用瀬(もちがせ)アルプス(年男が牛の山に登るその4)

2021年04月08日(木) [日帰り]

• GPS: 08:19
• 距離: 16.1km
• 登り: 1,401m
• 下り: 1,309m

コースタイム

日帰り

• 山行: 7:20
• 休憩: 1:00
• 合計: 8:20

5:50 スタート地点
6:37 6:43 影石城跡
6:56 6:57 影石城跡分岐
7:23 7:31 三角山
8:12 8:12 P592
8:26 8:26 おおなる山
8:47 9:01 鬼ケ𡴭
9:34 9:39 洗足（せんぞく）山三角点
9:43 9:50 洗足山最高点
10:11 10:11 鳥居野／板井原峠
12:07 12:07 牛臥公園分岐点
12:21 12:35 牛臥山
12:45 12:45 牛臥公園分岐点
13:43 13:48 牛臥公園登山口
14:10 ゴール地点

天候

薄曇り

アクセス

利用交通機関：

バス 自家用車

バイクを鳥取市用瀬町総合支所に駐輪。
復路は日の丸バス智頭駅発鳥取駅行きに乗車、用瀬駅下車(520円)
JRで智頭駅から用瀬駅に戻るのは240円だが、電車もバスも1時間に1本あるかないかなので乗れる方に乗った方が良い。
特急を使う手もあるが、高いし、乗り継ぎもある。

コース状況／危険箇所等

三角山から洗足山
よく整備されている。指導標、ロープ多数。
急登のアップダウンが多い。ちょっとした岩場もあり。
洗足山から牛臥山
指導標や踏み跡は減るものの、明瞭な稜線を歩くので道迷いの危険は少ないと思われる。起伏は緩やかで歩きやすい。
牛臥山公園登山口周辺、ルート不明瞭で適当に下山。

写真

4/8 5:50

用瀬町役場から出発。とんがりは三角山、右のはp592とおおなる山

4/8 5:54

桜で春を歌うホオジロ

4/8 5:59

五葉アケビ

4/8 6:01

シャガ

4/8 6:03

景石城跡登山口。登山ポストあります。縦走路各所にこのルートマップが設置されており現在地が確認できます。

4/8 6:12

ちょっと白花っぽいイカリソウ

4/8 6:15

コスミレかな？

4/8 6:24

堀切跡。ようやく城の遺構が姿を見せ始めました

4/8 6:28

登山道はツツジロード

4/8 6:30

三の丸

4/8 6:32

二の丸

4/8 6:34

二の丸から本丸の石垣を見上げる。よく残ってますね

4/8 6:35

本丸に登る直前が一番景色がいい

4/8 6:37

本丸に到着。大石の反対側に三角点あり

4/8 6:42

では、三角山に向かいます。ここの石垣はちょっとやばめだが、築城から400年以上たっているのによく持ってるものです。今の土木建築で400年もちそうなものってありますかね？

4/8 6:45

ミツバツツジ越しに三角山

4/8 6:53

子持松砦跡ピークを経て、

4/8 6:57

三角山神域へ。

4/8 7:01

迷いそうなところに的確な標識

4/8 7:23

三角山神社に到着。安芸小富士で拾ったワロックを放流。（先日猿政山で置いてくのを忘れてた）

4/8 7:24

三角山神社、裏から見ると迫力あります。

4/8 7:26

三角山神社本殿。今では女性も参拝出来ます。いい時代になりましたね。中国百48座目。

4/8 7:27

おやつ第一弾。猿政山でボッチさんにいただいたさくらあんの二重焼き。桜餡のさわやかな酸味がいいね！

4/8 7:45

三角山から岩混じりの険しい道が続く。ヨコバイや梯子もあります

4/8 7:47

おおなる山に阻まれていまだ縦走路の全貌は計り知れないが、すでにへとへと

4/8 8:06

三角山を振り返る。用瀬アルプスでは標高の低い三角山が中国百。山は標高じゃないですね

4/8 8:10

おおなる小屋。中にバッテリーや照明器具などもある素晴らしい避難小屋

4/8 8:24

おおなる山。ひらがなで緩い感じの名前ですが、キツイ山でした

4/8 8:33

ヒガラが求愛給餌してました。写真のメスにオスが二度ほどプレゼント。

4/8 8:44

鬼ケ?（おにがたわ）鞍部直前から洗足山を見上げる。

4/8 9:22

ユズリハ群落の向こうにおおなる山。5.5kmで3.5時間もかかってしまった。しんどい。

4/8 9:23

洗足山三角点峰から西の方。雪が残った山が見える。三国山？

4/8 9:37

一等三角点

4/8 9:39

アセビを吸蜜するアカタテハ

4/8 9:46

洗足山最高点は眺望無し。三角点峰で休憩すればよかった。おやつ第二弾はヤスハさんからの絶品どら焼き

4/8 9:58

六郎木小屋。低山アルプスでここまで充実してる山って他にあります？

4/8 10:16

洗足山からは緩い稜線を楽々ハイク。ここからはファミリー向けアルプス

4/8 10:24

アルプス南部はツツジが減る代わりにオオカメノキが咲いてました

4/8 10:39

樅尾（もみお）城跡

4/8 10:43

樅尾城よりちょっと南にある烽火台。智頭の街並みが見える。鉄塔の裏に那岐山

4/8 10:44

そして、これからの縦走路と牛臥山、海上山も一望。まだまだあるな〜

4/8 11:04

カラマツの向こうに那岐山。この辺りは刈りはらわれていて南に開けている

4/8 11:37

（やや退屈な）縦走路を経て牛臥山に至る峠。峠道の開通は明治23年。成功の文字に喜びが見える

4/8 11:43

植林帯の直登、尾根に乗るまでがきつい

4/8 12:17

牛臥山山頂手前でこれまでの縦走路を全部振り返る。どかんと洗足山、その右におおなる山。三角山は隠れてるのかな

4/8 12:31

牛臥山で年男が寝てみる。涅槃っぽくなった。

4/8 12:22

山頂碑は昭和七年に牛臥山命名式が行われた（名前が決まったのは大正12年）際に建てられたもの（一度消失したのち、再発見）。山の名前って新しいのが意外とあるのね

4/8 12:25

最後のおやつはヤスハさんからの高野りんごのフィナンシェ。さわやかな甘さ。三枚のお札よろしくちまちま食べながら下山

4/8 12:55

ミヤマセセリ。幼虫で夏〜冬をこす、この時期だけのチョウ。初見です

4/8 13:00

ジゴクノカマノフタ

4/8 13:06

牛臥公園に到着。桜はあるけどかなりさびれた雰囲気。ここまで車で来れます

4/8 13:20

古くは登山道が整備されてたようですが、今ではルートが不明瞭な箇所があるほど歩かれてない感じ

4/8 13:36

下山直前、ついに全然わからんようになった。かすかに墓地が見えるのでそこを目指す

4/8 13:38

セントウソウ。別名がオウレンダマシ。セリバオウレンと紛らわしいからだそうで。

4/8 13:39

ツルカノコソウかな

4/8 13:45

城攻め、中国百、初イワウチワ、牛の山。全部達成で大満足のゲザーン！

4/8 14:10

智頭駅前のポケモンマンホール

4/8 14:28

バスダイヤ。JRもこんな感じ。あまり待たずに14:34のバスに乗れました

4/8 14:56

用瀬駅からはアルプス主稜部がよく見える

4/8 15:01

用瀬駅ではイソヒヨドリがあちこち飛び回ってメスにアピール。こっちはピン甘＆見切れ。

4/8 15:08

こっちは空抜けアンダー。うまく行かぬ。

初めて自力で見つけました。

イワウチワ、終盤でしたが間に合ってよかった

ひらひらした花弁が得も言われぬ魅力を醸し出してますね

撮影機器：

D500 ボディ ニコン

iPhone SE (第2世代) 128GB au Apple

感想

もみじ🐤@momijiosamu

先日のひろしま百山完登となる猿政山の勢いをかって鳥取市入り。山陰道が走れないカブだとやっぱり遠いわ。

当初の中国百ロードマップでは三角山は縦走せずに周囲の山とセットの予定でしたが、ウエハルさんとあおいとりさんのレコでまだ未見のイワウチワが咲いてることを知り、しかも縦走路南端に牛臥山が！
今年は牛ハンターなのでこれは縦走しなければならない。

用瀬アルプスはなかなか難敵との評判でしたが全くその通り。序盤から厳しいアップダウンの連続で旅疲れの体にはキツい。
ツツジロードや数多くの野鳥の声に励まされながら進む。
コマドリ、センダイムシクイ、ミソサザイの声を確認。夏鳥シーズン開幕です！

そして出会えたイワウチワ。薄ピンクの可憐な花で、春の女神といった佇まい。広島県には自生地がないので出張ってきた甲斐がありました。

洗足山からはこれまでの険しさは一変。延々と続く緩やかな稜線歩き。主稜部が花崗岩と思われる山塊なのに対し、こちらは結晶片岩っぽい。風化の仕方の違いがこのような差を生んだのでしょうか。

牛臥山下山路がやや不明瞭で迷ってしまったのは残念でしたが、それ以外は文句のつけようも無い素晴らしい登山道でした。予定変更して縦走で良かった。
そして、イワウチワ開花レコをあげてくださったお二人に感謝。

コメント

おとめ座

牛を捕まえに
もみじさん、おはようございます。

バイク遠征されましたね〜
お疲れさまでした。

初２種 v(´▽｀*)

イワウチワを私も１度しかあったこと無いです。
自生地は遠いので県境の山にないかなと思っていましたが今回の遠征にくらべれば…。🤣

もみじ🐤@momijiosamu

Re: 牛を捕まえに
かべふじさんこんにちは。
コメントありがとうございます。
大山町あたりからが長かったです。

イワウチワの名産地伯州山のそばを通って帰りましたが、用瀬アルプスと30kmくらいしか離れておらず、まともに見ようと思えばやっぱり苦労します
せめて船通山くらいまで近ければ・・・

ギフチョウなんかもそうですが、チョウやトンボ界隈もスプリングエフェメラルが多くて困ります。この時期は体がいくつあっても足りません

よしP

年男、躍動してますね👍️
momijiさん、おはようございます🌞軽トラです😁
予告が流れてましたので楽しみにしてましたが、期待以上の素晴らしきルートですね〜🤤
イワウチワも綺麗です👌

カブでTotal何時間かかりますか？ 用瀬アルプス登山口までの道のりが高速では味わえない旅感ありそうだなあ〜👍️

もみじ🐤@momijiosamu

Re: 年男、躍動してますね👍️
軽トラさんこんにちは
コメントありがとうございます。

広島からだと遠いうえに近隣に氷ノ山などがあるのでなかなか候補に入りづらい山々ですが、人気の山域だけのことはありました。低山アルプスのお手本のような場所です。
このあたりまで来ないとイワウチワ見れませんが、イワカガミとはまた違う魅力のある花なので機会がありましたら是非。

カブで休憩込み6時間でした。
行きは9号線シーサイドロード。山陰道ができてから9号線の交通量が激減したようで、快適ツーリング。大山を横目に見ながら。魚見台など日本海の眺望もいいですよ。
帰りは蒜山→道後山の山中ルート。こちらもスムーズに走れましたが、花冷えで寒かったです。

hobbit

スーパーカブでスーパーハイクだ♪
こんばんは

いつも通り内容の濃い山行。
イワウチワいいな♪

葉っぱだけでも捉えて今後の準備万端ですね。
私も今日葉っぱだけ3種捉えたのですが
プレミアムではなくて平民なので
画像はお蔵に入れてあります

もみじ🐤@momijiosamu

Re: スーパーカブでスーパーハイクだ♪
ホビットさんこんばんは。
コメントありがとうございます。

イワウチワ、西中国山地まで頑張って生息域を広げてくれればいいのに。
お隣の県までというのがもどかしいですね

ミヤマウズラ、あんなに小さいとは。
あれをほいほい見つけられるんですから、皆様すごいです。
お蔵の花々、花期にお披露目されるのを楽しみにしております

aoitori

すごい！最後まで完登
もみじさん、こんにちは。
中国100とイワウチワ、そして牛の山。よくもよくも3つもそろいましたね( ´艸｀)
私たちは洗足山までの激登り下りに途中やめしましたが・・・あの先はファミリー向けなんですか？？？でも先のイワウチワと天秤にすると、イワウチワかな('◇')ゞ
少ない便数の電車移動、お疲れさまでした

もみじ🐤@momijiosamu

Re: すごい！最後まで完登
あおいとりさんこんばんは。
コメントありがとうございます。

おかげさまで三角山攻略を一番効率のいい時期に行うことができました。
ここまで色々詰め込めるとは、いささかできすぎですね
ありがとうございました。

誇張じゃなくて洗足山以南は（やや踏み跡薄いものの）ファミリーコースです。超楽ちん。
岩場大好きあおいとりさんだったら、岩場コース下りの方が正解と思います