鈴鹿北部へ電車でGO、テント泊で潜入。

2020年11月21日(土) 〜 2020年11月22日(日)

• GPS: 20:01
• 距離: 40.5km
• 登り: 3,726m
• 下り: 3,752m

コースタイム

1日目

• 山行: 8:17
• 休憩: 0:35
• 合計: 8:52

7:17 JR柏原駅
7:25 7:26 霊仙山登山道入口
7:35 7:36 養鶏場分岐(柏原道)
7:49 7:49 柏原ルート登山道案内板
8:04 8:04 柏原道一合目
8:19 8:20 柏原道新二合目・二本杉
8:31 8:31 柏原道旧二合目
8:39 8:40 柏原道三合目
8:47 8:48 柏原道四合目・避難小屋
9:10 9:10 柏原道六合目
9:14 9:14 920ｍピーク
9:19 9:19 柏原道・旧七合目
9:35 9:35 柏原道・新八合目・四丁横崖
9:49 9:59 霊仙山避難小屋
10:04 10:05 経塚山 九合目
10:14 10:15 霊仙山三角点最高点分岐
10:17 10:18 霊仙山
10:41 10:41 南霊仙
10:50 10:50 近江展望台
11:21 11:23 笹峠
12:26 12:36 妛原
13:30 13:30 ダケノ峠
13:50 13:50 鍋尻山
13:58 13:59 フクジュソウ自生地
14:06 14:07 鍋尻山分岐
14:37 14:38 地蔵山 本峰
15:41 15:42 ザラノ取り付き点
15:54 15:55 高室山
16:09 倉骨山

2日目

• 山行: 10:01
• 休憩: 0:38
• 合計: 10:39

6:17 倉骨山
10:13 10:15 万野
10:35 10:43 大見晴
12:08 12:09 桜峠
12:51 12:54 鈴ヶ岳
13:02 13:02 ヒルコバ
13:22 13:22 鈴北岳
13:49 13:50 幻ノ池
14:02 14:03 カタクリ峠
14:26 14:26 冷川岳
14:33 14:35 白船大神跡
14:38 14:38 白瀬峠
14:51 14:51 木和田尾分岐
14:54 14:55 頭陀ヶ平
15:14 15:14 天狗岩分岐
15:30 15:33 藤原山荘
15:47 15:47 藤原岳九合目
15:54 15:55 藤原岳八合目
16:10 16:11 藤原岳表登山道五合目
16:34 16:48 藤原岳大貝戸休憩所
16:56 西藤原駅

初日はルート全体の核心手前、倉骨山で切って夕日を見ながら夕食。レトルトのハンバーグとアルファ米、お椀で食べるカップヌードル。
暖かく風がずっと吹いていたためかテント結露しなかった。

天候

初日晴、強風。2日目朝晴、昼から曇

アクセス

利用交通機関：

電車

名古屋から東海道本線で柏原へ。帰りは三岐鉄道西藤原駅から近鉄富田、近鉄で名古屋へ。西藤原駅からは夕方は1時間に2本と案外本数もあり、乗換の連結も良い。

コース状況／危険箇所等

核心は倉骨山から万野迄。バリエーションルートでテープもほとんど無い。特に倉骨山からの下降は枯れ沢ですがツルツルの岩で小滝のような傾斜が連続します。事前に予定ルートの地図を家に置いてきましたが滑って落ちたら発見されにくいです。

ルート全体、地形図を見ながら線を引いて設定したので登山道から離れる事も多く、急傾斜が連続します。

今回は地図、コンパスとGPSを併用しました。
イザという時の下降用に15m補助ロープとカラビナ4枚持参しましたが使いませんでした。

その他周辺情報

途中、湧き水は無い。沢からの取水は可能。
下山口の大貝戸の小屋はトイレ、靴洗い場あり、荷物整理や着替えに便利。ありがたい。

写真

11/21 7:15

柏原駅到着。強風で木が揺れていてビビる。

11/21 8:22

柏原道。紅葉もほぼ終わり。

11/21 9:42

避難小屋が見えてきた。
霊仙は森林限界を越えるとスカッとするけど今日は風で吹き飛ばされそう。

11/21 9:47

避難小屋で強風対策でカッパを着る。少し食べる。

11/21 10:17

とりあえず山頂は踏んで最高点はパス。ショートカットで南霊山へ。

11/21 10:17

すれ違った人がいい山ですね。と。自分もそう思う。

11/21 11:35

笹峠から登山道と別れてP712を目指し、そこから南東に一直線に延びる尾根をアケン原に向かって下降。途中、見事な紅葉が残っていた。

11/21 12:19

アケン原にピッタリ着地。昼食。見えている橋を渡って鍋尻山に取り付く。

11/21 13:02

鍋尻山に登る方も紅葉が見事。

11/21 13:30

急坂でゼイゼイ

11/21 13:49

下降、登りの急傾斜にやられつつも何とか山頂。
ここ数日、階段登るのもキツイ位右膝が痛く登山中止しようかと思ったほど。年かな。

11/21 13:52

保月へ降る登山道。ススキが秋の情緒。

11/21 13:55

ピンクの実がかわいい。なんの木だろう?

11/21 14:32

保月に降りたらそのまま道路を横切って四つん這いで斜面を這い上がり高室山に伸びる尾根に取り付く。P757には地蔵山の名前が付いていた。

11/21 15:45

ルーファイしながら尾根を南下。高室山に取り付く。この辺り、林道が多く横切っていて地形が惑わされる。

11/21 15:52

高室山山頂。日が短いな。

11/21 16:04

テント張る場所を探しつつ倉骨山に向かう。倉骨山山頂手前はフラットで落ち葉がじゅうたんになった絶好の場所だった。
登山道の無い山だし、テントを張っている間は誰も来ないだろう。

11/21 16:06

11/21 16:35

テント設営完了。夕日を独り占め。何という贅沢。

11/21 18:05

夜は多賀の町の夜景が見える。
夜景は360度見えるイブネが良いな。

11/22 6:34

翌朝、明るくなるのを待って出発。さあ核心。暗い植林の沢を跨いで北側の尾根に乗り換える。途中、林道が走っていて進行方向を惑わされる。

11/22 6:47

北側の尾根に乗った。平行して林道が走っている。過去、乱開発だったのかな。

11/22 6:56

尾根から顕著な沢を下降し本日のメインの沢に降り立つ。水はナシ。

11/22 7:04

空谷という名前の沢。ずっと伏流で水はナシ。最初は穏やかの渓相。標高600〜500の間の等高線のつまり具合がやばい。

11/22 7:14

沢は土から岩に変わった。登山靴ではツルツルに滑る岩質。嫌だな。

11/22 7:22

等高線が詰まった場所を通過中。水はないが小滝の地形が連続。ホールドを探し手をかけて、岩にそうっと足を乗せて滑らないようにジワッと体重をかけて通過。ロープは使わなくても良い。

11/22 7:36

単独なので滑って落ちても発見されにくい。岩が動かない事を確認しながら慎重に下降。

11/22 8:05

林道に出た!とりあえず生還!

11/22 8:18

大君ヶ畑の集落。軒先の水道でこの先の行動水を分けてもらおうと思うが人と出会わない。

11/22 8:22

公民館の裏側に水道発見。1L補給。

11/22 8:27

白山神社。この神社からP722に伸びる尾根に取り付く予定。

11/22 8:28

蛇口をひねっても水は出なかった。公民館で補給しておいて良かった。

11/22 8:32

取り付く所を探したがどこも似たような感じ。写真の奥の院の裏側から尾根を目指す。立ってられない斜度を立木を頼りにグイグイ登る。

11/22 8:55

急斜面をこなすと採石場のヘリに出る。ヘリを進む。

11/22 8:56

採石場のヘリの先の尾根。左に稜線が伸びているのでその辺りがP722か。

11/22 10:11

尾根に乗ったらさほど難しくなく万野に到着。

11/22 10:36

名前に似合わず展望の無い山頂。

11/22 10:46

もう核心は越えているが大見晴の先に激下りが。けっこうお腹いっぱいでうんざり。

11/22 11:23

西へ行きたいけどそこは鈴鹿No.1の陰険な滝洞谷。谷を避けてミノガ峠に出るが縦横無尽に林道がある。
案外自然の地形より人工物が障害になる。この斜面を無理クリ降りて林道に立つ。

11/22 11:41

ようやく登山道入口。平行して走る林道に閉口。

11/22 12:39

もう何も考えなくても指導票に導かれて歩ける山域に入った安心感から疲れを感じてなかなか足が進まない。

11/22 14:26

御池山頂はパスして鈴北岳からカタクリ峠経由で冷川岳へ。白瀬峠を越えると藤原岳の山域。ラストスパートです。

11/22 14:54

頭陀ヶ平山頂。天気が崩れてきた。急がなきゃ。

11/22 15:28

藤原岳は山荘の裏側、天狗岩に行く所が伸びやかで一番好き。

11/22 16:35

大貝戸の休憩所で電車に乗るため着替え。ズボンは替えを持ってきて無いので泥んこを隠すためにカッパのズボンを履く。

11/22 17:09

一度乗りたかった三岐鉄道。名古屋迄案外繋がりが良い。

装備

個人装備

長袖シャツ Tシャツ タイツ ズボン 靴下 グローブ 防寒着 雨具 日よけ帽子 着替え 靴 ザック ザックカバー 昼ご飯 行動食 非常食 調理用食材 調味料 飲料 ガスカートリッジ コンロ コッヘル 食器 ライター 地図（地形図） コンパス 笛 計画書 ヘッドランプ 予備電池 GPS ファーストエイドキット 常備薬 日焼け止め ロールペーパー 保険証 携帯 時計 サングラス タオル ナイフ テント テントマット シェラフ

備考

行動食はパンがメイン。小袋お菓子（ベビースター小袋より小分けされたラーメンスナック数個とブラックサンダー数個）持参したが軽いし疲れた時ちょっと食べるのにちょうど良かった。今後、子供用駄菓子を持っていこうかな。

感想

sonodo

電車の駅を起点と終点にして、その間を地形図に適当に線を引いてルートを事前に検証。気が向いた所に泊まって。やってみたかった単独登山の最高の贅沢。。アルプスでは出来ないけどあるき倒している鈴鹿ならではの楽しみ。
キャンプ指定地の発想の無い鈴鹿はどこでもテン場。充実した2日間でした。