金剛堂山
- GPS
- --:--
- 距離
- 4.1km
- 登り
- 933m
- 下り
- 53m
コースタイム
天候 | 曇りのち晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
木・金晴れの後土曜は低気圧通過だが気温高く雨、すっかり春雪雪面の上に土曜夜の新雪が数cmのった状態。 トレースは辿れるところと不明な所が半々くらいだった。ラッセル負荷は殆どなし。 |
写真
感想
Nishidenは毎冬行っている金剛堂山、Dちゃんとは3年ほど前にスノーシューで、スノーバレースキー場のトップから歩いて結構苦労した。今回は下からの往復で、スキー登行とした。
スノーバレー利賀スキー場の駐車場を朝6時に出発し、竜口谷の川に架かる橋を渡って直ぐの斜面に取り付く。尾根を目指してジグを切って登り、尾根筋に達するとトレースの痕跡を辿れるようになった。このトレースの残り方だと昨日は登った人がいなかったように思えた。昨日は大滝山で完全に春雪湿雪状態だったが、今日は昨晩の新雪が数cm乗っている。ラッセルの苦労は殆どない。台地上の地形に出て、緩やかな道で1021mのピークを越え、1346mピークを目指す登りとなる。左手は竜口の谷を挟んでスキー場で、7:30位になると音楽、放送が聞こえるようになった。これはかなり上までずっと聞こえていて、登山中の人口音源はちょっと興ざめな感じもする。横から朝日が射し、樹氷の輝きや木漏れ日で、雪山は綺麗だなと感じられるひと時である。
1346mピークから一旦50mほど下る。シール付・踵解放のままで、若干急傾斜の所はボーゲン制動で下りた。目指す前金剛はこのころは雲がかかり見えず、後から時々晴れて見えるようになった。1451mピークは帰りに20m位の登り返しになるが、その労力を減らすように巻道をつけた。その後痩せ尾根を経て前金剛への最後の登り斜面になる。新雪の下の古い雪が、下では固くなかったが、ここでは凍り付いて固くなり、斜め登行では滑りやすくなって、クトーを付けるかどうか迷うくらいになったが、なしで乗り切り、いよいよ頂上近くの広々とした、緩い斜面になった。残念ながらガスで視界は悪い。少しでも高い所へと歩いて行って、半分埋もれた祠が目の前に現れて、山頂に達した。
ほんの一瞬霧が晴れて、最高点の中金剛が見えた。未だ10:30で時間は十分あり、視界が良ければ中金剛を往復するつもりだったが、今日は止めておいた。
山頂休憩中におじさんが一人スキーで上がってきて、「先行してくれてありがとう」と。「元々ラッセルじゃなかったですよ」と返したが、「道を探さなくて済んだので、やっぱりありがとう」と。
僕らが滑降に入ると、ぼちぼち登って来る人と会うようになり、総勢10人程だったろうか。ここはやはり人気の雪山だ。上の方は深くはないがサラサラの新雪の上でなかなか快適だった。痩せ尾根も難なく通過し、1451mピークは巻道トレースで、ピークを通る半分くらいの労力で済んだと思う。1346mの登り返しは、先に滑って降りたおじさんがツボ足のトレースを残していたので、僕もそれに乗ってツボ足で登った。重量級のDちゃんは僕の足跡に乗っても沈むんだと言ってシールを張り直して登って来た。ここでは晴れて暖かくなったので、昼食休憩としてカップラーメンを作った。
1346mからの下りは、登りも綺麗で気持ちよかったが、滑降も一番楽しい所だ。ブナの疎林で尾根も幅広く、斜度も適度である。1100m位まで下りてくると、雪が重くなって曲がりづらくなり、筋力を使い疲れる滑降が最後まで続いた。1346mから沢筋に下りても良いそうだし、1021mあたりから登り返さずに下りてしまっても良いのだが、川床に下りてから少し歩く。今日は忠実に来た道を戻ることにして、1021mを越えてスキー場が目の前になって来た尾根をエイヤッと下りてフィニッシュである。天竺温泉に寄ってのんびり帰った。
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