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Yamareco

記録ID: 280202
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
箱根・湯河原

石垣山・白銀山 〜古の関白道を歩く〜

2013年03月23日(土) [日帰り]
 - 拍手
GPS
05:00
距離
14.9km
登り
1,303m
下り
333m

コースタイム

早川駅    08:20
石垣山    08:55−09:20
御所山砦跡  11:45
老懐山    12:00
白銀山    12:20−12:25
大観山バス停 13:20
天候 曇り、朝のうち晴れ
過去天気図(気象庁) 2013年03月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 バス
(行き)
JR東海道線 早川駅
(帰り)
大観山 13:45−(箱根登山バス)−14:00 箱根町 14:35−(箱根登山バス)−15:10 市民会館前
  ※ 買物の都合で市民会館前で下車、徒歩でJR小田原駅まで移動
コース状況/
危険箇所等
●早川駅 〜 石垣山
 すべて車道歩きです。
 石垣山はどの方向から登っても車道を歩くしかなく、この山だけでは登山対象と考えるのは難しい感じです。
 豊臣秀吉が築城した“一夜城”で知られる石垣山は、頂上部が石垣山一夜城歴史公園として整備されています。

●石垣山 〜 白銀山 〜 大観山バス停  ★ ヤマレコ初登録ルート
 「小田原山盛の会」が古道整備に向けた調査や刈り払いなどの作業を少しずつ進めているコースですが、
 今はまだ道筋に不明瞭な箇所が多く、道が消失してしまうこともしばしばです。
 道筋が明瞭な箇所にも、笹ヤブが激しい区間や、足場の不安定な急斜面などがあり、全般的に歩行困難です。

 道標による案内が一切なく、歩行者通行禁止のターンパイクの横断や路肩歩行などの問題箇所も多いので、
 一般登山道の感覚で歩けるレベルにまで整備を進めるには、なお多大な労力と時間を要するでしょう。

 このように整備不良のため、現時点では一般に薦められる状況にはないと考えます。
 十分な経験を持つ方が、周到な情報収集を行った上で、それなりの覚悟を以て臨まれる場合にのみ、
 この記録を情報源の1つとして活用して頂ければと思っています。

 ただし、道筋を見失って迷うというのが最大の懸念材料ですが、それ以外の危険因子は少なかったです。
 従って、このような悪路の対処に慣れてさえいれば、案外普通に歩けてしまえるかもしれません。
早川駅からスタート。多くの人で賑わう小田原のすぐ隣の駅なのに、意外なほど静かでした。
2013年03月23日 08:21撮影 by  FinePix Z300 , FUJIFILM
3/23 8:21
早川駅からスタート。多くの人で賑わう小田原のすぐ隣の駅なのに、意外なほど静かでした。
早川駅から石垣山へのいくつかの経路の中から、みかん畑の中を抜けていく“関白農道”を選択しました。
2013年03月23日 08:32撮影 by  FinePix Z300 , FUJIFILM
3/23 8:32
早川駅から石垣山へのいくつかの経路の中から、みかん畑の中を抜けていく“関白農道”を選択しました。
少し登って振り返ると、相模湾が朝の日差しを受けて輝いていました。
2013年03月23日 08:37撮影 by  FinePix Z300 , FUJIFILM
3/23 8:37
少し登って振り返ると、相模湾が朝の日差しを受けて輝いていました。
舗装された道路を30分ほど登って、石垣山一夜城歴史公園の入口に到着。ここまではずっと車道歩きでした。
2013年03月23日 08:51撮影 by  FinePix Z300 , FUJIFILM
3/23 8:51
舗装された道路を30分ほど登って、石垣山一夜城歴史公園の入口に到着。ここまではずっと車道歩きでした。
広い駐車場には清潔なトイレのほか、高級感漂うレストランがありました。
2013年03月23日 08:53撮影 by  FinePix Z300 , FUJIFILM
3/23 8:53
広い駐車場には清潔なトイレのほか、高級感漂うレストランがありました。
歴史公園の中に入ります。山城だけに、園内を巡る道も登山道っぽい感じの箇所が多かったです。
2013年03月23日 08:54撮影 by  FinePix Z300 , FUJIFILM
3/23 8:54
歴史公園の中に入ります。山城だけに、園内を巡る道も登山道っぽい感じの箇所が多かったです。
二の丸跡は、寝転がると気持ちの良さそうな芝生広場でした。
2013年03月23日 09:01撮影 by  FinePix Z300 , FUJIFILM
3/23 9:01
二の丸跡は、寝転がると気持ちの良さそうな芝生広場でした。
二の丸跡の先には展望台がありました。右に写っている樹木の根元には三角点もあります。
2013年03月23日 08:58撮影 by  FinePix Z300 , FUJIFILM
3/23 8:58
二の丸跡の先には展望台がありました。右に写っている樹木の根元には三角点もあります。
展望台からの展望。左端が箱根駒ヶ岳、そのすぐ右で一番高く見えるのが神山で、右端は明神ヶ岳です。
2013年03月23日 08:59撮影 by  FinePix Z300 , FUJIFILM
3/23 8:59
展望台からの展望。左端が箱根駒ヶ岳、そのすぐ右で一番高く見えるのが神山で、右端は明神ヶ岳です。
築城後400年が経過した石垣は、度々の大地震でこの有様ですが、ありのままの姿を見られるのは貴重かと。
2013年03月23日 09:03撮影 by  FinePix Z300 , FUJIFILM
3/23 9:03
築城後400年が経過した石垣は、度々の大地震でこの有様ですが、ありのままの姿を見られるのは貴重かと。
こちらは本丸跡の広場。
2013年03月23日 09:05撮影 by  FinePix Z300 , FUJIFILM
3/23 9:05
こちらは本丸跡の広場。
本丸跡には物見台があって、小田原市街や相模湾を見渡すことができます。
2013年03月23日 09:05撮影 by  FinePix Z300 , FUJIFILM
3/23 9:05
本丸跡には物見台があって、小田原市街や相模湾を見渡すことができます。
本丸跡の奥を一段登った所に天守台跡があって、ここが石垣山の最高点になります。
2013年03月23日 09:08撮影 by  FinePix Z300 , FUJIFILM
3/23 9:08
本丸跡の奥を一段登った所に天守台跡があって、ここが石垣山の最高点になります。
手狭な天守台跡から本丸跡を振り返りました。
2013年03月23日 09:08撮影 by  FinePix Z300 , FUJIFILM
3/23 9:08
手狭な天守台跡から本丸跡を振り返りました。
下りは二の丸跡とは反対側を回って、さらに西曲輪跡などを見ていきました。
2013年03月23日 09:10撮影 by  FinePix Z300 , FUJIFILM
3/23 9:10
下りは二の丸跡とは反対側を回って、さらに西曲輪跡などを見ていきました。
石垣山を後にして、車道を南西に進み、有料道路のターンパイクの上を渡る手前で、左に分岐する小径へ。
2013年03月23日 09:26撮影 by  FinePix Z300 , FUJIFILM
3/23 9:26
石垣山を後にして、車道を南西に進み、有料道路のターンパイクの上を渡る手前で、左に分岐する小径へ。
その先にあったのは、堀割状に深くえぐられた山道でした。ここがすでに関白道だったのではないかと。
2013年03月23日 09:27撮影 by  FinePix Z300 , FUJIFILM
3/23 9:27
その先にあったのは、堀割状に深くえぐられた山道でした。ここがすでに関白道だったのではないかと。
少し進むと、ターンパイクに突き当たります。自動車専用道路なので、歩行者の通行は認められていません。
2013年03月23日 09:30撮影 by  FinePix Z300 , FUJIFILM
3/23 9:30
少し進むと、ターンパイクに突き当たります。自動車専用道路なので、歩行者の通行は認められていません。
でも真向かいにある大杉窪林道に入るだけなので、車列が途切れるのを見計らって横断させてもらいました。
2013年03月23日 09:30撮影 by  FinePix Z300 , FUJIFILM
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3/23 9:30
でも真向かいにある大杉窪林道に入るだけなので、車列が途切れるのを見計らって横断させてもらいました。
大杉窪林道は舗装路と未舗装路が半々くらい。この林道の経路も、関白道と重なるとされているようです。
2013年03月23日 09:38撮影 by  FinePix Z300 , FUJIFILM
3/23 9:38
大杉窪林道は舗装路と未舗装路が半々くらい。この林道の経路も、関白道と重なるとされているようです。
大杉窪林道を起点から終点まで全線歩いていくと、白銀林道に突き当たりました。
2013年03月23日 09:51撮影 by  FinePix Z300 , FUJIFILM
3/23 9:51
大杉窪林道を起点から終点まで全線歩いていくと、白銀林道に突き当たりました。
白銀林道はほとんど歩かずに、すぐ近くから分岐する桜山林道に入ります。
2013年03月23日 09:54撮影 by  FinePix Z300 , FUJIFILM
3/23 9:54
白銀林道はほとんど歩かずに、すぐ近くから分岐する桜山林道に入ります。
桜山林道が2回目に左カーブした直後、右手に堀割状の地形を発見。一目見て、関白道だと確信しました。
2013年03月23日 10:06撮影 by  FinePix Z300 , FUJIFILM
3/23 10:06
桜山林道が2回目に左カーブした直後、右手に堀割状の地形を発見。一目見て、関白道だと確信しました。
これだけ深くて明瞭な堀割ですから、かつて、余程良く歩かれていた道なのに違いありません。
2013年03月23日 10:06撮影 by  FinePix Z300 , FUJIFILM
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3/23 10:06
これだけ深くて明瞭な堀割ですから、かつて、余程良く歩かれていた道なのに違いありません。
堀割状の道には小枝などが散乱して、決して歩きやすくありません。今となっては歩く人も稀なのでしょう。
2013年03月23日 10:08撮影 by  FinePix Z300 , FUJIFILM
3/23 10:08
堀割状の道には小枝などが散乱して、決して歩きやすくありません。今となっては歩く人も稀なのでしょう。
明瞭な堀割はしばらく続いて、その間に境界見出標の赤い杭とピンクテープが道案内に加わります。
2013年03月23日 10:20撮影 by  FinePix Z300 , FUJIFILM
3/23 10:20
明瞭な堀割はしばらく続いて、その間に境界見出標の赤い杭とピンクテープが道案内に加わります。
やがて堀割は不明瞭になりますが、前方にターンパイクが現れると、その下をトンネルで抜けていきます。
2013年03月23日 10:32撮影 by  FinePix Z300 , FUJIFILM
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3/23 10:32
やがて堀割は不明瞭になりますが、前方にターンパイクが現れると、その下をトンネルで抜けていきます。
トンネルをくぐって振り返りました。ターンパイク上の標識は、Googleストリートビューで位置確認可です。
2013年03月23日 10:33撮影 by  FinePix Z300 , FUJIFILM
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3/23 10:33
トンネルをくぐって振り返りました。ターンパイク上の標識は、Googleストリートビューで位置確認可です。
トンネルの先で堀割は一旦消失し、道無き道を少し進むことになりましたが、やがて堀割が復活しました。
2013年03月23日 10:34撮影 by  FinePix Z300 , FUJIFILM
3/23 10:34
トンネルの先で堀割は一旦消失し、道無き道を少し進むことになりましたが、やがて堀割が復活しました。
復活した堀割もここで終了。上にターンパイクのガードレールが見えますが、そこへの斜面に踏み跡は皆無。
2013年03月23日 10:49撮影 by  FinePix Z300 , FUJIFILM
3/23 10:49
復活した堀割もここで終了。上にターンパイクのガードレールが見えますが、そこへの斜面に踏み跡は皆無。
強引に登ってターンパイクを横断すると、すぐ正面に山道の続きを発見です。(横断後に振り返って撮影)
2013年03月23日 10:50撮影 by  FinePix Z300 , FUJIFILM
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3/23 10:50
強引に登ってターンパイクを横断すると、すぐ正面に山道の続きを発見です。(横断後に振り返って撮影)
これも横断後に東側を写したもの。「ブレーキの効きを確認」の標識も、Googleストリートビューで確認可。
2013年03月23日 10:51撮影 by  FinePix Z300 , FUJIFILM
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3/23 10:51
これも横断後に東側を写したもの。「ブレーキの効きを確認」の標識も、Googleストリートビューで確認可。
その後、山道は少し続いただけで途絶えてしまい、ターンパイクの路肩を歩くことを余儀なくされました。
2013年03月23日 11:01撮影 by  FinePix Z300 , FUJIFILM
3/23 11:01
その後、山道は少し続いただけで途絶えてしまい、ターンパイクの路肩を歩くことを余儀なくされました。
ターンパイクの路肩で見掛けた満開のミツマタ。
2013年03月23日 11:17撮影 by  FinePix Z300 , FUJIFILM
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3/23 11:17
ターンパイクの路肩で見掛けた満開のミツマタ。
幸い、少し路肩を歩いただけで、すぐに鍋割駐車場に出ました。この先はまた山道がありそうです。
2013年03月23日 11:18撮影 by  FinePix Z300 , FUJIFILM
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3/23 11:18
幸い、少し路肩を歩いただけで、すぐに鍋割駐車場に出ました。この先はまた山道がありそうです。
鍋割駐車場の先では、細い山道が赤テープの誘導で続いていきます。
2013年03月23日 11:22撮影 by  FinePix Z300 , FUJIFILM
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3/23 11:22
鍋割駐車場の先では、細い山道が赤テープの誘導で続いていきます。
テープによる目印がなければ、そこに道があるとは分からないような箇所が多くなっていきます。
2013年03月23日 11:25撮影 by  FinePix Z300 , FUJIFILM
3/23 11:25
テープによる目印がなければ、そこに道があるとは分からないような箇所が多くなっていきます。
行く手には笹も現れました。この場所はまだ密度が薄いですが、次第に笹ヤブの通過も増えていきます。
2013年03月23日 11:27撮影 by  FinePix Z300 , FUJIFILM
3/23 11:27
行く手には笹も現れました。この場所はまだ密度が薄いですが、次第に笹ヤブの通過も増えていきます。
御所山砦跡への分岐点(この日初めての道標)。砦跡に寄り道するも、説明がなくて要領を得ませんでした。
2013年03月23日 11:43撮影 by  FinePix Z300 , FUJIFILM
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3/23 11:43
御所山砦跡への分岐点(この日初めての道標)。砦跡に寄り道するも、説明がなくて要領を得ませんでした。
箱根湯本からの道を合わせる少し手前で、道を僅かに1〜2m外れた右手の高みに「老懐山」の標識を発見。
2013年03月23日 11:58撮影 by  FinePix Z300 , FUJIFILM
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3/23 11:58
箱根湯本からの道を合わせる少し手前で、道を僅かに1〜2m外れた右手の高みに「老懐山」の標識を発見。
すぐに分岐点に出ると、箱根湯本からの道は笹に埋もれていて、小さな標識がその存在を示していました。
2013年03月23日 12:01撮影 by  FinePix Z300 , FUJIFILM
3/23 12:01
すぐに分岐点に出ると、箱根湯本からの道は笹に埋もれていて、小さな標識がその存在を示していました。
さらに登って弾正ヶ原への分岐点です。3年前にそちらに歩いていますが、その当時すでに激ヤブでした。
2013年03月23日 12:15撮影 by  FinePix Z300 , FUJIFILM
3/23 12:15
さらに登って弾正ヶ原への分岐点です。3年前にそちらに歩いていますが、その当時すでに激ヤブでした。
白銀山の頂上の様子は、3年前とほとんど変わっていない様子です。
2013年03月23日 12:19撮影 by  FinePix Z300 , FUJIFILM
3/23 12:19
白銀山の頂上の様子は、3年前とほとんど変わっていない様子です。
三角点のほかには、1つ前の写真の雨量計があるだけの狭い山頂です。
2013年03月23日 12:19撮影 by  FinePix Z300 , FUJIFILM
3/23 12:19
三角点のほかには、1つ前の写真の雨量計があるだけの狭い山頂です。
白銀山から大観山方向への道は、最初にターンパイクに降りるまでの間は、まずまずの歩きやすさでした。
2013年03月23日 12:29撮影 by  FinePix Z300 , FUJIFILM
3/23 12:29
白銀山から大観山方向への道は、最初にターンパイクに降りるまでの間は、まずまずの歩きやすさでした。
「玉川大学演習林」の看板の所で、一旦ターンパイクの路肩に出て、またすぐ山道に入ります。
2013年03月23日 12:31撮影 by  FinePix Z300 , FUJIFILM
3/23 12:31
「玉川大学演習林」の看板の所で、一旦ターンパイクの路肩に出て、またすぐ山道に入ります。
その先は、良く目立つ境界見出標が目印になりますが、それでも進路が不明瞭な箇所が何度かありました。
2013年03月23日 12:37撮影 by  FinePix Z300 , FUJIFILM
3/23 12:37
その先は、良く目立つ境界見出標が目印になりますが、それでも進路が不明瞭な箇所が何度かありました。
そして何度か、ターンパイクに出ては、またすぐ山道へ、というのを繰り返します。
2013年03月23日 13:00撮影 by  FinePix Z300 , FUJIFILM
3/23 13:00
そして何度か、ターンパイクに出ては、またすぐ山道へ、というのを繰り返します。
アップダウンも結構あるタフな道で、ロープを頼るような急斜面や笹ヤブ漕ぎなども断続的に現れます。
2013年03月23日 13:01撮影 by  FinePix Z300 , FUJIFILM
3/23 13:01
アップダウンも結構あるタフな道で、ロープを頼るような急斜面や笹ヤブ漕ぎなども断続的に現れます。
開放的な笹原に出て、平坦な道路跡に迎えられれば、ゴールは間近。ようやく緊張を解くことができました。
2013年03月23日 13:12撮影 by  FinePix Z300 , FUJIFILM
3/23 13:12
開放的な笹原に出て、平坦な道路跡に迎えられれば、ゴールは間近。ようやく緊張を解くことができました。
大観山に到着して、ビューラウンジの裏手からの展望を楽しみます。
2013年03月23日 13:22撮影 by  FinePix Z300 , FUJIFILM
3/23 13:22
大観山に到着して、ビューラウンジの裏手からの展望を楽しみます。
雲がなければ、芦ノ湖の右上あたりに富士山が見えるはずなのですが・・・
2013年03月23日 13:26撮影 by  FinePix Z300 , FUJIFILM
3/23 13:26
雲がなければ、芦ノ湖の右上あたりに富士山が見えるはずなのですが・・・
パノラマ写真も、富士山がないとパッとしない印象ですね。一番高く見えているのは箱根駒ヶ岳と神山です。
2013年03月24日 14:17撮影
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3/24 14:17
パノラマ写真も、富士山がないとパッとしない印象ですね。一番高く見えているのは箱根駒ヶ岳と神山です。
大観山の本当の頂上は、無線中継施設が占めていて、そこに通じる道路は入口からして立入禁止です。
2013年03月23日 13:25撮影 by  FinePix Z300 , FUJIFILM
3/23 13:25
大観山の本当の頂上は、無線中継施設が占めていて、そこに通じる道路は入口からして立入禁止です。
大観山のビューラウンジ。間もなくバスが来る時間なので、中をちらっと覗いただけでした。
2013年03月23日 13:38撮影 by  FinePix Z300 , FUJIFILM
3/23 13:38
大観山のビューラウンジ。間もなくバスが来る時間なので、中をちらっと覗いただけでした。
大観山バス停で、1日3往復しかない貴重なバスを待ちます。
2013年03月23日 13:39撮影 by  FinePix Z300 , FUJIFILM
3/23 13:39
大観山バス停で、1日3往復しかない貴重なバスを待ちます。
箱根町でバスを乗り継ぐ間に芦ノ湖の湖畔に行くと、ちょうど海賊船が接岸しようとしているところでした。
2013年03月23日 14:13撮影 by  FinePix Z300 , FUJIFILM
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3/23 14:13
箱根町でバスを乗り継ぐ間に芦ノ湖の湖畔に行くと、ちょうど海賊船が接岸しようとしているところでした。

感想

石垣山から白銀山を越えて大観山バス停までは、尾根伝いに残る古い道筋を拾いながら進みます。
このルートの記録は、ヤマレコではこれが最初の登録となるようです。

その古い道筋は、秀吉が小田原攻めに向かう際に通過したとされることから“関白道”と呼ばれ、
明治以降は登山道としても歩かれたようなのですが、近年は顧みられることもなく藪に埋もれつつありました。
並走するようにしてターンパイク(自動車専用道路)が建設された際に、分断された箇所も多いようです。

そこに再度光を当てたのが、間伐作業の折にたまたまこの古道の存在を知った「小田原山盛の会」で、
2008年頃から調査が始められ、再整備に向けた刈り払いなどの作業も少しずつ進んでいる模様。
最近になってようやく、僅かながら一般のハイカーが歩き通した記録も見つかるようになってきました。

その状況に後押しされて出掛けてみたのですが、「コース状況」に書いた通りまだまだ整備不良で、
満足に歩ける状態にはなく、久々に緊張感のある山行となっています。

が、道が消失した箇所や、踏み跡が複数に分岐した箇所で、次の行動をなんとなく選択していたのですが、
最初に選んだ道がいずれも正解だったという、偶然の幸運が重なっています。それで結果的には問題なく
歩けたことになっていますが、その時々の気分次第では別の結果を生んでいた可能性もあるのでした。


‥‥ところで、書いてきた通り、最近はネット上で問題なく歩けたという内容の記事(複数)を見るように
なっていたのですが、その手の記事を読んだ印象と現況との間には、相当の乖離があると感じています。

もしかすると、問題なく歩けたという人は、関白道をとことんトレースすることにはこだわらず、
道筋が不明瞭な箇所の多くを歩行禁止のターンパイクを歩いてスルーしてしまったのかもしれません。

そうでなければ、難路を苦にせずに歩けるだけの高度なスキルを持つ人だということになりそうですが、
だからといって、誰もが楽に歩けるかのような印象を与える記事を書いてしまうのでは、客観的な視点が
欠けていると言わざるを得ません。読者が不特定多数となるネット上に記事を公開する以上は、
様々なレベルの読者がいることに対する配慮があって然るべきだと思います。


詳細な記録のページ
http://cellist.my.coocan.jp/yama/mt2013_01_03/mt2013_01_03.html#20130323

写真主体のブログ版 (使用写真はヤマレコと同一ですが、写真の説明は少し丁寧に書いています)
http://cellist.blog.ss-blog.jp/2013-03-23

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コメント

cellistさんこんばんわ〜
ヤマレコ初登録レコやりましたね
石垣一夜城には何度か散歩に行ってますが、白銀山の存在は知っていても関白道は勉強不足でした

251回は遠征では無かったのですね。
行き先を迷われたのでしょうか?

予想外のレコにびっくりすると供にcellistさんならではのレコに、らしさを感じましたよ

ところで同行の件をそろそろ煮詰めませんか?
2013/3/27 23:43
こんにちは。
 
コメントありがとうございます。

何度かご説明していますが、持病持ちのため、毎回の行先は当日の体調次第です。
このため「どこに行きたいか」よりも「どこなら行かれるか」で決めることになりますし、そもそも出掛けること自体を見送ることも少なくありません。
この日は、出掛けるとしても、近場にとどめておくのが無難という判断でした。

同行の件は、別途メッセージでお知らせします。
2013/3/31 14:25
プロフィール画像
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