室生古道と室生地すべり地―高井〜仏隆寺〜室生寺〜室生口大野
- GPS
- 05:00
- 距離
- 14.3km
- 登り
- 667m
- 下り
- 765m
コースタイム
仏隆寺09:00/09:25
車道と合流09:45
腰折地蔵10:30
西光寺10:40
むろう地すべり見楽館11:00/11:30
室生寺11:45/13:50
大野寺15:25/15:45
室生口大野駅15:55
天候 | 晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
榛原08:08 榛原駅08:09(奈良バス) 高井08:20 |
コース状況/ 危険箇所等 |
室生寺〜大野寺間の東海自然歩道はスニーカーだと歩きにくい個所あり。 |
写真
感想
前日に桜井泊。
室生寺には3回目になるので、今回は趣向を変えて「室生古道」を歩くことにした。
近鉄大阪線の榛原駅から曾根村役場行きのバスに乗る。
10分ほどで「高井」バス停着。
ここでハイキング姿の人がそこそこ下りたのだが、仏隆寺方面には来なかったので、
他にハイキングコースがあるらしい。
仏隆寺までは全く古道らしからぬ車道。
ただ、水田の中、蛙の声を聞きながら歩く道は気分がいい。
仏隆寺からやっと旧道に入り山道らしくなる。ここを「林道カトラ線」というらしい。
が、20分も進むとまた車道にでてしまう。
新道から取り残されたごく一部が登山道として残っているようだ。
ほとんど車も通らないのにきれいに舗装された道を下っていくと、「腰折地蔵」に着く。
ここから見下ろす室生の里の風景はかなりいい。
今まで2回室生寺には来ていたが、こんなにいい風景があることは知らなかった。
どことなく奥武蔵の顔振峠付近の風景(風影・八徳など)に似ていて、
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-176087.html
多分そこと同じく「地すべり地形」だろうなと思っていたら、
果たして「むろう地すべり見楽館」という施設があってここも地すべり地形だと判明。
(普通に「見学館」でいいと思うのだが。こういう当て字はあんまり好きじゃない。)
地すべり地は急峻な山岳地の中に緩やかな地形が生まれ、しかも不透水層によって
水田もできるので集落が発達するのだが、反面地すべり災害も発生する場所である。
そういうことを分かりやすく説明した資料館である。
地すべり体験施設なんてものもあってけっこう面白い。
こんな施設とともにこの「室生地すべり地」は地下水を抜く施設などかなり大規模に
地すべり災害対策が施されている。
これは、下に国宝を沢山擁する室生寺があるからだろう。
室生の里から室生寺に到着すると、バスで室生寺に来た時とは気分が違う。
今回は五重塔の奥の奥の院まで上がった。
ここの階段もけっこう急だが、今回はハイキングの延長なので大したことはない。
ちょうどシャクナゲの季節で境内は大賑わいだった。
帰りは、今度は「東海自然歩道」に指定されている道を室生口大野駅まで歩く。
メインのバス通りからまた地すべり地へ上がっていくと、境内の賑わいをよそに
静かな田園風景が続く。
そして獣害対策のゲートをくぐるといよいよ古道の始まりである。
今回は石畳のいかにも古道といった雰囲気の道が続くが、門森峠を越えてしばらく
すると、石畳も途切れ、石のごろごろした山道になる。
この辺りはスニーカーだとちょっと歩きにくい。
車道に合流し、大野寺に向かうと、川の向こうに大野磨崖仏がある。かなり大きい。
ここも前はバスで通り過ぎてしまったところだ。
思ったよりも車道の多い「古道」だったが、あの室生の里の風景は一見の価値ありだ。
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