口ノ深谷〜武奈ヶ岳
- GPS
- --:--
- 距離
- 11.9km
- 登り
- 1,035m
- 下り
- 1,068m
コースタイム
- 山行
- 6:34
- 休憩
- 1:00
- 合計
- 7:34
天候 | くもりのち晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2020年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
|
写真
感想
○概要
・昨年久々に訪れた比良がとてもよかった。
・ぜひ今年もと思い、折角なので沢から入ることとした。
・明王谷では奥ノ深谷や白滝谷は幾度も辿ったが、今回アプローチの口ノ深谷は過去に機会がなく今回初めての挑戦になる。
○入渓まで
・出町柳駅から京都バスに揺られて坊村で下車。
・明王谷沿いの林道を進む。紅葉はまだ早い状況。
・昨年同期に大普賢岳で杉の花芽の状況調査に協力したが、今年も依頼があった。花芽の多さが翌春の花粉の飛散量と関係があるそう。
・道中、杉を見かけたら葉先の写真撮影を行った。
・歩き始めて40分くらいで、明王谷を渡る橋に着く。そこが口ノ深谷出合である。
○口ノ深谷(前半)
・入渓後、稲妻状の7m斜瀑に遭遇。右を巻いた。
・その後、廊下奥の一筋の10m滝。右の巻道を行くも、トラバースに危険を感じ、尾根の頂部まで登り大きく巻いた。
・沢に復帰したのち、壁を落ちる10m滝に遭遇。左のザレ場を登りバンド状を右に折り返して落口に至る。
・しばらく小滝が続き、楽しみながら登る。
・やがて13m滝にぶつかる。この滝は裏見の滝であり、滝身をくぐって左岸のルンゼから巻くことができそうだが、あまりに水流の勢いがあったため断念して右岸を巻いた。
・ここも最初滝から離れるように左に登って上部は折り返して落ち口に至るが、折り返した巻道が至極不安定。滑って落ちないように、なるべく強固な根や岩を掴みつつ進み落口へ。
・ここから先も小滝が続き楽しませてもらった。直登できる小滝が多いのはありがたい。
・左に大岩がある勢いのある6m斜瀑は、右岸にロープがセットしてあるものの、あまりに急な壁を登るように見えたので無理と判断。急な草付きにへばりついて登り大きく巻いた。
・廊下奥に右から落ちる10m滝を左から巻いて暫くして昼休憩。ちょうど12時だったので。
○口ノ深谷(後半)
・小滝登りは楽しいものの、大滝の巻きのレベルが高い印象。後半も同じなのか。
・後半開始からしばらく上ると緑に囲まれた美しい直瀑に至る。ここも左を巻いた。
・その後、小滝やチョックストーン滝を越えて、右側に逆層のスラブを迎えたところで事件が起こった。
・予感はしたものの、案の定、足が一滑りしてそのまま為すすべもなく水流の中に一直線。ドボン。
・いよいよ終盤。最後にこの沢最大の枝垂れ状の15m滝の下に立つ。ここも左のガリーを登り。落口に折り返す岩溝のバンドを辿る。
・落口直後に急傾斜の一登りあり。ここの突破は嫌らしい。最後の最後にこの日一番の緊張を強いられた。
・巻道の緊迫レベルが高いのは後半も同じだった。
・この滝以降は平流が続いた。緊張がとれる。ワサビ平を通過しそのまま沢筋を行く。
・やがて再び急傾斜となり、沢が二分したところで遡行終了。
・靴を履き替えて、沢間の尾根を登る。しばしの藪漕ぎののち武奈ヶ岳直下の登山道に出た。
○武奈ヶ岳〜下山。
・長い長い口ノ深谷を終え、360度パノラマの武奈ヶ岳山頂へ。
・コヤマノ岳を見下ろす紅葉の景色がよい。また、その背後に広がる琵琶湖や湖東の平野部を見渡す。雲が低く天気が良い。時を忘れて眺望を楽しむ。
・堪能したのち下山。バスが間に合う可能性も残されており、八雲ヶ原、北平峠を経て足早に下る。
○その他特記事項
・北比良峠を過ぎたところで、ザックの天蓋が開いていることに気づく。確認したところ、一度も使用していないスマホ用のモバイルバッテリーがないことに気づく。えーっ。なんで。
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