【花メイン】キタダケソウ見に日帰り北岳♪
- GPS
- --:--
- 距離
- 10.4km
- 登り
- 1,719m
- 下り
- 1,704m
コースタイム
10:35 白根御池小屋
11:33 二俣分岐
12:15 北岳肩の小屋
12:36 北岳山頂
12:50 吊尾根分岐
12:57 トラバース道分岐
13:20 〃
13:30 八本歯のコル
14:13 二俣
15:35 広河原
※ルートは手書き入力です
天候 | 霧雨→曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
タクシー 自家用車
乗合タクシーで広河原へと移動しました。 片道運賃1000円+協力金100円です。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
広河原〜白根御池小屋〜草スベリ〜肩の小屋〜北岳山頂〜八本歯のコル〜左俣〜大樺沢〜広河原と周回しました。 ○キタダケソウ情報 全体に開花は例年より早めです 見頃〜咲き終わり気味の個体が多くなっています 吊尾根分岐点〜トラバース道分岐点〜トラバース道(少し進んだところ)に多く咲いています。 トラバース道のものが雪解け遅いため最も綺麗でした。 ○草スベリ 白根御池小屋から雪道になりますが、長くはありません。 10分かそこらで夏道に入ります。その後2〜3回ほど一部雪上歩きがあります。 ○肩の小屋〜北岳山頂 登山道上に雪はありません。 ○トラバース道(入口付近しか歩いていません) 雪が残るので山荘まで抜けられるかどうかは分かりません。 分岐から少し進んだ先に毎年キタダケソウの遅くまで残るポイントがあります。 ○左俣〜大樺沢 急傾斜に取り付けてある木のハシゴを降りた先で雪渓に乗ります。 トレースはついており、アイゼン無しでも歩けました。(アイゼン+ダブルストックがあると便利です) ※6/27現在の登山道状況です |
写真
感想
6/27木は北岳を歩いてきました。
この時期は毎年のようにキタダケソウやミヤマハナシノブなどの花々を楽しみに訪れています。
水曜仕事後に芦安駐車場へ移動。
0時過ぎに着き、4時ころまで熟睡します。
あたりが明るくなり朝食を食べながら乗合タクシーの来る時間を待ちますが一向に来る気配がありません。
どうも昨日の雨で夜から夜叉神〜北沢峠が通行止めになり解除されないままの模様。ちなみに雨は夜のうちにすっかり止んでいます。
通行止め解除の通達は役所の人間が行うらしく、出勤時間になるまで当分解除されないだろう、とのこと。。
この時点で間ノ岳まで歩いてピストンする予定は断念。
キタダケソウのスポットまでたどり着けるかさえ危うくなってきます。
昨年歩いた時のコースタイムを参考にするとどうやら待てるのは8時前後が限界。
それ以降では最終バスの時間もあり日帰りが難しくなります。とは言え翌日仕事なので小屋泊もムリ。
結局8時過ぎに出発できることになり悩みどころでしたが向かうことにしました。
なるべく上で時間取りたいので出来る限り飛ばして歩きます。
しかし、白根御池小屋までのルートはランが多いのでここは避けられない!
写真も最小限にしとにかく上を目指します。
白根御池手前から小雨になり、視界が悪くなります。
この日の天気で唯一の幸いは涼しくて暑さバテをする心配がなかったことでしょうか。
稜線に出るとガスが流れ視界がはっきりする時間もありました。
とは言え大部分はガスの中です。稜線に咲く花々を撮りながら急ぎ足で歩いていきます。
山頂はほぼスルー。
ガスで展望がないのは3年連続です^^;
吊尾根分岐点あたりからキタダケソウが徐々に出だしますが、今まで見た中で一番悪い!開花ピーク過ぎのようで花びらの縁が茶色くなってきています。
トラバース道分岐を過ぎるとようやく咲いてまだ日の浅い綺麗な個体が出始めます。
数は多く、狭い場所で固まって咲いていました。
しばらく花を楽しみ、分岐点へと引き返します。
下りは急坂で一旦降りてしまうとまた登り返すのはかなり億劫になります。
時間もあまり余裕がないので、ここも予定変更でそのまま左俣を降りることにします。
左俣はしばらく急斜面のハシゴ道を降りた後に雪渓下りになります。
トレースが複数ついており、比較的快適に降りることができました。先を行く方々に感謝です。
傾斜がある程度緩やかになったところからはずっと靴とストックのグリセードで下りました。
貴重なトレースは消さないように滑りましたのでご安心を。。
雪渓を一気に下り、雪の下から水の流れる音がするようになったところで夏道へ入ります。
夏道は水が豊富で細い沢を幾つも渡ります。
濡れている岩は滑りやすいですが、全体を通して快適に下れます。
後半、大樺沢を渡るポイントの付近にミヤマハナシノブは咲いています。
下りも急ぎ足で歩き、無事に15時半過ぎには広河原へ戻ることができました。
乗合タクシーは最終の16時10分発。ようやくのんびりとできました。
忙しい一日でしたが、無事に歩き切ることができて何よりです。
あわよくば全体通してもうちょっと時間かけてじっくり歩きたいところでした。
LArcでございます。
綺麗な花々を楽しませていただきました。
スタートの遅れやガスで視界が悪いなどの困難を克服しての山行お疲れさまでした。
時間との闘いの中で、よくここまで沢山の写真を撮影しましたね。
おかげで、透き通るように白いキタダケソウを見ることができました。
ほかにも珍しい高山植物の数々が紹介してあり、花メインだけあって今の北岳の植物図鑑レコです。
これだけ花を御存じなんですからやっぱり博士です。
昨夏行った北岳、また行きたくなりました。
kiyoponさま 初めまして
lifter175と申します
私、6/8〜6/10に池山吊尾根から北岳を訪れた者ですが、
その時、キタダケソウはまだ時期が早く、咲いていないだろうという勝手な思い込みで、
探しもせず、見逃してしまった次第です
(実際には、数株咲き 始めていたようでした)
これだけのお写真を撮りながらこのコースタイムはとても早いですね
それと、お花 の知識も豊富で、拝見させて頂きいい勉強になりました
少し教えて頂きたいのですが、7/1or7/2に日帰りで再訪しようと思うのですが、
まだ、キタダケソウは残っていそうでしょうか?
後、登りルートに白根御池〜草すべりではなく、大樺沢を直登するのは、
感じとしてどうでしょうか?
(大樺沢〜八本歯〜山頂の方が早くないでしょうか?)
その辺り、少しでもご教示いただければ幸いです。
綺麗なお花を楽しませて頂き、ありがとうございました
いつもコメントありがとうございます
欲張り者なので時間なくても目一杯歩いて目一杯花を見ようとしてしまいます。
トラバース道あたりではどうしようか迷って焦りましたが、結果的に無事にキタダケソウ見れて無事に下山できて良かったなと思います
華やかな花から地味〜な花まで載せていますので見る人によってはあまり面白くないレコかな〜とも思っていたりもします
まぁ、自己満なところもありますので・・
LArcさんは昨年行かれてたんですね!
何度登っても別の時期に登っても良い山だと思います
初めまして。
北岳のレコ拝見しました
他のレコも含めて相当上級者の方なのではと推察しております。
参考になるか分かりませんが返信とさせていただきます。
キタダケソウを見るのが目的なら広河原から大樺沢直登のピストンが最短距離・時間と思います。
実際にこの日も地元の方で、山頂はどうせガスだろうから山頂へは行かず、八本歯経由でキタダケソウだけ見て
大樺沢を降りたという方にも出会いました。
ただし、大半が雪渓歩きですので景色や植物はわりと単調です。
八本歯からトラバース道までも植物はさほど多くないルートですので、景色の変化から植物の変化を見たい場合には向かないかな〜と思います。
私のようにコケむした林床からお花畑の稜線からキタダケソウの群落から目一杯見ようとする欲張り者はまず取らないルートかと思います・・
キタダケソウの開花ですが、例年より早いようですが、トラバース道のものは比較的状態は良いと思っています。
花びらが次第に傷んでくるとは思いますが、7月頭ならばまだ咲いているものが見られるのではないでしょうか。(天気や気温の関係もあると思いますので断言できずスミマセン)
コメントありがとうございました
キタダケソウ、無事に見れると良いですね
kiyoponさん こんばんは!
貴重な情報をありがとうございました
7/1or7/2も天気イマイチ そうなので、大樺沢にしようかと思います。
(雪の状態なども、他の方の意見も参考にしながら判断して行きたいと思います)
何とかキタダケソウが持ってくれることを期待して行ってみます
ありがとうございました
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