかしら。
小至仏山と笠ヶ岳の間に上州武尊山。ここからも富士山は見えました。
上空ではヘリコプターが何度も旋回していた。荷物の運搬ではないようなので、事故でもあったのだろうか。
鳩待峠に到着。11:50発のバスに乗るため最後は小走りだった。乗車券売場に直行して切符購入（1000円）、バス乗場まで未だ数百メートルあるので急いだ。
9/30 11:47
鳩待峠に到着。11:50発のバスに乗るため最後は小走りだった。乗車券売場に直行して切符購入（1000円）、バス乗場まで未だ数百メートルあるので急いだ。
何とか出発間際のバスに飛び乗るとバスは直ぐに出発。乗場の写真も間に合わなかった。
尾瀬戸倉のバスターミナルで関越交通の新宿発大清水行き臨時バス（期間運行）のポスターがあり、足のない人には便利だなと感心した。
燧ヶ岳周辺ではスマホが通じたのに見晴では圏外となってしまい、燧小屋の人に聞いたらauはOKだがdocomoはダメと言われた。後から知ったがOZE GREEN Wi-Fiによる無料WiFi接続が提供されており、au以外でもLINEとか出来たようだ。
9/30 12:18
燧ヶ岳周辺ではスマホが通じたのに見晴では圏外となってしまい、燧小屋の人に聞いたらauはOKだがdocomoはダメと言われた。後から知ったがOZE GREEN Wi-Fiによる無料WiFi接続が提供されており、au以外でもLINEとか出来たようだ。
撮影機器：
装備
| 個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ズボン
靴下
防寒着（羽毛ジャケット
ダウンパンツ）
雨具
ゲイター
日よけ帽子
着替え
靴
予備靴ひも
ザック
ザックカバー
行動食
飲料
ガスカートリッジ
コンロ
コッヘル
食器
ライター
地図（地形図）
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
筆記用具
ファーストエイドキット
針金
常備薬
日焼け止め
ロールペーパー
保険証
携帯
時計
タオル
ストック
ナイフ
カメラ
ポール
テント
テントマット
シェラフ
|
|---|---|
| 備考 | 夏シュラフだったが羽毛ジャケットとダウンパンツを着込んで寒さは感じず良く寝れた。 |
感想
・今年の紅葉は遅れていると聞いていたので、尾瀬ヶ原の草紅葉が見れれば御の字と思って出かけましたが、所々秋色の風情を味わうことができ、至仏山周辺（特に至仏山から小至仏山の間）は見事な紅葉が何ヶ所かでみることができ、好天も相まって最高の紅葉登山となりました。
・残念だったのは、初日も2日目も早朝が朝靄に覆われ、頂上が雲に隠れて尾瀬沼に映る燧ヶ岳や尾瀬ヶ原の池塘に映る燧ヶ岳や至仏山をみることが出来なかったことです。
・今回はコロナ自粛以来、登山を東京都内の日帰りから再開し、徐々に山域と行動時間を延ばしながら体力の回復に努めてきたが、日帰りばかりだったので、やっと山中テント泊にこぎつけた。
・北アルプスはキャンプ場の予約が必要なところが多く、東北（飯豊連峰）は未だ紅葉が遅れているようなので、天気予報とにらめっこしながら雨が2日間確実に降らない日と場所を選んで尾瀬行きとなった。
・尾瀬（特にBCスキーによる鳩待峠からの至仏山）は毎年のように訪れているが、大清水からの入山は高校1年生の時以来、実に50数年振りであった。その時は初日に三平峠を越え、尾瀬沼側から燧ヶ岳に登って反対側に下山して山小屋に泊まり、翌日平滑ノ滝、三条ノ滝を見てから帰京した記憶があるが、当時の登山道が現在のものと同じかは不明だし、帰路は鳩待峠に出たのか富士見峠に出たのかも覚えていない。
・1泊2日でできれば燧ヶ岳と至仏山の両方登りたいと欲張って計画を練ったが、マイカーなので駐車地点に戻るという制約があり、鳩待峠から入山して見晴にテント張ってから燧ヶ岳を往復し、翌日山ノ鼻に戻って至仏山を登って鳩待峠に戻るコースが真っ先に浮かんだがコースタイム的に燧ヶ岳は見晴新道をピストンするしかなく、山ノ鼻と燧ヶ岳の間は同じ道を行って戻る単調さが面白くなく、大清水（一ノ瀬）から入山してぐるっと一周できる今回のコースを選択するに至った。
・ただし、これにはシャトルバスで尾瀬戸倉に出た後、車を置いてある大清水まで関越交通の路線バスに乗る必要があり、この路線バスの大清水行きの最終便が尾瀬戸倉13:45発で、それに間に合うには鳩待峠を12:40発のシャトルバスに乗らなければならない。標準コースタイムが7時間なので逆算して見晴のキャンプ場を少し余裕をみて早朝5時には出発する計画とした。
・結果的には鳩待峠を1本前の11:50発のバスに間に合い、路線バスも予定より1本前、尾瀬戸倉での温泉入浴も諦めたので関越道や都心の夕方の渋滞に巻き込まれることなく早く帰宅できた。
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