大文字山（001）百人一首のプレートを求めて・・・第三弾（プレートのみ）

記録ID: 2846650

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ハイキング

京都・北摂

大文字山（001）百人一首のプレートを求めて・・・第三弾（プレートのみ）

2021年01月06日(水) [日帰り]

fu-tyan その他5人

体力度

日帰りが可能

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GPS: 05:56
距離: 7.5km
登り: 575m
下り: 569m

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歩くペース

ゆっくり

1.4～1.5

ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り

山行: 5:21
休憩: 0:28
合計: 5:49

9:59

32分

水場

10:31

10:46

15分

中尾城跡

11:01

11:08

208分

中尾の滝

14:36

14:37

25分

熊山

15:02

15:07

38分

中尾の滝

15:45

3分

水場

15:48

ゴール地点

過去天気図（気象庁）	2021年01月の天気図
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今日歩いたところのプレート

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今日歩いたところのプレート

4 田子の浦にうちいでて見れば白たへの富士の高嶺に雪は降りつつ/山部赤人

2021年01月06日 12:09撮影 by NIKON D5600, NIKON CORPORATION

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1/6 12:09

4 田子の浦にうちいでて見れば白たへの富士の高嶺に雪は降りつつ/山部赤人

12 あまつ風雲のかよひ路吹きとぢよをとめの姿しばしとどめむ/僧正遍昭

2021年01月06日 11:11撮影 by NIKON D5600, NIKON CORPORATION

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1/6 11:11

12 あまつ風雲のかよひ路吹きとぢよをとめの姿しばしとどめむ/僧正遍昭

17 ちはやふる神代も聞かず竜田川からくれなゐに水くくるとは在原業平朝臣
？？？？？

2021年01月06日 13:46撮影 by NIKON D5600, NIKON CORPORATION

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1/6 13:46

17 ちはやふる神代も聞かず竜田川からくれなゐに水くくるとは在原業平朝臣
？？？？？

27 みかの原わきて流るる泉川いつ見きとてか恋しかるらむ/中納言(藤原)兼輔

2021年01月06日 13:34撮影 by NIKON D5600, NIKON CORPORATION

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1/6 13:34

27 みかの原わきて流るる泉川いつ見きとてか恋しかるらむ/中納言(藤原)兼輔

30 有明のつれなく見えし別れより暁ばかりうきものはなし/壬生忠岑

2021年01月06日 11:57撮影 by NIKON D5600, NIKON CORPORATION

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1/6 11:57

30 有明のつれなく見えし別れより暁ばかりうきものはなし/壬生忠岑

32 山川に風のかけたるしがらみは流れもあへぬもみぢなりけり/春道列樹

2021年01月06日 11:40撮影 by NIKON D5600, NIKON CORPORATION

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1/6 11:40

32 山川に風のかけたるしがらみは流れもあへぬもみぢなりけり/春道列樹

39 浅茅生の小野のしの原忍ぶれどあまりてなどか人の恋しき/参議(源)等

2021年01月06日 15:29撮影 by NIKON D5600, NIKON CORPORATION

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1/6 15:29

39 浅茅生の小野のしの原忍ぶれどあまりてなどか人の恋しき/参議(源)等

42 ちぎりきなかたみに袖をしぼりつつ末の松山波越さじとは清原元輔

2021年01月06日 13:19撮影 by NIKON D5600, NIKON CORPORATION

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1/6 13:19

42 ちぎりきなかたみに袖をしぼりつつ末の松山波越さじとは清原元輔

45 あはれとも言ふべき人は思ほえで身のいたづらになりぬべきかな/謙徳公(藤原伊尹)

2021年01月06日 14:11撮影 by NIKON D5600, NIKON CORPORATION

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1/6 14:11

45 あはれとも言ふべき人は思ほえで身のいたづらになりぬべきかな/謙徳公(藤原伊尹)

50 君がため惜しからざりし命さへ長くもがなと思ひけるかな/藤原義孝

2021年01月06日 14:24撮影 by NIKON D5600, NIKON CORPORATION

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1/6 14:24

50 君がため惜しからざりし命さへ長くもがなと思ひけるかな/藤原義孝

52 明けぬれば暮るるものとは知りながらなほ恨めしき朝ぼらけかな/藤原道信朝臣

2021年01月06日 14:00撮影 by NIKON D5600, NIKON CORPORATION

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1/6 14:00

52 明けぬれば暮るるものとは知りながらなほ恨めしき朝ぼらけかな/藤原道信朝臣

53 歎きつつひとりぬる夜の明くるまはいかに久しきものとかは知る/右大将道綱母

2021年01月06日 11:33撮影 by NIKON D5600, NIKON CORPORATION

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1/6 11:33

53 歎きつつひとりぬる夜の明くるまはいかに久しきものとかは知る/右大将道綱母

54 忘れじの行く末まではかたければ今日を限りの命ともがな/儀同三司母 (藤原伊周の母高階成忠の娘貴子)

2021年01月06日 12:01撮影 by NIKON D5600, NIKON CORPORATION

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1/6 12:01

54 忘れじの行く末まではかたければ今日を限りの命ともがな/儀同三司母 (藤原伊周の母高階成忠の娘貴子)

56 あらざらむこの世のほかの思ひ出に今ひとたぴのあふこともがな/和泉式部

2021年01月06日 13:43撮影 by NIKON D5600, NIKON CORPORATION

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1/6 13:43

56 あらざらむこの世のほかの思ひ出に今ひとたぴのあふこともがな/和泉式部

59 やすらはで寝なましものをさ夜ふけてかたぶくまでの月を見しかな/赤染衛門

2021年01月06日 13:47撮影 by NIKON D5600, NIKON CORPORATION

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1/6 13:47

59 やすらはで寝なましものをさ夜ふけてかたぶくまでの月を見しかな/赤染衛門

60 大江山いく野の道の遠ければまだふみも見ずあまの橋立/小式部内侍

2021年01月06日 13:29撮影 by NIKON D5600, NIKON CORPORATION

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1/6 13:29

60 大江山いく野の道の遠ければまだふみも見ずあまの橋立/小式部内侍

62 夜をこめてとりのそらねははかるともよに逢坂の関は許さじ/清少納言

2021年01月06日 14:41撮影 by NIKON D5600, NIKON CORPORATION

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1/6 14:41

62 夜をこめてとりのそらねははかるともよに逢坂の関は許さじ/清少納言

63 今はただ思ひ絶えなむとばかりを人づてならで言ふよしもがな/左京大夫(藤原)道雅

2021年01月06日 13:50撮影 by NIKON D5600, NIKON CORPORATION

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1/6 13:50

63 今はただ思ひ絶えなむとばかりを人づてならで言ふよしもがな/左京大夫(藤原)道雅

64 朝ぼらけ宇治の川霧絶え絶えにあらはれわたる瀬々の網代木/中納言(藤原)定頼

2021年01月06日 12:26撮影 by NIKON D5600, NIKON CORPORATION

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1/6 12:26

64 朝ぼらけ宇治の川霧絶え絶えにあらはれわたる瀬々の網代木/中納言(藤原)定頼

65 恨みわびほさぬ袖だにあるものを恋にくちなむ名こそ惜しけれ/相模

2021年01月06日 11:30撮影 by NIKON D5600, NIKON CORPORATION

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1/6 11:30

65 恨みわびほさぬ袖だにあるものを恋にくちなむ名こそ惜しけれ/相模

68 心にもあらでうき世にながらへば恋しかるべき夜はの月かな/三条院

2021年01月06日 14:09撮影 by NIKON D5600, NIKON CORPORATION

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1/6 14:09

68 心にもあらでうき世にながらへば恋しかるべき夜はの月かな/三条院

74 うかりける人を初瀬の山おろし激しかれとは祈らぬものを/源俊頼朝臣

2021年01月06日 14:46撮影 by NIKON D5600, NIKON CORPORATION

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1/6 14:46

74 うかりける人を初瀬の山おろし激しかれとは祈らぬものを/源俊頼朝臣

75 ちぎりおきしさせもが露を命にてあはれ今年の秋もいぬめり/藤原基俊

2021年01月06日 11:26撮影 by NIKON D5600, NIKON CORPORATION

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1/6 11:26

75 ちぎりおきしさせもが露を命にてあはれ今年の秋もいぬめり/藤原基俊

83 世の中よ道こそなけれ思ひ入る山の奥にも鹿ぞ鳴くなる/皇太后宮大夫(藤原)俊成

2021年01月06日 11:52撮影 by NIKON D5600, NIKON CORPORATION

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1/6 11:52

83 世の中よ道こそなけれ思ひ入る山の奥にも鹿ぞ鳴くなる/皇太后宮大夫(藤原)俊成

98 風そよぐならの小川の夕暮はみそぎぞ夏のしるしなりける/従二位(藤原)家隆

2021年01月06日 10:37撮影 by NIKON D5600, NIKON CORPORATION

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1/6 10:37

98 風そよぐならの小川の夕暮はみそぎぞ夏のしるしなりける/従二位(藤原)家隆

99 人も惜し人も恨めしあぢきなく世を思ふゆゑにもの思ふ身は/後鳥羽院

2021年01月06日 11:17撮影 by NIKON D5600, NIKON CORPORATION

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1/6 11:17

99 人も惜し人も恨めしあぢきなく世を思ふゆゑにもの思ふ身は/後鳥羽院

100 ももしきや古き軒ばの忍ぶにもなほあまりある昔なりけり/順徳院

2021年01月06日 15:19撮影 by NIKON D5600, NIKON CORPORATION

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1/6 15:19

100 ももしきや古き軒ばの忍ぶにもなほあまりある昔なりけり/順徳院

撮影機器：

D5600 ボディニコン

感想

fu-tyan

今日（1/6）新しく見つけた百人一首は27首
前回（12/29）見つけた百人一首24首
前々回（12/24）見つけた百人一首23首（24-1）
合計74首。
以下①は一回目のプレート探し、
②は二回目のプレート探しです。
③は今日のプレート探しです。

百人一首についての知識が全く皆無。
見つけるたびに人名、肩書、句の読み、現代語訳など混乱することも多く
百人一首の一覧から
さらに個別具体的に№ごとにリストを作ると理解が深まりそう！

プレートの写真を撮るとき自分用に周りの雰囲気を取り込んだ写真も必要かと思う。プレートだけ大きく撮ってもあとでもう一度行ってもわからないことが多い。

まだ踏み入れていない地域がひとつ、
今以上に見つけるのに手間取りそう(-_-;)
でも冬場は虫もいなく藪の中も自由自在、プレート探しは今が一番！

百人一首一覧（今日見つかったものに③印、①は一回目のプレート探し、②回目のプレート探し、無印はこれから）
1 秋の田のかりほの庵の苫を荒みわがころも手は露に濡れつつ
天智天皇
2 春すぎて夏来にけらし白たへのころもほすてふあまの香具山
持統天皇
3 あしひきの山鳥の尾のしだり尾のながながし夜をひとりかも寝む
柿本人麻呂
4③ 田子の浦にうちいでて見れば白たへの富士の高嶺に雪は降りつつ
山部赤人
5 奥山にもみぢ踏み分け鳴く鹿の声聞く時ぞ秋は悲しき
猿丸太夫
6 かささぎの渡せる橋に置く霜の白きを見れば夜ぞふけにける
中納言(大伴)家持
7② あまの原ふりさけ見ればかすがなるみ笠の山にいでし月かも
安倍仲麻呂
8 わが庵は都のたつみしかぞ住む世を宇治山と人は言ふなり
喜撰法師
9 花の色はうつりにけりないたづらにわが身世にふるながめせしまに
小野小町
10 これやこの行くも帰るも別れては知るも知らぬも逢坂の関
蝉丸
11② わたの原八十島かけて漕ぎいでぬと人には告げよあまの釣舟
参議(小野)篁
12③ あまつ風雲のかよひ路吹きとぢよをとめの姿しばしとどめむ
僧正遍昭
13 つくばねの峰より落つるみなの川恋ぞ積りて淵となりぬる
陽成院
14② みちのくの忍ぶもぢずり誰ゆゑに乱れそめにしわれならなくに
河原左大臣(源融)
15② 君がため春の野にいでて若菜摘むわがころも手に雪は降りつつ
光孝天皇
16② 立ち別れいなばの山の峰に生ふるまつとし聞かばいざ帰り来む
中納言(在原)行平
17③ ちはやふる神代も聞かず竜田川からくれなゐに水くくるとは
在原業平朝臣
18① すみの江の岸による波よるさへや夢のかよひ路人目よくらむ
藤原敏行朝臣
19② なにはがた短きあしのふしのまもあはでこの世をすごしてよとや
伊勢
20② わびぬれば今はた同じなにはなるみをつくしてもあはむとぞ思ふ
元良親王
21② 今来むと言ひしばかりに長月の有明の月を待ちいでつるかな
素性法師
22 吹くからに秋の草木のしをるればむべ山風を嵐と言ふらむ
文屋康秀
23② 月見ればちぢにものこそ悲しけれわが身ひとつの秋にはあらねど
大江千里
24① このたびはぬさも取りあへずたむけ山もみぢのにしき神のまにまに
菅家(菅原道真)
25① 名にし負はば逢坂山のさねかづら人に知られで来るよしもがな
三条右大臣(藤原定方)
26① 小倉山峰のもみぢ葉心あらば今ひとたびのみゆき待たなむ
貞信公(藤原忠平)
27③ みかの原わきて流るる泉川いつ見きとてか恋しかるらむ
中納言(藤原)兼輔
28① 山里は冬ぞ寂しさまさりける人目も草もかれぬと思へば
源宗干朝臣
29 心あてに折らばや折らむ初霜の置きまどはせる白菊の花
凡河内躬恒
30③ 有明のつれなく見えし別れより暁ばかりうきものはなし
壬生忠岑
31① 朝ぼらけ有明の月と見るまでに吉野の里に降れる白雪
坂上是則
32③ 山川に風のかけたるしがらみは流れもあへぬもみぢなりけり
春道列樹
33 ひさかたの光のどけき春の日にしづ心なく花の散るらむ
紀友則
34① たれをかも知る人にせむ高砂の松も昔の友ならなくに
藤原興風
35① 人はいさ心も知らずふる里は花ぞ昔の香に匂(にほ)ひける
紀貫之
36① 夏の夜はまだ宵ながら明けぬるを雲のいづこに月宿るらむ
清原深養父
37② 白露に風の吹きしく秋の野はつらぬきとめぬ玉ぞ散りける
文屋朝康
38② 忘らるる身をば思はずちかひてし人の命の惜しくもあるかな
右近
39③ 浅茅生の小野のしの原忍ぶれどあまりてなどか人の恋しき
参議(源)等
40 忍ぶれど色にいでにけりわが恋はものや恩ふと人の問ふまで
平兼盛
41① 恋すてふわが名はまだき立ちにけり人知れずこそ思ひそめしか
壬生忠見
42③ ちぎりきなかたみに袖をしぼりつつ末の松山波越さじとは
清原元輔
43① あひ見ての後の心にくらぶれば昔はものを思はざりけり
中納言(藤原)敦忠
44② あふことの絶えてしなくばなかなかに人をも身をも恨みざらまし
中納言(藤原)朝忠
45③ あはれとも言ふべき人は思ほえで身のいたづらになりぬべきかな
謙徳公(藤原伊尹)
46② ゆらのとを渡る舟人かぢを絶え行くへも知らぬ恋の道かな
曾禰好忠
47① 八重むぐら茂れるやどの寂しきに人こそ見えね秋は来にけり
恵慶法師
48① 風をいたみ岩打つ波のおのれのみくだけてものを思ふ頃かな
源重之
49 み垣もり衛士のたく火の夜はもえ昼は消えつつものをこそ思へ
大中臣能宣朝臣
50③ 君がため惜しからざりし命さへ長くもがなと思ひけるかな
藤原義孝
51① かくとだにえやはいぶきのさしも草さしも知らじなもゆる思ひを
　　　藤原実方朝臣
52③ 明けぬれば暮るるものとは知りながらなほ恨めしき朝ぼらけかな
　　藤原道信朝臣
53③ 歎きつつひとりぬる夜の明くるまはいかに久しきものとかは知る
　　右大将道綱母
54③ 忘れじの行く末まではかたければ今日を限りの命ともがな
儀同三司母 (藤原伊周の母高階成忠の娘貴子)
55② 滝の音は絶えて久しくなりぬれど名こそ流れてなほ聞こえけれ
大納言(藤原)公任
56③ あらざらむこの世のほかの思ひ出に今ひとたぴのあふこともがな
和泉式部
57② めぐりあひて見しやそれともわかぬまに雲隠れにし夜はの月かな
紫式部
58② ありま山ゐなの笹原風吹けばいでそよ人を忘れやはする
大弐三位
59③ やすらはで寝なましものをさ夜ふけてかたぶくまでの月を見しかな
赤染衛門
60③ 大江山いく野の道の遠ければまだふみも見ずあまの橋立
小式部内侍
61① いにしへの奈良の都の八重桜今日九重ににほひぬるかな
伊勢大輔
62③ 夜をこめてとりのそらねははかるともよに逢坂の関は許さじ
清少納言
63③ 今はただ思ひ絶えなむとばかりを人づてならで言ふよしもがな
左京大夫(藤原)道雅
64③ 朝ぼらけ宇治の川霧絶え絶えにあらはれわたる瀬々の網代木
中納言(藤原)定頼
65③ 恨みわびほさぬ袖だにあるものを恋にくちなむ名こそ惜しけれ
相模
66 もろともにあはれと思へ山桜花よりほかに知る人もなし
大僧正行尊
67① 春の夜の夢ばかりなる手枕にかひなく立たむ名こそ惜しけれ
周防内侍
68③ 心にもあらでうき世にながらへば恋しかるべき夜はの月かな
三条院
69 嵐吹くみむろの山のもみぢ葉は竜田の川のにしきなりけり
能因法師
70② 寂しさにやどを立ちいでてながむればいづくも同じ秋の夕暮
良暹法師
71 夕されば門田の稲葉おとづれてあしのまろ屋に秋風ぞ吹く
大納言(源)経信
72 音に聞くたかしの浜のあだ波はかけじや袖の濡れもこそすれ
祐子内親王家紀伊
73 高砂のをのへの桜咲きにけりと山のかすみ立たずもあらなむ
権中納言(大江)匡房
74③ うかりける人を初瀬の山おろし激しかれとは祈らぬものを
源俊頼朝臣
75③ ちぎりおきしさせもが露を命にてあはれ今年の秋もいぬめり
藤原基俊
76② わたの原漕ぎいでて見ればひさかたの雲居にまがふ沖つ白波
法性寺入道前関白太政大臣(藤原忠通)
77① 瀬を旱み岩にせかるる滝川のわれても末にあはむとぞ思ふ
崇徳院
78① 淡路島かよふ千鳥の鳴く声にいく夜寝覚めぬ須磨の関もり
源兼昌
79 秋風にたなびく雲の絶え間よりもれいづる月の影のさやけさ
左京大夫(藤原)顕輔
80 長からむ心も知らず黒髪の乱れて今朝(けさ)はものをこそ思へ
待賢門院堀川
81 ほととぎす鳴きつるかたをながむればただ有明の月ぞ残れる
後徳大寺左大臣(藤原実定)
82① 思ひわびさても命はあるものをうきにたへぬは涙なりけり
道因法師
83③ 世の中よ道こそなけれ思ひ入る山の奥にも鹿ぞ鳴くなる
皇太后宮大夫(藤原)俊成
84 長らへばまたこの頃やしのばれむうしと見し世ぞ今は恋しき
藤原清輔朝臣
85② 夜もすがらもの思ふ頃は明けやらでねやのひまさへつれなかりけり
俊恵法師
86② 歎けとて月やはものを思はするかこち顔なるわか涙かな
西行法師
87② むらさめの露もまだひぬまきの葉に霧たちのぼる秋の夕暮
寂蓮法師
88 なには江のあしのかり寝のひとよゆゑ身をつくしてや恋ひわたるべき
皇嘉門院別当
89 玉の緒よ絶えなば絶えね長らへば忍ぶることの弱りもぞする
式子内親王
90② 見せばやな雄島のあまの袖だにも濡れにぞ濡れし色は変らず
殷富門院大輔
91① きりぎりす鳴くや霜夜のさむしろにころもかた敷きひとりかも寝む
後京極摂政前太政大臣(藤原良経)
92② わが袖は潮ひに見えぬ沖の石の人こそ知らね乾(かわ)くまもなし
二条院讃岐
93① 世の中は常にもがもななぎさ漕ぐあまのを舟の綱手かなしも
鎌倉右大臣(源実朝)
94① み吉野の山の秋風さ夜ふけてふるさと寒くころも打つなり
参議(源)雅経
95② おほけなくうき世の民におほふかなわが立つそまに墨染の袖
前大僧正慈円
96① 花さそふ嵐の庭の雪ならでふりゆくものはわが身なりけり
入道前太政大臣(西園寺公経)
97 来ぬ人をまつほの浦の夕なぎにやくやもしほの身もこがれつつ
権中納言(藤原)定家
98③ 風そよぐならの小川の夕暮はみそぎぞ夏のしるしなりける
従二位(藤原)家隆
99③ 人も惜し人も恨めしあぢきなく世を思ふゆゑにもの思ふ身は
後鳥羽院
100③ ももしきや古き軒ばの忍ぶにもなほあまりある昔なりけり
順徳院

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