権現山〜法華山〜小女郎ヶ池☆サンライズ・ハイクは寒風の中に
- GPS
- 02:18
- 距離
- 7.3km
- 登り
- 718m
- 下り
- 718m
コースタイム
過去天気図(気象庁) | 2021年04月の天気図 |
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アクセス |
写真
感想
ラジオから流れてくるニュースと天気予報を聞きながらR367を北上する。大阪のコロナの新規感染者数が一気に900人を超え、あっという間に1000人に届きそうだ。ブラジルでは日々5万人が新たに感染し、4千人が亡くなるというから恐ろしい。
連日、晴天が続いているが、この日は寒の戻りとなり、東北や北海道は雪の予報らしい。確かに今朝は冷え込みがきついようだ。
平からは久しぶりにアラキ峠に上る一般登山道を登る。普段は権現山の山頂から北西に一直線に伸びる尾根を辿るのだが、夜のうちに雨が降った可能性があるので、馬酔木の藪を抜けるバリエーション・ルートでは相当に濡れる可能性があるだろう。
国道を歩き始めると上空の星空が綺麗だ。花折峠に向かう旧道からアラキ峠にかけての登山路を辿るのは三年ぶりだと思うが、以前は幾度となく通った道だ。倒木はかなり処理されてすっかり歩きやすくなっているのは驚いた。足元を見ると暗闇の中で数多くのミヤマカタバミの花が咲いていた。
権現山の手前では樹間から煌々と輝く京都の夜景が見えるが、写真に収めるすべがない。権現山に到着したのは東の空が茜色に色づき始めたところだった。振り返ると比叡山を挟んで大津と京都の夜景が見えるが、空が瞬く間に明るくなってゆくと同時に街の明かりも急速に消えてゆく。
権現山まではほとんど風がなかったのだが、稜線を法華山に向かって辿り始めると案の定、というか予想以上に風が相当に冷たい。フリースとグローブを携行しなかったことを後悔する。瞬く間に指先がかじかんでゆく。
法華山から小女郎峠に向かったところでご来光となる。蓬莱山の上に瞬く間に雲がかかったかと思うと、そのまま琵琶湖の上を朝日の方へと雲が伸びてゆく。今朝は蓬莱山は諦めることにしよう。
まもなく琵琶湖の上には雲が広範囲に広がるようになり、雲の下から湖面の反射のみが見えるようになる。一瞬、雲が薄くなり、雲の間から朝陽がさしたと思うとまるで燃えるように雲を紅に輝かせるのだった。
小女郎峠から小女郎ヶ池へと向かうと、ここは風の陰になるせいか、ようやう寒さがましになる。南西の斜面から池を見下ろすと、雲が薄くなったのだろうか、再び稜線の上から朝陽が顔を出すところだった。朝陽が池を照らすまではまだまだ時間がかかりそうであり、ましになったとはいえまだまだ寒いので、早々に下山の途につくことにする。
この下降の尾根は北東側の植林と南斜面の自然林の間を下降することになる。タムシバの花が多く咲いていた。下山すると国道沿いでは多くの山桜が咲いているが、今年は桜の花期が異様に短い。山桜の花も今週末までだろうか。
京都市内の上空にはすっかり晴天が広がっていた。
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