ニコルス山の会（番外編）、2021年始めは稲村ヶ岳、稲村小屋にも到達できませんでした。

2021年01月04日(月) [日帰り]

• GPS: --:--
• 距離: 12.0km
• 登り: 740m
• 下り: 728m

コースタイム

日帰り

• 山行: 4:07
• 休憩: 0:28
• 合計: 4:35

11:12 洞川温泉バス停
11:12 11:12 稲村ヶ岳登山口
11:50 11:30 五代松鍾乳洞
12:02 12:03 母公堂分岐
12:43 12:50 法力峠
13:22 13:22 パオーン杉
13:37 13:42 折返し地点
13:49 13:50 パオーン杉
14:12 14:20 法力峠
14:48 14:49 母公堂分岐
14:55 14:59 母公堂
15:11 15:12 稲村ヶ岳登山口
15:27 洞川温泉バス停

天候

はれ。

アクセス

利用交通機関：

電車 バス

（行き）
大阪阿部野橋 8:10 - 9:11 下市口　近鉄特急（吉野行き）
下市口駅 9:20 - 10:59 洞川温泉　奈良交通バス（始発便）
　※天川川合でチェーンを装着したため21分遅れで到着しました。
（帰り）
洞川温泉 15:58 - 17:09 下市口駅　奈良交通バス（最終便）
下市口 17:18 - 18:22 大阪阿部野橋　近鉄特急（大阪阿部野橋行き）

★みたらい渓谷散策きっぷ（通年販売　\3,860）を利用しました。

コース状況／危険箇所等

●登山ポスト
　下市口駅、洞川温泉バス停、洞川温泉駐在所、稲村ヶ岳登山口にありました。
●トイレ
　下市口駅、洞川温泉バス停、洞川温泉案内所、母公堂駐車場にありました。
●登山道
　全般的にトレースがあり歩きやすかったです。
　私は法力峠でアイゼンを装着しましたが、洞川温泉バス停から凍結した路面の上に雪が積もっているので、最初から最後までアイゼンを着けている方が歩きやすいと思いました。
　危険個所は登山ポストの有る所に張り紙で「レンゲ辻〜山上辻の間」「大日山手前のトラバース区間」の詳細が掲示されていましたが、その他にも数か所設置されてる橋もアイゼンを着けていると滑ったり引っかかったりするので要注意です。
　南面側の日当たりのよい所で数か所、小さな雪崩の跡がありました。天気のいい日はそこらあたりも注意して通過してください。

その他周辺情報

●洞川温泉センター
　洞川温泉バス停から歩いて5分くらいの所にあります。
　入浴料　700円
　みたらい渓谷散策きっぷに割引券が付いており、500円で入浴できます。
●飲食店
　洞川温泉バス停周辺と洞川温泉街に数軒あります。
●吉野警察署
　0747-53-0110

写真

1/4 8:24

【近鉄南大阪線】ここは尺土の手前あたりだったと思います。車窓から弥山が遠望できました。

1/4 8:43

【近鉄南大阪線】壺阪山駅を過ぎて直ぐに。運転席正面に水越峠を挟んで、金剛山と大和葛城山がきれいに見えました。

1/4 9:00

【近鉄南大阪線】下市口駅に到着。今日はさくらライナーでやってきました。

1/4 11:01

【洞川温泉】今日は天川川合でチェーンを装着したため21分遅れで到着しました。家を出てから約4時間30分、ほんと遠いですね。

1/4 10:57

【洞川温泉】防寒、防水のためカッパとスパッツを穿いて、上は風がなくそんなに寒くないのでソフトシェルで。最終バスまでは5時間を切りましたが、しっかりエネルギーを補給して出発しました。

1/4 11:06

【洞川温泉】小さいかまくらが・・・、ついつい撮ってしまいます。(^^;

1/4 11:08

【洞川温泉】アイゼンを穿くか迷いながら歩いてます。帰りはアイゼンなしではあかんなと思いしました。

1/4 11:11

【洞川温泉】かわいい雪だるま。ついつい撮ってしまいます。(^^;

1/4 11:11

【洞川温泉】おお、凄いツララ！下には落ちた破片が散乱してます！落ちてきたら怖いので道路の反対側を通過しました。

1/4 11:12

【洞川温泉】山上ヶ岳方面、奥駈道の稜線が白く輝いてます。こちらも期待が高まります。いよいよ稲村ヶ岳登山口から入山です。

1/4 11:39

【登山口〜折返し地点】五代松鍾乳洞通過。この先の階段のところが雪が積もって50度ぐらいの急坂になっていました。行きは蹴り込んで階段のステップに乗りましたが、帰りは下るのに相当苦労するだろうと思い、母公堂回りで下ることにしました。

1/4 11:51

【登山口〜折返し地点】母公堂分岐です。ここからははっきりしたトレースがあり歩きやすくなります。

1/4 11:59

【登山口〜折返し地点】雪面にアヒル型の模様が・・・、実は、うまいこと空洞になっており、後の木の幹が見えていて、偶然にもアヒルのように見えていたのでした。

1/4 12:32

【登山口〜折返し地点】お日様が燦々と降り注ぐ法力峠に到着しました。もっと早くにアイゼンを装着すれば良かったなと後悔しながらここで装着しました。

1/4 12:39

【登山口〜折返し地点】観音峰方面も霧氷があるようです。

1/4 12:52

【登山口〜折返し地点】ここら辺はまだ霧氷が有りません。しかし最高の天気、ソフトシェルだけで十分でした。

1/4 12:55

【登山口〜折返し地点】大日山と稲村ヶ岳を眺めて。もう稲村小屋までも無理だなと諦めました。せめて霧氷だけでもと思いながら歩いています。

1/4 13:01

【登山口〜折返し地点】おお、高いところの枝先に霧氷が着いています！

1/4 13:07

【登山口〜折返し地点】霧氷ロードに突入しました！

1/4 13:07

【登山口〜折返し地点】高いところですが、とてもきれいです。

1/4 13:09

【登山口〜折返し地点】ブナの繊細な霧氷です！

1/4 13:09

【登山口〜折返し地点】アップで！とてもきれいです。

1/4 13:11

【登山口〜折返し地点】感動のうちにパオーン杉に到着しました。リミットはあと20分、行けるところまで行ってみます。

1/4 13:13

【登山口〜折返し地点】うわ〜！凄い！

1/4 13:13

【登山口〜折返し地点】霧氷の森です！

1/4 13:14

【登山口〜折返し地点】上空には大峰ブルーが広がっています！

1/4 13:19

【登山口〜折返し地点】ブナの霧氷と大峰ブルー！

1/4 13:19

【登山口〜折返し地点】どこを切っても素敵です。

1/4 13:22

【登山口〜折返し地点】ラッセルして直登したい！でも、この景色を乱すのはもったいない！

1/4 13:22

【登山口〜折返し地点】もう動けません。

1/4 13:22

【登山口〜折返し地点】もう無我夢中です！

1/4 13:22

【登山口〜折返し地点】繊細な霧氷に感嘆して言葉がでません。

1/4 13:23

【登山口〜折返し地点】今日は何人の方がこの光景を見ることができたのだろうか。その中の1人になれて本当に幸せでした。

1/4 13:25

【折返し地点】ああ、時間切れです。

1/4 13:27

【折返し地点】名残を惜しみながら引き返します。

1/4 13:29

【折返し地点〜登山口】妻はこの写真を見て「きれいね。桜のよう。」と言ってくれました。

1/4 13:29

【折返し地点〜登山口】霧氷の森にさようならです。

1/4 13:30

【折返し地点〜登山口】今日の相棒、中身は全然減ってません。(^^;

1/4 13:35

【折返し地点〜登山口】名残を惜しみながら見上げます。

1/4 13:36

【折返し地点〜登山口】さあ、あとは最終バスに間に合うように安全に下ることに専念します。

1/4 13:46

【折返し地点〜登山口】途中に小さな雪崩の跡がありました。

1/4 13:46

【折返し地点〜登山口】通過して振り返ったところです。

1/4 13:47

【折返し地点〜登山口】弥山がきれいに見えてます。偶然にも蔓の先が山頂を指し示していました。

1/4 13:47

【折返し地点〜登山口】大日山もまだまだ真っ白けです。

1/4 13:48

【折返し地点〜登山口】雪の中にも大峰ブルーが幽かに。

1/4 13:51

【折返し地点〜登山口】またも、小さな雪崩の跡が・・・。

1/4 13:51

【折返し地点〜登山口】下の方まで続いていました。

1/4 13:54

【折返し地点〜登山口】スポットライト。

1/4 14:01

【折返し地点〜登山口】法力峠に帰ってきました。もう安全圏です。(^_^)v

1/4 14:03

【折返し地点〜登山口】ここまで飲まず食わず。ゆっくり食べてる余裕はないので、あんパンを頬張りました。

1/4 14:05

【折返し地点〜登山口】谷の方から鹿の鳴き声がするので目を凝らすと、枝の間から小鹿がこちらを見ていました。中央から左斜め少し下に写っているのが分かりますでしょうか？

1/4 14:31

【折返し地点〜登山口】急いで下りながらも、ついつい撮ってしまいます。(^^;

1/4 14:37

【折返し地点〜登山口】母公堂分岐まで下ってきました。五代松鍾乳洞への下りがイヤらしいので、母公堂登山口へ下ります。

1/4 14:45

【折返し地点〜登山口】母公堂へ到着しました。前の駐車場には6台ほど停まってました。

1/4 14:51

【母公堂〜洞川温泉】ガリガリの舗装路を洞川温泉まで下ります。

1/4 14:54

【母公堂〜洞川温泉】振り返ると山上ヶ岳方面の稜線が朝にも増して白く輝いていました。

1/4 15:07

【母公堂〜洞川温泉】2年前にも同じところに。

1/4 15:16

【母公堂〜洞川温泉】最終バスに間に合ってひと安心です。装備を解く時間もあり、冷たい水ですが、顔も頭も洗ってさっぱりしました。

1/4 17:05

【下市口駅】今日もいい天気に恵まれていい山歩きができました。

1/4 17:11

【おまけ】今日はお昼を食べ損なったので、今からいただきます。さすがにカップラーメンは食べられませんでした。

1/4 17:27

【おまけ】二次会はシーバスリーガル12年「みずなら」と丹波栗のテリーヌ。静かに響く余韻が心地いい「みずなら」でした。(^_^)v

撮影機器：

OLYMPUS STYLUS TG-860 Tough オリンパス

装備

個人装備

長袖シャツ 半袖インナー ハードシェル ズボン 靴下 グローブ インナー手袋 雨具 ゲイター ネックウォーマー 毛帽子 靴 ザック アイゼン(6本爪) 昼ご飯 行動食 飲料 水筒（保温性） 地図（地形図） ヘッドランプ 予備電池 筆記用具 ファーストエイドキット 保険証 携帯 時計 タオル ストック カメラ ガス カートリッジ コッヘル

備考

サングラスを持って行くのを忘れてしまいました。雪目にならずに良かったものの、目を傷めたことは間違いありません。

感想

mkm_kawa

今回のニコルス山の会（番外編）は、2021年の幕開けとして稲村ヶ岳を選びました。山頂に到達するには大日山手前のトラバースという難関があり時間的にも無理なので、稲村小屋周辺のきれいな霧氷に加えて大峰ブルーに期待したいと思い、この日を選びました。
稲村小屋の先へ行けるとこまで行ってみよう！と意気込んだ計画で挑んだのですが、バスが雪道で遅れ洞川温泉に着いたのが11時となり、稲村小屋に到達できるかどうかも微妙な線に。法力峠で計画から50分遅れとなった時点で稲村小屋への到達は諦め、せめてパオーン杉は見ておきたいなと撤退時刻を13時40分と設定しました。パオーン杉に到着したのは13時22分、後20分進めるだけ進もうと歩き出したところから戻ってくるまでの約30分間、素晴らしい霧氷と大峰ブルーの世界へ入り込み、夢心地の時を過ごすことができました。この先も稲村小屋周辺も、もっともっと素晴らしい世界が広がっていたのでしょうが、この30分間の体感だけでもう十分、ここまできて本当に良かったと思いました。後は安全に下山することだけを念頭に置き、最終バスの時間に間に合うように母公堂経由で下りました。
今回私は法力峠からトレースどおり夏道ルートをたどりましたが、ノートレースの尾根ルートをルーファイ、ラッセルできる方であれば、もの凄い霧氷の世界を体験できるのは間違いありません。寒波通過後2日目の晴れの日が狙い目です。

今回も恵まれた天気に感謝です。
やっぱり山歩きは楽しいな。(^_^)V
さあ、これから2021年のOB会の年間スケジュールを決めなくては・・・。

★出会ったヒト
　行きのバスで7名。登山装備の方は0人
　帰りのバスも7名。登山装備の方は、天川川合から乗車された男性1名。
　山中では誰にも会わず。
　帰りの稲村ヶ岳登山口車道で男性2人組とすれ違い。
★ニョロくん、カナちゃん情報
　冬眠中なのでなんの心配もいりません。(^_^)V
　距離は離れていましたが法力峠で子鹿と目が合いました。

コメント

いか十

良いスタート
良いスタートがきれましたね♪。
確かに４日は寒波明けの晴れ間だったんでチャンス日でした♪。
案の定当日のレコは絶景の数々で私も見入りました 。
稲村ヶ岳の霧氷は本当にキメ細かく繊細で美しいですね。
それを青空の中で見れることはうらやましい気持ちです。
冬季稲村も難易度が高いですね山頂はもとよりそれまでのトラバース道が
通過に難点です。
公共手段としても時間の制約は難しいところですね（＞＜。特に始発が遅いのは厳しいところです・・・前夜泊がおすすめかもしれません。

mkm_kawa

ikajyuさん
コメント、ありがとうございます。
この日は絶好の日和で、明神平はやっばり素敵でしたね。包み込まれてる感が独特なんですよね。
woodtableさんが行かれてた天女の舞も、まだレコは拝見してませんが、さぞかし素敵だったのに違いないでしょう。
しかし、CycleAttackというタイトルにもワクワクしましたが、まさか下市口から榛原までとは驚きました。恐れ入りましたと言うほかありません。
コメントいただいたとおり、冬季の稲村ヶ岳は難易度が高いですね。時間的制約とトラバース・・・やっばり1泊は必要ですね。とっても魅力のある素敵な山なので、いつかこの日のような絶好の日にトライしてみたいと思います。(^_^)v