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Yamareco

記録ID: 276314
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積雪期ピークハント/縦走
道東・知床

錐山(きりやま) 再び 〜道東の鋭鋒 その2の2〜

2013年03月12日(火) [日帰り]
 - 拍手
体力度
2
日帰りが可能
GPS
05:05
距離
11.8km
登り
735m
下り
728m
歩くペース
標準
0.91.0
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

8:50 林道入り口
9:05 林道分岐
9:55 二股
10:35 Cot.537
11:10 Cot.631
11:40~12:10 山頂
12:30 Cot.604
13:00 Cot.505
13:20 Cot.439
13:40 林道分岐
13:50 林道入り口
天候 晴れ後曇り
過去天気図(気象庁) 2013年03月の天気図
アクセス
当初、斜里の北西尾根登るつもりで、三井に向かっていた。
2013年03月12日 07:44撮影 by  TG-620 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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3/12 7:44
当初、斜里の北西尾根登るつもりで、三井に向かっていた。
三井に到着するも、雪深く、しかも重い雪。
登らずして敗退を決める。
2013年03月12日 07:52撮影 by  TG-620 , OLYMPUS IMAGING CORP.
3/12 7:52
三井に到着するも、雪深く、しかも重い雪。
登らずして敗退を決める。
結局、3日前に敗退に帰した錐山に登ることにする。

写真は林道の入り口。
除雪されていて、道路の反対側と合わせて、4台くらい駐車できそう。
2013年03月12日 08:49撮影 by  TG-620 , OLYMPUS IMAGING CORP.
3/12 8:49
結局、3日前に敗退に帰した錐山に登ることにする。

写真は林道の入り口。
除雪されていて、道路の反対側と合わせて、4台くらい駐車できそう。
春の気配漂う中、出発。
すぐに汗が吹き出し、ジャケットを脱いでシャツ一枚に。
林道分岐を左折し、果てしない斜面トラバース。
2013年03月12日 09:14撮影 by  TG-620 , OLYMPUS IMAGING CORP.
3/12 9:14
春の気配漂う中、出発。
すぐに汗が吹き出し、ジャケットを脱いでシャツ一枚に。
林道分岐を左折し、果てしない斜面トラバース。
自分の踏み跡でも撮ろうかと思い振り返ると、尖峰が。
2013年03月12日 09:46撮影 by  TG-620 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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3/12 9:46
自分の踏み跡でも撮ろうかと思い振り返ると、尖峰が。
約1時間で二股へ。
スノーブリッジを渡り、右岸から中央尾根へ取り付く。
2013年03月12日 09:56撮影 by  TG-620 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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3/12 9:56
約1時間で二股へ。
スノーブリッジを渡り、右岸から中央尾根へ取り付く。
尾根の途中から、錐山が顔を出す。
2013年03月12日 10:10撮影 by  TG-620 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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3/12 10:10
尾根の途中から、錐山が顔を出す。
白き尾根。
2013年03月12日 10:25撮影 by  TG-620 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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3/12 10:25
白き尾根。
Cot.537から錐山。
かっこよい。
2013年03月12日 10:35撮影 by  TG-620 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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3/12 10:35
Cot.537から錐山。
かっこよい。
前回撤退したコルを過ぎて、尾根を進むと、
途中から斜里岳がどーんと見えてくる。
2013年03月12日 10:57撮影 by  TG-620 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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3/12 10:57
前回撤退したコルを過ぎて、尾根を進むと、
途中から斜里岳がどーんと見えてくる。
Cot.631へむけての尾根。
2013年03月12日 11:01撮影 by  TG-620 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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3/12 11:01
Cot.631へむけての尾根。
C631から錐山。
見る角度で、山容が大きく異なる。
2013年03月12日 11:18撮影 by  TG-620 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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3/12 11:18
C631から錐山。
見る角度で、山容が大きく異なる。
山頂手前のコブから。
コブあたりから、クラストしだし、スノーシューの爪頼りに歩く。
2013年03月12日 11:32撮影 by  TG-620 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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3/12 11:32
山頂手前のコブから。
コブあたりから、クラストしだし、スノーシューの爪頼りに歩く。
出発から約3時間、山頂に到着。
尖っているだけあって、展望良し。

奥に見えるのは斜里岳。
2013年03月12日 11:45撮影 by  TG-620 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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3/12 11:45
出発から約3時間、山頂に到着。
尖っているだけあって、展望良し。

奥に見えるのは斜里岳。
錐山から海別岳へ続く稜線。
2013年03月12日 11:55撮影 by  TG-620 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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3/12 11:55
錐山から海別岳へ続く稜線。
尖峰と武佐岳。
2013年03月12日 11:44撮影 by  TG-620 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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3/12 11:44
尖峰と武佐岳。
オホーツク海上には流氷が。
2013年03月12日 11:42撮影 by  TG-620 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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3/12 11:42
オホーツク海上には流氷が。
お昼ご飯を食べて、下山へ。
南尾根を利用する。

尖峰へ向かって歩くので気持ち良い。
2013年03月12日 12:16撮影 by  TG-620 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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3/12 12:16
お昼ご飯を食べて、下山へ。
南尾根を利用する。

尖峰へ向かって歩くので気持ち良い。
この白き尾根、展望が良くて素晴らしい。
2013年03月12日 12:31撮影 by  TG-620 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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3/12 12:31
この白き尾根、展望が良くて素晴らしい。
尾根を降り切る前に、錐山を振り返ってみる。
中央の白き山が錐山。
2013年03月12日 13:25撮影 by  TG-620 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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3/12 13:25
尾根を降り切る前に、錐山を振り返ってみる。
中央の白き山が錐山。
林道まで降り切ると、ぐじゅぐじゅの雪。
バームクーヘンが出来てました。

お疲れ様でした。
2013年03月12日 13:44撮影 by  TG-620 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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3/12 13:44
林道まで降り切ると、ぐじゅぐじゅの雪。
バームクーヘンが出来てました。

お疲れ様でした。

感想

今月はお休み消化月間ということで、平日に山にいく機会ができた。
道東は天気良いとのことで、どこに登ろうかと迷う。
ヤマレコを見てると、斜里の記録が新しく出てきていたので、斜里の北西尾根に決める。
山が決まって、いざ寝ようとすると、眠れない。
楽しみな山になるといつもこうだ。どうしようもない。

少し寝坊し、三井に向けて出発する。
天気良く、斜里岳は全貌を見せてくれている。
いざ、三井に到着し、林道の様子を窺うと、自分の身長と同じくらいの雪が残っている。
昨年登った時は、せいぜい膝程度の雪量だったのに。
雪質チェックしてみると、柔らかい。
気温がそれなりに上がっているよう。
急登のステップは効くのか?そもそも、そこに行くまでにバテるのでは?バテて帰ってこれなくなるのでは?
などと、自分に言い訳し、登らずに敗退を決める。
で、次に考えたのが、根北峠からの斜里岳東峰。
標高が高いところから登り始められるので、雪質良いのではと思い、スマホで情報収集。
この東峰、ネットで調べたところ、ロープ出しをするくらいの難度らしい。
また、敗退というのは避けたいので、斜里岳東峰はあきらめ、
結局、3日前に敗退した錐山に向かうことに。

登山口となる林道の入り口に到着すると、林道が少し除雪され、駐車スペースが出来ている。
反対車線側と合わせて4台くらい駐めれそう。
準備して、9時前、出発。
歩き出してすぐ、暖かさのあまり、シェルを脱いで、シャツ一枚になる。
半袖でも良さそうな暖かさ。
気を取り直して、歩く。
さすがに3日前のトレースはなくなったようで、新しいものをつける。
新しいものを付けるのは楽しいと言いたいところだが、重めの雪でつらいだけ。
林道分岐を左に折れ、前回と同じルートを辿る。
ここからは斜面のトラバースの連続となる。
前回は堅雪で、足首が痛くなったのだが、今回は新しい雪が斜面に着いていたので、楽ができた。
たまに、表層を起こしてしまうが。。。
二股までは1時間ほどで到着。
前回と同じようにスノーブリッジを渡り、尾根に取り付く。
気温が低いのか、尾根上は雪が緩んでおらず、比較的楽に歩けた。
西寄りのほうが、雪面が堅く歩きやすかった。快調に標高を上げていく。
途中から、錐山が見え出し、振り返れば尖峰&武佐岳と良い感じ。
cot.537を越えて、前回撤退したコルへ。
風が強くなってきていたので、シェルを着る。
cot.631へ続く白い尾根を進む。
途中から西側の樹林がなくなり、斜里岳が顔を覗かせる。
cot.631からは真正面にどーんと海別岳が。
photosynthして、錐山山頂を目指す。
山頂手前のコブあたりからクラストしだす。
傾斜はそこまできつくないので、スノーシューの前爪引っかけて登る。

出発から約3時間、山頂に立つ。
尖峰、斜里、海別、オホーツクの流氷に加えて、根室海峡側も見える。
根室海峡側の流氷はだいぶ北に戻されたようで、国後の手前にちらっと見える程度。
そろそろ知床岳かと思っていたのだが、根室海峡側はそろそろ厳しいのか。。。
風が当たらない北斜面に逃げて、お昼ご飯を頂き、下山開始。

気温が上がって、さすがに下は雪が重くなっているだろうということで、
できるだけ標高を維持すべく、山頂直下のポコから南へ派生している尾根を利用した。
この尾根、なかなか展望が良く、登り返しこそあるものの、なかなか良いルートだった。
上りに使ってもよいかもと思った。
尾根をつないでつないで、なんとか林道分岐までたどり着いた。
下は予想以上に雪解けが進んでいて、ぐじゅぐじゅだった。
14時前、無事下山。

お疲れ様でした。


photosynthによる360度パノラマは以下から。

Cot.631からの眺め


山頂からの眺め
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コメント

斜里岳山麓の除雪はまだですか?
今日は暖かくて天気が良かったのでイイですね。
斜里岳も雪が多いみたいですね。身長の積雪ならチョット考えてしまいますね。あそこも長いですから。
錐山からでも両方の海見えるとは驚きました。今年はヤマレコ初登場の山をどんどん落として好調ですね。
知床岳の情報は入ってきませんが、今年は雪が多いので、毎年の雪崩地点がどうなっているか?来月の方が無難かもしれません。
2013/3/12 22:51
h2013mさん、こんばんは。
ぽかぽか陽気で良かったのですが、
錐山、
アップダウンがあって、スキーはつらいかもしれませんが、尾根上の展望がとてもよく、お薦めできます。
もし機会がありましたら是非。

斜里の林道、
道道945と道道1000の交差点しかチェックしなかったです。道道1000の西側から玉石の沢へ向かう林道は、チラ見でしたが、雪山がたんまりと積んであったと思います。早く開けてほしいものですね。
2013/3/12 23:41
やっぱり
青空を見るには道東しかないですかね?
今日も湿雪とガスを纏ってきました Orz
いつも当ててばかりのubejinさんは何か持ってるんですか

今日だったらトレース残ってたかも!なんていやしいこと
考えてしましました。

お疲れ様でした〜

※ 毎晩h2013mさんとubejinさんのレコを
  読むのに寝不足で私がお疲れです
2013/3/13 18:24
inkomaniaさん、こんばんは。
本日の山、お疲れ様でした。
今日はこちらも湿雪、というか、ぐじゅぐじゅ。
女満別は気温が8℃まで上がっておりました。
こちらに来られなくて正解だった気がします。

本当に旭川の方は晴れてくれませんね。
大雪山系の方に行きたくて、毎日のように天気予報をチェックしているのですが、良くて曇り予報。
そちらの天気は手強いですね。
2013/3/13 22:28
プロフィール画像
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