東吾野〜ユガテ〜エビガ坂〜北向地蔵〜深沢山〜武蔵横手
- GPS
- 04:25
- 距離
- 9.8km
- 登り
- 548m
- 下り
- 560m
コースタイム
- 山行
- 3:19
- 休憩
- 1:05
- 合計
- 4:24
過去天気図(気象庁) | 2021年04月の天気図 |
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アクセス |
利用交通機関:
電車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
危険個所は特になし。 2017年版の「山と高原地図」で点線になっている個所を二か所通りました。 エビガ坂からスカリ山・観音山を通る箇所は特に問題ありませんでしたが、案内板が多くないのでうっかりすると山頂を通らず巻道を行ってしまいます(筆者はスカリ山山頂をスルーしてしまったようです)。 土山峠から深沢山への道は、まず分岐が分かりにくいです。ユガテ方面と武蔵横手駅への分岐(土山峠)をちょっとだけユガテ方面に入ってすぐ左の登りです。ここは案内板がなく注意が必要です(筆者は2度も行きすぎました)。 西大峰から沢山峠への道は分かりにくいので、筆者はコンパスとヤマレコアプリを頼りに下りました。滑りやすいのでその点も注意が必要です。 それから、長念寺の裏手に出る手前、鉄塔があるところに、害獣撃退用の電線が張ってあり、一瞬通行止めのように見えます。長念寺側から登ってくると掲示もあって分かるのですが、降りてくると分かりにくいです。ご注意下さい。 |
写真
感想
今週末は天気も良く、どこか山行に行きたいと思った。しかし、コロナ感染者が急増している状況下、なるべくリスクが少ないように行きたかったので、駅から駅のコースを考えた。昨年秋に行ったユガテに春にも訪れたいと思っていたので、前回とは逆コースで東吾野からエビガ坂を経由して武蔵横手に降りてくるコースを考えた。
いつもの山行よりややゆっくり目の出発。西武線は池袋ではさほど登山客の姿が目立ったわけではなかったが、途中から増え始め、飯能駅で乗り換えると、座席はいっぱいという状況だった。東吾野駅ではトイレをお借りしたが、なんとウォシュレット付き! そして駅舎の横には靴洗いの水道も。お尻にも靴にも優しい駅である。駅関係者の方々に感謝です。有難うございます。
準備運動をして出発。今回は福徳寺から登ってみることにした。すごく大きなお寺を想像してしまったが、大きさはそれほどでもなかったものの国の重要文化財の阿弥陀堂は重厚な存在感であった。その福徳寺の脇から登山道が始まるのだが、地形図にはこの道は記されておらず、地元の方が比較的最近整備してくださったようだ。「飛脚道」というらしい。飛脚はこんな山道を走っていたのだろうか、と思って登っていくとトレランの人たちとすれ違った。現代でも走っている人はいる。筆者には江戸時代の飛脚も現代のトレランの人も超人に見えるが。
橋本山には、分岐を通り過ごしてしまい、ユガテ側から戻るようにして登った。西側の山並みがきれいだが、残念ながら山座同定が出来ない。いずれきちんと勉強しよう。ここからユガテまではすぐである。期待通り花が咲き乱れていて、まさに桃源郷の趣があった。ここにお住まいと思しき方が農作業をされていたが、庭先にお邪魔させていただいて、こんなにいい景色を見させてもらっていることに感謝である。ヤマザクラ、枝垂桜、ミツバツツジ、いやアカヤシオかもしれない。相変わらず花の名前と犬の種類は覚えられない。いや猫もだな・・・、いや、魚も・・・、とにかくいろんなことが覚えられない。歳のせいか、生まれ持っての記憶力の悪さか・・・。
ユガテの民家の脇を通ってエビガ坂方面へ向かう。顔振峠との分岐がエビガ坂のようだ。ここを右折して鎌北湖との分岐に至る。ここがどうやら「みちさと峠」というところらしい。ここをスカリ山方面に急登を登る。この急登をトレランの人達はガンガン登っていく。筆者は足がつるのでやらない。ゆっくりである。いくつかの登り下りを繰り返して進んできたが、なかなかスカリ山に着かない。しばらく行って巻道を通ったような気がしたので、ヤマレコアプリで確認してみると、なんとスカリ山も観音ヶ岳も通り過ぎているではないか。スカリ山まで戻る気にはなれなかったが、観音ヶ岳には戻ってみることにした。案内板もないし、山頂にも木の枝に「観音ヶ岳」という看板がくくられているだけである。これは見逃してしまう。北側の眺望は、1本の木が邪魔しているもののなかなかであった。
観音ヶ岳を下りて車道に出て、しばらく行くと北向地蔵である。前回来たときは気が付かなかったが、祠の上にちょっとしたスペースがあり、丸太を並べたベンチのようの休憩場所がある。そこで一休みすることにした。
さて、ここからユガテ方面へちょっと行って深沢山経由で武蔵横手駅に降りるわけだが、土山峠の分岐で素直に武蔵横手方面に行ってしまったら、ヤマレコアプリから警告が来た。確かにこのままだと五常滝の方に行ってしまう。そこで土山峠の分岐まで戻りユガテ方面にちょっと行ってみることにした。しかし、案内板は出てこない。再度ヤマレコアプリで確認するとまたしても見落としているらしい。もしかして、土山峠分岐のすぐそばのところにあった登り坂がそれかもしれないと思い、引きかえしてそろりと行ってみると、果たしてヤマレコアプリの計画ラインに乗っていることが分かった。しかしここからの道も分かりづらかった。まず西大峰のピークは通り過ぎてから気が付いて戻る羽目になり、そこから沢山峠に降りる道は目印がなく道も落ち葉で明瞭でなく、短い区間ではあったがコンパス頼りに進むような状況であった。道も滑りやすいところが多く、慎重に進まざるを得なかったが、沢山峠の標識をみて一安心。やはりコンパスと地図は大事である。
沢山峠からは深沢山、水晶山、愛宕山と短いながらも急なアップダウンを繰り返す。愛宕山からは富士山が見えるらしい。山頂に竹筒望遠鏡(レンズはないけど)があった。覗いてみたが霞んで富士山は見えなかった。でもなかなかいいアイディアである。富士山が見えると分かっただけでもまた来ようという気になる。愛宕山山頂には絵馬もいくつか掲げられていた。とても小さな鐘があったので一突きさせてもらった。いい音がした。
前後するが、水晶山を下りてくると「なんとか羊歯」の群生地があった。羊歯は植物である。羊が口を開けて並んで寝ている訳でない。普通の人は羊歯を「シダ」と読めるのだろうか。どうもギタリストは読めるらしい。F・ソルの「『私は羊歯になりたい』の主題による変奏曲」という作品があるからだそうだが、どうしてキノコやコケではなくシダなのだろう。キノコではなく、コケでもなく、シダになりたい気持ちをいうのは筆者にはわかりかねるが、まあそんなんことはどうでもよい。そんなことを考えているうちに長念寺の裏の栗林?いや果樹園かな、に到達しようとした。そこで高圧注意と書かれた電線が行く手を阻んでいる。うーん、これは通れないのか?仕方ないので電線柵に沿って横に行ってみたが、どうも違うらしい。戻って柵を越えてちょっと行くと害獣防御の電線だということが分かった。夜には電気を流しているのだろうか。下ってくるとちょっと分かりずらい箇所だ。
さて、栗林から長念寺の境内を通って国道に出た。ここから武蔵横手駅まで10分程度歩いたが、民家の庭先の植木の花もとてもきれいだった。最後までしっかり春を感じることが出来た山行だった。
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