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Yamareco

記録ID: 2658354
全員に公開
沢登り
比良山系

口ノ深谷〜武奈ヶ岳

2020年10月18日(日) [日帰り]
 - 拍手
GPS
--:--
距離
11.9km
登り
1,035m
下り
1,068m

コースタイム

日帰り
山行
6:34
休憩
1:00
合計
7:34
8:53
2
8:55
8:55
27
9:22
9:22
7
9:29
9:47
39
10:26
10:26
32
最初の10m滝
10:58
10:58
86
13m滝
12:24
12:24
33
10m美瀑
12:57
12:57
23
最後の15m滝
13:20
13:20
20
13:40
13:50
13
遡行終了
14:03
14:03
7
稜線上
14:10
14:42
31
15:13
15:13
13
15:26
15:26
45
16:11
16:11
16
16:27
16:27
0
16:27
ゴール地点
天候 くもりのち晴れ
過去天気図(気象庁) 2020年10月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 バス
昨年久々に訪れた比良がとてもよかったので、今年もやってきました。坊村・明王院から出発します。
昨年久々に訪れた比良がとてもよかったので、今年もやってきました。坊村・明王院から出発します。
明王谷林道の入り口で登山届を提出し、九十九折れの林道を40分くらい歩きます。
明王谷林道の入り口で登山届を提出し、九十九折れの林道を40分くらい歩きます。
谷沿いの紅葉はまだ少し早いでしょうか。
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谷沿いの紅葉はまだ少し早いでしょうか。
昨年同期に大普賢岳で杉の花芽の調査に協力しましたが、今年も依頼がありました。花芽の多さが翌春の花粉の飛散量と関係があるそうです。
昨年同期に大普賢岳で杉の花芽の調査に協力しましたが、今年も依頼がありました。花芽の多さが翌春の花粉の飛散量と関係があるそうです。
道中、杉を見かけたら葉先の写真撮影を行いました。今年は花芽が少なそうに思えました。
道中、杉を見かけたら葉先の写真撮影を行いました。今年は花芽が少なそうに思えました。
明王谷を渡る橋の向こう側が口ノ深谷出合です。
明王谷を渡る橋の向こう側が口ノ深谷出合です。
道標もあります。入り口付近のテラスで準備を整えて、
道標もあります。入り口付近のテラスで準備を整えて、
入渓しました。予想通り水温はそれほど低くはないです。
入渓しました。予想通り水温はそれほど低くはないです。
いきなり滝が現れます。
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いきなり滝が現れます。
基本的に、その名の通り深い谷であり、両岸が切り立つゴルジュ帯が続きます。
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基本的に、その名の通り深い谷であり、両岸が切り立つゴルジュ帯が続きます。
稲妻状の7m斜瀑に遭遇。右の谷筋から巻きました。
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稲妻状の7m斜瀑に遭遇。右の谷筋から巻きました。
廊下奥の一筋の10m滝。右の巻道を行くも、トラバースに危険を感じ、尾根の頂部まで登り大きく巻きました。
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廊下奥の一筋の10m滝。右の巻道を行くも、トラバースに危険を感じ、尾根の頂部まで登り大きく巻きました。
壁を落ちる見上げるような10m滝に遭遇。左のザレ場を登りバンド状を右に折り返して落口に至りました。
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壁を落ちる見上げるような10m滝に遭遇。左のザレ場を登りバンド状を右に折り返して落口に至りました。
しばらく小滝が続き、直登を楽しみながら登りました。
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しばらく小滝が続き、直登を楽しみながら登りました。
やがてしぶきを上げる13m滝にぶつかりました。
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やがてしぶきを上げる13m滝にぶつかりました。
裏見の滝であり、滝身をくぐって左岸のルンゼから巻くことができそうですが、水流の勢いがあったため断念して右岸を巻きました。
裏見の滝であり、滝身をくぐって左岸のルンゼから巻くことができそうですが、水流の勢いがあったため断念して右岸を巻きました。
滝から離れるように左に登って上部で折り返して落ち口に至りますが、折り返し後が至って不安定。落ちないようにしっかりっとした根や岩を掴みつつ進みました。
滝から離れるように左に登って上部で折り返して落ち口に至りますが、折り返し後が至って不安定。落ちないようにしっかりっとした根や岩を掴みつつ進みました。
ここから先も小滝が続き楽しませてもいました。直登できる小滝が多いのは魅力的です。
ここから先も小滝が続き楽しませてもいました。直登できる小滝が多いのは魅力的です。
左に大岩がある勢いのある6m斜瀑は、
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左に大岩がある勢いのある6m斜瀑は、
右岸にロープがセットしてあるものの、急壁なのでご老体には無理と判断。下流の急な草付きにへばりついて登り大きく巻きました。
右岸にロープがセットしてあるものの、急壁なのでご老体には無理と判断。下流の急な草付きにへばりついて登り大きく巻きました。
滝はまだまだ続きます。
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滝はまだまだ続きます。
どんどん登りました。
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どんどん登りました。
廊下奥に右から落ちる10m滝を左から巻いたのち暫くして昼休憩。(12:00)
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廊下奥に右から落ちる10m滝を左から巻いたのち暫くして昼休憩。(12:00)
後半開始。
しばらく上ると緑に囲まれた美しい直瀑に至りました。ここも左を巻きました。
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しばらく上ると緑に囲まれた美しい直瀑に至りました。ここも左を巻きました。
その後、小滝やチョックストーン滝を越えて、
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その後、小滝やチョックストーン滝を越えて、
右側に逆層のスラブを迎えたところで事件が起こりました。
右側に逆層のスラブを迎えたところで事件が起こりました。
予感はしたものの、案の定、スラブの上で足が一滑りし逆層ゆえに止まることなく為すすべもなく左下の水流の中に一直線。ドボ〜ン。
予感はしたものの、案の定、スラブの上で足が一滑りし逆層ゆえに止まることなく為すすべもなく左下の水流の中に一直線。ドボ〜ン。
最後にこの沢最大のスダレ状の15m滝の下に立ちました。ここも左のガリーを登り。落口に折り返す岩溝のバンドを辿ります。落口より上の1ムーブが大変緊張しました。
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最後にこの沢最大のスダレ状の15m滝の下に立ちました。ここも左のガリーを登り。落口に折り返す岩溝のバンドを辿ります。落口より上の1ムーブが大変緊張しました。
この滝の上流は平流が続きます。ワサビ平を通過しそのまま沢筋を行きました。
この滝の上流は平流が続きます。ワサビ平を通過しそのまま沢筋を行きました。
再び急傾斜となり、沢が二分したところで遡行終了。
再び急傾斜となり、沢が二分したところで遡行終了。
靴を履き替えて、沢間の尾根を登り、しばし藪を漕ぎます。
靴を履き替えて、沢間の尾根を登り、しばし藪を漕ぎます。
傾斜が緩くなり、武奈ヶ岳直下の登山道に出ました。
傾斜が緩くなり、武奈ヶ岳直下の登山道に出ました。
稜線から見た口ノ深谷。とても長い沢登でした。
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稜線から見た口ノ深谷。とても長い沢登でした。
360度パノラマの武奈ヶ岳山頂です。穏やかないい天気です。景色を見ながらしばし休憩しました。
360度パノラマの武奈ヶ岳山頂です。穏やかないい天気です。景色を見ながらしばし休憩しました。
コヤマノ岳とその背後に広がる琵琶湖や湖東の平野部を見渡します。
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コヤマノ岳とその背後に広がる琵琶湖や湖東の平野部を見渡します。
南側・蓬莱山方面もよく晴れています。
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南側・蓬莱山方面もよく晴れています。
北側・安曇川方面。素晴らしい景色にて去りがたいものがありますが、下りました。
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北側・安曇川方面。素晴らしい景色にて去りがたいものがありますが、下りました。
下りは八雲ヶ原を経て、
下りは八雲ヶ原を経て、
北平峠から琵琶湖を見下ろしながらの下山です。
最終バス(16:40)の10分前にIN谷口に到着。
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北平峠から琵琶湖を見下ろしながらの下山です。
最終バス(16:40)の10分前にIN谷口に到着。

感想

○概要
・昨年久々に訪れた比良がとてもよかった。
・ぜひ今年もと思い、折角なので沢から入ることとした。
・明王谷では奥ノ深谷や白滝谷は幾度も辿ったが、今回アプローチの口ノ深谷は過去に機会がなく今回初めての挑戦になる。

○入渓まで
・出町柳駅から京都バスに揺られて坊村で下車。
・明王谷沿いの林道を進む。紅葉はまだ早い状況。
・昨年同期に大普賢岳で杉の花芽の状況調査に協力したが、今年も依頼があった。花芽の多さが翌春の花粉の飛散量と関係があるそう。
・道中、杉を見かけたら葉先の写真撮影を行った。
・歩き始めて40分くらいで、明王谷を渡る橋に着く。そこが口ノ深谷出合である。

○口ノ深谷(前半)
・入渓後、稲妻状の7m斜瀑に遭遇。右を巻いた。
・その後、廊下奥の一筋の10m滝。右の巻道を行くも、トラバースに危険を感じ、尾根の頂部まで登り大きく巻いた。
・沢に復帰したのち、壁を落ちる10m滝に遭遇。左のザレ場を登りバンド状を右に折り返して落口に至る。
・しばらく小滝が続き、楽しみながら登る。
・やがて13m滝にぶつかる。この滝は裏見の滝であり、滝身をくぐって左岸のルンゼから巻くことができそうだが、あまりに水流の勢いがあったため断念して右岸を巻いた。
・ここも最初滝から離れるように左に登って上部は折り返して落ち口に至るが、折り返した巻道が至極不安定。滑って落ちないように、なるべく強固な根や岩を掴みつつ進み落口へ。
・ここから先も小滝が続き楽しませてもらった。直登できる小滝が多いのはありがたい。
・左に大岩がある勢いのある6m斜瀑は、右岸にロープがセットしてあるものの、あまりに急な壁を登るように見えたので無理と判断。急な草付きにへばりついて登り大きく巻いた。
・廊下奥に右から落ちる10m滝を左から巻いて暫くして昼休憩。ちょうど12時だったので。

○口ノ深谷(後半)
・小滝登りは楽しいものの、大滝の巻きのレベルが高い印象。後半も同じなのか。
・後半開始からしばらく上ると緑に囲まれた美しい直瀑に至る。ここも左を巻いた。
・その後、小滝やチョックストーン滝を越えて、右側に逆層のスラブを迎えたところで事件が起こった。
・予感はしたものの、案の定、足が一滑りしてそのまま為すすべもなく水流の中に一直線。ドボン。
・いよいよ終盤。最後にこの沢最大の枝垂れ状の15m滝の下に立つ。ここも左のガリーを登り。落口に折り返す岩溝のバンドを辿る。
・落口直後に急傾斜の一登りあり。ここの突破は嫌らしい。最後の最後にこの日一番の緊張を強いられた。
・巻道の緊迫レベルが高いのは後半も同じだった。
・この滝以降は平流が続いた。緊張がとれる。ワサビ平を通過しそのまま沢筋を行く。
・やがて再び急傾斜となり、沢が二分したところで遡行終了。
・靴を履き替えて、沢間の尾根を登る。しばしの藪漕ぎののち武奈ヶ岳直下の登山道に出た。

○武奈ヶ岳〜下山。
・長い長い口ノ深谷を終え、360度パノラマの武奈ヶ岳山頂へ。
・コヤマノ岳を見下ろす紅葉の景色がよい。また、その背後に広がる琵琶湖や湖東の平野部を見渡す。雲が低く天気が良い。時を忘れて眺望を楽しむ。
・堪能したのち下山。バスが間に合う可能性も残されており、八雲ヶ原、北平峠を経て足早に下る。

○その他特記事項
・北比良峠を過ぎたところで、ザックの天蓋が開いていることに気づく。確認したところ、一度も使用していないスマホ用のモバイルバッテリーがないことに気づく。えーっ。なんで。

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