ポンネアンチシ 敗退
- GPS
- 56:00
- 距離
- 18.1km
- 登り
- 1,056m
- 下り
- 1,043m
過去天気図(気象庁) | 2021年01月の天気図 |
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アクセス |
写真
感想
1/2 トーマル峠(715)-両古美山(815)-・798奥のコルC1(1330)
朝、OBの方に送っていただき、札幌から2時間でトーマル峠へ。転回場にて、準備。朝早すぎると除雪の邪魔になるので要注意。まずは覆道横を歩く。その後尾根に乗り、快適な樹林内を歩く。この時から両古美山が見えだす。両古美山の方までは上に行くにつれ薄いが、基本樹林ある。肩からはブッシュや岩がある。ピークを過ぎたあたりから天気が良くなり、積丹岳、余別岳の方も見える。ただ、日本海側は黒い雲で覆われ続けていた。ピーク過ぎてからは南側の斜面に雪庇がしっかり出るので要注意。そこから微尾根で木のつながっているところからスキーで最低コルまで。最低コルでシールをつけて、744を目指す。ずっと濃い目の樹林である。832.6は白い。が、ブッシュも出ている。少し南西側を巻き、849へ。849は北側の樹林側に雪庇があり、その下をいくと良い。849の南東面にはc100滑れる急斜面がある。ぜひスロープにどうぞ。斜面上を行くのは雪の状態ではやめるべきだ。そこからは基本進行方向右側に雪庇。所々白いが木はたくさん。838過ぎたあたりから尾根上が急斜面になる部分が出てくる。地図で等高線が近いところは上りだった場合少し苦労する。798奥のコルについた時点で1330。ここまで休憩も少なかったし、Pのメンバーが疲労しているので休憩する。ここからポンネ西肩まで直登か、東のコルまで樹林帯つないでまくという二つの選択肢があったが、年末に寒波&強低気圧があり、急登は雪崩リスクが高いことから東コルまでの巻きが妥当と判断。しかし、そのルートでは次の樹林帯まで4hほどかかりそうだったのでここでテントをはる事とする。西風がやはり強いので西側にポコがあるところでテント。この日は、sLがたこ、M2が自作の黒豆、M1がナッツの形をしたチャックの紐を出した。ナッツのチャック紐はPのメンバー全員が歓喜の雄叫びをあげていた。
1/3 C1(645)-c900引き返し(900)-C1テンバ (1030)-849手前のコルC2(1400)
昨日からの積雪は20cmほど。昨日のトレースは無くなっていた。そこから尾根上を登る。朝テントを出た時はポンネがしっかり見えたのだが徐々に視界、風が悪くなっていく。半分諦めの気持ちで登る。かなりハードな尾根で、新雪で急斜面なのに白く登りやすいところは雪庇怖く、ブッシュ帯はなかなか濃い。思ったより時間がかかりながらc900の緩いところにつく。この時風気にならない、視界200-500を推移。そこからのトラバースを見たが、そこそこ急斜面で木はつながっている。雪崩リスクが高い&天候が悪い中進むのは良くないと思い、敗退を決定。下りもそこそこ苦しい。C1したところに戻って、一休みをし、そこから出発。トレースはなくなり、新雪が多いのでラッセル少しキツかった。行きとは違って展望もなく、風も強い。基本西側の沢からの吹き上げがキツかった。838の下りは天候悪いと間違えやすいので要注意。849手前でPの疲労度を加味しテントをはる事にする。風の弱そうなところを選んだ。夜は、 Lが仙草ゼリー。sLがタコの続き。M2がいぶりがっことニシンの昆布腹巻。美味しくいただきました。
1/4 C2(815)-両古美山(1130)-トーマル峠(1215)
積雪はさらに増え、20cmほど。またトレースはゼロになっていた。視界は500ほど。風は昨日より少し落ち着いていた。832.6付近は白いが、この辺りから風の吹き上げポイントがなくなってきて、また視界も出るので楽になった。両古美山との最低コルらへんは風が強かったし、行きよりも雪庇が成長していた。両古美山へは木を繋いで登ると783付近へ出る。風は気にならない、視界は200-1000に。雪庇の切れ目は見え、ブッシュもぽんぽんと続くのでそれ沿いで行ける。視界が200もあれば十分行けるだろう。ピークからは南側の斜面に雪庇がなくなる。尾根の降り口だけは少しわかりづらいので、視界が欲しいか。下りは快適スキーで。最後のちょっとしたポコは適当に巻いて峠の転回場へ。ちょうど迎えがきた。
帰りは余別川温泉となるとや余市黒川店で唐揚げ。余別川温泉は自分好みであった。
なかなかにハードだったが、みんなが健康に降りてこられて本当に良かったと思う。
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