爺ヶ岳 南尾根から 雷鳥さんとのんびり

2021年04月21日(水) [日帰り]

• GPS: 08:52
• 距離: 8.0km
• 登り: 1,361m
• 下り: 1,336m

コースタイム

日帰り

• 山行: 6:32
• 休憩: 2:21
• 合計: 8:53

5:29 柏原新道登山口
6:55 6:56 駅見岬
9:52 12:12 爺ヶ岳南峰
13:38 13:38 駅見岬
14:22 柏原新道登山口

天候

晴れ　強風

アクセス

利用交通機関：

自家用車

コース状況／危険箇所等

樹林帯
倒木あり（くぐるのも、またぐのも厄介だったのは2箇所くらい）
迷いそうな所には手書きの看板、リボンが至る所にありました
1900m地点までツボ足、以降は念のためにチェーンスパイクを
履きましたが要らなかったかな？
念のために持参したピッケルの出番も無し。
強風で気温が予想より低めだったため、
稜線の雪はしまり歩きやすい。
ただし、気温が上がる午後の下山時は、樹林帯の踏み抜きに注意。ザラメなので滑りやすく止まりにくい。沢方向急斜面への滑落注意です（一度、ハデに滑って危なかった）
※雪の状態は、これから融雪が進むので各自　ご判断下さい。
◆雷鳥さんの写真は、デジタルズームx4倍で撮影しています◆

写真

おはようございます。これから登る爺の南尾根ルートが見えました

準備していざ出発！

登山道を塞ぐやっかいな倒木。ボードのお兄さんは大変そうだった。

八ツ見ベンチの少し上から南尾根の樹林帯へ取りつく。踏み跡たくさんで、良かった〜

なかなかの急登！きついわー。木々の合間から岩小屋沢岳あたり

今年も行きたい針ノ木岳。

針ノ木雪渓とスバリ岳。雪渓の具合が気になります。

種池山荘が見えましたー

おっ！！！急登中の心のオアシス、剱岳も見えてきたよ

少し標高を上げて、剱岳と種池山荘。絵になる。

樹林帯の急登から東にでると、ジャンクションピーク手前で視界が広がりました。気持ち良いです。

ここで目の前をホシガラスが飛翔。まん丸頭が可愛い。

ジャンクションピークから。やっと見えた爺ヶ岳南峰と中峰。

360度パノラマに撮影休憩タイム
蓮華岳東尾根の肩に今年こそ行きたい餓鬼岳、その奥に穂高連峰

望遠レンズに変えてから、楽しくてズーム多めになりました

急登の連続からしばし解放されて、ほっと一息。雪も繋がってます。

振り返って見る

あと少しー、近く見えるけど遠いんだよなー

3日前に降った雪は溶けてしまったようで、尾根の強風ゾーンは夏道が露出。雪が十分にある時は右側の風の影響を受けない斜面を直登するそうです。

連続する急登、何度も強風に煽られながらナントカ爺ヶ岳南峰到着

せっかく持ってきたので‥鹿島槍ヶ岳をバックに

最高のお天気と相変わらず贅沢な爺からの眺望。種池山荘のオレンジ屋根がジオラマ風味で可愛い

山頂直下、継子岳ほどの爆風では無かったけど何度も足止めをくらいました

別山　真砂　立山三山　薬師岳は、まだまだ白い

薬師岳もチラリ。去年は熊騒動で行けなかったから今年こそ行きたい。

爺ヶ岳中峰と北峰、奥に頸城山塊（くびきさんかい）と高妻山

北峰の奥に頸城山塊にズーム

オトコマエ鹿島槍ヶ岳にズーム

少しだけ冬に逆戻りしたカッコいい剱岳にズーム

白さ際立つ池ノ平山と小窓雪渓　毛勝三山

さて雷鳥さんを探すかな？
ザックを置いてグローブを出したその時、雌の雷鳥さんが目の前に！可愛いです

そばに雄もいるはず、、あっ！いた

しかも、微妙な距離感

ここからは、日頃の野鳥撮影で活躍中のデジタルズームが活躍

おおぉぉぉ、貫禄の後ろ姿。ふっさふさ

激シブ＆ダンディ過ぎる雷爺。動く気配も無いので、楽しい観察タイム

彼女の方は‥トップに2箇所夏羽がでていました。ずっと動き回って採食に夢中です

ちょっと不機嫌そうです。

次はどこに向かうのかな？この間、雷爺はハイマツの中でまったく動く気配なし。

赤いアイラインが、愛らしいです。かなりのアクティブ女子です

今度は、ハイマツから岩場へ移動。

またハイマツの中へ『YouTube本日のかわいいお客様』風に文字入れ

ものすごく、モフってきたので眠たいのかもしれません

いっぱい動いて食べてたもんね、、、そりゃ眠いよね
眠気と戦う？可愛い彼女

すやすや。静かに流れる穏やかな時間。どんだけでも見ていられる。

今、むかってまーす
クゥクゥと彼女に呼ばれて、しぶしぶ？動き出す雷爺

風が強くて歩きづらそうです

不意に肉冠スパーク、どした？！

彼女に比べると、全てがスローな雷爺。

レンズ越しに目が合って、一人喜ぶ私

たまに、道草なんかもしてみる

ついばんでいます

たまに見せる、あどけない表情にもやられます

ハイクup中は、シュッとなる雷鳥さん

首も伸び〜〜

あーキリがない、困った、この場から離れられない

同じ方向を見る雷鳥さん。気づけば、この強風下で1時間半も雷鳥さんと一緒でした。

いつまでも、仲良く。どうか長生きしてね。

あ、また彼女に置いていかれてるよ！
雷鳥さん、幸せな時間をありがとう

夢のような時間が過ぎ、我に返ったら体が冷えまくり震えが止まりません
白湯で暖をとり、今日は凍ってないおにぎりを食べて復活です

ゆっくりし過ぎて、中峰に行く時間も無くなったけど大満喫したから良しとする

剱岳ともお別れです

下山は速いです
踏み跡は明瞭、踏み抜きだけに注意して飛ばします

ザラメに足を取られ派手にコケること一回

登りでは跨いだ倒木を下山はくぐりました

無事下山できました。登山口すぐの崩落です。駐車場では、可愛いエナガが出迎えてくれました。今日は本当に良い日だなぁ

感想

634rider

今回の爺ヶ岳は、初めての南尾根から。
3日前の降雪も気になるし、大丈夫かなあと少し心配だったけど、、、
踏み跡たくさん
登山者も10数名とスレ違い
天気も良く、ルートも明瞭
後は、連続する急登を私が頑張るだけ
張り切ったのと、心配性なので、背中のザックは
いつもよりはるかに重め。
急登＆風で、いつもよりキツく感じバテました。
ピークでは、また白さを取り戻した名だたる名峰がズラリ360度
贅沢な眺望に、急登の疲れも吹っ飛びます
やっぱり爺は、何度来ても良いなぁ
今、登っているのに『また来たい』と思わせてくれる魅惑の山。
今回の目的は、雷鳥さんとの再会。
念願かなって、つがいの雷鳥さんに会うことが出来ました。正直、この風では無理だなあと諦めてました。
期待すると会えなかった時のガックリ感は、
計り知れず。帰りの運転にも影響します。
それだけに、本当に嬉しかった
彼らがこちらに移動してきてくれるまで、じっーと
待つ時間もまったく苦にならない。
距離を詰めてきてくれた時の喜びは、、、！！！
ド変態になってしまった（笑
時間を忘れて、見つめまくる時間はまさに至福の時。
結果、中峰に行く時間もなくなり
冷え切って危なかったけど、大満足の山行となりました。
縄張り争いを終えて、初夏にはまた可愛いヒナたちが
この稜線をチョコチョコ歩き回る
そんな平和で穏やかな時間が、末長く続きますように！
ピンチの時、諦めてしまった時
かならずと言っていいほど
現れてくれる雷鳥さん←個人的見解
それでもって、ちょっとツンデレな雷鳥さん
また少しだけ、雷鳥さんのおかげで強くなれたような
気がします
どうか長生きしてください
また会おうね！

コメント

haiironoginka

爺ヶ岳でお会いしたスノーボーダーです。
僕も最近、雷鳥フィーバーしてます(^^)

634rider

Re: 爺ヶ岳でお会いしたスノーボーダーです。
あ‼
バイクで登山口まで来ていたアルペンルートのお兄さんですね
お久しぶりです
立山には、たっくさんの雷鳥さんがいますね
雛が産まれる時期に、雷鳥沢をベースキャンプにして行きたいなと考えています
山仕事、体に気をつけて頑張ってくださいね😊