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Yamareco

記録ID: 3026367
全員に公開
山滑走
白山

白山(別山-御前峰-釈迦岳・周回)

2021年03月27日(土) [日帰り]
 - 拍手
GPS
12:53
距離
50.2km
登り
3,162m
下り
3,152m

コースタイム

日帰り
山行
11:13
休憩
1:40
合計
12:53
0:39
80
2:26
2:26
86
3:52
3:54
64
4:58
5:06
69
6:15
6:26
13
6:39
6:51
35
7:26
7:41
14
7:55
7:55
111
9:46
10:00
5
11:14
11:25
20
11:45
12:11
50
13:01
13:01
31
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2021年03月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
白峰の風嵐ゲート前までマイカー。
5台程度駐車可能。
コース状況/
危険箇所等
◆白峰ゲート〜市ノ瀬
・市ノ瀬手前のスノーシェッドまで除雪完了。
・快適にチャリが使える。

◆市ノ瀬〜別山
・作業道を進み猿壁登山口をスルーして途中から曲池に向かって登行開始。これにより無駄なトラバースを省くことができる。
・御舎利山手前は相変わらずカチカチなのでクトーかアイゼン必須。

◆別山〜御前峰
・別山から大屏風までは右からトラバース、一旦登り返してその後は左からトラバースしていけばほぼ滑走モードで赤谷渡渉点まで行ける。
・南竜から御前峰まではトンビ岩で行くも良し、アルプス展望道で行くも良し、この時期は割とどこからでもいけそう。
・山頂直下はだいぶ雪が減っていたので高天原まで東面をスキーで登ってそこからアイゼンで山頂まで上り詰めた。

◆御前峰〜白山釈迦岳
・山頂部の北面をトラバースして血の池まで出て、そこから西面台地へと入った。
・西面台地からはいくつか湯ノ谷へ降りる谷があるのでこの時期なら好きなご頃からエントリーできそう。
・湯ノ谷も積雪豊富。
・湯ノ谷から釈迦岳までは登り返しとなるが、登りやすいところから釈迦新道へ合流すればよい。今回は1880mあたりから登り返したが、もう少し滑って1800mくらいから登り返した方がスムーズかもしれない。

◆白山釈迦岳〜市ノ瀬
・丸岡谷〜釈迦新道へ合流して湯ノ谷の橋まで滑走。
・林道合流地点の雪が切れていたのでモンキーで降りた。
・湯ノ谷は一本橋を渡る必要がある。(濡れていいなら堰堤を渡渉する手もあり)
・湯ノ谷を渡ったらしばらくシールで登り返して最後は林道滑走で終了。
今日はパクと別山、白山、釈迦岳を周回する。
まずはチャリで市ノ瀬手前まで向かう。
2021年03月27日 01:37撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
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3/27 1:37
今日はパクと別山、白山、釈迦岳を周回する。
まずはチャリで市ノ瀬手前まで向かう。
スキーの部スタート。
2021年03月27日 01:49撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
4
3/27 1:49
スキーの部スタート。
まずは別山へ。
曲池に行ってみたらちゃんと池が顔を出していた。
2021年03月27日 03:53撮影 by  NIKON D5600, NIKON CORPORATION
5
3/27 3:53
まずは別山へ。
曲池に行ってみたらちゃんと池が顔を出していた。
月が明るい。暗闇より明るい方がいい。
2021年03月27日 04:22撮影 by  NIKON D5600, NIKON CORPORATION
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3/27 4:22
月が明るい。暗闇より明るい方がいい。
稜線に上がるとうっすら別山のシルエットが浮かんでいた。
2021年03月27日 04:49撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
8
3/27 4:49
稜線に上がるとうっすら別山のシルエットが浮かんでいた。
チブリ尾根避難小屋。
外で少し休憩。
2021年03月27日 04:57撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
4
3/27 4:57
チブリ尾根避難小屋。
外で少し休憩。
徐々に東の空が明るくなっていく。
2021年03月27日 05:08撮影 by  NIKON D5600, NIKON CORPORATION
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3/27 5:08
徐々に東の空が明るくなっていく。
御前峰の展望尾根なのだ。
2021年03月27日 05:36撮影 by  NIKON D5600, NIKON CORPORATION
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3/27 5:36
御前峰の展望尾根なのだ。
だいぶ登ってきた。
避難小屋がちっちゃく見える。
2021年03月27日 05:43撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
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3/27 5:43
だいぶ登ってきた。
避難小屋がちっちゃく見える。
御舎利の下はいつもカチカチ。
クトーを装着。
2021年03月27日 05:43撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
6
3/27 5:43
御舎利の下はいつもカチカチ。
クトーを装着。
御前峰をバックに。
2021年03月27日 05:47撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
6
3/27 5:47
御前峰をバックに。
クトーで谷筋を直登。
2021年03月27日 05:51撮影 by  NIKON D5600, NIKON CORPORATION
8
3/27 5:51
クトーで谷筋を直登。
経ヶ岳とか赤兎山に日が差した。
2021年03月27日 06:00撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
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3/27 6:00
経ヶ岳とか赤兎山に日が差した。
御前峰も。美しい朝だ。
2021年03月27日 06:05撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
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3/27 6:05
御前峰も。美しい朝だ。
パクは途中でアイゼンに換装してガンガン登ってきた。
2021年03月27日 06:18撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
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3/27 6:18
パクは途中でアイゼンに換装してガンガン登ってきた。
御舎利山でご来光。
2021年03月27日 06:20撮影 by  NIKON D5600, NIKON CORPORATION
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3/27 6:20
御舎利山でご来光。
御嶽も美しい。八ヶ岳や甲斐駒まで見えた。
2021年03月27日 06:20撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
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3/27 6:20
御嶽も美しい。八ヶ岳や甲斐駒まで見えた。
槍穂も。
2021年03月27日 06:20撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
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3/27 6:20
槍穂も。
別山へ続く尾根。
この時期の尾根は白くて本当に美しい。
2021年03月27日 06:21撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
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3/27 6:21
別山へ続く尾根。
この時期の尾根は白くて本当に美しい。
これ。
白山の中でも10本の指に入る撮影スポットだと思う。
2021年03月27日 06:28撮影 by  NIKON D5600, NIKON CORPORATION
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3/27 6:28
これ。
白山の中でも10本の指に入る撮影スポットだと思う。
別山へ。
2021年03月27日 06:35撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
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3/27 6:35
別山へ。
登頂!
まずは1座目。
2021年03月27日 06:38撮影 by  NIKON D5600, NIKON CORPORATION
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3/27 6:38
登頂!
まずは1座目。
三の峰へ続く稜線。
別山平も白い。
2021年03月27日 06:50撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
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3/27 6:50
三の峰へ続く稜線。
別山平も白い。
滑走開始。大屏風手前のコルまで右からトラバースしていく。
2021年03月27日 06:51撮影 by  NIKON D5600, NIKON CORPORATION
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3/27 6:51
滑走開始。大屏風手前のコルまで右からトラバースしていく。
大斜面。
2021年03月27日 06:52撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
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3/27 6:52
大斜面。
一旦アイゼンで登り返し。
2021年03月27日 07:02撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
9
3/27 7:02
一旦アイゼンで登り返し。
後は赤谷渡渉点まで左から巻いて行ける。
2021年03月27日 07:17撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
6
3/27 7:17
後は赤谷渡渉点まで左から巻いて行ける。
赤谷渡渉点手前の急斜面を滑降。
2021年03月27日 07:26撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
3
3/27 7:26
赤谷渡渉点手前の急斜面を滑降。
シールを装着&エネルギー補給。
パクに大福を渡すのがライフワークになりつつある。
2021年03月27日 07:33撮影 by  NIKON D5600, NIKON CORPORATION
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3/27 7:33
シールを装着&エネルギー補給。
パクに大福を渡すのがライフワークになりつつある。
南竜のキャンプ場。
ケビンが埋まりまくっていた。
2021年03月27日 07:52撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
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3/27 7:52
南竜のキャンプ場。
ケビンが埋まりまくっていた。
なかなか新鮮な景色。
2021年03月27日 07:54撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
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3/27 7:54
なかなか新鮮な景色。
目の錯覚か。
南竜山荘がミニチュアにみえる?いや、パクが怪獣になっただけか。
2021年03月27日 07:57撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
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3/27 7:57
目の錯覚か。
南竜山荘がミニチュアにみえる?いや、パクが怪獣になっただけか。
アルプス展望道の方から適当に登りやすいところを登っていく。暑くなってきたので日陰を求めつつ。
2021年03月27日 08:06撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
5
3/27 8:06
アルプス展望道の方から適当に登りやすいところを登っていく。暑くなってきたので日陰を求めつつ。
室堂平への登り。
さっきまでいた別山がはるか遠くに。
2021年03月27日 08:37撮影 by  NIKON D5600, NIKON CORPORATION
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3/27 8:37
室堂平への登り。
さっきまでいた別山がはるか遠くに。
待ってなさい。
2021年03月27日 08:55撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
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3/27 8:55
待ってなさい。
雪付きが悪いので途中からアイゼンで
2021年03月27日 09:41撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
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3/27 9:41
雪付きが悪いので途中からアイゼンで
2座目、御前峰ゲット。
2021年03月27日 09:46撮影 by  NIKON D5600, NIKON CORPORATION
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3/27 9:46
2座目、御前峰ゲット。
3月のお参りは既に3回目。
ほぼ毎週来てる。
2021年03月27日 09:48撮影 by  NIKON D5600, NIKON CORPORATION
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3/27 9:48
3月のお参りは既に3回目。
ほぼ毎週来てる。
ヘリがホバリングしてた。
何かあったんだろうか…
2021年03月27日 09:53撮影 by  NIKON D5600, NIKON CORPORATION
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3/27 9:53
ヘリがホバリングしてた。
何かあったんだろうか…
御前峰北面のカチカチ斜面をトラバース
2021年03月27日 10:01撮影 by  NIKON D5600, NIKON CORPORATION
5
3/27 10:01
御前峰北面のカチカチ斜面をトラバース
3年前はここがトラウマだったパクも今は全然平気。
2021年03月27日 10:02撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
9
3/27 10:02
3年前はここがトラウマだったパクも今は全然平気。
剣が峰バック。
2021年03月27日 10:04撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
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3/27 10:04
剣が峰バック。
御宝庫バック。
2021年03月27日 10:05撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
6
3/27 10:05
御宝庫バック。
YSHRセンセー達がこの前行ってた西面台地へ行ってみよう。
2021年03月27日 10:09撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
5
3/27 10:09
YSHRセンセー達がこの前行ってた西面台地へ行ってみよう。
広大な西面台地
2021年03月27日 10:13撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
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3/27 10:13
広大な西面台地
途中からパウダーが詰まった谷へ落ちていく。
2021年03月27日 10:21撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
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3/27 10:21
途中からパウダーが詰まった谷へ落ちていく。
すんばらしい。
2021年03月27日 10:23撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
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3/27 10:23
すんばらしい。
タマランチ
2021年03月27日 10:24撮影 by  NIKON D5600, NIKON CORPORATION
15
3/27 10:24
タマランチ
本日一番のご褒美
2021年03月27日 10:26撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
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3/27 10:26
本日一番のご褒美
湯ノ谷へ降り立った。
2021年03月27日 10:26撮影 by  NIKON D5600, NIKON CORPORATION
9
3/27 10:26
湯ノ谷へ降り立った。
まだまだ続く楽しい滑走。
2021年03月27日 10:28撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
9
3/27 10:28
まだまだ続く楽しい滑走。
湯ノ谷に広がる真っ白な世界。
2021年03月27日 10:28撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
10
3/27 10:28
湯ノ谷に広がる真っ白な世界。
釈迦岳まで登り返し。
本日シール3回目。
2021年03月27日 10:50撮影 by  NIKON D5600, NIKON CORPORATION
5
3/27 10:50
釈迦岳まで登り返し。
本日シール3回目。
日差しが照り付けて暑いので思わずパクは半袖に。
2021年03月27日 10:51撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
9
3/27 10:51
日差しが照り付けて暑いので思わずパクは半袖に。
延々とトラバース
2021年03月27日 11:01撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
7
3/27 11:01
延々とトラバース
キメっ!(ダッシュ勝平)
じゃなくて本日3座目ゲット。
2021年03月27日 11:13撮影 by  NIKON D5600, NIKON CORPORATION
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3/27 11:13
キメっ!(ダッシュ勝平)
じゃなくて本日3座目ゲット。
あそこから来たんだぜ〜
2021年03月27日 11:15撮影 by  NIKON D5600, NIKON CORPORATION
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3/27 11:15
あそこから来たんだぜ〜
釈迦岳から丸岡谷へエントリー
2021年03月27日 11:28撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
10
3/27 11:28
釈迦岳から丸岡谷へエントリー
釈迦新道へトラバースして釈迦の森へ。
2021年03月27日 11:35撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
7
3/27 11:35
釈迦新道へトラバースして釈迦の森へ。
ラスト林道に降り立つところで雪切れ。
板を脱いでモンキーで降りたのだがここで事件が・・・
2021年03月27日 11:48撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
3
3/27 11:48
ラスト林道に降り立つところで雪切れ。
板を脱いでモンキーで降りたのだがここで事件が・・・
パクのスキーを無造作に投げたら谷底へ落ちて行ってしまった…すまんパク;;
2021年03月27日 12:04撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
7
3/27 12:04
パクのスキーを無造作に投げたら谷底へ落ちて行ってしまった…すまんパク;;
不幸中の幸いで木に引っかかってた!
2021年03月27日 12:04撮影 by  NIKON D5600, NIKON CORPORATION
13
3/27 12:04
不幸中の幸いで木に引っかかってた!
見つかってよかった!まじで。
2021年03月27日 12:05撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
23
3/27 12:05
見つかってよかった!まじで。
試練は続く。
湯ノ谷の一本橋。
2021年03月27日 12:19撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
15
3/27 12:19
試練は続く。
湯ノ谷の一本橋。
別当の吊り橋より怖い。
掴むところないので。
2021年03月27日 12:20撮影 by  NIKON D5600, NIKON CORPORATION
14
3/27 12:20
別当の吊り橋より怖い。
掴むところないので。
恐怖の片斜面を登っていく。
本日シール4回目。
2021年03月27日 12:23撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
8
3/27 12:23
恐怖の片斜面を登っていく。
本日シール4回目。
林道を滑って六万橋まで。
2021年03月27日 12:55撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
6
3/27 12:55
林道を滑って六万橋まで。
あそこにいたんだぜ〜
2021年03月27日 12:56撮影 by  NIKON D5600, NIKON CORPORATION
12
3/27 12:56
あそこにいたんだぜ〜
市ノ瀬。だいぶ雪が減った。
2021年03月27日 13:02撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
2
3/27 13:02
市ノ瀬。だいぶ雪が減った。
チャリデポ地点まで帰還。
2021年03月27日 13:08撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
6
3/27 13:08
チャリデポ地点まで帰還。
もうここまでチャリが使えれば余裕。
2021年03月27日 13:11撮影 by  NIKON D5600, NIKON CORPORATION
8
3/27 13:11
もうここまでチャリが使えれば余裕。
ゴール!お疲れさまでした。
2021年03月27日 13:33撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
10
3/27 13:33
ゴール!お疲れさまでした。

感想

今日は土曜友の会、久しぶりにパクと白山へ行くことになった。
パクは4月から北海道へ帰るので今回の山行がラスト。お別れ山行だ。
やっぱり最後は白山でしょう、ってことで自分もまだやったことがなかった別山〜御前峰〜釈迦岳の周回ルートを提案した。
パクとのお別れ山行に相応しいガッツリルートだ。
天気は上々、風も弱くてまさにビッグ山行日和。
金曜日に仕事を終えて白峰へ。21時前に到着して車中泊、0時に起床したので3時間ちょいしか眠れなかった。
準備をしているとパクも起き出したようなのでフライング宣言してスタート。
パクは今季初チャリらしいが自分のチャリ足に付き合わせるのも悪いしましてついていくのは無理。
先に出てのんびり漕いでいこう。
後ろの様子を気にしながらチャリを漕いでいくと三ツ谷の手前あたりでパクのライトが見えてきた。
さすがに早いな、でもタイミングはバッチリ、ちょうど市ノ瀬に到着して間もなくパクも到着した。

パクとは1月末の激ラッセルの白山以来なので2か月ぶり。色んな話をしながら別山に向かってのんびり歩いていく。
別山は去年の9月の嵐の日に行っているが晴れた別山はいつぶりだったか。
確認すると2019年3月、やぱりパクと大魔人サンと行った時以来だった。

今日は晴れる。
曲池から登山道のある尾根に登り上げてチブリ尾根避難小屋に向かっていくと別山のシルエットがドン!
左を見ると甚の助谷あたりにヘッデンのライトが3つほど見える。
更に別当出合あたりにも2個ほど、どうやら今日も白山を目指す登山者が多いようだ。
チブリ尾根にはうっすらパウダーも残ってたがやはりこの尾根はラストがカチカチ。
いつものことなので気合でクトーで登り上げた。
御舎利山までくると御嶽山や北アルプス、南アルプスの景色が素晴らしかった。
ちょうどご来光直後で空もオレンジ色に染まって幻想的な光景だった。
サクッと別山まで行って記念撮影、まずは1座目ゲット。

さあ次は御前峰だ。
まずは南竜目指して滑走モードでカチカチ斜面をトラバースしていく。
最初は東面を、少し登り返して次は西面をトラバース。
夏場ならアップダウンが面倒な尾根もスキーなら一瞬で赤谷渡渉点までたどり着いた。
シールに換装して御前峰を目指す。
南竜のキャンプ場もケビンが雪で埋まってこの時期ならではの光景を楽しむことができた。
逆くの字に差し掛かると登山者が一人、更に下の方にも2人ほどの登山者が見える。
朝一で登っていた人はもう下りただろうからやはり登山者は多い。
2座目の御前峰をピクったら西面台地経由で白山釈迦岳へ。
白山釈迦岳は2月のお参りの時にホワイトアウトの中辛うじて登頂したが、やっぱり今日のように晴れた日に登りたいよな。
水曜日にセンセーが開拓した西面台地を楽しみながら、途中からパウダーが詰まった谷を滑って湯ノ谷へ落ちていく。
湯ノ谷も何度来ても楽しい。
沢床でシールを装着して白山釈迦岳まで登り返すがこの時間になると暑くてツライ。
パクは半袖になって元気に登り返していった。

釈迦岳から今日登った別山と御前峰を眺めながらよくあそこからここまで来たよなぁと物思いに耽る。
だがまだ終わったわけではない、次は丸岡谷〜釈迦の森を滑って湯ノ谷を越えなければならない。
ここも前回はホワイトアウトだったが今日は快適ザラメで最高。

ただ最後に事件が起きた。

釈迦の林道に合流するところが雪切れで自分もパクも板を外してモンキーで降りたのだが、パクの板を渡そうと軽く投げた際に崖下の沢に滑り落ちてしまったのだ。
そこから二人で探すも見つからない・・・マジか、パクのお別れ山行で板をなくすとか最悪じゃないか。
するとパクが木に引っかかっている板を発見。おおーよかった、川に流されてたらどうしようかと思った。
あとは湯ノ谷の恐怖の一本橋を渡って林道をこなして市ノ瀬のチャリデポまでいって自動運転で終了。

パクとのお別れ山行をガッツリ白山で〆ることができてよかった。
パク、次は富士山で会おう!

3月最後の週末、土曜友の会は岩さんと2人で白山へ。岩さんと山へ行くのも、白山へ行くのも2ヶ月ぶり。1月末のあの厳しかった白山以来だ。あの白山は今シーズンの一番厳しかった山行になるだろうな。あれから2ヶ月経って白山公園線は市ノ瀬まで除雪されて自転車が使えてラッセルが無い。白山はご近所さんってやつだ。金曜早めに仕事を終えたら北陸道を北へ。ここ最近、新穂高や大町など自宅から5時間近くかかる遠い山ばかり行っていたので3時間半で着く白峰は近く感じた。早く着きそうなので久々に勝山の8番ラーメンを食べた。ニンニクもたっぷりマシマシしてやった。野菜がうまい。ここ最近ずっとお腹が壊れていたので優しいスープがうまい。風嵐ゲート前で車中泊。満月が近いので空が明るい。気温は高くて風もない。車中泊の快適な季節になってきた。

0時半に起きると岩さんがフライング宣言して元気に出発していった。僕は1時に出発。30分遅れは追いつけるのか。今年初めて自転車に乗った。ここ3年間毎年そうだが、サイクリング始めはいつも板を担いでMTBだ。本州の山スキーヤーの間では普通に行われているこの変態的行為は果たして北海道に戻ってからもやるのだろうか。

市ノ瀬手前のスノーシェッドまでサイクリングを楽しんだら除雪終了。ここまで自転車が使えて、ここから先は除雪されていなくて最高の条件だ。これ以上除雪されていなくてもよい。市ノ瀬から先は自転車よりも板で登り下りしたほうが楽ちんだからだ。岩さんがちょうど板を履いていた。追いつけた。結構頑張って飛ばしてきた甲斐があった。2ヶ月ぶりの再会なのでいろいろな話をした。本州に上陸して最初の山は岩さん含めみんなで行った火打山だったなあ。凍ったルンゼなんて滑ったことが無かった当時の僕はビビりまくりだったのを今でも覚えている。

今日のルートはチブリ尾根-別山-南竜-御前峰-湯の谷-釈迦岳と白山をぐるりと大回りする贅沢ルートだ。山スキー(と自転車)の機動力を最大限に活かしている。このルートは無雪期に歩く方が厳しいのではないか。登って滑って登って滑って常に動きっぱなし。今日は3,000m近く登ったらしい。大窓周回とかこの前の黒部並の疲労感だった。岩さん、こんなキツいルートよくやろうって思ったな。ぺろぺろハチミツを舐めている僕を見かねて(いつものことだが)岩さんにおやつをもらった。んまい。もらったおやつは自分で用意したおやつの100倍うまい。

チブリ尾根から眺めた朝日に染まる白山は美しかった。白山から見る別山も、別山から見る白山も、釈迦岳から眺める別山も、すべて美しかった。今日は終始天気が安定していて春スキーらしい素晴らしい一日だった。岩さんこんな素敵な計画を立ててくれてありがとう。静岡から親不知へ抜けた時に応援に来てくれたり、豪雪でスタックした時に引っ張り出してくれたり、いつもおやつを分けてくれたり岩さんにはとてもお世話になりました。また会う日まで。

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山滑走 白山 [日帰り]
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