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Yamareco

記録ID: 291127
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無雪期ピークハント/縦走
栗駒・早池峰

羽山〜羽黒山縦走【和賀の修験道の山々】

2013年04月30日(火) [日帰り]
 - 拍手
pomchan4 その他30人
体力度
2
日帰りが可能
GPS
04:44
距離
6.3km
登り
477m
下り
514m
歩くペース
標準
1.11.2
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

8:10 岩沢駅集合
8:50 山野草園駐車場
8:55〜9:05 登山口(鳥居前)
10:15〜10:25 羽山山頂
11:45〜12:10 P306(昼食)
12:30 P307(三角尾根につき道迷い注意!)
13:00 羽黒山山頂
13:30 旧和賀スキー場に下山
天候 雨〜晴れ
過去天気図(気象庁) 2013年04月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
JR北上線・岩沢駅からスタート可能。

自家用車なら、駅前にも数台なら駐車できます。
また、より登山口近くなら山野草園の駐車場を利用。

下山口は旧和賀スキー場です。
コース状況/
危険箇所等
全般的に踏み跡があり、土の道なので歩きやすいですが、ところどころ道が明瞭ではないところがあります。ピンクテープなどはほとんどないので、地図とコンパス必携です。
また、熊にも注意。

◎登山口〜羽山: 急登です。山頂直下、急傾斜に残雪あり、注意。

◎羽山〜羽黒山: 基本的に尾根を進みますが、痩せ尾根あり。
羽山山頂から下って標高480m付近、地図にない分岐あり(和賀川方面へ下る道)、そのまま尾根を進む。
P306は三角尾根になっていて、道なりに進んでいると、何となく左側の尾根に誘導されてしまう。ここは右側の尾根に向かう。
羽黒山の手前で鉄塔(高圧電線)をくぐる。

◎羽黒山〜旧和賀スキー場: 下りはじめてわりとすぐに鉄塔の下(高圧電線)をくぐります。ここで高圧電線と平行に下りるようだと、下りる尾根を間違えたことになるので注意。
JR北上線、岩沢駅前集合。駅舎内でカッパを着込みました。
2013年04月30日 07:55撮影 by  DMC-TZ7, Panasonic
4/30 7:55
JR北上線、岩沢駅前集合。駅舎内でカッパを着込みました。
下山口の旧和賀スキー場に車を置き、岩沢駅近くまで戻り、山野草園駐車場から高速道路をまたぐ陸橋を渡り、羽山登山口へ。
2013年04月30日 08:53撮影 by  DMC-TZ7, Panasonic
4/30 8:53
下山口の旧和賀スキー場に車を置き、岩沢駅近くまで戻り、山野草園駐車場から高速道路をまたぐ陸橋を渡り、羽山登山口へ。
この鳥居からスタートです。水路の下をくぐります。朝の雨も一応止み…。
2013年04月30日 08:56撮影 by  DMC-TZ7, Panasonic
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4/30 8:56
この鳥居からスタートです。水路の下をくぐります。朝の雨も一応止み…。
標識から尾根に取り付きます。
2013年04月30日 09:07撮影 by  DMC-TZ7, Panasonic
4/30 9:07
標識から尾根に取り付きます。
最初からかなりの急登!
2013年04月30日 09:23撮影 by  DMC-TZ7, Panasonic
4/30 9:23
最初からかなりの急登!
雪庇あとを乗り越えるところも。
2013年04月30日 09:29撮影 by  DMC-TZ7, Panasonic
4/30 9:29
雪庇あとを乗り越えるところも。
ちらほら見えていたイワウチワが、山頂が近づくにつれ、数を増していきます。
2013年04月30日 09:35撮影 by  DMC-TZ7, Panasonic
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4/30 9:35
ちらほら見えていたイワウチワが、山頂が近づくにつれ、数を増していきます。
急登をハーハー言いながらイワウチワの急斜面を登る…。
2013年04月30日 09:44撮影 by  DMC-TZ7, Panasonic
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4/30 9:44
急登をハーハー言いながらイワウチワの急斜面を登る…。
羽山の山頂到着!三角点が2つあります。手前が林野庁、奥が国土地理院の三角点だとのこと。
点名:葉山。三等三角点。
2013年04月30日 10:12撮影 by  DMC-TZ7, Panasonic
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4/30 10:12
羽山の山頂到着!三角点が2つあります。手前が林野庁、奥が国土地理院の三角点だとのこと。
点名:葉山。三等三角点。
山頂の祠はこんな感じ。羽山=湯殿山だとのこと。
2013年04月30日 10:16撮影 by  DMC-TZ7, Panasonic
4/30 10:16
山頂の祠はこんな感じ。羽山=湯殿山だとのこと。
山頂直下、残雪の急斜面です。
2013年04月30日 10:27撮影 by  DMC-TZ7, Panasonic
4/30 10:27
山頂直下、残雪の急斜面です。
2013年04月30日 10:37撮影 by  DMC-TZ7, Panasonic
4/30 10:37
雨に煙るブナ林。
2013年04月30日 10:48撮影 by  DMC-TZ7, Panasonic
4/30 10:48
雨に煙るブナ林。
向こうの斜面がオレンジ色…ブナの冬芽でしょうか。まもなく、芽吹きを迎えるのでしょう。
2013年04月30日 10:50撮影 by  DMC-TZ7, Panasonic
4/30 10:50
向こうの斜面がオレンジ色…ブナの冬芽でしょうか。まもなく、芽吹きを迎えるのでしょう。
晴れてきました!尾根をどんどん進む。かなりのアップダウンをくり返す尾根歩きを楽しみます。
2013年04月30日 11:25撮影 by  DMC-TZ7, Panasonic
4/30 11:25
晴れてきました!尾根をどんどん進む。かなりのアップダウンをくり返す尾根歩きを楽しみます。
今日、2つめのP307の三角点。ここで昼食。カッパの上衣を脱ぐ。
点名:寒台。四等三角点。
2013年04月30日 11:41撮影 by  DMC-TZ7, Panasonic
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4/30 11:41
今日、2つめのP307の三角点。ここで昼食。カッパの上衣を脱ぐ。
点名:寒台。四等三角点。
晴れてくると、気持ちいいですね!
2013年04月30日 12:11撮影 by  DMC-TZ7, Panasonic
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4/30 12:11
晴れてくると、気持ちいいですね!
羽黒山の手前で、高圧電線をくぐります。鉄塔は里山の良い目印ですが…新しい電子国土には表記がありません。
2013年04月30日 12:46撮影 by  DMC-TZ7, Panasonic
4/30 12:46
羽黒山の手前で、高圧電線をくぐります。鉄塔は里山の良い目印ですが…新しい電子国土には表記がありません。
鉄塔のために仮払いされている部分。
2013年04月30日 12:47撮影 by  DMC-TZ7, Panasonic
4/30 12:47
鉄塔のために仮払いされている部分。
尾根に立ち、右側奥に見える三角形の山は仙人山。
2013年04月30日 12:47撮影 by  DMC-TZ7, Panasonic
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4/30 12:47
尾根に立ち、右側奥に見える三角形の山は仙人山。
仮払いされた尾根には、シラネアオイが。今シーズン初の山での思わぬ出会いが嬉しい。
2013年04月30日 12:51撮影 by  DMC-TZ7, Panasonic
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4/30 12:51
仮払いされた尾根には、シラネアオイが。今シーズン初の山での思わぬ出会いが嬉しい。
道のど真ん中にこんもり!これはおそらく狸のトイレであろうとのこと。狸の溜め糞とか。
2013年04月30日 12:54撮影 by  DMC-TZ7, Panasonic
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4/30 12:54
道のど真ん中にこんもり!これはおそらく狸のトイレであろうとのこと。狸の溜め糞とか。
羽黒山に着きました。小さな石の祠の前にカタクリが咲いていて、ここからの絶妙なショットを狙う人も。
2013年04月30日 12:55撮影 by  DMC-TZ7, Panasonic
4/30 12:55
羽黒山に着きました。小さな石の祠の前にカタクリが咲いていて、ここからの絶妙なショットを狙う人も。
今日3つ目の三角点。
点名:羽黒山。三等三角点。
ここで記念写真を撮り、後は下るだけ!パラパラくるので、カッパの上衣を着る。
2013年04月30日 12:59撮影 by  DMC-TZ7, Panasonic
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4/30 12:59
今日3つ目の三角点。
点名:羽黒山。三等三角点。
ここで記念写真を撮り、後は下るだけ!パラパラくるので、カッパの上衣を着る。
羽黒山から旧和賀スキー場へ下山。
2013年04月30日 13:04撮影 by  DMC-TZ7, Panasonic
4/30 13:04
羽黒山から旧和賀スキー場へ下山。
もう一度鉄塔(高圧電線)をくぐるのがミソ。高圧電線と平行になると、下りる尾根を間違えたことになるので注意。
2013年04月30日 13:06撮影 by  DMC-TZ7, Panasonic
4/30 13:06
もう一度鉄塔(高圧電線)をくぐるのがミソ。高圧電線と平行になると、下りる尾根を間違えたことになるので注意。
2013年04月30日 13:07撮影 by  DMC-TZ7, Panasonic
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4/30 13:07
スキー場が見えてきました。
2013年04月30日 13:10撮影 by  DMC-TZ7, Panasonic
4/30 13:10
スキー場が見えてきました。
カタクリがお出迎え!
2013年04月30日 13:11撮影 by  DMC-TZ7, Panasonic
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4/30 13:11
カタクリがお出迎え!
2013年04月30日 13:13撮影 by  DMC-TZ7, Panasonic
4/30 13:13
2013年04月30日 13:18撮影 by  DMC-TZ7, Panasonic
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4/30 13:18
旧和賀スキー場に下りました。現在は夏の間、マレットゴルフ場などになっているようです。
2013年04月30日 13:24撮影 by  DMC-TZ7, Panasonic
4/30 13:24
旧和賀スキー場に下りました。現在は夏の間、マレットゴルフ場などになっているようです。
休憩後、多門院伊澤家へ。山岳信仰の一端に触れる。敷地の左側には久那斗神社の里宮があります。
2013年04月30日 14:23撮影 by  DMC-TZ7, Panasonic
4/30 14:23
休憩後、多門院伊澤家へ。山岳信仰の一端に触れる。敷地の左側には久那斗神社の里宮があります。
平泉の金の道だった秀衡街道。羽山のほぼ真北、和賀川の向こうに月山があります。
2013年04月30日 14:26撮影 by  DMC-TZ7, Panasonic
4/30 14:26
平泉の金の道だった秀衡街道。羽山のほぼ真北、和賀川の向こうに月山があります。
伊澤家から羽山を望む。羽黒山は画面をはみ出した左側に。時間にして4時間30分と短い間ながら、いやー、良く歩いた満足感のある縦走路でした。
2013年04月30日 14:31撮影 by  DMC-TZ7, Panasonic
4/30 14:31
伊澤家から羽山を望む。羽黒山は画面をはみ出した左側に。時間にして4時間30分と短い間ながら、いやー、良く歩いた満足感のある縦走路でした。
2013年04月30日 14:47撮影 by  DMC-TZ7, Panasonic
4/30 14:47
久那斗神社の里宮は秋田側にもあるそうです。
2013年04月30日 14:48撮影 by  DMC-TZ7, Panasonic
4/30 14:48
久那斗神社の里宮は秋田側にもあるそうです。
伊澤家からの帰途、14:50通過の電車を見送る。
2013年04月30日 14:52撮影 by  DMC-TZ7, Panasonic
4/30 14:52
伊澤家からの帰途、14:50通過の電車を見送る。
本に著者からサインをいただきました(嬉
2013年04月30日 16:18撮影 by  DMC-TZ7, Panasonic
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4/30 16:18
本に著者からサインをいただきました(嬉

感想

地元スポーツ店(全国チェーン)主催の「岩手の山150」の著者とめぐる山第2弾に参加してきました。今回は、かつての修験道の山を縦走するという、山の文化を感じながらの山行です。

未明からのザンザン振りの雨、中止の連絡がないのはおかしい…と思いながらも雨の中、集合場所へと車を走らせます。到着してもやっぱり雨…でも、人が集まっています。「雨だから中止ですよね?」と問う私に「何を行っているんですが、雨ごときでは中止にしません。」という店長。雷でも鳴らない限り決行とのこと。普段は雨天中止の山行ばかりなので、恐れ入りました(…って、申込者は欠席なくみんな集まってきているし!)。
今回は参加者25名+著者+ガイド3名(著者と同じ山岳会の方かな?)+店舗スタッフ2名の計31名の大所帯でしたが、終始足並みが乱れることなく、パーティ行動となりました。

羽山は地元の方自慢のイワウチワの山だそうです。山頂まで1時間ちょっとの急登の連続、ゆっくり観賞する心のゆとりもありませんでしたが…。雨あり、花あり、急登あり、急下降あり、残雪あり、痩せ尾根あり、道迷いしそうな箇所あり、の、なかなか楽しい山行でした。
著者が話してくれる、ルートファインディングのポイントなど、今回もとっても為になりました。
また、下山後の多門院での修験道の修行の山としての羽山(湯殿山)・羽黒山・月山、金と馬と剣の技術があったゆえの、アテルイと中央との戦い、それに続く藤原氏、田村麻呂が征服した地(山)に神社を置いていったこと等を伺い、味わいを深くしました。

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