バリルートをかじってみました・・・ 口ノ深谷から中峠
- GPS
- 06:30
- 距離
- 10.2km
- 登り
- 1,090m
- 下り
- 1,088m
コースタイム
天候 | 雨は降らず、気温も低目でしたが湿度はかなり高かったです。 ガスに包まれたり少し晴れたりの繰り返しでした。 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
ここのところ湖北や白山など少し遠出が続いていた数週間。
しばらく訪れていない比良を歩きたい欲求が増してきました。
utaotoさんたちのレコでバリルートを開拓(?)しているのを見ていて自分でも等高線を頼りにちょっと冒険をしてみたいと思っていたんです。
ガツガツ歩くというよりのんびり山を楽しみたい気持ちもあって、どう歩くにしても比良なら行ってからの気分で選択できる安心感があります。
ただこの日はいつものように日の出と共にスタートができない日なんです。
サッカーのコンフェデ杯メキシコ戦を見てから自宅を出るので遅くなります。
(スポーツの日本対○○があると競技が何であろうと見てしまいます。)
各大陸のチャンピオンに日本が今勝てるとは思っていませんが、来年に向けて何らかの方向や可能性を見せてくれればといつものように気合を入れて夜中から見ていました。
(書き続けると終わらないので強制終了!)
明るくなった道を坊村に向かって車を走らせます。
思えば積雪期以外に坊村から登るのは珍しいことです。
いつもの市民センター前に車を停めるともう7時。
この季節のいつものスタート時間よりは2時間半も遅いのですが、今日はバリルート初心者向け短縮バージョンを歩くことにしましょうか・・・
もうひとつ、最近のレコで感銘を受けた49ersさんたちの富士山の清掃登山に触発されてのゴミ袋。(コンビニ袋です・・・)
いつも自分が出すゴミプラスアルファを拾って持って帰るようにはしているのですが、今日は少し意識を高めて山に喜んでもらおうと思います。
イメージしたのは大橋から小川新道を登ってコヤマノ岳へのルートです。
過去にこの道を下りたことはありましたが、登ったことはなかったものですから行ってみようかと・・・
山高地図には道の表示が確かありましたからバリルートとは言えないかもしれません。
坊村から明王谷の林道を歩いて大橋の手前で渡渉があります。
以前にここで川に落ちているんです。
ただでさえ緊張するのにこの季節の水量でトラブらないか少々不安です・・・
地形図しか持ってこなかったので赤い線を辿るような歩き方ができませんが、地図読みの練習がてら見ながら歩くことにしましょう。
もう山には相当のハイカーが入っているようですが、御殿山コースと別れると人の気配がなくなります。
歩き始めは目よりも体全体で山を感じるようなイメージで進みます。
空気のしめり気を感じ、耳に届く鳥の声や沢の音を受け止めて、山が私を受け入れてくれるように自分を整えようとしていました。
外から来た「お客さん」や「侵入者」ではなくて、自分が山の風景の一部になれるような歩き方ができればと思っています。
林道は牛コバの手前で川を渡ります。
口ノ深谷というこのあたり、橋を渡ったところに道標がありますが、その脇になにやら踏み跡が尾根に向かって登っていそうです。
なにやら・・・というほど曖昧なものではなくて、その気で見ればはっきりとわかるものです。
地形図にはもちろん表示がないのですが、等高線で見ると中峠に向かって登っていけそうな尾根です。
分岐も少ないようで、練習台にはうってつけに見えました。
張り切って登ってみましょう。
細い尾根はそれなりに急勾配で道と言えるほどのものはなく、やや湿った土や落ち葉に足を取られながら登ります。
かなりのヤブコギを覚悟していたのですが、下草も多くはなく比較的歩きやすいルートです。
とはいえ、緩急の波もありながら約450mほどの標高差をほぼ一気にというのはなかなかのものですよ(汗)
地面には今日付いたと見られる一人の足跡がありました。
現れたり消えたりするその足跡を無意識に追って歩いていることに気付いて苦笑いです。
さすがにこのルートでは人に逢うことはなく、その足跡以外の痕跡もほとんどありませんでした。
手に持っていたビニール袋もここでは用なしでした。
1121mのピークを過ぎて、初めて2人連れのハイカーとすれ違いましたが、声をかけられ、「この道は小川新道ですか?」
「違います」と答えてしまってから地図を見直し、さっきのピークがシャクシコバの頭だったことに気付き、あわてて訂正した自分はまだ頼りにならない!
そのピークから右に向かえば私の来た道、左は小川新道でした。
中峠を過ぎ、登り返してコヤマノ岳へ。
さっきまでの静寂がウソのようにハイカーの声が響きます。
すれ違ったご一行と挨拶を交わしていたとき、地面に動くものを見つけました。
ヤクモ池にいるイモリです!
こんなところで遭遇したのは初めてでした。
虫たちも活発に動いているのをたくさん見ました。
赤銅色に光るコガネムシやバッタ、カマキリの幼虫、春までとは違う世界が回りに広がっています。
花の種類は決して多くはないのですが、草花よりも木に咲く花たちを多く見かけました。
ツツジの赤い色がそこここにアクセントをつけています。
八雲ヶ原でまったりして・・・なんて思っていましたが、時間の余裕はどうやらなさそうです。
山頂の様子でも見て西南稜から坊村に戻るとしましょう。
武奈ヶ岳へと登る道沿いでも瓶の割れたかけらが落ちていたり、空き缶が半分埋まっていたりと見つけたものを袋に入れて歩きました。
小さなコンビニの袋ですから大きなものは入りません。
いっぱいになっても重さも知れています。
でも自分が出したゴミの数倍はありそうな袋を下げて、少しだけ自己満足を感じるのは許してもらえますかね(笑)
山頂はガスでつつまれ、残念ながら眺望はほぼない状態でした。
暑くはないけれど風がなく、湿った空気が重く感じます。
それでもいつもの日曜日と同じように賑わう山頂で座って食事をしながらいい気分で山頂の雰囲気を楽しんでいました。
大勢のハイカーの話し声が耳に届くのですが、景色が見えないことや虫が多いことに文句を言う人の声は聞こえず、みんなが思い思いにそこで過ごす時間を楽しんでいる様子が感じられたことでした。
(私にしては)ゆっくり目の食事を済ませてガスの中を下り始めます。
歩き始めてしばらくすると少しずつガスが晴れ始めました。
まるですりガラスに水をかけたように歩いている西南稜の周囲だけが見えています。
その中に立っていながら覗き穴を覗くようななんとも不思議な感覚でした。
御殿山からの下り、ここもかなりの標高差を下っていきますが、ここ数日の雨を吸っている斜面は土がぬかるんで非常に危険な状態です!
しりもちでもつこうものなら衣服は泥だらけになること間違いなし・・・って、そういう意味の「危険」です。
幸い最悪の場面は作らずに下りることができました。
駐車場で帰宅の準備をしながら、まだ一日分の疲れは溜まっていないことを感じます。
テントを張って無為に過ごす時間を味わえるのはいつになるだろう・・・
八雲でそんな過ごし方をまたしたい思いがつのりました。
おはようさんです
ゴミ回収ごくろうさまです
やっぱ、そうやって地道にみんなでやっていくしかないですね。
わたしもコンビニ袋下げてがんばります
でわでわ
monsieurさん、おはようございます。
静かな森の息吹き、
新緑の香りが文章 で伝わってきます
詩人だな〜と思う文章
私は文章が下手で、上手く伝わらないです
monsieurさん、はじめまして!
日本vs○○、すごくわかります!
私もその路線です。
今朝はMLBで黒田とダルビッシュが投げ合います。
こういうのも見てしまいます
バリルート、お疲れ様でした。
武奈ヶ岳山頂の写真で同じ登山者のかたが写っていました。山頂直下でご挨拶したかもしれません
私が武奈をあとにした頃到着されたのですね。
雨 がポツポツ来た頃、口の深谷源流でおにぎり食べてました
また、どこかでお会いしましたらお声掛け下さい
uedayasujiさん、おはようございます!
朝からのコメ、ありがとうございます!
日記にも書いていらっしゃった富士山のゴミの問題、心に大きく引っかかっています。
49ersさんのレコには若い方の持つ一直線のエネルギーが感じられて爽快でした。
立場は違えど自分の活動の中でできることを続けていきたいと思っています。
小さなコンビニの袋ですが、毎回膨らませて持ち帰ることができれば山に喜んでもらえる登山者になれるかと思っています。
「あんた、また来たんだね」なんて声をかけてもらえればうれしいことです。(なあんて・・・)
satukiさん、はじめまして
今回山に入ったときの第一印象は、緑の厚みと重さを感じたことでした。
GW頃の透明感から濃さを加えてどっしりとした山の印象に変わります。
虫の多さもこの季節ですね
めくり上げていた袖のおかげで腕をブヨにやられました
文章は私のコンプレックスの元です
「壮大な箇条書き」を最後まで読むのはさぞエネルギーが必要だろうと思います
またレコを覗かせてもらいますね。
黒田とダルビッシュ?
慌ててTVつけました(笑)
今日は休日なもので・・・
ynitさんはトレランをされるのですね?
山を走る体力は持ち合わせていませんが、ランニングの楽しみに気付き出したところではあります。
またお会いしましょう
比良へおかえりなさいですね^^
久しぶりとちゃいますか、比良?
そっちは天気、ぐずついたんですね。
伊吹はガスガスでしたが雨はなかったです。
わたしもサッカーみてからの出発でしたよ。
いいですね、自己満足のゴミ拾い
山の中の違和感(人工的なゴミ)がそこからなくなると
瞬間、さらに自然が自然らしくなるのがゴミ拾いのいいところやと思います。
自分が自然の山をみたいからゴミを拾う。
私なんかはそれだけです。
自己満足しかありません
senrakuyaさん、おはようございます!
比良は久しぶりかどうか記録を見返していたのですが、ここ数ヶ月は月1回のペースでした。
ただ武奈ヶ岳周辺に限ると2月のワイワイ雪山登山以来ですね。
登る人みんなが出した量よりいくらか余計に持ち帰る・・・時間はかかるけど、少なくとも自分ではそれを行動に組み込んでおきたいことです。
山に限らず、生活や仕事の場でも一緒ですけどね。
こんばんは
山でのごみひろい。
少しですが自然に拾って帰れるようになりました。
けど、街中で、駅で、食い散らかしのゴミを見ると腹が立つのに、拾っていない自分がいました。
まだまだです
街中で、駅で・・・私も拾ってないです
以前は気にしていなかったポイ捨て・・・歩きながら、車から、している側でした。
山に登るようになっていつの間にか、ゴミを捨てない側にいることに気付きました。
モラルと言う言葉は違うような気がしますが、人間が出したものは人間の管理の手の届くところにあるべきだと・・・
なんか言い方が変ですが、山にはいつもいい気分でいてもらいたいとこれは本音で思っています
こんばんは
予想?していられた風景とはいえ
改めて今の季節ならではの湿度の高い空気が
優しく感じられます
躑躅の鮮やかさも何かに包まれ潤んでいて
コアジサイにも近寄ってみたくなりますね
ささやかな冒険心
気持ちがスッキリされたことでしょう
私もトレッキングポールのキャップを先日の白山で落しました、しかも2個です。白山でゴミを出してしまって非常に残念です、落とそうが捨てようがゴミはゴミです、次回からは落とさないように気をつけます。
早く梅雨明けして欲しいですね!「抜けるような青空、沸き立つ入道雲!」こんなレコ写真が恋しいです。
今年の梅雨はしっかりと雨が降っているようで山や自然にとっては良いことだと思いますが その分雨上がりの山は地盤が緩くなっており滑落、土砂崩れ、沢谷の増水、落石など通常より危険度が増していると思います。 今週末に山行を予定されている方はどうか気をつけて事故やけがの無いよう、自分も含め「笑顔で下山 」されることを祈念します 。
mermaidさん、こんばんは!
きょう(28日)の滋賀県は湿度も低く、空も高く感じて日差しは真夏を感じるさわやかなものでした
気温は高くなかったのですが、この夏初めて「ストレートな日光」を感じましたよ
梅雨が明けるのはまだまだ先でしょうけど、季節は動いていますね
山の中ではもう少しゆっくり季節が流れるのかもしれません。
・・・でないとカタツムリたちは取り残されてしまいそうです
梅雨明けは待ち遠しいですね
早くサラッとした汗が流れる季節になって欲しいのは私の本音です
うっかり落し物や忘れ物の数を数えたら私なんぞは入山禁止令を出されそうです
もちろん自分なりに気をつけるべきとは考えますが、私はサラッと区切りをつけてしまいます。
(深刻さが足りないと 来そうですが )
リスクの管理、対処は逆にもっと自身の問題として捉えたいと思います。
また話しましょう で・・・いや、 で
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