チャレンジ!六甲全山縦走 32nd(須磨~宝塚)
- GPS
- 12:46
- 距離
- 42.7km
- 登り
- 2,663m
- 下り
- 2,792m
コースタイム
- 山行
- 12:09
- 休憩
- 0:51
- 合計
- 13:00
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2020年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
復路:阪急宝塚 |
コース状況/ 危険箇所等 |
全域、よく整備された登山道です。 |
その他周辺情報 | 下山後の温泉: ナチュールスパ宝塚 料金:一般男性820円、一般女性1020円 営業時間:9:30〜21:00(土日祝) ※生ビールのラストオーダーは19:00まで (缶ビールなら売店に売ってます) |
写真
感想
今日は六甲全山縦走路を歩きました。
新開地で神鉄に乗り換え、須磨浦公園駅に到着。乗客は7人。皆、マスクをして、ソーシャルディスタンスを保って会話も無し。(コロナ時代の新常態か?例年、この時期の始発電車は、忘年会を楽しんだ人達などで、ごったがえすのですが、今年は全く雰囲気が違います。)
今回は、12時間完歩目標でしたが、ひざ痛が出て、残念ながら未達に終わりました。何度歩いても、しんどい縦走路。そう簡単には歩かせてもらえません。
他人からみれば、きっと判らないであろう、私がなぜ、繰り返し縦走路を歩くのか?その目的について、自分なりに考えを整理してみました。
(自分でも、なんでこんなしんどい思いをして歩くのか?時々思うことがあります。そういう自分を戒める意味でも振り返りは必要なのでしょう)
私が山に興味をもったとき、初めに立てた目標が、六甲全山縦走でした。
地図を広げても長―い縦走路、本当に歩けるのか?不安と期待が入り交じる。
初めにチャレンジしたのは、3分割でのセクションハイク。(山と高原地図付録のミニ冊子等にも、掲載されている方法ですね)
なんとか歩いて、次は一気通貫にチャレンジ!でも、なかなか歩けない。気持ちはあっても、体がついてこない状態でした。結果は、記念碑台(全体の2/3)でリタイヤ。
長く歩けば歩き切れるのかと、終電で塩屋に入り、夜通し歩く。日が昇り、また日が暮れる頃に宝塚に到着!ついに、やった!なんと、この日の行動時間は、17時間越え。膝は完全にいかれて、最後は後ろ向きにゴールした。達成感は満載だったが、スポ根漫画チックな、根性丸出しの歩きは、長くは続かない。サステナブルな山歩きではないのだ。同時に、限られた時間の中で、長距離を歩くにはスピードも必要なのだ、と気が付いた。
そこから、脚を徹底的に作った。ロングコース(京都一周トレイルやダイトレなど)を歩いて、脚力を鍛えた。何はなくとも、脚がなければ始まらないのだ。テーピングやサポータなども、色々研究した。(でも、結局は道具には、何も頼らずに歩けるのが一番だと思っている。究極は裸一貫か?)
今では、調子が良ければ、12時間くらいでゴールできるまでになった。それでも、休憩は極力抑えて、歩き続け無いとなかなか達成は難しい。
私にとって、六甲全山縦走は、ロングコース縦走のためのトレーニングなのだ。ここを歩く体を維持できれば、アルプスのまだ見ぬお山に行ける切符が手に入るという感覚がある。行動時間12時間が確保できると、行けない山はほぼ無くなる。北アルプスで、秘境のロングコースとされる読売新道(三俣山荘〜赤牛岳〜奥黒部ヒュッテ)ですら、11時間弱で、踏破できた。たまに低山縦走の場合でも、雨で1日短縮するために、13時間を超えて歩くことなどもある。行動時間は長く歩ける方が、いざという時に、縦走での安心感に繋がると思います。
コストミニマム(交通費、お昼、ナチュールスパでのお風呂+ビールでも3000円くらいか?)で、お手軽にかつ自分の限界にチャレンジできる六甲全山縦走路。これからも、歩き続けようと思います。(数えたら、今回で32回目の完歩となりました。めざせ100回!)
今日も良い山でした。
kickeyさん、お疲れ様でした。
歩き続ける理由、良く解ります。
六甲縦走のように軽装で歩ける所にも、
何が入っているんだろうと思うくらい
重いザックを背負って行く理由。
トレーニングなんですね。
その姿勢にはいつも感服です。
私もまずは100回、目指します。
Kumainkobe ฅʕ·ᴥ·ʔฅ
Kumainkobeさん、毎度!
調子が悪い時ほど、雑念が湧いてくる。一度、歩き始めれば無心になって、ゴールを目指す。それが理想ですね。
今回も、多くの縦走者と並走しました。トレランスタイルの若い男女ペアの方は、途中まで抜きつ抜かれつを繰り返しましたが、東縦走路の太平乗越手前で、置き去りにされました。
横須賀から夜行バスで来られた山好きのおばちゃんは、新神戸駅からの有馬までを変則半縦走。「新幹線の駅からいきなり山に入れて感動した」って仰っていました。山に直ぐに取り付けるアクセスの良さも六甲が人気の一因なのでしょう。有馬までは、有馬三山を下りると言うので、「キツいけど頑張って!」とエールを送って、極楽茶屋跡で別れました。
夜景スポットで出会った、石川から来られたソロの男性の方は、なんと須磨4時発で、歩き通したとのこと。長時間の山歩き、本当にお疲れさまでした。全山縦走大会は、コロナで見送りとなりましたが、皆さん思い思いの方法でチャレンジされていました。
目標100回!(100回の数字自体に意味は無いけれど、挑戦はいつまでも続けたいものですね。石鎚に80才まで一本歯で歩き続けた行者さんの様に)
六甲全山縦走厳しいですね。0.6-0.7だと小走りですか?
体力があるのは安心感につながりますね。
ダイトレで後ろ向きに歩く人を見ましたがあれは膝を痛めていたのかな?
いろいろ勉強になる記録です。感謝。
shirou58さん、毎度!
12時間ペースだと、全力の早歩き+下りちょっと小走り、くらいでしょうか?(ザックが重くて揺れるので、トレランスタイルの様には走れない)
エンジン回転数を3000回転(パワーバンド)ぐらいに保って、進むイメージですかね。
山を歩くときは、馬のような強力な推進力を持つ脚と、無限の体力に憧れます。(そんな人はいないけれど)
OK。楽しんでください!
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