伊吹山 行導岩から稜線へ
- GPS
- 06:20
- 距離
- 9.8km
- 登り
- 1,188m
- 下り
- 1,172m
コースタイム
- 山行
- 5:32
- 休憩
- 0:46
- 合計
- 6:18
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
ここ数日の天気で雪は一気になくなってきている。 それでも三合目から上はまだ雪山を楽しめる。 六合目の避難小屋からは直登ルートも選択できた。 ただし雪はすっかり緩くなっているので踏み抜きには注意。 |
写真
装備
個人装備 |
救急薬品
非常食
携帯電話
ストック
手袋
マグカップ
タオル
財布
水
カメラ
エマージェンシーシート
アイゼン
ワカン
ネックウォーマー
ヘッドランプ
予備電池
|
---|
感想
数日前には冷え込んで降雪もあり、大津から眺める伊吹山が銀色に輝いていた。
それがこの二日間であり得ないほど気温が上がり、季節が一気に変わった様子。
雪が消える前に歩いておこう。
幸い天気は晴れの予報。 ただし気温は20℃近くまで上がるとのこと。
久しぶりに高橋さんのパーキングにお世話になった。
奥さんに山の様子を聞きながら準備を済ませる。
2度雪崩が起こったとのことで、もう雪庇はないだろうし、雪の緩さに注意しながら歩けそうだ。
一合目でハードシェルを脱ぎ、三合目で栄養補給、4合目でアイゼン装着。
こまめに小休止しながらのんびり登る。
六合目の避難小屋を過ぎると、山肌がやっと雪で覆われてくれた。
夏道が少し判別できるが、トレースは直登している。
それを辿ろうとしてふと目が左に向いた。
ノートレースの斜面が西の尾根まで広がっている。
上に目を向けると、祠のある行導岩が見える。
夏道からは遠く眺めるだけの対象だ。
今日は行けそうだとルートを決めて登りだした。
傾斜はそれほどでもなく、踏み抜きに苦労しながらも順調に進み、岩の下部にたどり着いた。
5mほどの岩をよじ登って祠を目の前にする。
金属の外版に覆われて中は覗けないが、今日の条件でここまで来られたことに満足して稜線を目指す。
勾配が一気にきつくなり、雪の壁のようだ。
足元で崩れた雪がミニ雪崩になる。
ストックをピッケルに持ち替えようかと思ったが、弛んだ雪に打ち込んでも効きそうにないのでダブルストックのまま登る。
膝で雪を押し固めながら体を持ち上げる。
思いがけないラッセル三昧♪
大汗をかいて稜線に出ても冷たい北風はなく、袖をまくったシャツ姿で山頂に立った。
まだまだ冬の北の山並みを眺めながら食事休憩。
三角点に立ち寄って下山にかかる。
上部の急傾斜、久しぶりの雪の伊吹の下りに感覚が戻らずにちょっと緊張する。
足元の雪の緩さもあり、なかなか勢いがつかない。
怖がって腰が引けるほど滑落の危険が増す。
踏み出す足の角度や踏み込む強さの感覚が戻れば下るペースは上がる。
下から登ってくる人がいるので、雪を上から崩すことはできない。
少しトラバースして数m間隔をあけて下る。
一歩一歩跳ねるような感覚で足を滑らせながら重力に任せてどんどん下る。
六合目の避難小屋までは20分ほどで駆け降りた。
普段なら長く感じる下りが雪の伊吹の一番の楽しみだ。
山に登る人はそれぞれ自分の目的があるだろうが、自分にとってなにが満足の分岐点なんだろうと下る道々で考えていた。
天気が良くても悪くても、途中で引き返しても、毎回喜んでいるのは、つまりスタートした時点で満足しているんじゃないか。
準備して移動して到着してスタートできた。
あとはいいものを見つけて楽しいことを思いついて、積み上げていくだけなのでマイナスの要因はない。
今日は59回目のバースデイ。
伊吹山でいい一日を過ごすことができてよかった。
お誕生日おめでとうございます
濃紺の空と白い雪壁が綺麗ですね
スタート地点から喜びが込み上げるから満足度100%で始まり終われる
自らに置き換えると自宅を出た時から、もう始まっている
birthdayって特別
登山出来るって素晴らしいですね
merさん、こんにちは
トレースは土の色がついていましたが、今日の斜面は「白銀」が残っていました
私の場合、自宅を出てから忘れ物を取りに帰ることがあまりにも多いので、やっぱり現地到着までは安心できないです
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