大日平
- GPS
- 08:59
- 距離
- 14.8km
- 登り
- 1,483m
- 下り
- 1,504m
コースタイム
7:40称名平駐車場-7:50登山口-13:20c2170-15:50駐車場
天候 | 晴天 徐々に雲が増えて、霞がかかってきたが、晴れ。 夕方近くは太陽が隠れるか隠れないかくらい |
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過去天気図(気象庁) | 2013年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
モノレールの跡が夏道と並行してくる当たり=称名滝からの斜面の最上部の部分は全般的に雪がついており、硬い。 牛の首からは雪の上を歩いたりすることも多くなり、大日平に登り切ってしまえばあとは完全に雪。 アイゼンがなくても行けるとは思うが、アイゼンをつけたほうがサクサク行けて良いと思う。 来週以降は雪の上を進むには雪がなく 夏道をいくには雪がある、 と言った状態で、一番いやらしい時期に突入しそうな気がした。 |
写真
感想
そろそろ、雪崩の危険性もなくなってきただろうし、雪もだんだん少なくなってきたように見えるので、いっぺん行っておこうかなということで立山へ。
本当は、室堂に行ってスキーを滑ろうかと考えていたのだけれども、お金を払ってまでいくところかしらん?と誤った考えに陥り、ならば、大日岳から登り、グルっと回って室堂を通るか、最悪、称名川渡渉すれば、帰りはケーブルカーとかで帰れるんじゃね?と思って称名滝のところから入山することに。
シートラしていくが、最初の夏道からスキーが引っかかりまくる。そもそも、下界でもう真夏日だ何だと言っているような時期にスキーを持っていくこと自体が間違っているのかしらん。
汗を書きながら登って行くと、雪渓現る。ちょっと固いがそのまま登れる。角張った石がそこら中に落ちていたり、溜まり方から見ても、上の方からなだれてきて溜まったデブリなんだろうこれは。
それを登り切るとジグを切りつつ登りながらトラバースして夏道は付いている。上りに入ったなと思うと横にはズッタズタに壊れたモノレール跡。県と業者が一悶着くらいこれに関してあったとか無いとか。そういうのを横目に見たり、乗り越えたりしながら登っていく。ここは、雪が固く、夏道も崩壊しかけており、結構怖い。結局登り切る前にアイゼンを履いて登っていく。アイゼンがなくてもいけないことはないが、ステップを硬い雪面に切り込んでいくくらいならば、アイゼンでカシカシ登ったほうが早い。
登り切ると、牛ノ首。すぐ左側に沢が流れていることに驚き。こんなところにも沢があったんだ。調べてみるとザクロ谷。雑穀谷となって称名川に流れ込んでいるらしい。なるほどこれか。結局登ってみないと色々な地形ってわからないよね。
そのあとは、細い尾根上の夏道を行ったり、雪がベッタリとついた斜面をトラバースしたりしながら登っていく。先行者のトレースがあるのでそれをついていく。結構急なトラバースもあって、登山靴で来ていたおじいさんは引き返していた。アイゼンがあれば楽勝。団子になるのが注意くらい。
そして大日平。まだこんなに雪が残っていたのかと、感動するレベル。下界から見ると大分雪が溶けたと思っていたが、まだこんなに残っているのか。GW,アルペンルート開業直後とかどれだけ残っているんだろう。鍬崎山、薬師岳、浄土山、立山、そして大日岳、そこに広がる弥陀ヶ原、大日平。非常に綺麗である。
室堂から伸びる長大な緩斜面を見、春山スキーで一日券2000円でこの斜面滑れるってすげぇなとか思う。非常に緩斜面で、初心者でも非常に楽しめるんじゃないかこれ?室堂まで行って、浄土山とかに登って、そこからトラバースも交えつつ下まで降りると総延長何キロになるのかしらないけど、とてつもなく長いゆるりとしたスキーが楽しめそう。来年はちょっと来よう。
大日平からは、スキーを履いてテクテク登っていく。途中大日平の小屋で準備をしていらっしゃる所を少し見学して、登っていく。本来の夏道よりも右側、大日岳の右のポコから伸びる尾根の斜面を登って、尾根に乗る。結局スキーよりも直登したほうが早いと気づいて途中からはそれ。
雪稜チックな所とかが謎にあったりしながら尾根に乗る。と、称名川の全貌が分かる。この川を渡渉しようなんて考えが間違いだった。これこんなに深いんだね。200mくらいの深さはあろうかという渓谷が音を立てて流れている。すいませんでした。称名川の規模を過小評価しすぎていました。この時点で、今日はのっこしなんて無理だと諦める。
この尾根は、まだまだ雪庇の残骸が残っており、そもそも、歩いている尾根上だと思っているところは多分尾根上ではなくて雪庇の頭。こういうところを歩くと、落ちるんだよと習うような場所。まぁ今の時期はクラックもところどころ入っているけど大丈夫だと思うのでそのまま歩いてゆく。右側にヨダレが出るほど広大な真っ白い斜面があるのだが、これを降りると500mほど登り返すか、称名川に落ちるかしか戻ってくる方法が無さそうなので、体力にも限界はあるし泣く泣く諦める。
大日岳まで登っても良かったのだが、いい加減疲れてきて、時間も時間なので、程良い所から左手の沢型に入って滑り出し。
ザラメ雪で非常に滑りやすい。ザーッと滑って大日平の先端までノンストップ。いやー早い。ちょっとバランス崩したけど、一回もこけなかった。数年前から比べると上手くなったものだ。
あとは、行きにきた道を下っていくのだが、途中雪渓も色々あったなとずっとEPで行くと、ハシゴやら、只の岩が出ている段差やらがマジもののポイント。非常に怖い思いをしながら降りていく。やはり、アイゼンは面倒くさくても途中で付け外しするのが一番良いということを理解した。
そして、半袖姿の観光客達に、「何あの人、スキー持ってるよ?え!?」とか言われながら駐車場まで戻ってお疲れ様でした。
荷物をおいたあと、ふたたび称名滝を見て、圧倒的な流量に感動して帰宅。
いやぁ楽しかった。でもあれだな、どっかの山岳会にしっかり入って、泊まりがけで色々やりたい。夏までの目標だな。
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