前武尊山・荒舐沢〜十二沢
- GPS
- --:--
- 距離
- 5.1km
- 登り
- 282m
- 下り
- 868m
コースタイム
過去天気図(気象庁) | 2021年02月の天気図 |
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アクセス |
利用交通機関:
自家用車
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
|
写真
感想
ここのところ息子をゲレンデに連れて行く機会が多かったのだが、あまり傍を離れるわけにはいかないので、自分が思うようには滑らせてもらえない。そうすると、これまで興味の無かったゲレンデに対する執着と「思いっきり滑ってみたい」という欲求が生まれ、次第に強くなっていった。そうだ、ゲレンデに行こう。昨シーズンからゲレンデスキーを始め、ゆくゆくは山スキーをしたいというマイ・クライミング・パートナー、NK氏を誘った。
午前中は適当にゲレンデを滑る。アルペンレーサー貸し切りの斜面以外はだいたい滑った。パークはレール系が多くて恐いので、ボックスとキッカーのみをちょろちょろと。借り物のデモ板に乗っていたが、開放地が低いままになっていて大きめにジャンプしたら着地で外れた。午後から崩れる予報なので、正午前にゲレンデトップから山へ入る。前武尊山頂手前でガイド?パーティがコンプレッションテストを教えていた。
NK氏は初めてのシール歩行と久しぶりの雪山歩きを楽しんでいるようだった。ヤマトタケルノミコトの眼前でモードチェンジ。尾根を伝ってコルまで下りて、そこから1本滑る。北東向きの斜面は雪がまだ生きていたが、NK氏は脚を取られて苦戦。最初はこんなものなのだろう。休み休み沢底まで滑ったが、荒舐沢がだんだん狭まってきたので少し登り返し、もう1本。
このまま下って林道まで行っても良いが、帰りの歩きが長くなるので、再度登り返して十二沢を林道まで。NK氏にとってはボブスレーも硬くてツラいようだった。ゲレンデまでは水平距離で数百メートルだったから、シール無し歩行とツボ足で戻った。レストハウスまで戻り、脚が限界をむかえたNK氏に荷物を託し、16時前までゲレンデを満喫。ここにきてようやく滑りに満足できた。
思えば会社員に戻ってから、人に教えたり、初心者を連れて行ったりというようなことをほとんどやってこなかった。限られた時間の中で、対等な立場でパーティを組めて、体力や技量が近い人としか山に行かなかった。ストレスなく自分たちの力を出し切れる、そういう山行にこそ価値があると思ったし、それによりいくつかの満足できる山行ができた。これからも基本的にはそうすると思う。しかし、いつか満足することがあって、かつその時にまだ雪があれば、またこういう山行をしてもいいかな、と思った。
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