四ッ岳 トレと思えばよし
- GPS
- 11:28
- 距離
- 11.6km
- 登り
- 1,403m
- 下り
- 1,405m
コースタイム
天候 | 晴れ〜曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
【駐車場〜大滝川渡渉点】 ・最初の急登は、カチカチでスキーを担ぎブーツで蹴り込む。 ・渡渉点のSBしっかりしていた。 【大滝川渡渉点〜撤退点(P2490)】 ・1841ポコ付近でまこっちゃんのビンのバックル破損。応急処置で修繕。 ・2000付近でまこっちゃんのウィペットのバスケットから下部紛失。 ・尾根を2370まで進んで失敗。通常ルートへの復帰トラバースに緊張。 ・2360付近でまこっちゃんの残り1本のウィペットのバスケットから下部紛失。 【滑走】 ・2050まで重くないもっさり雪で快適シュプール。 ・1930まで生コン雪で試練。 ・1930から登行ルートへのトラバースはスキーなら問題無いが、ボードには苦行。 ・最後の急斜面は雪が緩み難無くクリア。 |
写真
感想
今日もまこっちゃんと平湯キャンプ場駐車場で4時待ち合わせ。一年ぶりの四ッ岳へ。準備を整えて久しぶりのヘッデンスタート。
最初の急登で早速スキーを担ぐ。アイゼン無しで登ったが、思いのほか雪面は硬かった。アイゼンを付けたまこっちゃんはサクサク登って行く。
大滝川の渡渉点へ下降すると、しっかりしたSBがありスキーのまま渡る。渡ったら一旦スキーを担ぎ台地へ乗り上げる。
1841ポコ手前で休憩していると樹間から太陽おはようSUN。
出発しようとしたらトラブル発生。まこっちゃんのビンディングがアンクルストラップからバックルが取れてしまった。何とか対処できたので行けそうだ。撤退も頭によぎった。
1841ポコを回り込み尾根に取付くと薄っすらとトレースが出てきた。帰宅後に確認したら3月15日のgraveltrekさんPTのものだったと思う。
今までのまこっちゃんとの山行では常に自分が前を歩いていたが、今日は時々前を歩いてもらい後ろから観察。急斜面でジグる時等、斜登行になるとソフトブーツだからスプリットのエッジの角立てが上手くいかないらしく、谷側がズリっとなってしまうようでよく転ぶ。それでも今回は我慢してスプリットで歩いてもらった。まぁ慣れるしかないので。。。今日はトレーニングとしよう。
2000付近でまこっちゃんのウィペットのバスケットと石突きが紛失した。少し下り探すが見つからず、諦めて進む。
2300辺りから陽の当たる斜面は生コン雪になりつつありシールに団子が出来る。2340で槍穂の絶景が見える特等席で大休止。この特等席にいるって事は、昨年同様に登り過ぎているって事だ。
ここまで行動予定時間を大きく超過している。このペースだとピークは無理かもって事で13時を限度に撤退する事で進む。今日は遠足とトレーニングと割り切ろう。
エネ補給をしたらシールにワックスを塗り団子対策をして進む。案の定、山頂へ向かうには段差を下り、急斜面をトラバースして若干高度を下げ、尾根をかわさなければならない。この斜面のトラバースがガリの上に結合の悪い雪がのっていて緊張のしっぱなし。クトーを付ければよかった。まこっちゃんは段差の手前でもう1本のウィペットのバスケットから下部を紛失してしまいアイゼン&ピッケルへ換装する。
ルートミスにより余計なアルバイトで時間を大きくロス。
気を取り直し山頂へ向かい進んで行くが、ツボのまこっちゃんは腰下までゴボっていて進めないので、2340で写真をパシャパシャしながら待ってるとの事。
ならば自分もあと30分、150m登って降りてくる事とした。ジグりながら高度を上げて行きP2490の岩と灌木のある所で登行終了。シェルを着込みシールを剥がしているとまこっちゃが登ってくるのが見えた。スプリットに換装し登ってきたようだ。それならば四ッ岳のピークを目指そうかとも思ったが、一度オフにしたモチは戻らずここから滑る事とした。エネ補給をして写真をパシャパシャしたら帰ろう。
2350まではまずまずの雪でご機嫌にシュプールを刻める。斜度が緩い所の一部はストップスノーになるが2150までは快適もっさりでスキーが良く走る。その先は左の沢に入らず右に行ってみると快適もっさりは2050まで続いた。その後は不快な生コン雪となり、狭い沢の中でジャンプターンを連発するが2度もコケた。1930まで滑り作戦会議。大滝川との出合まで滑走して大滝川沿いを滑り登り返すか、ここからトラバースをかけて登行ルート方面に戻るか。。。後者としたが、このトラバースがボードでは大変だった。登行ルート方面まで沢を数回トラバースする。スキーでは高度を下げずに難無く行けるが、ボードだと高度が下がり過ぎてしまい上手くポイントに取りつけない。又、下げ過ぎた場合の若干の登りや水平移動はボードを履いたままでは大変な苦労となってしまった。すまん。。。
1880くらいで最後の沢をやりすごして1760ポコをまこっちゃんは左から自分は沢方面の地形を確認したいので右から行く。大滝川出合から滑走してきた場合の登り返しは30〜40mほどだが、結構な急斜面で腐れ雪をツボで登るのは大変そうだと思った。
大滝川渡渉点まで降りてシールを貼ってSBを渡ると後続が渡渉点に降りてきた。なんとまこっちゃんが紛失したウィペットの下部(1本)を拾って回収して来てくれていた。ありがとうございました。
右手崩落地の下にトラバースラインがあったので利用して台地へ乗り上げシールを剥がす。最後の急斜面も雪は緩み無事クリアして駐車場まで一気に滑り込んでゴール。
今回はスキーとボード(スプリット)の登行、滑走時のトラバース等での違いが明確になった。登行、滑走時のルート取りは単独行とは異なるので今後は考慮して計画、行動しなければならない。又、スキーの登行、滑走モードの変更よりもスプリットのモード変更の方が多く時間を要する事も考慮する必要がある。
ピークには届かなかったが、まこっちゃん曰く「今日は充実感たっぷり」との事。
お互い多くの課題を見つけたので今後に生かして行こう。
毎度、四ッ岳は学ばせてくれる。
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