鍋森・離森山

2021年03月11日(木) [日帰り]

• GPS: 03:36
• 距離: 6.4km
• 登り: 679m
• 下り: 111m

コースタイム

日帰り

• 山行: 4:51
• 休憩: 0:41
• 合計: 5:32

5:58 スタート地点
8:38 8:52 鍋森
9:20 9:43 離森山
10:10 10:12 鍋森
10:46 10:48 北沢山
11:30 ゴール地点

・ログは登りのみ記録（往復で約13km）

天候

晴れ

アクセス

利用交通機関：

自家用車

月山第一トンネル出口南側出口P

コース状況／危険箇所等

稜線に上がればなだらか。一部ガリガリの斜面のトラバースもあり。

写真

月山第一トンネルの南側の出口にある駐車スペース

駐車スペースは結構広い

見上げると飛行機雲だけ朝日を浴びてオレンジ色

駐車スペースから雪壁を越えて白土谷沢に沿って上流へ。一部沢が口を開けているが上流は全てスノーブリッジ。

白土谷沢支流の一本松沢とネヅ倉沢との間の尾根に取付く

振り返るとトンネル出口の建物が見える

一本松沢を挟んで対岸の尾根、こちらも離森山へのルートになっている。

ようやく朝日が尾根に当たってくる

気温低めで残雪は良く締まっている。その上にうっすら積もったパウダーがシュカブラに。

一本松沢の源頭部の峰

標高1100m付近までくるとなだらかな稜線歩きに。振り返れば月山が。

1195m峰方向。登りは沢を横断して北沢山（1162.6m）をショートカットで1195m峰へ。

1195m峰付近より月山を振り返る

稜線遥か北方に位置する三足一分山。

1195m峰を越えると鍋森（左）が近づいてくる。それにしても、丘のようになだらかな稜線だ。（元サイズ）

鍋森への登り。ガリガリ斜面だがそれほど傾斜はないので怖くない。クレバスには注意。

眺望の良い鍋森の山頂

左は無名峰(1250m)、右に離森山(1302m)

離森山から北方に連なるなだらかな稜線（元サイズ）

振り返る月山

湯殿山拡大

姥ヶ岳、月山拡大

鍋森から望む赤見堂岳（やや左の三角峰）〜朝日連峰パノラマ（元サイズ）

無名峰(1250m)を通過して振り返る

離森山直下の登り

傾斜はこの程度、赤見堂岳が見守ってくれる

離森山到着、以下離森山からの展望

離森山から月山方面パノラマ（元サイズ）

赤見堂岳方面

小朝日岳（左）〜以東岳（中央）〜芝倉山（右）パノラマ、その手前の稜線は焼休山（元サイズ）

小朝日岳（左）〜寒江山（右）パノラマ（元サイズ）

以東岳（左）〜茶畑山・化穴山（右）パノラマ（元サイズ）

八久和ダム方面パノラマ（元サイズ）

ピアミダルな高安山（左）

八久和ダム、凍結している

1250m峰から連なる北方稜線（元サイズ）

霞んだ雲から頭を出す鳥海山

眺望を満喫しながら小休憩。

下山は北沢山を経由して降りる。下山後、もう一山。目に焼き付いて気になっていた湯殿山へ(^^;)

装備

個人装備

スノーシュー

感想

noraneko964

月山が朝日連峰方面へ裾野を広げた台地状地形に鍋森と離森山がある。メジャーな山からは離れ静かで雄大な展望が楽しめる残雪期限定のエリアとして密かな人気があるようだ。飯豊連峰や越後の山では見かけることのないなだらかな地形は歩くのが楽しそうだ。

スタートは月山第一トンネルの南側出口の駐車スペース。沢沿いをトラバースして中間尾根に取付く。尾根上は良く締まった残雪にパウダースノーが少々積もった程度。気温は低めで所々にきれいなシュカブラが見られる。ガリガリの斜面もスノーシューの爪が良く効き気持ちよく登れる。

一つ丘を越えると次の丘が現れワクワク感が楽しい。振り返れば霊峰、月山が背中を押してくれる。これぞ理想的な残雪期の薮山歩き。スムーズに距離を稼ぎ遠くにみえていた鍋森へ来れば離森山が指呼の距離で招いている。南方には丸みを帯びたピラミダルな赤見堂岳が威風堂々と聳える。眩しいほど白い雪原を黙々と歩き、シュカブラの美しい最後の斜面を上がれば辺境感ただよう離森山だ。

東西に広くて丸い山頂からは八久和ダムが意外と近く、険悪で名高い八久和川の対岸上流方向に高安山、茶畑山、以東岳さらに大朝日岳まで望まれる。もちろん雄大な月山や鳥海山もアクセントを添え静かで奥深い眺望の楽しめる素晴らしいロケーションだ。