揃えたギアは使わなくちゃ！「八ヶ岳：天狗岳」

2021年03月14日(日) 〜 2021年03月15日(月)

コースタイム

【3月14日・日】
渋の湯9:15→11:40高見石12:00→中山峠→14;:25黒百合ヒュッテ

【3月15日・月】
黒百合ヒュッテ7:20→中山峠→8:36東天狗→8:59西天狗→（西尾根）→10:28唐沢鉱泉分岐→11:00唐沢鉱泉11:30→12:20渋の湯

天候

両日共に晴れ
　標高2000m付近：14日（−3.5℃〜−1.7℃、北西18m〜11m）
　　　　　　　　　15日（−2℃〜1℃、北西11m〜4m）　

アクセス

利用交通機関：

自家用車

◆駐車場：渋の湯（1日1000円）
　　　　　

コース状況／危険箇所等

・14日：風が強いので、「渋の湯〜賽の河原〜高見石〜中山峠〜黒百合ヒュッテ」の」ルート取り。よく歩かれているし、ほとんどが樹林帯の通過なので、問題なし。良く踏まれたトレースあり。
・15日：風が収まっていくので、「頃百合ヒュッテ〜両天狗岳〜西尾根〜唐沢鉱泉〜渋の湯」のルートで下山。こちらも良く歩かれているし稜線を外さなければ問題なし。

その他周辺情報

・黒百合ﾋｭｯﾃ　冬季料金含む夕食のみ１泊　＠8200円
　　２食付き泊の場合：ﾓﾝﾍﾞﾙ、石井ｽﾎﾟｰﾂ、日本山岳会の会員証呈示で、＠600円相当の飲み物のｻｰﾋﾞｽあり。
・「尖石温泉　縄文の湯」0266-71-6080　9:00~21:00　＠600円

写真

3/14 9:14

【3月14日】
渋の湯からこの橋を渡ってスタート。のんびりゆっくりを心がけて歩きます。

3/14 9:21

お顔を見せてね！
H氏〜Mさん〜Kさん。

3/14 9:46

これからだんだん晴れてくる予報です。

3/14 9:47

葉を丸めてすぼめるようにして、寒さに耐えるシャクナゲ。

3/14 10:46

賽の河原。青空が見え始めました。

3/14 10:48

登って来る仲間達と、背後に中央アルプス

3/14 11:31

ド根性アカマツ。タコみたいだね！

3/14 11:40

高見石小屋に到着。
裏の高見石にも登って行きましょう。

3/14 11:44

高見石から〜〜浅間山。

3/14 11:44

白駒池。完全凍結して向こう岸まで渡れますよ。

3/14 11:44

たおやかな八ヶ岳北部の山々。

3/14 13:27

さて、先に参りますか・・・。枝先に着いた霧氷が綺麗です。

3/14 13:41

中山のピークは樹林帯の中。でも、少し先に行くと・・・→

3/14 13:43

・・・→展望が開けます。
明日登る東天狗岳（左）と西天狗岳(右）の後ろは、硫黄岳の爆裂火口。地層の縞模様が美しい。

3/14 13:44

青地に橙色の縦ストライプ・・・長野県警のヘリです。天狗岳手前でホバーリング。後で小屋で聞いたら怪我人を搬出したそうです。気を付けねば！

3/14 13:55

アナと雪の女王の世界かな？

3/14 14:07

両天狗をもう一度見て・・・→

3/14 14:14

中山峠に下りました。

3/14 14:23

中山峠から5分ほどで、今日のお宿の黒百合ヒュッテ到着。

3/15 7:17

【3月15日】
朝7時20分、出発。小屋の玄関に掛けてある気温計。
−7℃です。

3/15 8:17

今回の目的の山：天狗岳。まず東天狗へ。
見えているのは手前の岩峰。

3/15 8:17

お隣の西天狗岳。

3/15 8:23

東天狗岳手前の岩峰が近づいてきました。威圧的ですね！　あの間を通り抜けると・・・→

3/15 8:30

・・・→山頂が見えてきます。
山頂の岩が、天狗の団扇に見えなくもない！？

3/15 8:31

登って来るKさんとH氏。皆、何度目かの天狗岳。
私も、4〜5回登ってます。

左が、初めてのMさん。しっかりした足取りです。

3/15 8:37

硫黄岳へ続く稜線です。

3/15 8:38

根石岳。

3/15 8:41

さあ、お隣の西天狗へ。
岩と雪のミックス帯の急下降。アイゼンを効かせ、ピッケルでバランスをとりながら下るトレーニングが出来ます。

ほどなく、西天狗の山頂です。

3/15 9:10

先ほど居た東天狗岳。

3/15 9:11

御嶽山。どっしりとした重量級の独立峰。昔、冬に登った時は、山頂鳥居の一番上だけが雪の上に出ていました。お花の季節に再登したいですね。

3/15 9:12

根石岳（中央手前）の右鞍部に根石岳山荘。背後は硫黄岳。

3/15 9:14

西天狗から伸びる天狗岳西尾根。これから、ここを下ります。

3/15 9:39

西尾根の第2展望台。
最奥の左の尖った山が八ヶ岳最高峰の赤岳。右へ、中岳〜阿弥陀岳。冬の縦走は結構ハード！

3/15 9:42

西天狗岳を振り返ります。ここから見ると立派！

3/15 10:06

北八ヶ岳方面。

3/15 10:06

更に下って第一展望台。

3/15 10:08

ここからは南アルプスの展望。しかし雲の中。

3/15 10:08

休んでいる内に・・・→

3/15 10:09

・・・→雲が消え始め・・・甲斐駒が岳（左）と、仙丈ケ岳（右）が見えました。気持ちいい〜！

3/15 10:28

唐沢鉱泉へ下ります。

3/15 11:00

唐沢鉱泉。冬季休業。

3/15 11:10

玄関先をお借りして長~い休憩。日向ぼっこ！

3/15 12:18

唐沢鉱泉から一尾根越えて渋の湯まで、あと50分のアルバイト。温泉が待ってるよ、頑張ろう。

3/15 14:32

帰路の中央道はス〜イ、スイ。
富士山を真正面に捉えてのドライブ。

撮影機器：

Xperia Z5 Compact SO-02H docomo SONY

FinePix XP70 富士フイルム

感想

mizuki

・山友のMさんが、昨年本格的な雪山登山のデビューをした。
　北八ヶ岳の「渋の湯〜黒百合ヒュッテ~中山峠〜麦草峠〜北横岳」を歩いて、アイゼン歩行に慣れてもらった。でも、ピッケルは殆ど必要のないルート。
・今冬は少しステップアップして、森林限界を超えた岩礫と雪のミックスした稜線を歩いて、アイゼンとピッケルの使用に慣れてもらうのが目的。
・八ヶ岳は初心者が段階を踏んでスキルアップするのに適した山域だ。北ほど易しく、南へ行くほど難しくなる。
・今回のエリアは、正にその中間。

・最初は「夏沢鉱泉〜硫黄岳〜根石岳山荘(泊）〜両天狗岳〜唐沢鉱泉〜渋の湯」の予定だったが、13日の大雨のため1日ずらした。
・根石岳山荘は、冬は金曜夜と土曜夜しか営業しないので、急遽、黒百合ヒュッテに予約を取り、コースも一部変更。
・結果、岩礫の稜線歩きのセクションが短くなってしまったが、両天狗への登下降で、目的は十分達成できたと思う。

・これからの人達がスキルアップしていくのを見るのは、本当に嬉しい。
・今度は、南八ヶ岳：主峰の赤岳を周回するルートが待ってるよ！