【動画】阿蘇鷲ヶ峰(龍尾根登攀)→高岳東峰→日ノ尾峠
- GPS
- 10:32
- 距離
- 11.2km
- 登り
- 1,015m
- 下り
- 1,008m
コースタイム
松ヶ尾谷出合→龍尾根取付→龍ヶ峰→鷲ヶ峰→高岳東峰
天候 | 晴れ 山頂付近-3度か? |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
06:25自宅駐車場発<->07:24宮地駅着(自宅から59分) 07:37宮地駅発<->07:45龍尾根駐車ポイント着(宮地駅から8分) 【帰り】 超低燃費走行(リッター26km!)で70分?未満、2リットルしか使わなかった |
コース状況/ 危険箇所等 |
日陰の土は凍土となっている、崩落した斜面も同様だが陽が当たるところは解けてぐちゃぐちゃとなりアイゼンは効かない。 エビの尻尾が落ちると落ち葉のようになって滑りやすく大変危険。 |
ファイル |
パスワードあり
日本登山大系(10)-阿蘇の岩場と谷.pdf
(更新時刻:2013/03/14 21:37)
|
写真
感想
大事な動画を忘れてました。
〜〜〜
多少追記してます
2/21SRTM標高の解説を画像追加し説明追加しました
2/20:足の状況、写真に追記したルート図JPEGの説明、バレエ立ち、岩がぼろっとなど
追記:
帰り道はガソリンがギリギリまた悪い癖でどこまで行けるか挑戦!!
下り道もあり自宅近くまで帰りだけの燃費は26kmを記録、給油は30.59L入りました(給油記録更新)
★〜★〜★〜★
氷が発達していないので予定通りの鷲ヶ峰となった。
朝6時半前に出発、予定通りに宮地駅に集合出来た。
合流して目的地へ
道路わきに車を停めて準備する。
靴だが冬季ハイキング用(保温材入り)とアイスクライム用と持ってきたがアドバイスによりアイスクライム用に。
服装も雪がないので上下とも雪アルパインは着ないことにした。
よって服装は・・・実は真夏と同じでした。
当然、万が一の時にライトダウン、ライトシェルJKTは持って行きます。
ヘッドライト準備、前回年末は日没が下山ギリギリだったので+Oneとして手持ちライトも。
少し歩きやすいアスファルト、しかしすぐに昨年大雨水害時の痕跡が多数見られます。
登りルートに際しては、水害の影響で大変なところありませんでした。
(下りは後述)
しかし登りやすい道は500mも無かったかな登りの1/3でした。
途中からはカヤ漕ぎが始まり、背丈ほどのカヤの獣道を進みますが、進むと言ってもカヤをどけては踏みを繰返し、果たしていつ終ることやらと思いながら。
1.5kmはカヤ漕ぎ+++、希少植物・・・ごめん。
時折北斜面のカヤがない樹林帯に逃げ込める
と「ホッ」とします。
が長くは続かず、すぐにカヤに戻るルートになります。
時折先人が作ったルートの痕跡が見え隠れします。
、、、鹿の糞が転がってるところを見るとやはり獣道、道のサイズも子供用なので大人が通ると厳しい山道です。
少し先に
登り工程のも残り1kmかなその先の北斜面が初めてハーネス/ロープで確保して登る、初めてFIXロープが出ました。
岩と凍土のミックス。
岩壁の段差に靴を乗せ一歩ずつ前進し、次に方向を上に変えて最後は立ち上がってようやく乗り越えられる土手の
ような斜面をクリアするが、まだまだクライミング要素は少ない場所です。
龍ヶ峰の手前でアイゼン装着して岩、凍土をクリアします。
アイゼンがガリガリと凍土に刺さります。
爪先がやっと掛かるようなところではバレエ立ち(正確には本当のバレエダンサーのように辛くない、爪先が曲がらない靴のおかげで爪先立ちが正しい状態です)
が必要、踵は下げれない。
龍ヶ峰から斜面を見ると北側の陽が刺さないところはエビの尻尾がびっしりついてて、
あ〜あそこ通るのね・・・アルパインパンツは履かなかったので普通のパンツ・・・濡れないでね。。。
龍ヶ峰の先で短い距離を懸垂で降ります。
ここにもFixロープがありました。
それから数回傾斜の緩めなガレ岩を乗り越えます。
アイゼン引っ掛けて転倒、危うく左の低木地に落ちるところでした。
そこまで危険度は高くなかった(と思います)ので油断していました。
もう少し進んだところではアイゼン引っ掛けてスパッツをスパッと破りました。
次回写真撮ったら追加します。
いよいよ鷲ヶ峰が眼前にそそり立って来ましたよ。。。
執筆中偶然にもBGM:Give me up
http://youtu.be/vmWjY0QyrRg?t=28m3s
脱線脱線
そんなことを書いてたら鷲ヶ峰に来てしまった。
登りのどこかでバレエ立ちしてると踵が動きました。
よく見ると靴紐が緩んでました、危ない危ない。
写真と撮って、ちょっとパン食べて、早々に進みます。
実は一番事故が多い鷲ヶ峰〜山頂のリッジを進みます。
途中でライトシェルJKTを羽織ます、これは稜線で風が当たるので正解。
このルート1長い懸垂下降をしつつ先生はガンガン進みます。
この辺りのどっかの登りで通常では足が掛からないところを、膝を抱えて持ち上げてアイゼンを掛けます。
半ば強引に、しかしそこから足を伸ばさないといけません、がんばれ!!
しかもどっかで膝打つし、痛っ。
つかんだ岩も「ぼろっ」と取れたのもありましたので注意が必要、ちゃんと動かないよね?!
傾斜のきつい壁の岩は、その確保がだめでももう1つで残れるなど より注意が必要でしょう。
コンテ(コンティニュアス)の手持ちロープ(自分が前者から遅れたときの少しずつ放出する)がどんどんなくなりそう。
がんばれ俺、ロープの手持ちが一進一退を繰り返し、ギリギリのところで山頂!!!
鷲ヶ峰から稜線まで急ぎ足で90分掛かりました。
しかし今回も時間がない、急げ下山、道具を片付け、4時40分日の尾根へ下山開始。
崩落した日の尾根は危険のため通行規制の黄色テープがありました。
下りルートの日の尾根は山頂直下から400mほど崩落していますが、従来の極細登山道は中腹から下の方では被害無く残っています。
感覚的に山頂直下の3〜400mほどが危険帯でしょうか。
北斜面はこの時期は陽が当たらず気温も低い場合は凍土となっており10本爪以上アイゼンだと難なく行けます。
が、気温、陽が当たるところでは崩落後のふかふか土なので重度の泥と推測されます。
冬季でそれだと霜がふやけて大変、夏は雨後だと大変
途中イノシシの餌場を通過、ものすごい数を掘り起こしてますね。
5時53分峠道アスファルトへ、約70分
しかしそこからもまた長い、と、途中またもや靴紐が緩んでました。
確かにこの靴の紐は固いですね、要検討。
またアスファルトに出るとかなり痛い〜〜下山後スリッパ系があればよかった。
踵が痛み出すのと土踏まずも痛い、スーパーフィートって土踏まずの位置も選べるのか?
色違いがあったので買った店に聞いてみることにする。
ここで東北単身赴任時代の大先輩O氏から今年熊本に来るとの電話が入りました。
「今熊本のアルパインを堪能して下山中です」と伝え盛り上がりました。
峠道には動画にあるような土砂流れの流木がうず高く道路を占拠しており、財政難の今、撤去はしばらく厳しいでしょうね。
しばらく進むとヤカタガウドウの駐車場なんですが、跡形もなく谷を埋め尽くす岩が・・・
これの復旧はしばらくは手が付けられないでしょう、10年単位での進捗見守り。
もう少し進むと「奇跡のお地蔵さま」が凛と立っていらっしゃいます。
土砂が足元の土台ギリギリまで来てました、これからも無事故をお見守りください。
日の尾根が終わり峠道のアスファルトから約1時間で車に戻り終了。
出発時刻/高度: 08:15 / 741m
到着時刻/高度: 18:47 / 725m
合計時間: 10時間32分
合計距離: 11.2km
最高点の標高: 1566m
最低点の標高: 725m
累積標高(上り): 868m
累積標高(下り): 851m
じゅ十時間もあの靴で歩いたのかぁ〜
良かったマラソンじゃなくて。
足は限界、次の日は熊本城ボランティア応援隊だぞ!!
【携帯電波】au;OK
【飲料】450ml程度消費、1000mlハイドレーションで準備、水、チューブ内が若干凍った
【食料】コッペパン(ジャム&マーガリン、行動食のみ)
【ウェア】
初日;SKINS上下
上半身:釣り用速乾長袖シャツ、稜線に出てからモンベルライトシェルJKT
下半身:モンベル トレッキングパンツ
手袋:BD社クラッグ
靴下:用
ヘルメット:BD社
登りの工程は真夏と全く同じ装備、下りもそこまで不要だったが風が吹いていない、風裏と言う条件
【歩数】21000歩
【体重】1.6kg減
【筋肉痛】
前脛骨筋:脛の骨近くの外側がかなり(アイゼンを履いてのバレエ立ちで)
下腿三頭筋:下部のアキレス腱側(同上)
2日後辺りがピークでした。いつも仕事朝会の短い3分程度は爪先立ちしてるんですけどね、だめだめ。
人体図 筋肉名称 - goo ヘルスケア
http://health.goo.ne.jp/medical/mame/karada/jin008.html
右膝がやや炎症しているようで少し腫れてます、歩くのに支障はないけど連続で歩く場合は剱岳のように徐々に悪化するでしょう。
山にも湿布を持って行くべきかな。
4日後も痛みはないものの少し腫れているのがわかる、屈伸すると少し違和感程度。
コメント
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前回の北海道は「いいなあ〜」のてんこ盛りでしたけど、今回の高岳はすごい迫力がありますね
実際の現場は、さらに凄いんでしょうけど、動画から凄い迫力が伝わってきました
「やっぱ剱岳は違う!」と感心した夏の剱岳に迫る迫力がありました。日の尾峠付近の崩壊もすごいですね。
あの「鷲ヶ峰」ですか
怖ろしいかぁ〜
あの鷲ヶ峰を制覇するなんて!
師匠、さすがです
根子岳はやっぱ美しいなぁ
ホントは山が好きじゃないって・・?? ウソでしょ
熊本時代に鷲ヶ峰での事故は何回か聞いたし、高岳から見てもこんな脆い岩場をクライミングする方がおかしい。と思ってましたが、迫力ありますね〜。
映像を見てると行きたくなりますね。登る人の気持ちがわかるような気がしてきました。
九州のアルプス、最高〜!!
ご無事で何よりでした 。
westupさん
心の中でこれはいいと思った山がいいんでしょうね。
俵山もいいし、熊本市金峰山もいいし、それこそ熊本駅の裏の万日山も。
要はどこに重きを置くか。
遠出するのも楽しいのも事実です。
私の次はどっちへ行くのでしょうね
atominさん
さわりだけならお連れできますが、、、さわりって峰の手前のカヤ漕ぎです
ミヤマキリシマの季節は、誰もいない満開が見れるかも〜
ゆかりん
「あの」ってほど有名ですか?
半年前までは知らなかったんですよ
根子岳のクライミングルートは道も現地の岩場も消失しているようです。
えっ、行かないって?
ちゃんさん
> こんな脆い岩場
「うわっ 」
ってのが1回あったので本文に入れておきます。
忘れてました。。。
手を添えたら「ボロッ」っと、それ一回ですけど
追記:山は好きじゃないな〜長距離はいやになるしぃ、クライマーズハイ?なんて感じませんよ。
追記2:私が年末に行った仙酔峡はご一緒できそうな気がしないでもないですよ。
その際は私がリードですが
セカンドでご一緒させてくださ〜い 。
今週のにっぽん百名山は「阿蘇」で根子岳(大戸尾根登山口)と高岳(倶利伽羅谷登山口)でした。阿蘇もご無沙汰なんで久しぶりに行きたいな〜 。
今見てるところです
が、あの根子岳のルート入り口も昨年の大雨で大変なことになってるようです
誰かレポートしてたようなしてないような。。。
仙酔峡の春先は行けるのかな〜あんまり草木は生えなさそうでしたので大丈夫と踏んでます。
熊本出身なもので、懐かしく拝見しました
根子岳は相変わらずカッコイイ稜線だなぁ、と
改めて「やっぱ、熊本はよかね」て思いました
。。。途中から熊本敬語で失礼しました
阿蘇は昨年の大雨でもっと荒れていると思っていたので
少しホッとしました
また、熊本の風を感じに寄らせて下さい
こちらこそ今後ともよろしくお願いします。
熊本も楽しいところがあるので今回の山行は良かったです。
熊本へ帰省の際にはどうぞ!
大事な大事な動画を追加してませんでしたので追加しました。
僕も冬靴(スカルパ モンブラン)にアイゼン装着して歩くと、土踏まずと踵にマメができます…
だいぶ固くなりましたが…
慣れなのでしょうか?
それは足を靴に合わせるのか?
靴を足に合わせるのか?
という究極の問題ですね、冗談ではなくて痛い話しですから
私の場合ホント下山が緩い場合は柔らかい靴を持って上がりたいと思ってます。
※追記
たまに古い記事にコメント頂くと思い出しながら見て楽しいです
ありがとうです!
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